青の誇り~プラチナ世代の軌跡~ -75ページ目

J2 第11節 セレッソ大阪 vs 徳島ヴォルティス

J2 第11節

5月3日(祝) 16:00 K.O @長居スタジアム 9694人

セレッソ大阪 1(0-0、1-0)0 徳島ヴォルティス

【得点】

1-0 64分 小松塁(C大阪)


【シュート数】

C大阪   7    徳島   10


▽ C大阪メンバー ▽

GK山本浩正

DF柳沢、前田、江添、丹羽

MFアレー、羽田〔84分・カレカ〕、ジェルマーノ、香川

FW小松、白谷〔58分・柿谷〕


SUB 相澤、山下、濱田


快晴で初夏の陽気だった長居スタジアム。4連休の初日ということもあり今シーズン最多、9694人の観客が詰め掛けた。先発は前節と同じメンバー。TVではイマイチ分かりにくかった3トップの位置関係を確認したが、小松のワントップに香川・白谷のツーシャドーというのが実情に近いようだ。香川と白谷は頻繁にポジションチェンジを繰り返し、2列目のジェルマーノ、アレーがプレーエリアを固定しているのとは対照的。


このツーシャドーのポジションはおそらく柿谷にとっては最も能力を発揮できるポジションだと思っていた。しかし、このシステムを採用した横浜FC戦、愛媛戦と柿谷はこのポジションで途中出場するが、アピール不足は否めない低調な出来に終わっている。できればワントップ=カレカではなく、小松とのコンビネーションを長く見たいと思っていたのだが、今日やっとその希望が実現することになる。


アレーの怠慢なミスパスに象徴されるように、どこか淡白なプレーが目立った試合の流れを変えたのは、58分に途中出場したその柿谷。64分のアシストシーンは圧巻だった。ハーフライン手前でボールを持つと鋭い切り返しで3人をかわし加速するドリブルで前線へ。ペナルティエリアの左角あたりで対峙するDFに仕掛けた上体を左右に振るドリブルは、AFC U-16選手権決勝(北朝鮮戦)のプレーを思い起こさせた。右に切り返し放ったシュート(センタリング)を徳島GKがはじき、小松塁は詰めるだけ。今シーズン初めて決定的な仕事をやってのけ、先発復帰をアピールした。


ドローで終わっても不思議ではないホームゲームで悪いなりにも結果を残したこと、そして何よりも柿谷が飛躍するキッカケを掴んだかもしれない、という意味で自分的には価値ある試合となった。


※年間パス(SB・26,000円)コストパフォーマンス

@5,200円 (5試合観戦・あと16試合)

宇佐美貴史(15)が2種登録!

本日付で、ガンバ大阪ユースの5選手が2種登録されJリーグへの出場が可能になった。宇佐美貴史も弱冠15歳で登録。すぐにJリーグに出場できるとは思わないが、夏休みに一度チャンスが訪れそうな気がする。

宇佐美が絡みそうな主な日程を調べてみると・・・、

3連覇を目指す日本クラブユース選手権(U-18)が、7月26日~8月3日。直後に、U-16日本代表として豊田国際ユースに向けたキャンプ(3日~6日)と大会(7日~10日)。そして、今年のメインイベント、AFC U-16選手権の事前キャンプが始まる9月23日までの約1ヶ月半にJリーグデビューのチャンスがあるかもしれない。

もちろんそれまでの、プリンスリーグやクラ選での活躍、サテライト戦での評価が前提になるが。万博でのホーム戦に限定すれば、8/23 or 24のヴィッセル神戸戦か、9/13の名古屋グランパス戦。取り敢えず今後のサテライト戦(6/1、7/7、7/21、8/17)は目が離せないですね。「青の誇り」では、平日の7/7(月)を除く3試合は観戦・レポートする予定です。

MF 宇佐美 貴史

1992年05月06日生 178cm/68kg 京都府・G大阪JY出身


MF 岡崎 建哉

1990年05月31日生 175cm/60kg 広島県・福山FCJY出身


FW 大塚 翔平

1990年04月11日生 179cm/69kg 大阪府・G大阪JY出身


DF 菅沼 駿哉

1990年05月17日生 182cm/80kg 大阪府・G大阪JY出身


MF 田中 裕人

1990年04月26日生 177cm/71kg 大阪府・G大阪JY出身


大阪にナショナルトレセン

・天然芝5面(うち1面は3,000人の観客席付)

・人口芝9面

・フットサル用ピッチ9面


という広大なトレーニングセンターが大阪・堺市(臨海部)に建設される。


日本では、福島のJヴィレッジ、静岡のJステップに次いで3番目のトレセンだが最大の規模になる模様。最大のメリットは関空へ車で30分程度という立地条件でしょう。ドバイベースのエミレイツ航空が就航しているので、中東でのアウェー戦前の合宿地としては最適な施設になるはずだ。


また日本国内に限定してもどこからでも飛行機、新幹線でアクセスしやすく、色々な大会の招致にも期待できる。自分は大阪の人間なのですごく待ち遠しいです。ちなみに今月着工予定で、完成は2010年春(南アW杯直前)目標。


もちろん、日常的に人口芝や天然芝を利用できる関西のサッカー少年にとっても朗報でしょう。この素晴らしい施設とともに関西サッカーが日本サッカー界でさらに存在感を示すことが出来るといいですね。


