「歯周病学(ペリオ)」 | 天上界 Great Materia University 総合医学部 総合医学科学科 医師養成コース(※歯科医師も併合)

口腔外科と関連のある科目としてペリオがある。
歯周病というのは、細菌感染だ。感染症だ。
粘膜は非常に雑菌を受け付けやすい。付着→侵入→定着というサイクルを細菌はとってくるが、
この感染症の診断、治療というものが、
歯科のドクターとしては問われているものの
医師がおざなりにしてはいけないものである。
そこで、法を調査すると
医師もペリオ病変を治療できることが判明した。
なぜなら、ペリオ病変は、口腔内の病変であるため、
純然な歯科ではなかったためであり、独占業務の問題にはあたらないし、
そもそも医師であるのだから、口腔外科の歯科治療として
感染根幹治療や
抜歯は、医師もしてよいものである。
しかし、実の所、抜髄や修復も許されるべきである。
未来においては、そのような未来の社会を目指してほしいが、
この感染症であるということは、皮膚科や外科と変わらない理論であるから、
ペリオの際も、全身疾患との兼ね合いで、外科医の消毒やオペ(歯周外科手術)の視点で捉えていくのが、俺がこの教科書で書く新しい医学体系である。

では、講義をしていくが、
歯周病では、診断はあまりに問題にならないので(判別は見れば容易であるため)、
治療法を講義していく。


ガイドラインとしては、いつでも手順を守ることである。

1.急性症状があれば、その処置をする。

これは、いつでもそうなのだ。何でもそうなのだ。それが正しいわけではないのだが、医師は棋士ではないから、とりあえず目に見えている急性症状を改善しようとするものだ。おおむね正しい場合が多いからだ。
そこで、まずは急性症状の確認をして、症状があるなら、
講義で教わったいつもの通り「抗菌薬」になるが
軟組織なので「切開・排膿」も選択肢に入ってくることを忘れないように。
歯磨きから先にするのではないのかと疑問に思うかもしれないが、
医師としては、鉄則として「まず急性症状をなくしてから処置をする」という基礎医学の大原則があるのだ。
なぜなら、急性期に手術をした場合、炎症が波及・増悪するからである。

そこで、これ(P)が感染症だと考えると
まずは、急性症状の有無を患者を診察して確認することが、大切な
第一のステップになる。

 

※抗菌薬を使うときは急性症状がある。このとき、患者はブラッシングもできないときがある。そこで、口腔内の清掃のために「洗口剤」「含嗽剤」を補助薬として使用する。LDDSを補助薬として使うときもある。

2.E-P病変があるときは、E処置から優先する。

また大学の講義みたいなことを書くが、エンドーペリオが合併している病変がある。
この場合は、歯内処置から行うルールがある。

なぜかというとこの場合、原因はどちらか判明しづらいし、俺ら神でもない限り、人間のドクターにはどちらが原因かわからないので、どっちもやったらいいと思うが、ドクターは1人という前提で手順を決めていくなら
ペリオからやったら、歯内感染が原因だったら、治らないし、根尖部がひどくなってきて余計症状が悪くなってくる。
これまでエンドが原因だということが多かったし、エンドの処置で治る場合が多かった。
根尖部膿瘍からポケットに流れていくような病変だが、つながっているように見える場合だな。
その場合の処置は、2だというのは、こういう理由による。

3.ここから「歯周初期治療」  

 (1)保健指導…ほ  

 (2)モチベーション…動機づけ…も  

 (3)口腔衛生改善=TBI+(不良補綴物の除去、調整、MFT)…簡単だから衛生士が好きな所だが…こ  

 (4)スケーリング(歯石除去)…これも創傷治療と一緒。感染除去・予防。…す  

 (5)ルートプレーニング(根面滑沢化)…これも一緒。ポケット内の根面を綺麗にする処置。…る  

 (6)咬合調整…こうちょう  

 (7)MTM、Ext(エキスト/エクスト=抜歯)  

 (8)う蝕処置、そこから連想して根幹治療(E-P病変がつながっていないもの)  

 (9)暫間固定(動揺度2度以上)


ここまでの歯周初期治療を
ほ・も・こ・す・る・こうちょうえ~・う・ざ
と覚える。ほ・も・こ・す・る・こうちょうの6つは必ず行い、え・う・ざの3つは必要に応じて行う。

