札幌2日目
野口さんのイベント参加の翌日、東京へのフライトは夜なので
日中は行ってみたかったモエレ沼公園に行く。
イサムノグチが全体をデザインした公園。
まさに集大成といった感じだ。
札幌から地下鉄で環状通東駅でおり、
バスターミナルからバスに乗り25分くらい。ベリーショートトリップ。
こんな近くに広大な公園があるからすばらしい。
昨日の市内はそれほど寒くなかったけど、今日は寒い。
少し高台に上がると風が吹き、手がかじかむ。頬がひきつる。
イサムノグチに関しては何も知らないに等しい。
ただ今年グランドオープンされたこの公園の噂だけ。
公園はところどころ残雪、冬である。
一番目立つのはガラスのピラミッドだが、まず山に登る。
公園全体を見渡せるような山。
頂上から東西南北見渡すと、オブジェあり、噴水あり、
ピラミッドあり、そして球場やテニスコートまであった。
もちろんモエレ沼もある。
いろんな楽しみ方が出来る公園、そんな感じだ。
山を降りて、公園の中を歩くと凧を揚げているおじさんたちが。
公園を管理している人なんだろうけど、
冬は客が少ないので楽しみを満喫している感じだ。
どでかいバッグからいろんなカイトを出してどんどん揚げる。
その凧が公園のどこからも見えてまたいい雰囲気を作っていた。
日本でこんなとこあるんだみたいな。
ガラスのピラミッドの中では
グランドオープン記念のイサムノグチ展をやっていた。
数々のランプやテーブル、そして公園のデザイン。
家具には手を触れられないので、
あのデザインでどのぐらい実用性があるのかわからなかったが、
もし安定性が優れているのならすごいセンスだと思う。
この公園のデザインも亡くなる直前までやっていた仕事で、
その情熱&バイタリティには負けたくないなと思った。
東京でも展覧会やっていたんだな。
行きそびれてしまったよ。 それにしてもノグチさんづいている札幌でした。
floating yesterday
昨日は代官山スピークフォーで開催されている蜷川実花 の写真展を見てきた。
旅をテーマにした写真集「floating yesterday」の出版にあわせた展覧会。
入場無料というのがすばらしい(笑)
内容はというと、恐らく今までの旅(といっても最近のもの中心なのかな)から
ピックアップしたという感じで、見たことのあるものもありという感じだ。
それでも写真集表紙の写真とかアクリル仕上げでとてもきれいだ。
いつみてもあの色の飽和、そしてバランスはどうやって?と思ってしまう。
自然なものにたいしてのそれは一瞬の出来事だと思うのだがジャストミートである。
展覧会、今日最終日みたいです。
馬刺しソーダ
もうインド行き1ヶ月前だ。1ヶ月前だ。
だんだん落ち着いてくる。行けばなんとかなるさと思う。
そうやっていつも準備無く着いちゃうんだよな。
バラナシとあと彫刻(カジュラホがいいかな?)は見たいな。
カブール
フジテレビのニュースで、アフガニスタンの今を紹介していた。
カブール市内は建築ラッシュ。そういえば5つ星ホテルも建てられたと
少し前のインターネットに出ていたなあ。こういうニュースを聞いていると
アフガニスタン再生も時間の問題かと思ってしまう。
でも実際はそうではない。
多くの難民が帰還し、アフガン政府はそれを処理しきれていない。
大きな産業もないので仕事が無い。
子供たちは学校に通っていない。
俺がアフガンにいったころ、上水道はもとより、下水道も無い。
このことが感染症などの温床になっているということに初めて気づかされた。
道路、電気、携帯電話などは徐々に普及しつつあった。
でもこれは外国人が自分達の環境を作り上げるためかもしれない。
そこに住んでいる人に本当に必要なものではないのかもしれない。
いったいどこから手をつけていいのかわからない。
どこがスタート地点なんだかわからない。
まさにそんな感じがした旅だった。
それでも彼らは力強く生きてやさしく微笑みかけてくれた。
野口里佳は何を見ているんだろう
今日は「あけぼの開明舎 」で開かれる写真家・野口里佳さんのトークイベントに。
とにかく会ってみたかった。話を聞いてみたかった。
去年の夏、原美術館で「飛ぶ夢を見た」展を見て以来、そして
そのときのトークイベントは逃していたので、今回はなんとしてでもという感があった。
この「あけぼの開明舎」というのがまた独特なところで、
廃校になった小学校の校舎を再利用しているところ。
下駄箱に靴をいれ、スリッパであがる。
廊下を歩くと木の床がきしむ。片隅には水場。
なんと懐かしいんだろう。
しかも19時からなので外は暗く、その懐古的イメージを強くさせる。
教室に入ると並んでいたのは「いちむら5」なんて背中にかかれた椅子。
そうだそうだ、小学校のときの椅子って大きさの番号があったなあなんて。
50人ほどの大人が小学校の教室に集まる。
正面には真っ白いハコ壁(スライド投射用)、ソファ。
時間になると司会の樋泉さん、そして野口さんが登場。
野口さんは写真を撮る姿勢から結構力強い感じなのかなあと
思っていたら、すごくかわいらしい人で驚いた。
まずはじめに初期のモノクロ作品、「城ヲ」「創造の記録」あたりから。
写真を撮り始めたころの話を聞く。
カラーの機材を購入してから、カラー作品になり、
「鳥を見る」「フジヤマ」「ロケットの丘」などなど。
どの作品も小さな人が写っていることが多く、
人が写っていないものも人が関係しているものが多い。
それは野口さんの好奇心が、人がどのように世界を開拓し、
どのようにモノを作り出していくかというものに興味があるからだと思う。
それが、それを記録することに興味あるのか、
それとも自分もやってみたいが出来ない部分は写真で表現しているのか
聞いてみたかったが時間がなかった。残念。
またモノクロとカラーの関係についても聞いてみたかった。
それから野口さんが小さいころ、どのようなことをして遊ぶのが好きだったとか、
学校で習う教育に関してどう感じていたのかなんて聞いてみたかったんだけど。
話が脱線してしまった。
最後に最近撮られている写真を紹介。
最近、EU25カ国の写真を13人の写真家が撮り、それぞれ写真集を出していて、
その一人として写真集を出されたそうだ。チェコとキプロス。
近々、買いに行こう!
