僕はクリスマス・イヴ・モンタン
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猫だけどそんなに寝てはいない

猫はほとんど寝ているから、留守にしても、どこの家に里子に行っても大丈夫、と

言われるけれど、キィちゃんと暮しているとそうは思えない。

 

なぜなら、きぃちゃんは昼間、そんなに寝続けてはいない。

けっこう起きていて、あちこち移動しているし、

ちょいちょい私のところにやってきては、

「なでて」とか「遊ぶ?」とか「おやつ」とか、さまざまな要求をする。

 

モンタンのときもそうだったけど、昼間一緒にいると全然違う様子が見えてくる。

夜と週末だけではわからなかった行動をする。

まあ、モンタンは犬だったからなおさらだったのかもしれないけれど。

 

そして、きぃちゃんは私が動くたびにくっついてくる。

これは、子ネコ時代の習性らしい。

猫は子ネコのときは母親や兄弟とつるんで行動しているそうで、飼い猫が飼い主のあとを

くっついてくるのは、いつまでも子ネコの気持ちのままのイエネコが、

飼い主を母親とか兄弟と思っているからなのだという。

 

きぃちゃんが街で姉妹猫たちにくっついて歩いていた姿を想像すると、

にゃんともほほえましい。

 

出かけるときはいつもお見送り

そして家に帰ると玄関にお出迎え

 

 

 

 

 

 

 

猫は湿気に弱い?

イエネコ祖先はすべて、暑く乾燥した砂漠で生きる、中東のリビアヤマネコだそうだ。

この性質を受け継いでいるため、猫は暑さに強い、けれど湿気には強くない。

ということだというのだが、大いに個体差があるようだ。

 

なぜなら、キィちゃんは暑さに強い。

そして、湿気にも強い。

 

その証拠に、私が風呂から出るのを待ち受けて、

まだ水蒸気がムンムンもわもわしている風呂場の浴槽の蓋の上で、

気持ちよさそうにごろりとするのが好きだ。

被毛がしっとりするくらいの湿気……。

 

日本の夏に対する順応力か。

 

ムンムンしたなかくつろぐ

 

 

やっぱり猫って……

「今年は」なのか「今年も」なのか定かではないが、

定かなのはむちゃくちゃ暑いということだ。

息が苦しいくらいに暑い。

 

ということで、週末の酷暑のなか、多摩川でテニスなんぞしていたら、

終わって帰ろうとしたところで倒れた。

熱中症だ。

少々騒ぎになりながらも救急車は呼ばず、車で送ってもらって家に帰ったが、

そのまま床に倒れこんで動けない。

 

ここでモンタンなら、心配してずっと寄り添ってくれるはずだが、きぃちゃんは違う。

なぜなら、猫だから。

 

私が放りだしたテニスバッグを覗き込んで、興味が失せると、

倒れている私のことなど1ミリも気にせず去っていく。

 

しばらくして寒気が襲ってきたので、体を動かそうとしたら、

「遊ぶ?」「なでる?」「おやつ?」とばかりにすっ飛んできたが、

やっぱり体を動かせず、またばたりと倒れると、きぃちゃんは「にゃーんだ」とばかりに、

また、すぐに去っていく。

 

猫の薄情さを思い知った出来事だった。

 

最近はお風呂場の小さな窓で休むのがお気に入り。

 

 

 

 

 

キィちゃん病院へ行く

首のところに瘡蓋があり、そこから滲出液が出ているので、

病院に連れていく。

 

思えば、去年もまったく同じ場所に傷ができ、ほかの病院で診てもらった。

そのときは、なにかにぶつかって傷になったのだろうと言われたが、

ぶつかって傷になるような場所はないし、そんな様子もなかったのにと、

不思議だった。

 

今年、また同じ時期に同じ場所に同じ症状が出ているということは、

多分、アレルギー性の皮膚炎ではなかろうかと予測。

 

ビンゴだ。

 

涙が多いのも、アレルギー的なものだろうと。

とりあえず今はまだ軽症なのですぐに治まるけど、アレルギーは厄介だからなあ。

まあ、今から悩んでいても仕方ないね。

 

そして、体重が3.2キロになっていた。

でかくなった気はしたけど、4月は2キロ台だったのにとびっくり。

 

キャリケースの上を取り除き、そのまま診察してくれたので、

とても大人しかった。おりこうさん。

足の裏までぶちがいっぱいあるんですね、と先生に驚かれる。

確かにとてもでかくなった……。

 

 

 

30度くらいがいいらしい

午前中のお風呂場は東向き。

午前中は強い日差しを受けて、とても熱する。

けど、そんなお風呂場が好きな女子が1匹。

午前中は30度を超える風呂場に入りびたり、気持ちよさそうに寝ている。

 

そして夜は、私がお風呂からでると代わりにムンムンとしている風呂場に入り、

蓋の上でやはあり気持ちよさそうにゴロゴロする。

 

もしや、あなたの生まれは亜熱帯ですか?

