青の誇り~プラチナ世代の軌跡~ -42ページ目

AFC U-19選手権 #7 U.A.E vs 韓国

AFC U-19選手権 グループリーグ第2戦

11月2日(日) 18:45 K.O @アル・コバル

U.A.E 2(0-1、2-0)1 韓国

【得点】

0-1 28分・Kim Dong Sub(韓国)

1-1 90分・Khalil(U.A.E)

2-1 93分・Fardan(U.A.E)


日本が準々決勝で対戦する可能性のある2ヶ国の対戦を観戦。スコア上ではU.A.Eの大逆転、アップセットのイメージかもしれないが、内容はほぼU.A.Eペース。シュート数で見ても、U.A.E15-韓国6、とU.A.Eの順当勝ち。韓国のゴールは右FKからのヘディングシュートでU.A.EのGKのミス絡み。90分を通して決定的なチャンスもこの1回のみと韓国らしからぬ内容。06年のU-16選手権でも感じたが、この世代の韓国は小粒の印象は否めない。試合を通して覇気というか気持ちが感じられず、日本にとってはU.A.Eやイラクよりも戦いやすいかもしれないと思った。


一方のU.A.Eはイランほどではないものの個々の技術、1対1での競い合いに強く、プレッシャーが懸かった中でもぶれないボールコントロールが目に付く。90分の同点ゴールはPAエリアすぐ外のFKを11番Khalilが直接決めたもの。ほとんどノーステップでタイミングをずらした強い弾道は、壁を越え右上隅に吸い込まれた。U.A.Eと対戦することになった場合、バイタルエリアでの軽率なファールは要注意だろう。


この試合の敗戦で、韓国は最終戦のイラク戦で勝つことが必要になった。イラクの試合は見ていないけれど、U.A.Eと同等の実力があると思われる。1990年以降の過去9大会で5度までも優勝している韓国が、グループルーグで敗退することがあっても驚かない。そう感じさせる一戦だった。

AFC U-19選手権 #6 日本 vs イラン

永井がハットトリック!

イランとの壮絶な撃ち合い制し、U-19日本、決勝Tへ!


AFC U-19選手権 グループリーグ第2戦

11月2日(日) 18:45 K.O @ダンマン

日本 4(3-2、1-0)2 イラン

【得点】

1-0 01分・宮澤裕樹(札幌)

2-0 07分・永井謙佑(福岡大)

2-1 20分・HAJI SAFI EHSAN(イラン)

2-2 26分・MOOSAVI SEYEDIMAN(イラン)

3-2 33分・永井謙佑(福岡大)

4-2 77分・永井謙佑(福岡大)


▽ U-19日本代表メンバー ▽

-----宮澤---永井-----

香川-------------水沼

-----山本---青木-----

鎌田--村松--金井--岡本

--------権田---------


▽交代

82分 香川 out 鈴木惇 in

86分 山本 out 木暮郁哉 in

89分 宮澤 out 遠藤敬佑 in


▼総括

日本にアジアチャンピオンの面影は微塵もなかった。日本の4得点はいずれもリスタートかそれに近い状況から。一方のイランの得点や決定機はほとんどが個の力強さを生かした突破から。試合では勝ち、内容では完敗したというのが正直な印象だ。両チームの約半数の選手たちは、2年前のAFC U-16選手権でも死闘を演じているが、2年経った今、それぞれの個の力にむしろ差が開いていることに衝撃を受けた。2年前のアジアチャンピオンを多数含む期待の世代が、イランに内容で完敗した現実は重い。U-17選手権という同年代で争う世界の舞台は逃したが、その上のトップチームやフル代表でアジアで戦う経験を重ねているイラン。おそらく今回のU-19選手権でも優勝を争えるチームだったに違いない。初戦で地元サウジと当たった勝負の絢で姿を消した。今後、ロンドン五輪、W杯予選で再開することになるだろうアジアのライバルが、強烈な個の力を蓄えつつあることに危機感を持った一戦だった。


▼試合経過

国家を聞くイラン選手たちの目は完全にイッている。戦う準備が100%整っている印象。スタメンの内4人が2年前のU-16選手権の日本戦に出場しているリベンジに燃えるメンバー。既にフル代表でW杯予選にも出場している、12番ハジサフィ。10番アリモハンマディはセパハン所属でACLにも2試合出場している。既にフル代表、トップチームでアジアの真剣勝負を経験している選手たちを擁するイランは、想像を超える難敵に成長していた。


▼前半

難しい試合になる。その予感を覆したのは宮澤の電光石火のゴールだった。開始30秒。ショートCKからの山本のセンタリングをヘディングで合わせる。日本選手5人までもがゴール前になだれ込む力強いゴールだった。7分、永井が続く。イランのCKを好捕した権田が素早くGKを前線に。針の糸を通すようにコントロールされたボールはイランDFの頭をかすり、裏へ走りこんだ永井へ通る。GKが出てくる絶妙なタイミングで放ったループはゴールに流れ込み、2-0。開始7分で得た2点のアドバンテージを得るものの、イランの畳み掛ける攻撃に危ないシーンが続く。ほぼ一方的なイランの攻勢で、失点すれば一気に逆転される。そう感じた時間帯にイランにやってはいけない失点を喫する。20分、金井トラップミスから1-2。26分、ハジサフィに右サイドを完全に突破され2-2。あっという間の同点劇。流れはイランに傾いたかに見えた。しかし、永井がイランを再度突き放す。33分、PAやや外から放ったシュートがイランDFの頭に当たりコースが変わるラッキーなゴール。41分、権田がPA内でトリッピングのファールを犯しPKを取られる絶体絶命のピンチに。しかし、アリモハンマディのシュートは右ポストを直撃。出入りの激しすぎる激動の前半は日本1点リードで折り返す。


