医師国家試験から学ぶこと 3(まずは解剖学から) | 天上界 Great Materia University 総合医学部 総合医学科学科 医師養成コース(※歯科医師も併合)

ただ、まず、脳神経第1~12までを覚えないといけません。
これは、歯科口腔外科でも同じように覚えることですが、
解剖学や生理学で覚えることです。

これは、歯学部の学生も変わらないので、共通して覚えてしまいましょう。
私は、歯学部も卒業して歯科医師国家試験にも合格したのですが、
医師国家試験では口腔外科が出ない訳ではないのですが、
弱いです。

例えば、みてみましょう。

108医A3
唇裂・口蓋裂の症候でないのはどれか。
a 嚥下障害
b 外鼻変形
c 構音障害
d 歯列異常
e 扁桃肥大

簡単ですが、
口腔に関係ないということでeを選びましょう。

裂けている部分に異常が出る訳ですから、
裂けていない所は機能異常は出ないということですね。
eは生理学的に問題になる所です。
だから、考えても分かることです。

108医D7
Wiskott-Aldrich症候群でみられるのはどれか。
a 血便
b 口蓋裂
c 小脳失調
d テタニー
e 毛細血管拡張

Wiskott-Aldrich症候群は
1)易感染性、
2)血小板減少(出血傾向)、
3)湿疹
を三主徴とする伴性劣性遺伝形式をとる原発性免疫不全症です。

よって、aが正しいということになります。

これは、正答率66%の問題でした。

易感染性、血小板減少(出血傾向)、湿疹を三主徴
で解く問題です。
血小板が減少すると血が止まらないので出血傾向があるということで
aを選ぶのです。

bやdは、DiGeorge症候群の症状です。
cやeは、小脳失調や毛細血管拡張は毛細血管拡張性失調症〈Ataxia telangiectasia〉〈Louis-Bar症候群〉の症状です。

毛細血管拡張性運動失調症(ataxia telangiectasia; A-T, ルイ=バー症候群; Louis-Bar syndrome)とは、
DNA修復機構の異常により生じる神経系、免疫系などの多系統の障害を呈する常染色体劣性遺伝の疾患です。

臨床症状として
眼球結膜、顔面頬部や耳介などの毛細血管の拡張、
神経症候としては小脳性運動失調、眼球運動失効、舞踏アテトーゼ、ジストニーです。
1歳前後の歩き始めの失調性歩行により気づかれ、四肢の失調、小脳性構音障害、急速眼球運動障害、
また毛細血管拡張も明らかとなってくる。
免疫系の異常としては、胸腺の低形成・欠損、反復する呼吸器感染が知られており、
また白血病、悪性リンパ腫、悪性腫瘍の合併も高頻度であるとされている。

こういうのを次々と覚えていかないといけないのです。

109医I27
Down症候群で合併しやすい内分泌疾患はどれか。
a 尿崩症
b クレチン症
c Basedow病
d Cushing症候群
e 原発性アルドステロン症

医学部の学生さんは、ダウン症候群は、覚えていますか?わかっていますか?
小泉門解離や巨舌など
クレチン症とDown症の共通点が多いので
この違いの問題が出題されています。

Down症候群には甲状腺機能低下症を合併しやすい
ので、bが正しいです。

109医B15
隣接遺伝子症候群はどれか。
a Sotos症候群
b Down症候群
c Turner症候群
d Klinefelter症候群
e Prader-Willi症候群

