青の誇り~プラチナ世代の軌跡~ -73ページ目

池内ジャパンが目指すサッカー

今日もエルゴラッソから。


7日から11日まで行われたU-16日本代表の合宿レポートが掲載されています。要点をまとめると3点。


①池内ジャパンの選考基準は、「ボールを回せる選手、持てる選手」を重視。


②今回の合宿で見えた課題は、守備面、特にCBの人選。CBの主力だった武内大(国見高)が前十字じん帯を負傷し離脱したダメージは小さくない。


③昨秋の1次予選に予備登録されていない選手は最終予選へエントリーできない規定になるかもしれない。


▼感想

池内ジャパンのサッカーを見たことがある人は、まだ極めて少ないと思う。自分も含めて。で、エルゴラのレポートで明らかになったのが、池内監督が目指すサッカー。どうやらポゼッションサッカーを目指すみたいですね。「守備的な選手も中盤に必要では?」という質問に「相手が攻められないくらいボールを回せれば問題ない」と回答しているので間違いはなさそうだ。DFラインに高い選手が少ないのも城福ジャパンから継続されている。


おそらく自分が最初に池内ジャパンを見るのは、8月の豊田国際ユースになりそうだが、この大会にはU-16ブラジル代表が参戦する可能性がある。ブラジルに対して池内ジャパンのポゼッションサッカーがどこまで通用するのか非常に興味深い。「ボールを回せる選手、持てる選手」の本場にどこまで対抗できるのか?


最終予選のエントリー制限については、ちょっと考えられないですね。年齢詐称のリスクを減らしたいという意図はわかるのですが・・・。1年前にエントリーしたメンバーで戦うのは、成長著しい最も若いカテゴリーの大会ではあり得ないでしょう。まぁ、普通に朝令暮改になると思います。

メモ #3

①今週末の観戦候補です。

土曜のJ2は堅いですが、日曜は気分次第。


17日(土) 16:00~ @長居スタジアム

J2 セレッソ大阪 vs 湘南ベルマーレ


18日(日) 09:00~ @南津守

練習試合 セレッソ大阪サテ vs 未定


18日(日) 11:00~ @万博/ガンバ人工芝G

練習試合 ガンバ大阪ユース vs 名古屋グランパスエイトU-18


18日(日) 14:20~ @長居第2陸上競技場

関西学生 関西大 vs びわこ成蹊スポーツ大

※1位と2位の直接対決


②今日発売の週間サッカーダイジェストにセレッソ大阪の下部組織のレポートが・・・。「育成型クラブの構築」を基本方針に打ち出した今シーズンからの新しい取り組みと、クラブの方向性の展望について秀逸なレポートが掲載されています。

J2規格を超えた香川真司

J2規格を超えた日本の才能

 昨年11月に香川が敷島(現・正田スタ)へ来たときと同じ光景、そして同じ思いだった。J2規格を遥かに超えたテクニックに草津サポーターまでもが感嘆の声を上げる。代表候補にも選出された若き才能をJ2で見られることはありがたいのだが、香川がドリブルで草津ディフェンスを切り裂くたびに疑念が生じてしまう。ここでのプレーが香川にとって良いことなのだろうか。もっと高いレベルでプレーすべきではないのか。グローバルな視点で見れば19歳という年齢は決して若くはない。日本サッカー界のためにも香川が一刻も早くJ2から旅立ってくれることを願わずにはいられない。 (伊藤寿学)


以上、エルゴラッソ5/12号より。


考えさせられるコラムでした。特に頭に残ったのは「一刻も早く」という言葉。つまり、今シーズンをセレッソで戦うことが香川の将来にとってマイナスなのかどうか、ということ。フル代表に選ばれたなら秋の最終予選、フル代表ではなく五輪代表に選ばれたなら夏には北京五輪本大会、そして秋には厳しいグループ分けとなったAFC U-19選手権と代表でのスケジュールは痺れる戦いが目白押し。これらの大会に出場すれば、さらにひと回り大きくなれる可能性は高い。少なくとも今シーズンに関しては、所属チームを変えるリスクを取るメリットは少ないようにも見える。


一方で、セレッソにおいてJ1復帰という最大にして唯一の目標を達成する過程(中心選手としての成功体験)を踏むこと、も香川にとっては大切かなと。今シーズンはセレッソに所属しながら、代表として戦うことが香川にとってベストの選択というのが結論です。ひとつだけ言えることは、香川が来シーズンもJ2でプレーすることはないだろうということ。セレッソでプレーするしないは別にして。


