医師国家試験から学ぶこと 2(医師国家試験の英語問題のレベル) | 医師・歯科医師短期養成大学院「真・国試の鉄人」

・医師国家試験の英語

医師国家試験には英語が出題されます。

先に問題を見るといいです。
どのレベルかわかります。

(113B34)

A 25-year-old man comes to your clinic complaining of abdominal pain for the past two days. Yesterday, the pain was periodic and located around the periumbilical area. Today the pain is persistent and located in the right lower quadrant. He feels feverish. He does not smoke or drink alcohol. His body temperature is 37.7℃, blood pressure is 126/62mmHg, and pulse rate is 94/min, regular.
Which one of the following should be done next?

a perform a CRP test
b examine for peritoneal irritation
c administer a broad-spectrum antibiotic
d perform an abdominal CT with contrast
e perform an upper gastrointestinal endoscopy

これは日本の医師国家試験です。

難しいなと思うかもしれませんが、これは、日本の医師国家試験では
「当たり前」のレベルです。
これは、「常識」なのですよ。
私は軽く解けますが、医師は英語ができないとだめなのですよ。
だから、流暢に英語を喋る人が医師には多いです。

これは「必修問題」なのですよ。
今だと必修問題は8割以上正解しないと足きりになりますが、
これが1問解けないと不合格になりそうな問題になっています。

何が書いてあるかというと
「若い女性が心窩部→右下腹部へ移動する腹痛を訴え、発熱をきたしており、」
と書いてあるので、
虫垂炎や異所性妊娠を鑑別する問題と分かります。

虫垂炎や深部静脈血栓症→肺血栓塞栓症といった典型的な病歴が出題され尽くして
英語で解いてくれという話になっています。

答えは
b examine for peritoneal irritation(腹膜刺激症状の確認)
ですが
d perform an abdominal CT with contrast(腹部造影CTの撮影)
を選んでしまった受験生が7割近くいました。

解説をすると
この問題文では、
まだ病歴とバイタルしかとられていません。
検査の前には身体所見をとって検査前確率のあたりをつけることが鉄則ですから、
適切なフィジカルアセスメントが選択肢にあれば、
検査より先にそちらを選ばなければなりません。

ということで、医師国家試験は、いきなり各論から勉強しても大変ですし、
そこまでは一般人には不要なので、「必修問題」から勉強をするといいです。

この問題は、いい問題なのですよ。
英語は、今後、国際共用語になっていくので、
医学を学ぶときは、英語に変換できるように
英単語を勉強していかないといけません。

だから、医学部を受験するときは、英語の試験が難しいです。
そこそこの大学だと試験でものすごい分量が出ます。
だから、医学部受験は難しいのですが、それは、国家試験のレベルから
おりてきているのですよね。

私は、ハーバード大学の医学部から卒業して
アメリカの医師国家試験から日本の医師国家試験を受けたので
簡単でしたが、ちょっと違うこともあるので、
そこの違いは、国家試験までには修正していかないといけません。

だから、歯科口腔外科から勉強する方が簡単に入れます。

次の問題

第115回 C問題 25問目 - 115C25
115C 英語
The purpose of this neonatal screening test using the filter paper card is the early detection for inborn errors of metabolism.
Which of the following is the most appropriate ?

a. The paper should be dried by hot air.
b. Blood is generally collected from the heel of the infant.
c. Optimal time for collection is within 24 hours after birth.
d. Blood should be applied to both sides of the filter paper card.
e. Blood should be collected while the skin is still wet with alcohol.

これは、意味が分かりますか?

和訳すると
ろ紙カードを用いた新生児スクリーニング検査は、先天的な代謝異常の早期発見を目的としている。
次のうち、最も適切なものはどれか。

a. ろ紙は熱風で乾燥させる。
b. 血液は一般に乳児のかかとから採取する。
c. 採血に最適な時間は、生後24時間以内です。
d. 血液は濾紙カードの両面に塗布する必要があります。
e. 血液は、皮膚がまだアルコールで濡れている間に採取する必要があります。
と書いてあるのですよね。

これは、ロバート・ガスリーというアメリカの微生物学者が
考えた新生児のスクリーニング法です。
新生児マススクリーニングとも呼ばれている検査方法ですが、
すぐに病気を発見したいので、
赤ちゃんの負担が少ないかかとから採血します。
答えはbです。

このように英語で出題されるので、教養がないと無理になっています。
うつ病の医師が多いですが、自殺をする医師もこの前ニュースになっていましたよね。
別に上司を恨んでいるとか、そういう理由ではなくて、勉強量が多すぎて自殺してしまった人なのですよ。
医学部なんて入ったら絶対ダメですよ。ものすごい勉強量になりますから。
弁護士でも上司からセクハラを受けて自殺した人がニュースになっていますよね。
結局、そこまでやっても問題解決には無力だったということなので、
別の原因があると考えて人生を本質的に豊かに生きる方法を教えていかないといけないのです。