隣接遺伝子症候群とは、
染色体に「隣り合う」
本来は無関係である複数の「遺伝子」が
同時に障害されて「発症」するので、
「隣接」
「遺伝子」
「症候群」というのです。
これには、
•アンゲルマン症候群
•ウイリアムズ症候群
•スミス-マゲニス症候群 
•ディジョージ症候群
•プラダ-ウィリー症候群(PWS)
•ランガー-ギーディオン症候群
•ルービンスタイン-テイビー症候群
を覚えていないといけないです。
ということで、これが入っているのはeなので、eを正解に選びます。

a Sotos症候群は単一遺伝子が原因です。
b~d これらは染色体の異常です。

私は看護学校でも教えていたことがあったのですが、
ぱっと見ると何の試験かは、
解きなれていないと分からないほど似ています。

脳・神経系については、
当たり前のことを勉強していきたいと思います。

第103回看午後29問
脳神経とその機能の組合せで正しいのはどれか。
1. 顔面神経 ― 顔の感覚
2. 舌下神経 ― 舌の運動
3. 動眼神経 ― 眼球の外転
4. 三叉神経 ― 額のしわ寄せ

実は、看護の国家試験も結構難しいのですよ。
割と医師レベルで出てきますが、
これでも簡単なほうです。

脳神経12対が分かっていますか?
という話なのですよ。

これは、「覚えていないとダメ」なのですよ。

あとで解剖学の授業をする機会があれば、
イラストで紹介しようかなと思っています。

脳神経は中枢神経の脳に出入りする末梢神経で、
12対からなります。
主に頭部顔面の種々の器官(頸部・胸腹部内臓を含む)と
連絡をする運動神経・感覚神経
および副交感性の運動神経・分泌神経からなります。

1.嗅神経(神経はNと略して書いていきます)
2.視N
3.動眼N
4.滑車N
5.三叉N
6.外転N
7.顔面
8.内耳
9.舌咽
10.迷走
11.副
12.舌下

これは、何が出ても文句が言えないようになっています。
1は、嗅覚ですよね。神経ですから。鼻のNで鼻が動くというよりは
嗅ぐことが大事ですよね。生命にとっては。
わざわざ嗅ぐと書いてあるのですから、
家具でも嗅ぐでもいいですが、とにかく覚えられたら
何でもいいです。
2.視神経は視覚ですよね。
だって、下に動眼神経と書いてあるのですから、
視だけで名づけた人は、視力の問題で名づけたのだろうと
考えると視覚だけかなと思いますよね。
3は、眼球運動ですよね。あとは縮瞳です。
4も眼球運動ですが、眼球運動は3・4・6になっています。

動眼神経は眼球運動に関与する眼筋を支配しています
(眼筋6種類のうち内側直筋・上直筋・
下直筋・下斜筋の4筋と上眼瞼挙筋の運動に関与)。

しかし、眼球の「外転」には外側直筋が働き、
外側直筋は動眼神経ではなく「外転」神経に
支配されているので、「外転」は「外転」の
組み合わせでないとダメなので、3は×だと
分かりますよね。

4の滑車神経は、眼球運動の上斜筋です。
このキーワードがあったら選びますが、
こういう解剖学が、色んな
眼科とかの病気を知るのに大事なので、
神経から覚えていくものです。

5・7の区別の問題がよく出題されます。
どちらも運動Nと知覚Nの両方があります。
運動と知覚の両方があるので「混合(性)神経」
といいます。

しかし、5の三叉というと、
眼神経・上顎神経・下顎神経に分かれて
顔全体を支配していきますが、
顔の感覚、
咀嚼筋を動かして物を食べる、
歯の知覚(歯科で大事になる)。
よって、
顔の感覚は5で
5の運動は咀嚼運動だと覚えればいいです。

7が、表情筋の運動です。
顔を動かしています。
舌前2/3の味覚とか
涙腺や唾液腺の分泌も覚えろと
いわれます。
顔の感覚には関係ないなと覚えて下さい。
よって、7は表情の運動ですが、
味覚もあると覚えて下さい。
義歯に関係するのが7だと覚えればいいです。
顔の表情を考えて全部床義歯を作りますから
総義歯学では、表情筋の運動は7だと習います。