4.検査しても治っていないものに対しては、LDDS(局所薬物配送システムを行う。

これも、まず薬からという考え。

※急性症状の際に、抗菌薬の補助薬として用いることもあるが、イレギュラーな選択肢。考えなくてもいいかもな。

5.それでも治らないものに対しては、歯周外科手術を行う。

 

 オペまでたどりついたら、

皆は、普通は頻出のフラップだと思っているのだが、

 (1)a.上顎大臼歯である b.病変が1根に減局している をチェックする。

   この場合、歯根切除、トライセクション

   は、フラップより優先する。

 (2)次のa~cを先にチェックする

    a.真性ポケットのチェック→真性ポケットがないならフラップをする必要はない

    b.付着歯肉の幅が狭い         →フラップは単独では行えない

    c.歯肉退縮がある(軽度なら含まない) →フラップは単独では行えない

   これら3つのとき以外は、フラップを行える。

 

 

   フラップ

    ・歯肉剥離そうは術

    ・ウィッドマン法

    ・ノイマン法

    ・カークランド法

    ・歯肉弁根尖側移動術…これはスーパーフラップ。付着歯肉が狭くてもできるフラップの改良型。

      つまり、a.仮性ポケットであるとき c.歯肉退縮がある の2つの場合はできないが、ほぼオールマイティ。

 

  フラップと併用されるオペ

          ・ポケットそうは術 …炎症軽減が目的 フラップ前に行う(必ずやる必要はない)

          ・歯肉切除術    …炎症軽減が目的 フラップ前に行う(必ずやる必要はない)

          ・骨移植(GTR)  …増骨によるポケットの軽減が目的→フラップ中に行う

          ・ヘミセクション  …残せそうもないときは、無理に骨移植やGTRをせずにヘミセクションを行う。

              ※根が残せない場合とは

                a.骨吸収が根尖部まで達している症例

                b.根面カリエスが存在する症例

                c.根縦破裂

          ・遊離歯肉移植術  …歯肉退縮の改善 →フラップ後に行う

 

        ポケット掻把や歯肉切除は、通常、深いポケットが存在する場合、それだけでは適用とはならないが、フラップを行う前処置として行う場合、フラップ前の炎症の軽減が目的となるため、適用となる。

 

        歯学生の多くは、ポケット掻把術は、4mmまでの浅いポケットに対するオペだと思っているが、たとえ10mmであったとしても、まずポケット掻把で4mmの掻把を行っておけば、フラップ前に少し炎症が軽減する。つまり、フラップの前に行う初期治療という考え方もある。

        歯学生の多くは、歯肉切除術はm仮性ポケットに対するオペという考えしかないが、上と同じように、ポケットがたとえ10mmであったとしても、歯肉切除することにより、ポケット内に02が入りやすくなり、ポケット深部の嫌気性菌が減り、炎症が軽減する。つまり、これにより、フラップの成功率がアップする。これもやはり初期治療に入る。

6.最後に歯周補綴を行う。

 

 

--

では、ここまでの講義で、どれだけ解けるのか

試してみるといい。

 

歯科医師

89D6

 

解説

 

ガイドライン

1.急性症状があれば、その処置をする。→なし

2.E-P病変があるときは、E処置から優先する。→選択肢にそれがない

3.ここから「歯周初期治療」  

 (1)保健指導…ほ  

 (2)モチベーション…動機づけ…も  

 (3)口腔衛生改善=TBI+(不良補綴物の除去、調整、MFT)…簡単だから衛生士が好きな所だが…こ  

 (4)スケーリング(歯石除去)…これも創傷治療と一緒。感染除去・予防。…す  

 (5)ルートプレーニング(根面滑沢化)…これも一緒。ポケット内の根面を綺麗にする処置。…る  

 (6)咬合調整…こうちょう  

 (7)MTM、Ext(エキスト/エクスト=抜歯)  

 (8)う蝕処置、そこから連想して根幹治療(E-P病変がつながっていないもの)  

 (9)暫間固定(動揺度2度以上)


ここまでの歯周初期治療を
ほ・も・こ・す・る・こうちょうえ~・う・ざ
と覚える。ほ・も・こ・す・る・こうちょうの6つは必ず行い、え・う・ざの3つは必要に応じて行う。

