こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。
今日は、卒園式から入学式までに
やるべきことというお話です。
卒園式の季節ですね。
楽しかった園生活にお別れです。
お友達や優しい先生と
離ればなれになってしまいます。
お友達とは小学校で
再開する子もいるでしょう。
でも、学区が違うと
別の小学校にいくことになります。
柴田の娘もそうでした。
保育所のお友達とは
学区が違ったので
新しい小学校では
ひとりぼっちでした。
まあ、何とか乗り越えましたけどね。
さて、卒園式が終わったら
春休みと言うことで
のんびりと遊び呆けていては
小学校に入ってから
苦労しますよ。
幼稚園、保育所と小学校では
先生の教え方が全く違います。
幼稚園教育の基本としては
「幼児の自発的活動としての遊び」
が保育の軸です。
つまり「遊びを中心」とした
「自発的な遊びの経験」を通した
総合的な指導が重要視されています。
読売新聞の「子供の詩の特別編」
に面白い子供の声が出ていました。
子供たちから見れば
保育園の先生は遊んでばかり。
でも、それが子供の
生涯にわたる発達の基礎を培う
重要な学習になっているのです。
このように「主体的な遊び」が
出来るような環境を作るのが
幼稚園や保育園の先生の
仕事なのです。
遊んでいるのではなく
子供達の健やかな成長と発達を
サポートしてくれているのです。
それがわかるのは
子供が成長したときです。
高校生になった子供に
園時代の思い出を
聞いてみるとわかります。
そんな「遊び」中心の園生活から
小学校に入ると一変します。
「主体的な遊び」は禁止されます。
何やら難しい言葉が
並んでいますね。
主体が子供ではなく
先生になっています。
子供自らの力を引き延ばすのではなく
思考力、判断力、表現力等を
「育成する」場が小学校です。
今までの園生活とは全く違います。
そこに「小1プログレム」と言う
問題が起きるのです。
今まで大好きなお友達や先生と
好きな時間に好きなように
遊んでいたのに
小学校に入ると
全員が同じ方向を向いて行う
一斉授業が行われます。
小学校に入学した途端、一定時間
"黙って椅子に座らされる"
のです。
これでは面白くないですよね。
我慢できずに歩き回っても
不思議ではありません。
そうならないようにと
教育の現場でもすでに
いろいろな対策がとられています。
その1つとして、
保育園や幼稚園で、
小学校を意識した
「アプローチカリキュラム」
を用意して、机と椅子に無理なく
長い時間座れる経験
などを積ませています。
小学校では、
「スタートプログラム」を用意して、
授業時間を短くしたり、
学級の人数を減らしたりして、
教師の目配りが
行き届きやすくするような
配慮も行ったりしています。
だからといって学校に丸投げでは
子供が戸惑ってしまいます。
入学までの数週間に
家庭でも"授業"を
経験させてあげましょう。
ママやパパが先生になって
疑似授業を行うのです。
始める前に
授業とは何なのかを
わかりやすく教えてください。
そして、30分ほどの
授業を実施してください。
共働き家庭では
時間がなかなか取れないでしょう。
でも、お休みの日なら取れますよね。
入学までの数少ないお休みの日を
活用してください。
少しでも"授業"を経験しておくと
入学してから、その経験が役に立ちます。
わずかな回数であっても
経験しているのと
経験していないのとでは
雲泥の差が出てきますよ。
新しい仕事を始めるときは
スタートが肝心です。
親も新年度になれば転勤や移動、
あるいは昇進があるかもしれません。
新しい職場や新しい地位に就いたとき
やはり第一印象が大切になります。
おどおどしていたり
自信なげに小さな声で話していたり
すると信頼度や期待度が
崩れてしまいます。
子供も同じです。
何もわからずに授業に入るのと
経験した授業に入るのとは
心の余裕が違います。
そんな心の余裕のある生徒を見た
担任の先生は好印象を
持ってくれます。
カリフォルニア大学の心理学者である
アルバート・メラビアンが提唱した
「メラビアンの法則」というのがあります。
その法則では、
人の第一印象は3秒で決まる、
と言われています。
- 「視覚情報」が55%
- 「聴覚情報」が38%
- 「話の内容」が7%
と提唱されています。
見た目で半分以上が
決まってしまいます。
自信のある顔をしていると
第一印象が良いと言うことです。
我が子に自信を持たせるために
"疑似授業"を
是非実践してくださいね。
今日も最後まで読んで頂いて
ありがとうございます。
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