じゃあ、舌前2/3の知覚はといわれると
三叉神経の中の舌神経です。
これは顔の感覚として判断されるということです。

よって、5・7は顔は顔なのですが、
違いは
5とくると、咀嚼・知覚(舌前知覚)
7とくると、表情運動・舌前味覚
ただし、舌運動は12です。

6はやったので、
8が聴覚・平衡覚です。
耳ですから。耳鼻科をやるときに
大事になってきます。

9は舌咽ですから舌だなと連想しますが、
咽と書いてあるので、後ろのほうなのですよ。
そうすると
さっき7で前2/3だったので、
この前というのは、顔として
判断されている訳ですね。
後1/3が舌咽神経の知覚の支配になっていると
ピンときてほしいのです。

10は内臓感覚、運動、発生
11は頸部運動(胸鎖乳突筋、僧帽筋)
12は舌運動。

よって、この問題は、
2. 舌下神経 ― 舌の運動が〇になります。

これは、重複して書きますが、
解剖学の授業の機会があれば
覚えやすい覚え方を教えます。

舌にポイントをあてる
覚え方もあります。

舌の感覚は、前2/3が三叉
後1/3が舌咽
舌の味覚は、前2/3が顔面
後1/3が舌咽ですから
後ろは舌咽で覚えればいいです。
後ろとくると感覚・味覚両方
舌咽です。
運動が舌下です。
これだけでもだいぶん問題が解けるようになります。

後とくると舌咽です。
だって、咽喉科の「咽」とあるのですから、
問題としては、すぐ舌咽を選べばいいです。

舌の運動は舌下だと覚えましょう。
この問題で覚えましょう。

そうすると舌
の感覚と味覚はどっちかなというので、
顔の感覚は三叉神経だったので
前2/3の感覚は三叉。
味覚は、そうじゃないのだなというので、
似ている顔面神経を選ぶということですが、
涙腺・唾液腺の分泌もやっているので
顔面神経のほうが味覚と関連が深いので
顔面と答えて下さい。

三叉は味覚と関係ないと覚えておけば
顔面特別がつきます。
耳下腺が顔面神経ですが
ワルチン腫瘍(耳下腺にできる腫瘍)で
よく顔面神経との関連が問われるので
よく顔面神経に気をつけて下さいと言われるのですが
こういう問題で
味覚・唾液は、顔面神経だなと覚えればいいです。

ここらへんは、よく絵を描けと言われるのですが
絵を忘れちゃうのですよね(笑)。
絵を見ると何となく分かった気になっちゃうのですが
それで問題が解ける訳ではないので。
描いても忘れちゃうので、
連想して、引き出せるように
記憶術を使って下さい。
記憶術を使うシーンです。

あとは目を動かす筋の復習ですが、
6つあるうちの
4つが動眼神経なので
「動眼」と書くのですが、
全部ではないので、
あとの2つが問題になります。

そこで、外転(外側直筋)なら
外転を選び、
上斜筋なら、
滑車神経を選んでください。
間違えやすいのは、
下斜筋は
動眼神経の支配領域です。
だから、滑車で斜で覚えると
斜のつく筋は
上斜筋と下斜筋の2つあるので、
上のほうだと覚えておいて下さい。
目とくると上に滑車があるような
イメージをして覚えればいいです。

目の運動は6つ筋肉があり
そのうち4つが動眼です。
動くと書いてあるのですから。
あとの2つのうち
1つは、外側(外転)・外転で覚え、
最後の1つが滑車・乗車で覚えて下さい。
上斜筋ですが、乗車と覚えて下さい。
「滑車に乗車する」と覚えて下さい。
それで目の神経の解剖の問題は解けると思います。

問題を解くために必要な知識を
インプットしておくと
医術に卓越してきます。

ここまで勉強すると
この問題の選択肢4は×で
顔面の運動は顔面神経だと分かります。

理学療法士や柔道整復師の国家試験でも
同じような問題が出題されます。

こういう解剖と関連している問題なら
解いてもいいと思います。

ここは大事なので、
しっかり解剖学の講義をしていきます。

脳神経ですから、脳から出てきて全身に分岐していくので、
頭蓋底を通ります。だから、何神経が頭蓋底のどこを通過するかも
覚えないといけないのですが、
機能として問題が出る場合は、
12本ある脳神経には、運動神経・知覚神経・副交感神経の作用があるのかも
問題になります。

