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彼女は
切れて鬼になった毒父を
止めることができないことに歯がゆさを感じていました。
できれば
兄がいたらきっと止めてくれただろう・・
母を守ってくれただろう・・・と
思っていました。
でも
それも
甘い考えだったのだと
今なら思います。
接客業なので
毒父も
お客様の前では
手を上げないようにしていたようです。
しかし
お客様がいるときには
手をあげないように
していることをいいことに
味をしめた
毒母が
図に乗って暴言をはくので
毒父は人前で恥をかかされ、
いよいよ
切れることもありました。
彼女にとって
営業時間中は
暴力沙汰は起きないはずの
安心できるひとときであったはずでしたが
その掟も崩壊することが度々起き始めていました。
営業中にキレて
どうにも収まりが効かない時は
頭の毛や
胸ぐらや
襟首などを鷲掴みにし
奥にひきづっていき
暴行を加えることもありました。
一度見せてしまった
馴染みの
お客様の前では
暴力を振るうことに
抵抗がなくなり始めます。
そこにいる大人(お客様)たち
多分兄がいたら
兄よりも
力強い男の大人たちは
殴られている毒母をかばうこともせず
殴っている毒父を
誰も咎めてくれないことに理不尽さを感じていました。
世間では
おんな子どもに
手を挙げるな!
だし、
男同志の
殴り合いなら
止めに入るのでしょう?
と
彼女は思いました。
そこにいて
黙ってみている大人の
冷たくヨソヨソしい態度に
吐き気がしました。
まるで
プロレスです。
やり
やられている姿を
目をギラギラさせながら
楽しむ観衆たち。
やっているのが
大好きな父
やられているのが
大好きな母
ここで今起きていることは
現実ではないんだ
悪夢なんだ。
と
どこかで客観視するような感じで、
はては
わたしは
今生きていないんじゃないのか?
と、
きっと長い夢の中にいるだけだ
と調整し始めてしまいます。
この人たちのような大人になるなら
そんな世界には行きたくないと言った
拒絶も感じました。
とはいえ、
お客さんはお金を払って
食事と時間を買いに来ているので
従業員の諍いごとを目の前で見せられるなんて
逆に詐欺みたいなもんですよね?
毒親の諍いが始まった時に
流れていたのは
気まずい空気
シラけた空気なのですよね。
それを彼女は
「大人は世間は冷たい・・
誰も助けてはくれない」と
感じてしまっていたんです。
きっとお客さまたちは
「こんな親に育ててるあんたは不憫だとは思うけれど
こっちもお金を払って食事と時間を買っているんだから
あんたの親のしていることは
プロとして失格なんだよ。
こんな気分が悪い店二度と来くるか。
あんたも苦労するけれど、
せいぜいましな大人になりなよ・・・」
と、
いう
ことだったのでしょうね・・・
小学校4年の彼女には
そこまでわかりませんでしたけれど・・・
親として
商売人として
人として
すべてにおいて
毒親は「失格」ということなのですね。
つづく
同じような境遇の方
彼女の言いたいこと
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