医学英語を教えている訳ではないですが、
国際共用語として、今後英語の必要性は益々高まっていくので、
英語も教えています。

こちらのサイトで、高校までの英文法を一瞬で教えて、
かつ、英語の単語の覚え方も書きました。
https://allahyhwh.web.fc2.com/text/kousin/grammar.html
ブログでも英語を教えるアカウントで教えてもいいですけどね。

単語の学習の仕方は
英語の
接頭辞
語幹
接尾語
の3つから広げて覚えていきます。

医師国家試験を受験する人の場合は、
英単語集があるので、
病名
症状・身体所見
検査やその所見
解剖学・生理学・薬理学などに関わる英単語に注力して勉強していけば、
割とつかみやすいですし、早く合格できるレベルになっていきます。

もう1つは、
日本語の必修問題を解きながら、
英語に翻訳して勉強していくことが重要です。
これは、もう1つの学習の仕方ですが、
この方が合格率は上がります。
ものすごく早く合格レベルになります。

 

私の友達の日本人の女医で美人の女医が何人かいますが、

ものすごく流暢に外国人に対して英語で診療しています。

外国人がびっくりしているのですよ。英語がうますぎて。

 

これは、究極の試験です。

司法試験も究極の試験ですが、

いつも医師国家試験と司法試験のどちらが難しいのかと文理双方で究極難易度同士が対立的議論をされています。

ただ、この出題方式で考えると

出題範囲は無限にすることができるので、

旧司法試験より難しくすることができます。

私は旧司法試験の一発合格者ですが、出題方式で考えると司法試験より難しいです。

 

しかし、医師国家試験には穴があって、

医師は増やさないとダメです。生命の救急的な医療のために拡充しないといけない設備投資みたいなものです。

そこで、プール問題が6割くらい出題されます。

プール問題とは何かというと12年分くらいの過去問題を繰り返しやっていると大体同じものが出るので受かるようになります。

ただし、ものすごい分量になります。1万問くらいあったら、ゆっくりやっていると1周するのに1年かかるかもしれませんね(笑)

私は読むのがものすごく早かったのですよ。1問解くのに0.5秒もかからなかったのですよ。それでも過去問を全部終えるのに1日7時間やって、2日か3日くらいかかったのですよ。バーーーってページをめくっていくのですが、もはや神のスピードに近かったのですよ。5行でも20行でも40行でも同時に一瞬で読んで読み終わった瞬間に全部思考も終わっているのですが、疲れやすかったです。疲れるので休み休みやっていたらそれくらいかかりました。それで正答率99.6%くらい~100%でした。問題が続いて疲れているとミスが起きました。医師国家試験は今だと3日かけて400問くらいあります。今だと私は神の力を手に入れているので、もっと早いし楽に終わるので、毎年、色んな過去問をやっています。毎年発表があるとネットで国の発表している問題を解くのですよ。試験によっては見れない問題もありますが。40年分くらい医師国家試験・歯科医師国家試験・司法試験・法学検定2級・看護師国家試験・管理栄養士国家試験などを解いてきました。いつでもコンプリートの状態でアウトプットできます。

しかし、医療ミスを起こさない質のいい医師も出さないといけないので、必修は8割以上の絶対基準に加え、相対基準の評価も導入されています。つまり、医師国家試験は80%以上をとって、そこから相対基準です(笑)そして、何回か踏んだらダメな禁忌問題もあります。ここまでくると人間の限界に挑戦させています。

 

これは、私の独自のやり方ですが、

これが一番点数が上がりやすい勉強方法ですが

アメリカの医師国家試験と同時に勉強していくことです。

私はハーバード大学の医学部とミシガン大学の歯学部を卒業してから、日本の国家試験を受けましたが、

アメリカの医師国家試験の勉強を同時にするのです。これは、はんぱなく医学ができるようになります。アメリカの試験は難しいので日本の試験もできるようになります。

これは大学2年生から始めないとダメです。早く始めないと間に合いません。脳は、それを思考するためのシナプスができるまでに時間がかかりますし、いったんできたら連続的に情報を流しておかないと元に戻ってしまうと再形成するのにまた期間がかかるので。国家試験に合格するためには、早いスタートがプラスになります。

やり方としては、合格したばかりのアメリカ人の医師を家庭教師につけることです。

そして、アメリカの医師国家試験問題を入手してアメリカの国試の勉強も同時にやっていくといいです。これはレベルアップが早いですし、苦手意識がなくなって、進んで医学英語の勉強ができるようになります。看護にレベルを落とすのではなくて、診断の問題が出るので、やはり診断ができるようにして下さい。