 

 

 

 

 

なぜだろう

きぃちゃんを預かって1年4カ月目になったが、いまだにわからないことがたくさんある。

ベッドやソファでぐっすり寝ていたはずなのに、私が洗面所に行くとすっ飛んでくる。

その動作があまりに早くて、ふと下を見ると、すでに足元で寝ていてびっくりする。

速攻でやってきて、速攻で寝たのか。

だったらベッドでそのまま寝てればいいのにと思う。

よくわからない。

 

サッときてすぐ寝る。

どうせ寝るのに、どうしてわざわざやってくるんだろう。

 

浴室に入っても、ドアの端に頭を乗せてこちらをのぞいている。

 

保護犬タヌタヌとぎゅうちゃん

SPAさんにボランティアに。

 

昨日は栃木から来たタヌタヌと牛乳ちゃんのお散歩と、

施設内の床のお掃除。

 

牛乳ちゃんの方が少し臆病で、お散歩中に人や車や音に反応して

立ち止まることもあるけど、昨日はわりとルンルン歩いた。

 

タヌタヌはお散歩が大好き。

スタミナもあるし、いくらでも歩いてしまうタイプ。

 

2匹ともよい子たちなので、きっとすぐにお家が決まるはず。

 

SPAさんのおかげでいろんなワンコやニャンコと出会えて有難いなあ。

 

ちょっとビビりで、とても穏やかな牛乳ちゃん。

明るいタヌタヌ。名前の由来は狸に似ているからだそう。

仲良しさん。タヌタヌ(右)の方がグイグイいく感じ。

この猫は実際に見ると、ものすごく大きい。

きぃちゃんの2倍はあると思う。

神々しくして、私は白猫神様と呼ぶ。

何かお気に召さない顔。

2年経ちました

6月22日。

 

早いものでモンタンが逝ってから丸2年。

去年も同じことを書いた気がするけど、

早いような、もっとずっと前にいなくなっちゃって、

もっともっと、ずっと会っていないような気もする。

 

きっと来年も同じことを思うのだろうな。

 

2003年の今日。

丸子橋を渡り、川崎とどろきパークまでお散歩。

7キロくらい歩いたね。

 

複雑だ

きぃちゃんを預かって1年と3カ月目になった。

なんだか最近、猫っぽくなったなあと感慨にふける。

つまり、より気ままにどこにでも上り、どこにでももぐりこみ、

どこででも我が物顔で過ごしている。

見ていて安心する。

しかし。

一応、預かりだからなあ。

自分の家だと思い、頑張って馴染んできた様子をみると複雑だ。

もし里親さんが見つかったらここを出てまたよそに行くことになるなんて、

もうキィちゃんは思ってもいないだろうから。

なんてことを最近思い、胸が痛くなる。

 

机の上でくつろがれるとPCを置けないじゃない。

高い棚の上でも足を投げ出して寝れるようになった。

段ボールがあれば、まあ当然入るよね。

 

アゲハの幼虫育成日記

ベランダに置いている鉢の中に

アゲハ蝶の幼虫が2匹いるのを発見した。

鉢のほとんどはウォーターコインでわさわさと埋め尽くされているが、

その中に放り込んだ柚子の種がいつの間にか育って小さな木になり、

そのささやかな柚子の葉にくっついていたのだ。

20㎝位の本当に小さな木、というか枝なので、

葉の数も限られている。

幼虫を見つけたときには、葉はすでにほとんど食べつくされていて、

もう数枚しか残っていなかった。

あー、幼虫のお母さんたら、なんでこんな葉が少ないところに生んじゃうのよ。

ウォーターコインの葉も柚子に見えたのか、

もしくは葉がわさわさしているから敵から見つかりずらいと思ったのか。

 

いやいや、敵から見つからなくてもご飯がなくちゃ死んじゃうじゃないの。

というわけで、近所の空き地にあるでっかい夏ミカンの木から、

葉を少しずつ失敬して鉢の中に置いておき、幼虫の育成を見守る日々。

 

1匹はさなぎになったものの羽化できず死んでしまったが、

もう1匹は昨日、無事、羽化して美しい蝶になった。

感激。

 

ひらひらと飛び去る姿にホッとした。

 

最初は鳥の糞の擬態で黒と白もよう

 

だんだん緑色になって完全に鮮やかな緑色の立派な幼虫に        

 

1匹は鉢にへばりついて蛹になったが、羽化できずに死んでしまった。

多分、暑すぎて水分が足りなかったのだと思う。

なのでもう一匹は蛹になりそうなところで虫かごに移す。

ウロウロして割りばしに場所を決めて糸を張り、

翌日には緑色の蛹になっていた。

約10日で蛹が黒くなってきたので、死んじゃったのか?と

焦ったが、これは羽の黒い部分が透けてきたようで、

その日の午後には羽化した。

抜け殻

 

黒くなってからこんなに早く蝶になるとは思っていなかったので、

出てくる瞬間を見逃したけど、感激。

しかし、あの幼虫の形態からどうやって蛹の中で、

美しい模様をつけた羽を持つ蝶の姿に変わるのか。

不思議だ。

凄すぎる。

 

まあとにかく無事に羽化できてよかった。

 

すぐにベランダに出て虫かごの蓋をとると、ひらひら飛び去って行った。

元気でねー。

 

 

 

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