その3で、YG Acoustics Vantageに決めるまでを書きました。今回はその後の変遷を書こうと思います。

 

さて、本当に運良くVANTAGEの展示品に出会えた私は、こんな機会は二度と来ないに違いないと自分に言い聞かせ、購入に至ります。今思えば本当に運が良かったです。まだ値上げ前でしたし、しかも展示品でしたから現行の定価の4割引程度で購入できました。

 

それまでのスピーカーはDynaudio Confidence C2。このスピーカーは今は無き、石丸電気のRefino and Anheloで購入しました。結局納品までに半年以上かかりました。その時に金子さんという販売員の方が「このスピーカーはこれからシステムをグレードアップしていっても長く楽しめますよ」とおっしゃったのが今も忘れられません。結局それから、10年以上このスピーカーを愛して付き合いました。

そして、いよいよVANTAGEくんが我が家にやってきます。

 

SISさんで購入したVANTAGE。思ったよりもはるかに大きな木箱に入って到着しました。この木箱、大きさは棺桶を少し細みにしたぐらいあります。このとき、我が家でVANTAGEが奏でた音は、今とは比べものにならないぐらいの音でした。まず低域が全然出ない。そして、キンキンとうるさい。道のりは長いなと思った物です。

その後セッティングで音はかなり良くなりました。

 

そして、恐ろしいことに気がつきます。Confidece C2に比べて恐ろしいほど、ケーブル類の違いが明確になるのです。これは、もしかすると、スピーカーケーブルやインターコネクトケーブルを変更すればすごいことになるかも知れないという邪な気持ちが私の中に芽生えてしまった瞬間でした。

 

 

そしてついに、スピーカーケーブル探しの旅に出てしまいます。アホです。

 

 

 

Inakustik LS2404という空気絶縁のケーブルは雑誌で見て非常に気になっていたので、お借りして聴いてみました。これには一発でノックアウトでした。とにかく音の細部が他のケーブルとは一線を画して、素晴らしいのです。

こんな音があるのか、という感じでした。このときにLS1204という導体数が半分のケーブルも、聴いたのですが、全く別物でした。おそらくLS4004というさらに導体数が多いケーブルは尋常じゃない音なんだろうなと思うのですが、さすがに100万円超えは買えませんでした。

という訳で、このケーブルをアホな私は注文してしまいます。代理店に直接問い合わせて、本国では発売になっていたMKIIを購入。長さも3Mではなく2mにしてもらいました。その結果値段はMkIIにもかかわらず、チョットお安くなりました。

 

その後、インターコネクトケーブルも変更したくなってしまいます。

結局、プリ、DAC間のケーブルは、Inakustic NF2404 AIrに。

 

 

もうホントに、VANTAGEのお蔭で散財が止まりません。

 

その後、BJ-ELECTRIC SL-X をプリパワー間に注文します。これも10万円越えでした。しかし、このケーブルは非常にコスパが高く、試聴した感じだと、他社の30万円台のケーブルに迫るもしくは凌駕する音でした。

 

という訳でVANTAGEを購入した後、今読み返すと恐ろしくなるほどケーブルに投資していることが分かりました。

 

ああ・・・・・・・。

 

また時間があるときに続きを書こうと思います。