「口腔外科学-骨折治療」 | 天上界 Great Materia University 総合医学部 総合医学科学科 医師養成コース(※歯科医師も併合)

医師(外科医)兼歯科医師(医学博士)の俺が、口腔外科を教えている理由は
口腔外科は、中々凄い分野で、これだけで、
外科は勿論、内科、内分泌、皮膚科、整形外科、循環器科、耳鼻咽喉科、消化器科、免疫・アレルギー性疾患、膠原病、先天性疾患、栄養、救急、麻酔科、血液・造血器疾患、感染症…etc数え上げたらキリがないほど何でも分かってしまう。脳神経と眼科に関しても、実は、あまり出題がないだけで、学ぶからな。解剖と口外を専門で学習していけば、ここも密接に関連しているから、臨床医はできるようになってしまう。再建も「ここまでやっていいの?」と思うことをその辺の大学教授(口外)はやってるからな。脳神経外科みたいなことをやってるから。
神がわかりやすいように作った領域で、人体の縮図になっている。消化器の一部でありながら、骨もあり、関節もあり、整形外科の範囲にもなっているし、皮膚・粘膜は皮膚科だし、唾液腺も3つ以上つまっていて(小唾液腺も含めて)、ミニチュア版の全科になっているのが口外なので、医師国家試験の範囲は膨大なのだが、歯科で一番膨大なのが口外なのだ。口外は一般の歯科の1科目の何倍も分量があって、麻酔科・放射科も含めて、臨床科目の4割くらいが口外なのだ。エンド・ペリオ・小児歯科という口外と一分野と考えられる科も含めて学習すると臨床科目の5割を超えて6割くらいが口外で、口外ができれば、あとは補綴以外は全部できるようになるけど、フラビーガムの除去とか、違法補綴物の事故も、義歯学は3科目全部そればかりなのだけど、外科の考え方で、全部解けるようになるのだ。義歯学が難しいという奴は外科を知らないからであって、こんなものは外科さえ理解できていれば、0の知識からでも1日で3科目で合格点がとれるようになるのだ。本当に外科さえ基本から理解できれば、あとは全部勝手にできるようになって、歯科国試は8割以上とれるようになるのだ。医学の考え方は共通の理念があって、そこから発展した訳なので、根底とそれぞれの科の特殊性を把握できれば、理論的に論理学による思考によって真の可能性が最も高い回答をすることができる。それが、悠久の年月すたれない真の医学なのだ。これを神は講義したかったのだ。
では、小児歯科でも骨折は出てくるが、全部基本は同じなので、口腔外科からちゃんとやっていくから。
口腔外科ができたら、医科医学もできるようになるし、小児歯科もできるようになるし、エンド-P病変もできるようになるし、矯正もできるようになるのだ。それが俺のここでの講義体系なのだ。
今回は骨折の鑑別とそれぞれの治療法を講義する。骨折のパターンは、いつも書く通りホメオスタシスの維持ということは正常な構造(解剖学)・機能(生理学)を頭に入れておいて、異常な形態・機能(病理学)を診断し、それを正常に戻すための生化学・薬理学の機序(生体の反応の理論を各薬物において)を理解しなければいけないのだぞ。そこをいつも念頭にして(軸において)、代謝を学ぶにしても、血液・造血を学ぶにしても、自分がその現場に直面している医師だったらと思って場数を踏んでいかないと、いきなり出ていったら何人も殺してしまうからな。そういう責任のある仕事だから、基礎と救急(外科の手技=術式)を分かっておけ。で、豚の死骸とかを肉屋に行って買ってきて、家で自分で練習するのだぞ。解剖をずっとやってるのだぞ。診療に出る前に、受験後の休みが長いのだから春までに100体は解剖するのだぞ。神経・血管の縫合の練習をしておけ!カテーテルとバルーンを入れる練習をしておけ。挿管もやっておけ。循環器を守る練習は医師として当たり前のことだ。うまい外科医というのは、こういうことを自習でやってるのだ。失敗しないためには事前の練習が大切なのだ。命の話は重大で1つもミスしたらダメなのだから。学力だけではなく、手技も問われる難しい仕事が医師なのだ。自覚と責任を持って学生の内から、そのときの準備して取り組んでいけ。

「口腔外科学-骨折治療」

1.序論:
口腔外科が担当する骨の領域は、顔面部の骨になるが、
骨折の原因は、外力が顔面部にかかることだが、
この時、どのような骨が骨折し、
その時、どのような症状が起きるのか。
この症状を分かっていれば、鑑別診断をしやすい。