▼参考

「堺トレーニングセンター」平面図


プリンスリーグ関西2008 第4節

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キャプテンマークを付けた7番は大塚翔平(2007年・U-17日本代表)。10番は宇佐美貴史(U-16日本代表)。15番は水野旭(U-16日本代表)。


080429prince2
ボールを要求する宇佐美貴史。この日、同点に追い付く貴重なスーパーゴールを決めた。


プリンスリーグ関西2008 第4節

4月29日(祝) 13:15 K.O @高槻市立総合SS陸上競技場

大阪桐蔭高 1(0-0、1-1)1 ガンバ大阪ユース

【得点】

1-0 72分 高山寛正(大阪桐蔭)

1-1 80分 宇佐美貴史(G大阪)


上位2チームに入れば自動的に高宮杯への出場権を得るレギュレーション。3節を終え、関西はG大阪、C大阪、京都サンガの3チームが3連勝と三つ巴の様相を呈している。2チームとの対戦を残すG大阪にとっては絶対に勝点を落とせない試合だった。


桐蔭はDFラインでボールを回し丁寧に繋いでくるチーム。2日前のC大阪戦では前線からの激しいプレスに合い自滅したが、この日はG大阪のプレッシャーが緩かったこともあり、DFラインでボールをキープでき良い感じでゲームに入っていくことが出来た。今日の大阪は25度前後まで気温が上がりやや消耗する気候だったからかどうかはわからないがお互いに省エネサッカーで退屈な時間が過ぎる。公式記録は知らないがおそらく前半のシュートは両チームで1本だけだったのではないだろうか?


勝点を落とせないG大阪は後半に必ず動くと思っていたが、試合は予想外の展開へと進む。72分、桐蔭が均衡を破る。C大阪戦でも得点を挙げたエースストライカーの#9高山寛正が#22荻野駿人のスルーパスをどフリーで受け冷静にゴールへ流し込んだ。得点後も桐蔭は決して下がるわけではなく、果敢に人数をかけた攻撃をカウンター気味に仕掛けゲームを熱くする。しかし、桐蔭が逃げ切る可能性を感じ始めた80分、G大阪の宇佐美貴史がスーパーな同点ゴールを挙げる。


桐蔭FKをキャッチしたGK森廣の素早いフィードボールを左サイドに張っていた宇佐美がフリーで受ける。ハーフラインよりも自陣よりからドリブルを開始、前方には広大なスペースがあり40mほどドリブル後、桐蔭DFがやっと距離を詰める。ペナルティエリアの角付近で桐蔭DFとの間合いを計りながら抜けきらない内に右足インフロントで20m強のロングシュート。意外なタイミングで放たれたシュートに桐蔭GKは反応しきれず、ボールはファーサイドのネットを揺らした。ひとりで完結したゴールに観客席がどよめいたのは言うまでも無い。


結局、G大阪は勝点を落とし、プリンスリーグの後半戦に不安を残した。他会場で行われたC大阪と京都の直接対決は1-0でC大阪が勝利。G大阪にとっては6月15日(日)の京都戦が大一番となりそう。


最後に、他のプラチナ世代の選手について。

MF水野旭はボランチで先発フル出場。FW原口拓人は68分交代出場。MF望月聖矢と大森晃太郎はサブメンも出場なし。DF内田達也はスタンドから観戦(ケガの為)。

J2 第10節 愛媛FC vs セレッソ大阪

J2 第10節

4月29日(祝) 17:00 K.O @ニンジニアスタジアム

愛媛FC 1(1-3、0-1)4 セレッソ大阪

【得点】

1-0 20分 横山拓也(愛媛)

1-1 24分 小松塁(C大阪)

1-2 27分 アレー(C大阪)

1-3 33分 ジェルマーノ(C大阪)

1-4 89分 香川真司(C大阪)

【シュート数】

愛媛    8    C大阪   23


▽ C大阪メンバー ▽

GK山本浩正

DF柳沢〔85分・山下〕、前田、江添、丹羽

MFアレー、羽田、ジェルマーノ、香川

FW小松〔76分・カレカ〕、白谷〔66分・柿谷〕


SUB 相澤、濱田


愛媛が悪過ぎたことは差し引いて考えなければいけない。前節の横浜戦では兆しもあった。それでも“フォーメーション”を変えることでここまで劇的にチームが変貌することに驚かざるを得ない。まず前線の3人。実質ワントップの小松を頂点に香川・白谷が形成するトライアングル。3人の誰かが前を向いてボールを持った時の動き出しが早く、FP的な交錯が小気味よい。


象徴的なのは76分。ジェルマーノのクリアボールを小松がダイレクトで香川へ。ドリブルで突進する香川のラストパスを長い距離を併走した小松が受けシュート。GKに防がれたが、香川の良さを引き出した小松の素晴らしいプレーだった。


羽田・前田・江添とのトライアングル、ジェルマーノ・アレー・羽田のトライアングルも良い距離感を保っていて守備の安定感は格段に増した。前節でも触れましたが、この“フォーメーション”が今シーズンのセレッソの最終形(最強形)になりそう。尾亦復帰でバージョンアップ、古橋復帰でマイナーチェンジがあるかもしれないけど、10試合を消化し、やっと昇格争いに自信を持って挑める体制が整った,広島追撃の狼煙をあげた愛媛戦だった。