2021年8月20日(金) くもり雨
愛知県の大村知事は、20日の会見で国に緊急事態宣言の発出を要請すると発表。
まん延防止等重点措置から、さらに規制強化ということですが、どうなるのでしょうか。

そう考えながらも、ちょっと帰りに寄ってしまいました。 伊藤圭介先生に興味ありましたので。ウインクキラキラ

 

地下鉄新栄駅(1番出口)から直結ですので、雨降りでも傘が要りません。

 

いつもとちがう入口でした。マザックのオフィス棟へ行き、その横にある美術館入り口へ。警備員さんがいて、検温チェック。

 

金シャチのレプリカ
名古屋城天守閣につくられた高さ約2.74メートル、オスとメスあわせて215.3キログラムの金が使われたとか。迫力満点の金シャチが再現されています。

 

JAF会員証提示で、入館料1,300円が100円引きの1,200円になりました。
市バス・地下鉄のドニチエコきっぷ、一日乗車券、大垣共立銀行のスマイル会員証などでも100円引きになります。(併用不可)
1F入口で、検温と連絡先の記入。エレベータであがり、4Fから見て行きます。

これ以降は撮影禁止です。


 

特別展「名古屋城からはじまる植物物語」
■会期:2021年4月24日(土)から8月29日(日)
■会場:ヤマザキマザック美術館(名古屋市東区葵、市営地下鉄東山線新栄町駅に直結)
■時間:平日 午前10時から午後5時30分 / 土日祝 午前10時から午後5時
■入館料:一般1300円〔音声ガイド無料サービス〕
■主催 :ヤマザキマザック美術館、中日新聞社
■特別協力:東山動植物園、名古屋城総合事務所、一般財団法人雑花園文庫


 

(チラシより抜粋)
江戸時代に狩野派に代表される尾張の絵師たちが引き継いできた花鳥画をルーツとして、その伝統が西洋植物画と融合して、ボタニカルアート、ジャポニスム、アール・ヌーヴォーへとつながっていった流れを展観します。
また、シーボルトに学び、シーボルトに「余は圭介氏の師であるとともに、圭介氏は余の師である」と言われた尾張の本草学者 伊藤圭介(1803-1901)の像に迫ります。
植物をめぐる、めくるめくドラマがひろがる「名古屋城からはじまる植物物語」をこころゆくまでお楽しみください。

 

狩野派の花鳥画
展示の冒頭に並んだのが、名古屋城本丸御殿の天井にはめ込まれていた天井板絵。この展示が終わったら、今の本丸御殿にはめ込まれるとのこと。(写真はネットからお借りしました)

 

伊藤圭介先生は、亡くなる直前まで、シーボルトに学んだ植物学を日本に広め、植物学や医学の向上に努めており、日本最初の理学博士ともなりました。シーボルトが伊藤圭介について語っている。「余は圭介氏の師であるとともに、圭介氏は余の師でもある」

 

本草とは、本当の草、人の為になる草のこと。
本草学から植物学へ。植物解剖学
イトウノキ(ヤナギ科)Itoa orientalis Hemsl.
英国の植物学者ヘムズレーが圭介と孫息子で植物学者の篤太郎にささげて命名。東山植物園には、篤太郎の妹の孫にあたる医者の岩津都希雄氏がアメリカのロサンゼルス郡植物園に頼んで手に入れた種から育てたイトウノキが植わっています。
こんなすごい人が明治初期にいらっしゃったなんて。あの渋沢栄一と同時代なんですね。

 

「みどり色」が美しいペン皿。ラス工芸家エミール・ガレの作品。
小さな虫に狙いを定めるカエルがユニーク。生き物へのガレの親愛の情が伝わってきます。

 

もっと調べてみたくなりました。