 

ここまでで、1・2・3があるので、aが答え。

 

 

歯科医師

89D9

解説

 

ガイドライン

1.急性症状があれば、その処置をする。→なし

2.E-P病変があるときは、E処置から優先する。→選択肢にそれがない

3.ここから「歯周初期治療」  

 (1)保健指導…ほ  

 (2)モチベーション…動機づけ…も  

 (3)口腔衛生改善=TBI+(不良補綴物の除去、調整、MFT)…簡単だから衛生士が好きな所だが…こ  

 (4)スケーリング(歯石除去)…これも創傷治療と一緒。感染除去・予防。…す  

 (5)ルートプレーニング(根面滑沢化)…これも一緒。ポケット内の根面を綺麗にする処置。…る  

 (6)咬合調整…こうちょう  

 (7)MTM、Ext(エキスト/エクスト=抜歯)  

 (8)う蝕処置、そこから連想して根幹治療(E-P病変がつながっていないもの)  

 (9)暫間固定(動揺度2度以上)


ここまでの歯周初期治療を
ほ・も・こ・す・る・こうちょうえ~・う・ざ
と覚える。ほ・も・こ・す・る・こうちょうの6つは必ず行い、え・う・ざの3つは必要に応じて行う。

 

1・2・3があるので、aが答え。

プラークコントロールは、「(3)口腔衛生改善=TBI+(不良補綴物の除去、調整、MFT)…簡単だから衛生士が好きな所だが…こ  」

 

よって、答えはa

 

 

歯科医師

84B19

解説

 

ガイドライン

1.急性症状があれば、その処置をする。→なし

2.E-P病変があるときは、E処置から優先する。→(1)

3.ここから「歯周初期治療」  

 (1)保健指導…ほ  

 (2)モチベーション…動機づけ…も  

 (3)口腔衛生改善=TBI+(不良補綴物の除去、調整、MFT)…簡単だから衛生士が好きな所だが…こ  →(5)

 (4)スケーリング(歯石除去)…これも創傷治療と一緒。感染除去・予防。…す  →(2)

 (5)ルートプレーニング(根面滑沢化)…これも一緒。ポケット内の根面を綺麗にする処置。…る →(2)  

 (6)咬合調整…こうちょう  

 (7)MTM、Ext(エキスト/エクスト=抜歯)  

 (8)う蝕処置、そこから連想して根幹治療(E-P病変がつながっていないもの)  

 (9)暫間固定(動揺度2度以上)


ここまでの歯周初期治療を
ほ・も・こ・す・る・こうちょうえ~・う・ざ
と覚える。ほ・も・こ・す・る・こうちょうの6つは必ず行い、え・う・ざの3つは必要に応じて行う。

 

 

1・2・5がある。

よって、答えはb

 

答えb

 

 

歯科医師

83D7

 

 

解説

 

ガイドライン

1.急性症状があれば、その処置をする。→なし

2.E-P病変があるときは、E処置から優先する。→選択肢にそれがない

3.ここから「歯周初期治療」  

 (1)保健指導…ほ  

 (2)モチベーション…動機づけ…も  

 (3)口腔衛生改善=TBI+(不良補綴物の除去、調整、MFT)…簡単だから衛生士が好きな所だが…こ  

 (4)スケーリング(歯石除去)…これも創傷治療と一緒。感染除去・予防。…す  

 (5)ルートプレーニング(根面滑沢化)…これも一緒。ポケット内の根面を綺麗にする処置。…る  

 (6)咬合調整…こうちょう  

 (7)MTM、Ext(エキスト/エクスト=抜歯)  

 (8)う蝕処置、そこから連想して根幹治療(E-P病変がつながっていないもの)  

 (9)暫間固定(動揺度2度以上)


ここまでの歯周初期治療を
ほ・も・こ・す・る・こうちょうえ~・う・ざ
と覚える。ほ・も・こ・す・る・こうちょうの6つは必ず行い、え・う・ざの3つは必要に応じて行う。

 

 

今回は、1・3がある。

「歯の動揺はない」と問題文にあるから(9)暫間固定(動揺度2度以上)は×になる。

 

ここまでで、aが答えだと出る。

 

答えa

 

 

歯科医師

83D10

解説

 