それにしても野口さんは想像以上に素敵な方で、自分のしていることにも
すごい自信あるんだろうなと思った。そして参加したお客さんのことも
すごく気を使っていて、芸術分野の質問だとなかなか意味のつかみにくい
言葉で表しにくい質問に対しても、出来るだけ理解しようと努める姿や
逆になかなか言葉になりにくい答えをなんとかわかりやすく伝えようとしていたり。
写真家というのはどちらかというと自分の世界に入ってしまっているんじゃないかと
思っていたが、ぜんぜんそんなことはなかった。
20時半までの予定が延長され21時まで。
それでもあっという間に終わってしまった感があった。でもよかった。
今回企画してくれたあけぼの美術企画のヒトには本当拍手したい。
そして司会の樋泉さんも野口さんの作品に惹かれたというだけあって、
良い進行役をしていた。大きなイベントではないけれども、大きなイベントには無い
手作り感、50人強の参加者の一体感があって良いイベントだった。
酔っ払わなけりゃ・・・
人間の飲む能力、いやこれは酒を呑む能力だけれども、
好き嫌いは別にして、許容量という面でも人それぞれである。
そして僕の場合は日それぞれでもある。
これは皆さん、そうなんだろうか?
お酒はとても好きなんだけれども、
たいていのお酒は飲めるんだけれども、
それほど強いわけではない。
ビールみたいな発泡系はそれだけで量飲めないし、
アルコール度数の高いものはもちろん少しずつ少しずつ。
それでも飲めるときは飲める。
自分でも不思議なくらい気持ちよくぐいぐい飲める。
それでも飲めないときは飲めない。
自分でも不思議なくらいすぐ酔っ払う。
これは気分の問題なんだろうか?
これは腹の空き具合なんだろうか?
これは体調のせいなんだろうか?
いったい何故こうも違うんだ!
とりあえず昨日は気分良くがぶがぶ飲める日だったので満足。
光の射す方へ
2年前、高橋、高橋と叫ばれる中、
レース途中で失速した彼女がTVに映し出された。
何がなんだかわからなかったし、
それでも高橋は最後まで走りきった。
それから2年間の間、復帰すると言えば骨折等の
アクシデントがつきまとう。
正直もう無理だと思っていた。
5位くらいを無難に走る選手になっちゃうんだろうなと。
そんな中、今日高橋尚子はトップでゴールテープを切った。
圧巻のレース展開。
38キロまで我慢我慢でとにかくトップ集団。
そして一気にスパートした。
足の怪我もあるし、ここで外国人選手がスパートかけたら、
果たして高橋はついていけるんだろうかと思っている瞬間。
TVカメラはぐいぐい突き放す彼女を映し出していた。
そしてゴールテープを切るまでの5キロ弱、
2年前までとは比較にならないほどの力強さを
見せ付けての優勝だった。
とにかく高橋はサポーターを大事にする選手で、
ゴールしたあともスタンドにお辞儀して感謝する。
インタビューもほとんど周りのサポートに関するもので。
そしてこの2年間も彼女自身はポジティブにとらえているような、
目標を持つことの大切さをアピールしていた。
彼女はヒロインだった。
彼女の成長もさることながら、
支え続けたチームというのもすばらしい。
チームのメンバーは高橋尚子を信じ、
高橋尚子はメンバーを信じ、
そしてこの優勝があったんだろうなと。
まだここがゴールじゃない。
これからまだまだ楽しませてくれることだろう。
デハジメ
初めてヒトリタビに出たのはウズベキスタン。
「青の都」と呼ばれるサマルカンドがある。
とにかくモスクが見たかった。青いモスクが見たかった。
タシュケントの空港に着いたのは夜。
薄暗い構内を歩き、ほの暗いだいだい色の灯りに導かれて出口にたどり着く。
このとき俺は「ここで死んでも好きでやってることだしな」なんて、
今思うと大げさに、でも本気で思っていた。
うじゃうじゃ湧いてくるような客引きの中から、彼を選んで走り出す。
ホテルに着いたあと街の酒場に繰り出す。
彼は運転しているからと酒を飲まない。
結構まじめなヤツだった。
タシケントの地下鉄では噂どおり悪徳警察官が暗躍。
制服も着ずに外国人を片っ端から捕まえる。
お菓子のハコまで開けられた。食べるかというと食べなかった。
死にそうな暑さの中、乗り合いバスでサマルカンドに着いた。
学生たちに「英語もまともにしゃべれないのに良くこのバス乗れたな」
サマルカンドで泊まったホテルからは青い聖廟が望めて幸せだ。
毎日、グル‐エミール廟に行ってボーっとする。
子供達の遊んでいるのをみたり、廟を管理しているおっさんと話したり。
そのあとブハラ、ヒヴァと行き、それなりに観光したけど、
実はサマルカンドからの日帰りシャフリサブス行きで「湧き水」を
飲んでしまい、完全に腹を壊していた。史上最悪の下痢。
体力ばかり奪われた。
正露丸なんて効きやしない。
結局帰国しても治らず、抗菌薬を飲んでみたらあっという間にとまった。
そして不思議なことにそれ以来一度もあたっていない。