▼後半

ハーフタイムを挟んでも、日本は試合を落ち着かせることができない。イランの12番、10番に19番ムーサビが絡む前線は前へ向かう推進力が強烈で、日本劣勢の時間が続く。深い位置でスローインになると、ムーサビがCKばりのロングスローを連投。約10メートルの助走の後に放たれる弾道はファーサイドまで一直線!これまでに見たこともないスローインはまさに未知との遭遇だった。ムーサビは上半身も筋肉質でまるで10種競技の選手のよう。57分、ハジサフィの金井を振り切る鮮やかな中央突破からのシュートはポストの内側を直撃。65分、イランは9番アンサリファルドin。サイパ所属でACLに5試合出場している選手。日本は山本が中盤でミスパスを2度連発し、際どいシュートを放たれる場面も。それでも後半も中盤を過ぎるとイランにも足がつる選手が続出。前半から飛ばしていただけにやや運動量が落ち日本の中盤も落ち着きを取り戻し始める。イランの猛攻を凌いだ末に止めを刺したのは、最後までスピードが落ちなかった永井だった。77分、権田のGKがワンバウンドし跳ね上がったボールをイランDFと競った永井が、瞬間的なスピードで抜き去りファーサイドへ流し込んだもの。84分、イラン14番ラフマニの悪質なアフタータックルで山本が負傷退場。倒れた直後にシリアスな状況をベンチに訴え交代。イランに試合をひっくり返す余力も時間も残っておらず、試合はそのまま終了した。

AFC U-19選手権 #5 サウジ vs イエメン

サウジ、イエメン破り勝点6に!


AFC U-19選手権 グループリーグ第2戦

11月2日(日) 18:45 K.O @ダンマン

サウジアラビア 4(1-1、3-0)1 イエメン


30分、イエメンの同点ゴールはPA内の間接FKから豪快に蹴り込んだもの。39分、サウジの直接FK。28番の右足がイエメンゴールを強襲するもサイドネットに。6分の長いロスタイムが終わり前半終了。48分、中盤からのロングボールをイエメンDFラインの裏で受けた24番が、胸でワントラップ後落ち着いて流し込みサウジ再び突き放す。73分、イエメンの4番が退場。理由は不明(主審への執拗な抗議っぽい)。82分、イエメンが決定的なチャンスを掴んだ直後のカウンターからサウジ9番が試合を決定付ける3点目。85分、サウジ24番がスルーパスを受け左足でダメ押しの4点目。


▼サウジの要注意選手

#28 黒人のボランチ。ミドルレンジから積極的にシュートを撃ってくる。セットプレーのキッカーも担当。


#24 小柄なレフティFW。アラブ系。右サイドで攻撃の起点を作る。


天皇杯4回戦 京都 vs 水戸

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京都サンガ公式HP より。


第88回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦

11月2日(日) 13:00 K.O @西京極総合運動公園陸上競技場

京都サンガFC 3(1-0、2-0)0 水戸ホーリーホック

【得点】

1-0 11分・安藤淳(京都)

2-0 46分・西野泰正(京都)

3-0 47分・林丈統(京都)


▽ 京都メンバー ▽

------林------柳沢------

安藤------角田------加藤

---------シジクレイ---------

中谷---手島--増嶋---渡邉

----------水谷----------


▽交代

HT   中谷→西野

74分 シジクレイ→中山

80分 林→宮吉


SUB 平井、森岡、水本、ウイリアム


京都3点リードの79分、ベンチ横でアップを続けていた宮吉拓実が呼ばれ、観客席にどよめきに似た歓声が沸く。この日3回あったどの得点時よりも大きな拍手に迎えられ、宮吉がピッチに送り込まれる。3点リード、水戸の攻撃をいなす時間帯での投入で、カウンターが嵌れば得点チャンスが訪れるかも、と期待したが、ディフェンスに忙殺される時間が続くことに。結局、ロスタイム3分を含めた約13分間の出場で、ボールタッチは2~3度あったかどうか。ほとんど存在感を示せぬままに試合は終了した。この日、FWでサブメンバーに甘んじている西野、林が結果を残しただけに、宮吉にとっては今シーズン、試合に出るチャンスが与えられるかどうかは微妙なところかもしれない。

AFC U-19選手権 #4 日本 vs イラン -Preview-

AFC U-19選手権 グループリーグ第2戦

11月2日(日) 18:45 K.O @ダンマン

日本 vs イラン


思い出すのは2年前のシンガポールでの試合。AFC U-16選手権の準々決勝で対戦した両チームは、サドンデスにもつれこんだPK戦の末に日本が劇的な勝利を掴んだ。勝った日本はU-17W杯への出場権を獲得、負けたイランは出場権を逃すというシチュエーションも、その幕切れをよりドラマティックなものにした。


今大会の初戦でイランはサウジアラビアに1-2で敗れた。この結果は日本にとって大きなアドバンテージになるかもしれない。つまり、日本がイランと引き分けた場合、サウジにとって日本との最終戦が消化試合になる可能性が高いからだ。日本の立場から見れば、イラン戦で勝てばグループリーグ突破が決定。最悪引き分けでも最終戦で消化試合となるサウジと戦えるという状況。


日本戦に勝たなければグループリーグ敗退が濃厚となるイランは、最後まで勝点3を狙った戦い方に徹するに違いない。日本としてはバイタルエリアで仕掛けることのできる香川、柿谷の出場が微妙なのは不安材料だが、今後もアジアのライバルとして君臨するだろうイランを直接沈めるチャンスと考えたい。世界の舞台を経験するのは自分たちだと、強い意欲を持ち続け戦って欲しい。


グループリーグで最も重要な試合となる一戦は、2日深夜0:45(日本時間)キックオフされる。