冬になれば子供や赤ちゃん特有の事故に注意 | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

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赤ちゃんは「好奇心」のかたまりです。その「好奇心」を満足させることが育児のコツ。あなたの育児が楽しくなります

ストーブに興味津々の赤ちゃん

 

こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。

 

 

今日は、冬になれば子供や赤ちゃん特有の

事故に注意というお話です。

 

 

今年もあとわずか、日数にして

約40日となりました。

 

 

11月の後半と言えば冬ですね。

でもこちら千葉では

暖かい日が続いています。

 

 

昨日も最高気温は17℃でした。

柴田は半袖で歩いていました。

 

 

一方、北海道では

初雪が観測されました。

 

 

これは平年よりも18日遅く

去年より15日遅い観測でした。

 

 

来週から季節が大きく変わるという

予報が出ています。

 

 

いよいよ冬本番ですね。

柴田の懐は年中冬本番です。

 

 

冬になると子供や赤ちゃんに

冬特有の事故が起こります。

 

 

消費者庁にも事故の報告が

続々と寄せられています。

 

 

 

  • 「灯油ストーブに右手をついてやけどしたため、30分冷やしてから受診した。手のひらが赤くなり、水ぶくれができていた。」(3歳)
 
  • 「物を取りに数分間離れた際、子どもの泣き声に気付いて見たところ、ファンヒーターの前で寝転がった状態で足に温風が当たっていた。左足が赤くなり、親指に水ぶくれができていた。」(7か月)
 
  • 「電気カーペットの上にタオルなどを敷いてしばらく寝かせていたところ、子どもが泣き出した。背中が赤くなっており、低温やけどの疑いで通院となった。」(3か月)
 
  • 「加湿器の蒸気吹出口に手を当てて立ち上がろうとした。人差し指から薬指にかけてやけどを負い、中指には水ぶくれができた。」(8か月)
 
  • 「高さ1mの台に加湿器をのせていた。目を離した隙に、加湿器が倒れていて、子どもに熱湯がかかっていた。立ち上がる際に、コードが引っ掛かったと思われた。腹部から背中にかけてやけどを負い、入院が必要となった」(3歳)

 

 

その他にもアイロンや炊飯器で

火傷をする事故も増えています。

アイロンで火傷をする赤ちゃん

炊飯器の蒸気で火傷をする赤ちゃん

 

好奇心旺盛な子供は、

蒸気が出たり、

赤く灯っていたりする

暖房器具に興味を示し、

手を伸ばしてしまうことが

多々あります。

 

 

子供は大人よりも皮膚が薄く、

やけどのダメージが

皮膚の奥深くまで影響し

重傷となる恐れがあります。

 

 

また、さほど高温ではなく

心地よく感じる温度でも、

長時間接することで、

低温やけどになることがあります。

 

 

やけどの事故を防ぐために、

次のことに注意しましょう。

 

 

  • 床に置くタイプの暖房器具や加湿器は、子どもの手が届かない場所に設置するか、安全柵などで囲みましょう。
 
  • 加湿器から出る蒸気に触れたり、加湿器を倒して熱湯を浴びたりしてやけどをすることがあります。購入する場合は、高温蒸気への対策機能が付いている製品や転倒しても熱湯がこぼれにくい製品の購入を積極的に検討しましょう。
 
  • 湯たんぽや電気カーペットなどは、長時間皮膚が同じ場所に触れて低温やけどをすることがあるので、長時間使用しないようにしましょう。

 

 

<やけどの応急手当>

もし、やけどをしてしまったら、

すぐに10分以上冷やしましょう。

 

 

刺激を避けるため、

容器に溜めた水で冷やすか、

水道水・シャワーを直接

当てないようにしましょう。

 

 

服の上から熱湯などがかかった場合は、

脱がさずに服の上から

冷やしてください。

 

 

なお、市販の冷却シートは、

やけどの手当てには使えません。

 

 

