守田矩子さん主催の佐伯康人さんのお話会「自然栽培と地球の未来」に参加してきました。
私はお野菜を買う時に自然栽培のものがあればそれをまず買います。
有機野菜は必ずしも良いとは思っていないので、旬の普通の野菜や産地を見て取捨選択します。
なかなか自然栽培をしている方の話を聞くこともないので興味もったんですね。
ベランダ菜園もいいよね〜と思って。
佐伯さんは全く初めてでしたが、低体重で生まれて障がいを持つ3つ子の父親で、今は自然栽培Partyという障がい者と共に自然栽培をする広める団体の代表をされている方です。
でも農業とは縁もゆかりもないと言うのでびっくり。
障がい者が働く施設に行ったら箱を折り作業を1ヶ月3000円という給料でしている現実に愕然としたそうです。
そこから農業なら色んな人たちが自分にあったカタチで働けると言うことで農業を始め、農薬が気持ち悪く扱えず、自然栽培にいきついたそうです。
紆余曲折を経て、佐伯さんの事業所では1ヶ月6万円はお支払いできているとのこと。
奇跡のリンゴの木村秋則さんに師事して今や全国数十箇所、さらに海外にもその技術で障がい者の雇用促進も産み、豊かさの循環を実現されている話に感動しました。
日本の農業を変えるのは並大抵のことではないですが、自然栽培がもっと普及して手軽に手に入ればいいのにと思います。
このスライドはお米の苗の根っこです。
どちらが慣行栽培(農薬や除草剤などたっぷり)で、どちらが自然栽培でしょうか?
細くやせ細っているのが慣行栽培、太いのが自然栽培です。
何も与えないから自分たちで育とうとして力強い作物になるのです。
福島で自然栽培をしたらその畑の土は放射能が0、不検出だったそうです。
話を聞いているとどう考えても自然栽培したほうがいいじゃん!!と思います。
自然の力を最大限にいかした農法なんですね。
おそらく昔の日本では当然のようにされていたであろう方法です。
でもなかなか長年の歴史を捨てて変えるのは世代交代がないと難しそう・・・
自然栽培の作物は枯れるけど、慣行栽培の作物は腐ります。
自然栽培では二毛作も実現しているそうで、1田んぼあたりの売上の違いも歴然!
ここまで数値で出ていても今までの方法をやめて自然栽培に切り替える農家は多くはないようです。
なので今まで農業とは無縁の人たちと一から始めて各地でどんどん収穫量を増やしているんですね。
自然栽培って需要は多いのに供給が少ないから価格が跳ね上がっています。
私は
「自然栽培は手間が少なく収穫量も増えるのであればもっと買いやすい価格になればいいと思うのですが・・」
という質問をしました。
質問の背景として木村式の自然栽培米を買っています。
1歳の次女の主食だからいいものを食べさせたいと思って自然栽培米&原種だから買ってますが食べ盛りの子がいる家だと厳しいかもしれません。
奇跡のりんご 木村秋則さんの自然栽培で作った 岡山県産 木村式自然栽培米 【玄米】朝日 5kg 5,130円 Amazon |
その時に佐伯さんから
「いくらなら妥当だと思いますか?」
と逆に質問されたので
「3,000円ぐらいかなぁ・・」
と答えたら
「私もそれぐらいが妥当だと思います。5キロ3000円で、ご飯1杯39円です。
普通のお米だと9円(19円?ちょっと記憶曖昧です)ぐらいで農家さんは貧乏になるばかりです」
と仰ってました。
大切な私達の食を支えてくれている人たちが貧しい状態・・・
自然栽培の作物が高くて需要があるとなればそこに目をつけてやり始める人が増えるかもしれません。
そこから作り手が増えれば一部の人たちのものではなく、当たり前に自然栽培作物が手に入るようになる日が来るはず・・・。
そして農家さんたちも潤って良い循環ができるかも。
自然栽培が広まることで今の現状が変わっていく一筋の希望が見えたような感じもします。
私ができるのは微力ながら買って応援ですね。
あとはベランダ菜園もチャレンジですかね。
佐伯さんの考え方もステキで、仲間が増えていく方だなぁと感じました。
天下の台所、大阪がんばろー!
なんて思うステキなロケーションでのセミナーでした♪
矩子さんのズバズバ言う司会ぶりが面白かったです(笑)
自然栽培で手をかけずに自分の力で作物が育つという考え方と人の体も似てると思います。
自分の中にある力を引き出して健康に美しくある。
メイクも自然に配慮した本物のオーガニック・ナチュラルコスメを使うし、ナチュラルクリーニング、炭酸美容、お灸、ホメオパシーなどなど・・・
素晴らしいセミナーを朝型美人塾やってるわ!と心の中で思っていたのでした
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