特撮と怪獣 わが造形美術 増補改訂版
2023年9月13日(水)TSUBURAYA EXHIBITION 2023を見た後、帰宅してから読み返しました。特撮と怪獣 わが造形美術 増補改訂版出版社 : リットーミュージック; 増補改訂版 (2021/5/18)発売日 : 2021/5/18単行本 : 288ページISBN-10 : 4845636239ISBN-13 : 978-4845636235(引用) 成田亨(1929年生~2002年没)は『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』に実質的な美術総監督として参加、怪獣・メカなどのデザイン全般を手掛けた伝説の人物。本書は1996年に発刊、近年は入手困難となっていた成田亨の自伝『特撮と怪獣 わが造形美術』に初版から25年の間の情報を略年譜や仕事目録に追加するなど増補改訂して復活したものです。 映画『シン・ウルトラマン』(監督:樋口真嗣、企画・脚本:庵野秀明)に登場するウルトラマンのデザインコンセプトの原点でもある油彩画『真実と正義と美の化身』、そして本書のために描かれたオリジナルデザイン原画も掲載されています。芸術家・成田亨が、怪獣デザインの発想、自身の彫刻作品、映画特撮美術などその類稀なるアートセンスのすべてを語り尽くした名著です。成田氏が導き出した怪獣デザイン理論「怪獣三原則」① 過去にいた、または現存する動物をそのまま作り、映像演出の巨大化のトリックだけを頼りにしない。② 過去の人類が考えた人間と動物、動物と動物の同存化表現の技術は使うが、奇形化はしない。つまり、頭が二つだの、八つだの、一つの胴に竜と羊の首がつくだのといったことはしない。③ 体に傷をつけたり、傷跡をつけたり、血を流したりはしない。成田氏がデザインしたウルトラマンや怪獣が、50年以上続くウルトラマンシリーズにおけるキャラクターデザインの原点となっているのですね。