「時短勤務 いつまで」検索する女性たち
前回のyahooニュースオリジナルの記事(リンクあり)を取り上げたところ反響があったので、同じくくyahooニュースオリジナルの記事を取り上げます。テーマは時短勤務です。今の時期に「時短勤務 いつまで」と検索する女性が多いらしく、時短勤務はなんなのかについて考える記事になっています。4月から始まる子どもの新学期を前に、時短勤務をいつまで続けるべきか、あるいはいつまで取れるのか、といった関心が高まっているらしいです。「時短勤務 いつまで」検索する女性たち 令和に見えてくる課題──#なぜ話題(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)LINEヤフーの検索データで「時短勤務 いつまで」の検索数が2~3月に増える傾向がある。新学期を前に関心が高まっていることがうかがえる。厚生労働省の調査によると、時短勤務利用者がいる事業所では「女性news.yahoo.co.jp>厚生労働省の調査によると、時短勤務利用者がいる事業所では「女性のみの利用」が94%。女性だけが時短勤務を取って育児と仕事の両方を担っている現状が見えてくる。企業は取れる期間を延長する傾向にあり、小学校入学以降も取得可能な事業所の割合が増えている。時短勤務ですがほとんど女性だけが利用しているというのが現実です。はてなも男性で時短勤務を取っていますという話は、周りでもあまり聞いたことがありません。なぜなのかなと思ったのですが、この記事を読んで理由がわかりました。時短勤務という制度自体が働き方改革の前段階で生まれた制度で、時短勤務を入れれば出産後の女性が仕事を辞めないので続けるのではないかという想定で制度が導入された経緯があったようです。そのため、今でも時短勤務は子育て中の女性がとるものだと考える人が多いので男性はほとんど取得しないのでしょう。もともと時短勤務は0~2歳児の子供を持つ親向けでしたが、今は小学校卒業ぐらいまで取得できるようにしている職場も多いようです。日本の職場は働き方改革があったとはいえまだまだ長時間労働なので、時短勤務を取ったとしても育児と仕事を両立するのは容易ではないでしょう。時短勤務で帰宅後在宅勤務で働いてる人も多いようですしね。パパ育休のように時短勤務を男性も取るべきだという意見もあるようですが、おそらく男性が時短勤務を取ることが普及することはないだろうとはてなは思います。一つは経済面が理由です。時短勤務をするとめちゃくちゃ年収がへるんですよね。残業代はなくなりますし、8時間勤務が6時間勤務になれば年収は4分の1カットされます。収入減を嫌がる男性が多いでしょう。二つ目に昇進が遅れて、やりたい仕事から外れるというのがあります。残業できない人にグループのリーダーとか重要な仕事は任せられないと判断する会社は多いです。また仕事内容も職場の主要部署から外されるケースが多いので、それを嫌がる男性が多いでしょう。三つ目に周りからの目ですね。時短勤務すれば他の人に仕事をお願いするしかなくなり、周りに仕事の負担が行くことになります。それも時短勤務を取りたがらない理由になっています。このような時短勤務の弊害は当然女性にもあるので、最近は女性も短時間勤務はできる限り短期間しか取らないようにして、早い段階でフルタイムに復帰するのを希望するケースが多いようです。はてなはそもそも時短勤務という制度自体も限界がきているのかなというのが感想です。時短勤務よりも途中で職場を自由に抜けたあとまた戻ることができるようにするとか、できる限り在宅勤務で仕事の対応をできるようにするとか、働き方を工夫したほうが合理的でしょう。男女問わず、労働時間をいかに減らして効率的に働くか、自由に働ける時間を選べるか?その選択肢を増やすのが一番大事なのだと思います。