そこで、これらを一緒くたに表にして覚えることになります。

第1脳神経は嗅神経 運動× 知覚〇 副交感× 通過は篩孔
2脳神経は視神経 ×〇×で一緒です。通過は視神経管。
3は動眼。〇×〇。上眼窩裂を通過。
4は滑車。〇××。上眼窩裂。
5は〇〇×。上眼窩裂、正円孔、卵円孔。これは歯科で出てくる神経ですから
歯学部生は頭が悪くても金を払って
大学に行って歯科医師だいえるので、円でモテモテなので「エンコウ」と覚えて下さい。
6は〇××。上眼窩裂。
7は〇〇〇。内耳孔。耳が近いし耳下腺とか耳に関連しているというイメージで覚えていいですよ。
8内耳神経。×〇×。内耳孔。
9〇〇〇。頸静脈孔。
10〇〇〇。頸静脈孔。
11〇××。頸静脈孔。
12〇××。舌下神経管。

覚え方は、語呂合わせですが
「8・2・1(歯にいい not11)神経動かない。」歯は動かないので、動かないと覚えます。
「7・10・5・9混合性 納豆ごっくん昆布だし」混合性とは、知覚+運動神経のことです。
「3・7・9・10副交感 みんな食って満”腹”感」副交感ですから、満「腹」になっています。

歯科でも問題がめちゃくちゃ出ます。
たとえば、
96A-2
93A-12
92A-18
91A-5
92A-21
89A-37
97A-41
96A-39
96A-38
97A-37

これは、何で人体の構造を
こんなふうに作ったのかというと
完全にやみくもなのですよ。
みんなが神を信じないように
自然にこうなっていったというふうにしたかったのですよ。
だから、ここは理屈なしで
覚えないといけない苦しいエリアにしておいたのですよ。

なぜなら、医師になるというのは、
私も医師になることを予定していたので
めちゃくちゃ難しくしておいたのですよ。
同年代の日本の試験では英語も出ます。
必修も禁忌もあります。
医師になれれば、
年収1億円くらいになれる方法があるので、
簡単にはさせないようにしたのです。
私も病院長をしていたことがありますが、
病院長になれば、年収は億単位になります。
弁護士だと年収6億円くらいになる方法があるのですよ。
企業の社長とかに選ばれる方法です。
私もそうだったのですが、
これはリスクもあって、負債ができる可能性があるので
頭がよくないとできません。

よって、私はお金持ちなのですよ。
お金をものすごく持っています。
なぜなら、頭がよかったからです。
よって、私は、無料でこれを教えているのです。
お金はいらないのですよ。お金をたくさん持っているからです。

私は、受験生のときは、
よく「出る順」に
シャワールームや家の壁とかに
書いたりプリントアウトしたものをはっていきましたが
部屋中、紙だらけになって、
通るたびに、点数アップする勉強ができるような
マンションになっていました。

解剖学は、やみくもに覚えるようにしていた所なので、
解剖の紙をよくはっていました。
骨・筋・神経・血管
これら4ジャンルの配置・走行・名称を覚えないといけないのです。

これらを覚えていないと後の問題を解いていけなくしたのが
医学の難しい所にしておいたのです。
ただ、ここでは、私は医師免許と歯科医師免許を取得した後ですし、
そろそろ天上界に帰るので、もうサービスしようと思って
分かりやすく教えます。
ただ、医師国家試験をメインで教えない理由は、
嫉妬深い神がヤーウェだからです。

歯科医師だったら簡単になれるので、
過去問だけで合格できるので、歯科口腔外科をメインにして教えるという
講義にします。
歯科なら医科の10分1以下くらいのインプット分量で受かる試験です。
その歯科すらも全部は教えないのです。
医師国家試験は当然、歯科医師国家試験にも合格してもらいたくないからです。