ローマの休日
この映画の「ローマの休日」は、オードリー・ヘップバーンの名作です。往年の古いラブストーリー映画ですが、改めて今!観ても胸がキュンキュンする映画です。オードリー・ヘップバーンのキュートな笑顔と真っ直ぐで光り輝く瞳に男女供にファン(虜)になってしまう映画です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170901/09/dodoichi-ameba-blog/fa/f4/j/o0356050014017664090.jpg?caw=800)
王女アン(オードリー・ヘップバーン)はヨーロッパ各国を表敬訪問中であった。最後の滞在地であるイタリアのローマで、過酷なスケジュールと既に飽き飽きした外交と変わり映えしないスピーチと自由のない生活への不満に疲弊してついにヒステリーを起こしてしまう。
それを見かねた執事達はお抱えの医者に鎮静剤を打たせるも、そこから聴こえる音楽と庶民のダンスを楽しむ街の風景に心を躍らされ、つかの間の冒険へと城を抜けだし、夜のローマの街へと繰り出すだった。
城を抜け出した王女は直前に打たれていた鎮静剤のせいで、睡魔に襲われ路上のベンチでウトウトと居眠りを始めてしまう。そこに偶然に通りかかったのが、アメリカ人新聞記者のジョー・ブラッドレー(グレゴリー・ペック)だった。
初めは全く彼女がアン王女だと知らず、ジョーはベンチで眠る少女を見かねて介抱するうち、いつの間にかアン王女はジョーの後ろを付いて歩き、ジョーのアパートまでついて来てしまう。鎮静剤の影響で眠くて仕方のないアン王女は、ジョーのベットを占拠して眠りについてしまう。
翌日に遅刻して新聞社へと出社すると遅刻を咎める上司とのやり取りの中で、昨夜の少女がアン王女とだと気がつき、世紀の大スクープをモノにしょうと友人のカメラマンであるアーヴィングの協力へて画策を始める。
理性を取り戻した王女アンはジョーからお金をかり、市場での買いものや散策を楽しつつ本来の王女の執務に戻るべく大使館へと向かう。アン王女はまずはサンダルを買い、美容院で髪の毛を短くしてイメージチェンジをはかり、スペイン広場でジェラートを食べ、お花屋の押し売りに遭うも花を一本だけプレゼントされるなど、庶民生活の優しさに触れる事になる。
そして、ジョーとベスパに二人乗りしてローマ市内を廻り、あの有名な映画シーンでもある真実の口を訪れ、アン王女自身がバイクを運転して暴走させ、最後の夜の思い出にサンタンジェロ城前のテヴェレ川のダンスパーティーに参加する。
だが、そこでアン王女の国からアン王女を探しに来た「特殊警備隊」に見つかり、ダンス会場で乱闘をすることになる。特殊警備隊から逃れるために川へと飛び込み、難を逃れたアン王女は知らず知らずの内にジョーに惹かれ恋心を抱いていた。そして、その恋の結末は・・・・
オードリー・ヘップバーンは第二次世界大戦中にナチスの迫害と戦い生き抜いた女性で、戦時中の壮絶な栄養失調などの影響もあり・・・酷い拒食症だったと聞いた記憶があます。その影響でこの映画の時点でも痩せ細った体の為に、この映画にの起用にも影響があったそうです。そして、そんな逆境に負けない彼女の生き方が、迷いなき意志と信念の強さを表すかの様な「輝く瞳」と愛らしくキュートな「笑顔」に現れている気がします。そして、第二次世界大戦の経験がその後のオードリー・ヘップバーンの生き方を導いき、後半生のほとんどを国際連合児童基金(ユニセフ)での仕事に身も心も捧げました。ラストシーンでは・・・もしかしたらアン王女が飛び出してくるのでは・・・と思える演出にも心にくい演出でした。そのな彼女に銀幕を通して、僕のハートはキュンキュンでした(笑)。
そして、外交とは言え、世界できる立場の方々が羨ましいと思う反面、きっと自由のない束縛された環境の中で常にいるのはストレスの上に・・・自分の気持ちを押し殺して言動や振る舞いをしなければならないも苦痛だと思います。日本で言えば、天皇家が当てはまると思いますが、国の象徴して責務を果たしつつ、一人の人としての幸せな時間も過ごして欲しいと願わずにはいられない映画でした。
![読者登録してね](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_22.gif)
![ペタしてね](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_18.gif)