セレッソサポとして、香川にセレッソに留まれ、と言うことは絶対に出来ない。一人のサッカー選手としてより高いところを目指すのは当然の選択だからだ。選手生命の短いサッカー選手はタイミングや勢いも大事になる。香川がセレッソから世界へ旅立つことになったとき、自分は拍手を惜しまないだろう。



U-16日本代表候補 vs 市立船橋

5月8日(木) @市原

U-16日本代表候補 4(3-2、1-0)2 市立船橋

【得点】 *45分ハーフ

1-0 20分 小川慶治朗(神戸ユース)

1-1 21分 失点

1-2 23分 失点

2-2 26分 神田圭介(鹿島ユース)

3-2 42分 宮吉拓実(京都U-18)

4-2 54分 原口拓人(G大阪ユース)


▽ 市立船橋戦・前半 ▽


------宮吉----小川------

-宇佐美------------神田-

------堀米----望月------

廣木---岡本--藤原---宮市

----------藤嶋---------- 

青字は関西の選手。


市立船橋は前半がレギュラー組、後半がサブ組。U-16日本の前半メンバーで目に付くのは所属チームではFWの宮市亮(中京大中京高)が右SBに入ったこと。ボランチに入った堀米勇輝(甲府ユース)と望月聖矢(G大阪ユース)も所属チームでは司令塔タイプの選手なので、前半に関してはオフェンシブな選手が7人入ったことになる。U-16日本の1点目と2点目は宇佐美貴史(G大阪ユース)のアシスト。


▽ 市立船橋戦・後半 ▽


------杉本----原口------

-伊藤--------------幸野-

------鈴木----土居------

山田---畑本--高野---後藤

----------菜入----------


後半は全員メンバーを入替えたU-16日本。右MFの幸野志有人(JFAアカデミー福島)は唯一の中学3年生。ボランチの土居聖真(鹿島ユース)は昨年のAFC U-16選手権予選ではFWで出ていた選手。原口の得点をアシストしたのは杉本健勇(C大阪ユース)。


U-16日本代表の次回招集は、ウクライナ遠征(6/1~13)になる。昨年1勝も出来なかったバニコフ国際ユースに召集するメンバーは18名に絞り込まれるようだ。攻撃的なタレントが多いのがプラチナ世代の特徴だが、U-16選手権、U-17W杯と戦っていくには、ボランチの育成・発掘が急務だろう。


状況は今シーズンのセレッソに似ている。ボランチ2人の攻撃嗜好が強く、悪いボールの取られ方をしたときの守りがスカスカだった。対応策として、CBで出場していた羽田を2枚のCBの前に置く事(4-2-2→4-3-2-1)で攻守のバランスが保たれた経緯がある。バニコフ国際ユースでは、ボランチの人選とともにフォーメーションにも注目してみたい。

J2 第13節 ザスパ草津 vs セレッソ大阪

J2 第13節

5月10日(土) 13:00 K.O @正田醤油スタジアム

ザスパ草津 1(0-1、1-2)3 セレッソ大阪

【得点】

0-1  4分 小松塁(C大阪)

0-2 79分 小松塁(C大阪)

0-3 83分 ジェルマーノ(C大阪)

1-3 89分 山崎渡(草津)


【シュート数】

草津   11    C大阪   17


▽ C大阪メンバー ▽

----------小松----------

------香川----柿谷------

---ジェル--羽田--アレー--

尾亦---江添--前田---柳沢

----------相澤----------


▽交代

88分 小松→カレカ

88分 柿谷→古橋

89分 柳沢→丹羽


SUB 山本浩正、山下達也


尾亦が4節・仙台戦(3/23)以来の待望の復帰で、今シーズンのベストフォーメーション(4-3-2-1)のバージョンアップが完成した。流し気味だった1週間前のサテ戦とは違い、今日は前半からフル稼働。やはりレフティがこのポジションにいると妙な安心感に包まれる。左SBの専門家は、高いポジションをキープし続け、チャンスメイクの起点として勝利に貢献した。


前節に悪い流れを絶ち唯一の得点を演出した柿谷は、白谷に代わり先発に復帰。小松のシャドーというポジションは、やはり柿谷の良さが最も生きるポジションのようで、同じくシャドーの香川と自由奔放にスペースを見つけながら攻撃にアクセントをつける役割を果たす。古橋が怪我から復帰の見通しが立った今、わかりやすい結果(=得点)が欲しいところだろう。


その他、危険なスペースを埋め逆襲の芽を事前に摘んだ羽田、球離れが良かったアレーの2人は今シーズンベストの出来。アウェーとはいえ危なげの無い勝利で、チームとして勢いだけではなく安定感も増すことが出来た快勝だった。次戦は上位を争う湘南をホームに迎える。J2の強豪を相手に今日のようなゲームが出来るのか?湘南戦も長居で観戦予定です。