ガイドライン

1.急性症状があれば、その処置をする。→なし

2.E-P病変があるときは、E処置から優先する。→選択肢にそれがない

3.ここから「歯周初期治療」  

 (1)保健指導…ほ  

 (2)モチベーション…動機づけ…も  

 (3)口腔衛生改善=TBI+(不良補綴物の除去、調整、MFT)…簡単だから衛生士が好きな所だが…こ  

 (4)スケーリング(歯石除去)…これも創傷治療と一緒。感染除去・予防。…す  

 (5)ルートプレーニング(根面滑沢化)…これも一緒。ポケット内の根面を綺麗にする処置。…る  

 (6)咬合調整…こうちょう  

 (7)MTM、Ext(エキスト/エクスト=抜歯)  

 (8)う蝕処置、そこから連想して根幹治療(E-P病変がつながっていないもの)  

 (9)暫間固定(動揺度2度以上)


ここまでの歯周初期治療を
ほ・も・こ・す・る・こうちょうえ~・う・ざ
と覚える。ほ・も・こ・す・る・こうちょうの6つは必ず行い、え・う・ざの3つは必要に応じて行う。

 

 

今回は、1・2は必須6項目の初期治療

問題文に白濁があるというので、必要に応じてするえ・う・ざのうちのう蝕治療ではフッ化物を塗布するということになる。C0の初期カリエスだな。

よって、答えはb

 

もし、がっつりう蝕があれば、(4)の修復処置になっているがな。

 

 

歯科医師

87D7

 

解説
ガイドラインとしては、いつでも手順を守ることである。

1.急性症状があれば、その処置をする。

まずは、急性症状の有無を患者を診察して確認することが、大切な
第一のステップになる。

 

※抗菌薬を使うときは急性症状がある。このとき、患者はブラッシングもできないときがある。そこで、口腔内の清掃のために「洗口剤」「含嗽剤」を補助薬として使用する。LDDSを補助薬として使うときもある。

2.E-P病変があるときは、E処置から優先する。

3.ここから「歯周初期治療」  

 (1)保健指導…ほ  

 (2)モチベーション…動機づけ…も  

 (3)口腔衛生改善=TBI+(不良補綴物の除去、調整、MFT)…簡単だから衛生士が好きな所だが…こ  

 (4)スケーリング(歯石除去)…これも創傷治療と一緒。感染除去・予防。…す  

 (5)ルートプレーニング(根面滑沢化)…これも一緒。ポケット内の根面を綺麗にする処置。…る  

 (6)咬合調整…こうちょう  

 (7)MTM、Ext(エキスト/エクスト=抜歯)  

 (8)う蝕処置、そこから連想して根幹治療(E-P病変がつながっていないもの)  

 (9)暫間固定(動揺度2度以上)


ここまでの歯周初期治療を
ほ・も・こ・す・る・こうちょうえ~・う・ざ
と覚える。ほ・も・こ・す・る・こうちょうの6つは必ず行い、え・う・ざの3つは必要に応じて行う。

 

 

この問題では、1・2・3・4・5があてはまるので

もう少し細かく問題文を検討していくと

舌側が汚れている。これに勝って、歯磨剤を指導することはない。そして、もう1つは前回の口腔衛生指導で、歯磨剤の指導はあったと考えるべきだからだ。そうなると、答えはd。

よって、答えはd

 

洗口法は、急性症状があって、ブラッシングができない場合に用いるものであるというのが、この当時の考え方なので。

今では、当然両方一緒にすればいいだが、ブラッシングに勝るものではないし、この当時の考え方として、モチベーションに勝るものでもないだろうという比較問題になる。そうなると、どれを価値観として選ぶかは、答えがない。なぜなら、答えが定まっている所で俺はチャート式を作ったのだから、それから外れている問題は、答えではないことを答えにしているので、問題が違法問題。

当然、全部〇なので、この問題はイレギュラー。

 

だから、こういう所に照準を合わせるな。

 

 

歯科医師

93C11

解説
ガイドラインとしては、いつでも手順を守ることである。

1.急性症状があれば、その処置をする。

まずは、急性症状の有無を患者を診察して確認することが、大切な
第一のステップになる。

 

※抗菌薬を使うときは急性症状がある。このとき、患者はブラッシングもできないときがある。そこで、口腔内の清掃のために「洗口剤」「含嗽剤」を補助薬として使用する。LDDSを補助薬として使うときもある。