お金を使っていい家庭教師を雇うべきです。

私は、司法試験受験生のときは、5人くらい司法試験に合格したばかりの美女の司法修習生を家庭教師につけていました。後に全国美女弁護士ランキングで上位でネットに出ていた人です。中にはアメリカと日本の両方の司法試験に合格した美女もいて、その人が司法試験に合格した直後からずっと一緒に勉強していました。

向こうは私に教えることがなかったので「難しいねぇ~!」「ちゃんと勉強していて、こんな訳の分からない分野の法律問題を解けるなんてえらいねぇ~!」と言いながら私の勉強をしている所を見ていただけですが、勉強は見ていてくれたので、勉強する時間は作れました。私のマンションに集めていたレアな法学書を読んでいました。1回のデートで連続で7時間とか8時間とかずーっとお互いがお互いの法学書を読んでいるだけなのですよ。お互い司法試験に受かるほどだったので、集中力があるので、デート中でも8時間くらいずーっと読書をしているのですよ。喫茶店で注文したら8時間くらいずーっと読んでいてもまだ20分とか30分くらいの感覚なので、まだまだ続けられるのですが、社会は24時間の時計で回っているので、店から出ないといけなかったのですが、喫茶店に行っても外食に行っても、お互いずっと法学書を読んでいるだけでした。それは、365日、1日16時間くらいはそういう生活なのですよ。勉強をよくやったと思う日は20時間くらいやっているのですよ。それでもまだまだ時間がたりない。まだまだ処理しないといけない分量なのですよ。医師国家試験や司法試験にちゃんと受かる気でとりくんでいる場合は、何でも知っていないとダメなのです。何が出ても文句がいえないのです。ただ、合格したばかりの人は、難問でも解くのが早かったです。問題を解くための計算が早かったです。細かい刑期などを計算していちいちあてはめていかないと答えが出てこない面倒くさい長文などがあるのですよ。中には私しか解けないような難しい珍問が旧司法試験には出題されていたのですが、その人は私と同じ回答をしてきました。「こんなの解かなくていい問題だよ。時間使わせるだけが狙いだよ。」と言いながら、瞬時に解いて正解する最強合格者(試験マスター)を雇っていたのですが、私も彼女も正解でしたが、合格したばかりの人は一番法学ができるので、その人のレベルを見て追い抜こうとして勉強をしていたので、レベルアップが早かったと思います。

苦しい道なので、進まない方が幸せになれますが、どうしても受からないといけない人は、優秀な家庭教師を何人もつけることです。

それでも、できなかったら、あきらめてすぐにやめることです。医学部を辞める人も少なくありません。医学部を辞めて歯学部とか薬学部に行く人がいます。浪人をずっと続けて資格がとれないよりは、歯科医師国試くらいだったら医学部に行った頭脳があれば余裕で受かりますから。歯科医師国家試験も難しいですが、医師国家試験と比べると段違いなので、ずっとやってきた人にとっては大変優しく感じるでしょう。

だから、これから医師を目指そうとする人は、自分がどのような試験を受けようとしているのかを

高校1年生くらいから私のこのサイトで調査をして、進路を決める前に知らないといけません。

ここ(医学部)は、間違いなく進んではいけない地獄ですから。

世の中で人間が絶対やってはいけないことは、医学部に入ることと司法試験合格を目指して勉強をすることです。

何も知らずに医学部に入ると4年生くらいになると受験勉強をしないといけなくなります。

医学を知るために1万問を演習して正答率を完成させればいいかというと

そうでもないです。基本的な要所をおさえておけば、人生では困らないので、その医学がどこになるのかを

過去問題から精選した所、口腔外科になっています。全身のことにひろげられます。
ただ、口腔外科だと不足分野があるので、眼科や精神科から足さないといけない問題があります。

耳鼻咽喉科や脳・神経系からも足したいですが、何でもかんでも著者の好き放題でやっていると生徒さんが消化できなるので、精選しないといけません。

ただ、10問くらいには精選できないです。数百問は出題したいですね。それでも少ない分量です。医師になるには7600問くらい今は完璧に解けないといけないのですが、分量を減らすこちらの大学院でも数百問は解いてもらわないと医師レベルの医学的診断スキルにはなれないです。覚えることも結構あるので。

それでは、この後、司法試験と対をなして人類の究極難易度に位置している難しい医師国家試験を解いていきますが
眼科や精神科が、
口腔外科とは全く別領域になってきますし、
脳・神経系になると未来だと話が変わってくるので、
この時代の医師国家試験を紹介して解いていくことは、あまりよくないことです。