J2規格を超えた香川真司
J2規格を超えた日本の才能
昨年11月に香川が敷島(現・正田スタ)へ来たときと同じ光景、そして同じ思いだった。J2規格を遥かに超えたテクニックに草津サポーターまでもが感嘆の声を上げる。代表候補にも選出された若き才能をJ2で見られることはありがたいのだが、香川がドリブルで草津ディフェンスを切り裂くたびに疑念が生じてしまう。ここでのプレーが香川にとって良いことなのだろうか。もっと高いレベルでプレーすべきではないのか。グローバルな視点で見れば19歳という年齢は決して若くはない。日本サッカー界のためにも香川が一刻も早くJ2から旅立ってくれることを願わずにはいられない。 (伊藤寿学)
以上、エルゴラッソ5/12号より。
考えさせられるコラムでした。特に頭に残ったのは「一刻も早く」という言葉。つまり、今シーズンをセレッソで戦うことが香川の将来にとってマイナスなのかどうか、ということ。フル代表に選ばれたなら秋の最終予選、フル代表ではなく五輪代表に選ばれたなら夏には北京五輪本大会、そして秋には厳しいグループ分けとなったAFC U-19選手権と代表でのスケジュールは痺れる戦いが目白押し。これらの大会に出場すれば、さらにひと回り大きくなれる可能性は高い。少なくとも今シーズンに関しては、所属チームを変えるリスクを取るメリットは少ないようにも見える。
一方で、セレッソにおいてJ1復帰という最大にして唯一の目標を達成する過程(中心選手としての成功体験)を踏むこと、も香川にとっては大切かなと。今シーズンはセレッソに所属しながら、代表として戦うことが香川にとってベストの選択というのが結論です。ひとつだけ言えることは、香川が来シーズンもJ2でプレーすることはないだろうということ。セレッソでプレーするしないは別にして。
セレッソサポとして、香川にセレッソに留まれ、と言うことは絶対に出来ない。一人のサッカー選手としてより高いところを目指すのは当然の選択だからだ。選手生命の短いサッカー選手はタイミングや勢いも大事になる。香川がセレッソから世界へ旅立つことになったとき、自分は拍手を惜しまないだろう。