2.E-P病変があるときは、E処置から優先する。

3.ここから「歯周初期治療」  

 (1)保健指導…ほ  

 (2)モチベーション…動機づけ…も  

 (3)口腔衛生改善=TBI+(不良補綴物の除去、調整、MFT)…簡単だから衛生士が好きな所だが…こ  

 (4)スケーリング(歯石除去)…これも創傷治療と一緒。感染除去・予防。…す  

 (5)ルートプレーニング(根面滑沢化)…これも一緒。ポケット内の根面を綺麗にする処置。…る  

 (6)咬合調整…こうちょう  

 (7)MTM、Ext(エキスト/エクスト=抜歯)  

 (8)う蝕処置、そこから連想して根幹治療(E-P病変がつながっていないもの)  

 (9)暫間固定(動揺度2度以上)


ここまでの歯周初期治療を
ほ・も・こ・す・る・こうちょうえ~・う・ざ
と覚える。ほ・も・こ・す・る・こうちょうの6つは必ず行い、え・う・ざの3つは必要に応じて行う。

 

 

この問題では、腫脹・発赤という急性炎症の症状があるので、抗菌薬がいるなと思ったが

口臭もそれによるものだろうし、スピロヘータとか多数というのは、やばいと思った。

そこで、さっき教えた通り、抗菌薬+含嗽剤が答えになる。

 

よって、答えはbc

 

答えbc

 

 

歯科医師

86D15

 

解説
ガイドラインとしては、いつでも手順を守ることである。

1.急性症状があれば、その処置をする。

まずは、急性症状の有無を患者を診察して確認することが、大切な
第一のステップになる。

 

※抗菌薬を使うときは急性症状がある。このとき、患者はブラッシングもできないときがある。そこで、口腔内の清掃のために「洗口剤」「含嗽剤」を補助薬として使用する。LDDSを補助薬として使うときもある。

2.E-P病変があるときは、E処置から優先する。

3.ここから「歯周初期治療」  

 (1)保健指導…ほ  

 (2)モチベーション…動機づけ…も  

 (3)口腔衛生改善=TBI+(不良補綴物の除去、調整、MFT)…簡単だから衛生士が好きな所だが…こ  

 (4)スケーリング(歯石除去)…これも創傷治療と一緒。感染除去・予防。…す  

 (5)ルートプレーニング(根面滑沢化)…これも一緒。ポケット内の根面を綺麗にする処置。…る  

 (6)咬合調整…こうちょう  

 (7)MTM、Ext(エキスト/エクスト=抜歯)  

 (8)う蝕処置、そこから連想して根幹治療(E-P病変がつながっていないもの)  

 (9)暫間固定(動揺度2度以上)


ここまでの歯周初期治療を
ほ・も・こ・す・る・こうちょうえ~・う・ざ
と覚える。ほ・も・こ・す・る・こうちょうの6つは必ず行い、え・う・ざの3つは必要に応じて行う。

 

 

この問題では、明らかに急性炎症の症状が出ているので、前と同じように

1・5が答えになる。

 

「波動が蝕知」できれば、急性症状の改善を目的とした「1.急性症状があれば、その処置をする。」で

4もありになるが、

「膿瘍」の話は何も書いていないので、キーワードが目に入らないと切開というふうにはひらめかない。

急性炎症なのだから、切開(手術)すると炎症が増悪するので、4はやってはいけない選択肢になる。

だから、キーワードがないから、すぐ読み飛ばしてスタンダードに1・5が盤石。

 

よって、答えは、b

 

 

歯科医師

88B16

 

 

解説
ガイドラインとしては、いつでも手順を守ることである。

1.急性症状があれば、その処置をする。

まずは、急性症状の有無を患者を診察して確認することが、大切な
第一のステップになる。

 

※抗菌薬を使うときは急性症状がある。このとき、患者はブラッシングもできないときがある。そこで、口腔内の清掃のために「洗口剤」「含嗽剤」を補助薬として使用する。LDDSを補助薬として使うときもある。