電気カーペットなどによる低温やけどは、

見た目より重症の場合がありますので、

症状が悪化したり、子供が痛がることが

続いたりなどした場合には

病院を受診しましょう。

 

 

全身の広い範囲・顔面などのやけどの場合

すぐに救急車を呼びましょう。

 

 

やけどの範囲が片足、片腕以上の

広範囲にわたる場合は救急車を呼ぶか、

至急病院を受診しましょう。

 

 

やけどの範囲が手のひら以上の場合や

水膨れの場合は潰さないようにして、

病院を受診しましょう。

 

 

思わぬ事故を防ぐためには

暖房はエアコンがお勧めです。

 

 

加湿器は気化式、スチーム式、

超音波式、ハイブリッド式と

4種類があります。

 

 

それぞれのメリットと

デメリットをご紹介します。

 

 

 

(1)気化式(ヒーターレス)

気化式は、水を含んだフィルターに

ファンで風を送り気化させる方式です。

 

気化式のメリット

  • 送風のみなので吹出口が熱くならない。
  • 消費電力も少ない。

 

気化式のデメリット

  • 急速な加湿には不向き。
  • 部屋が冷えやすくなる。
  • フィルターの交換や手入れも定期的に必要。

 

 

(2)スチーム式

スチーム式は、水をヒーターで加熱し

水蒸気に変える方式です。

 

スチーム式のメリット

  • 水を沸騰させるので衛生的。
  • 加湿パワーがあり、即効性も高い。

 

スチーム式のデメリット

  • 吹出口が熱くなる機種がある。
  • 消費電力も大きい。

 

 

(3)超音波式

超音波式は、水に超音波を当てて

霧状の微粒子にして放出する方式。

 

超音波式のメリット

  • コンパクトで低価格な機種が多い。
  • 消費電力も少ない。

 

超音波式のデメリット

  • 水を加熱しないのでタンク内の雑菌が放出。
  • こまめな手入れが必要。
  • 水の粒が大きいため、床や壁が濡れやすい。
  • 乾燥すると白い跡が残ることも。

 

 

(4)ハイブリッド式

2つの加湿方式を組み合わせたもの。

 

気化式×温風気化式

フィルターに送る風を

ヒーターで加熱し、

加湿力を強めたタイプ。

 

超音波式×加熱式

ヒーターで加熱した水を

超音波で霧状にして放出。

 

ハイブリッド式のメリット

静音性が高く、水を加熱することで

衛生面とパワーを向上

 

ハイブリッド式のデメリット

床や壁が濡れやすく、

消費電力がやや高くなる。

 

 

 

以上4種類の中では

赤ちゃんのいる家庭では

スチーム式以外で

ご自分に合った機種を選択して下さい。

 

 

また、加湿器が引き起こす

「加湿器病」というのがあります。

 

 

2018年大分県の老人ホームで、

加湿器で繁殖したレジオネラ菌による

死亡事故が発生しています。

 

 

これは細菌が繁殖しやすい

超音波式の加湿器の手入れを

怠ったことで起きたもの。

 

 

超音波式に限らず、

加湿器の内部で雑菌が

繁殖してしまうと

一緒に放出されてしまうので、

どの加湿方式であっても

必ずお手入れが必要です。

 

 

タンクに入れた水道水は、

半日ほど経つと残留塩素が抜けて、

雑菌が繁殖しやすくなります。

 

 

加湿器の水は毎日替えること。

そして、定期的にお手入れする

ことも必要です。

 

 

便利なモノだからこそ

こまめなお手入れは

欠かさないで下さいね。

 

 

冬は、ストーブやファンヒーター、

加湿器や電気カーペット、電気ポット

など使われる家庭も多いでしょう。

 

 

目に入れても痛くない我が子です。

火傷に注意して下さい。

 

 

一生残る傷になりかねません。

男の子でも女の子でも

そんな傷は残したくはないですよね。

 

 

今日も最後まで読んで頂いて

ありがとうございます。

 

 

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