2.E-P病変があるときは、E処置から優先する。

3.ここから「歯周初期治療」  

 (1)保健指導…ほ  

 (2)モチベーション…動機づけ…も  

 (3)口腔衛生改善=TBI+(不良補綴物の除去、調整、MFT)…簡単だから衛生士が好きな所だが…こ  

 (4)スケーリング(歯石除去)…これも創傷治療と一緒。感染除去・予防。…す  

 (5)ルートプレーニング(根面滑沢化)…これも一緒。ポケット内の根面を綺麗にする処置。…る  

 (6)咬合調整…こうちょう  

 (7)MTM、Ext(エキスト/エクスト=抜歯)  

 (8)う蝕処置、そこから連想して根幹治療(E-P病変がつながっていないもの)  

 (9)暫間固定(動揺度2度以上)


ここまでの歯周初期治療を
ほ・も・こ・す・る・こうちょうえ~・う・ざ
と覚える。ほ・も・こ・す・る・こうちょうの6つは必ず行い、え・う・ざの3つは必要に応じて行う。

 

 

今回は、リンパ節腫脹というキーワードが見られるので注目しないといけないわけで

腫脹・発赤・疼痛・発熱の急性炎の症状の

発熱・腫脹・疼痛が見られるということで

急性炎症をおさえるための治療が優先する。

 

よって、1が絶対〇だ。

2も〇だと思う。

一応5も見て比較すると、5はすぐ×だと分かる。

 

灰白色がカンジダかアフタか褥瘡性潰瘍かがん性潰瘍かといった鑑別は

ここではできないが、偽膜というとカンジダかアフタかという所で

ガーゼで拭って除去できればカンジダだろうが

どのみち清掃が感染を防ぐために必須になる。これは、「洗浄」と同じ意味だ。創傷治療の基本に戻って何をすべきか思い出せ。感染が生じているのが急性炎だ。

 

よって、aしか答えはない。

 

答えa

 

さて、問題は山のようにあるが、

その1つ1つの解法を実演することは、時間や紙幅の制限があるために、省略する。

貴様が医師になることは、貴様が孤独に打ち勝って、精神を錬磨して

一人でやっていけるようになるために、努力していくことだ。

 

こんなものは、どこまでやったらゴールという所はない。

そんなもので、貴様らの毎年の国家試験に俺が勉強で付き合っていくことは、大天使ミカエルという天の最高位者と貴様ら底辺のチリ共との関係上、ナンセンスだ。

 

学習というものは、自らができなければいけないことだ。

この医師の医学の学問を通じて

論理の技術を身につけ

自らの頭脳をもって

謎に立ち向かい、真理を解明し、

正しき道を歩んでいくことだ。

 

俺の学問指導はここまでになるが、

これから医師を目指すものには、この本を紹介して帰る。

まず、何と言ってもこれしかない。

これが一番大切な医学書だ。

 

病理というものを解明し、

人間が病魔と戦っていくための基礎が書いてある。

 

その後で何を読むかは、

やはり、これになる。

この2冊だけでも十分に医師としての機能が発揮できるようになる。

 

やはり医学書院の本は俺も好きだが、

多くの医師に愛されている。

 

ここまで大学1年の頃に5~6回は読んで

次にこれだ。

ここまでで、外科・内科の基礎がわかり、臨床に応用できる力が発揮できる。

 

そこで、ここまでの3冊は

医学部・歯学部の大学1年生の頃に

5~6回は通読しなければいけない。

 

医師になりたいなら本気で目指さなければ

遊びでやってるのではないからな。この世界は。

 

これは、実は無くてもいいのだが、

2~3回、読んでおくといい。

 

ここで止まることはないと思う。

自力でこれも読めないようだったら、人間として機能がおかしいと思わなければいけないから

よほど努力していかなければ、その先の人生で失敗するだろう。

 

これは、絶大な人気がある本だが、

どうしようもないくらい時間がかかる。

そこで、学生の初期の時間に余裕があるうちに、

人体の構造と機能をきちんと整理して

主要事項を頭に入れて、

逃げないようにして、

いつでも、ここに帰ってくるようにしなければならない。

覚えることは、山のようにあるので、

その中で、この解剖というものが、医師国家試験の何パーセントの比率かというと

ほぼ全容に関することなので、

たいていこれを使わないと理解できないことが多い。

 

よって、解剖学も

ヘタレな(外科から逃げる)医師になりたくないのだったら

真剣に勉強していくことだ。

 

ここまでで医師養成講義は終わる。

 

以上。