2.診断ガイドラインチャート;
そこで、診断ガイドラインのチャートから提供しよう。

・開口障害あり+咬合異常あり→下顎頚部骨折→開口訓練必要
・開口障害あり+咬合異常なし→頬骨弓骨折→開口訓練不要
・開口障害なし+咬合異常あり→上顎又は下顎骨体部骨折(※下顎骨体部骨折は骨折線によって時に開口障害あり)
・開口障害なし+咬合異常なし→歯槽骨骨折


※ルフォーⅠ・Ⅱ・Ⅲ型骨折については、各自で骨折線と
そこを通る骨折が起こす障害によってどのような症状(咬合異常はⅠ・Ⅱ・Ⅲの全てに共通、複視(視覚異常)はⅡ・Ⅲ、
Ⅱ型では、外眼筋の麻痺や神経の障害により、眼球の運動が制限され、複視が生じる可能性。
Ⅲ型では眼球運動神経の障害や外眼筋の麻痺により、複視が生じることがあり。
眼球運動を司る神経には、動眼神経(Ⅲ)、滑車神経(Ⅳ)、外転神経(Ⅵ)があるが、ルフォーⅢ型骨折(頭蓋顔面剥離)では、複視が生じる原因となる神経は外転神経(Ⅵ)。
Ⅱ型は涙骨が折れ流涙。
Ⅲ型は鼻骨も骨折しているため鼻出血あり。

3.その診断に基づく治療法:

骨折の場合だから、基本的なガイドラインの趣旨は、
整復・固定+投薬(抗菌薬+消炎鎮痛剤)になる。

これが各治療の方向性になる。
この趣旨が、各部位の特殊性によって
若干形が変わる。

(1)下顎頚部骨折の治療法ガイドラインのチャート

下顎頚部骨折は観血処置がしづらいので、
保存的治療を選択することが多いし優先。

この場合、
 ①整復
 ②固定(顎間固定)顎間固定の方法は、上下顎の歯に装置をつけゴムで牽引し、上下の歯を咬ませたままにして顎間固定するか、「三内式副子」といって、歯列に装着された金属の副子を使って、上下顎の歯を結紮して顎間固定う。この方法は、骨折部の整復と安静を保つために有効。

 ③抗菌薬+消炎鎮痛剤の投与
 ↓
 ④なるべく早く開口訓練をしないと下顎頚部の場合は骨が関節窩領域で癒着を起こして顎が動かなくなるので、2~3週間で顎間固定を外して開口訓練をする。
 
(2)頬骨弓骨折の治療ガイド

 ①整復…メスで小さく皮膚切開し、鈎(又は骨ノミ)を使って整復
 ②固定…帽子(フェルト製帽子)

 ③抗菌薬+消炎鎮痛剤の投与

※最近は、メスで切開してから、プレートで固定する人もいる。こんな小さい所でも手技が上手いドクターは吸収性のプレートを使ってやっていた。

(3)下顎骨体部骨折の治療ガイド

割と何でもできる。
骨体部が大きいので、プレートも使える。

 ①整復
 ②固定…第1選択はプレート+スクリューが人気。+線副子による顎間固定

     第2選択は骨縫合による顎内固定(プレートの方が治りが早いため顎間固定を早く外せるメリットあり)。線副子による顎間固定
 ※小児の場合は、前回の講義の通り、歯の萌出を阻害しないため、プレートを使わず、床副子(無歯顎や乳歯顎に対して、顎間固定や排唾管固定、栄養管固定などを行いたい場合に使用するレジン床)+囲繞結紮の適応となる。

 ※高齢者の場合は、骨体部が脆弱であるため、

   プレート+囲繞結紮スクリュー (歯がないので線副子による顎間固定はない)

    +小児で使う床副子+囲繞結紮という4点セット

   または

   コツ縫合+床副子+囲繞結紮という3点セット
 (床副子はあて木みたいなもので、囲繞結紮は包帯か糸でぐるぐるあて木を巻くイメージ)
 ③抗菌薬+消炎鎮痛剤の投与
 ※+下歯槽神経麻痺が起きていれば、神経再生薬メチコバール(ビタミンB12)を用いる。
 ④骨折線上に8(智歯)があれば、感染を疑うため、8番を抜歯する。


(4)歯槽骨骨折の治療ガイドライン

歯槽骨骨折は、歯槽骨のみにヒビが入っている状態であるから、
上の表で症状「なし」「なし」と書いてある通り、重篤ではない。
そこで、簡素な処置となる。

 ①整復…は、不要か
 ②固定…線副子による顎内固定(顎間固定とは上下顎をぐるぐる巻きつけることだったが、今回は、下顎だけに矯正のようなワイヤーをつけておくだけで十分。これを顎内固定という。今回は、軽微な損傷であるため、顎内固定で十分。)
 ③抗菌薬+消炎鎮痛剤の投与


以上がよく出る骨折とその治療なので、
ここまでで過去問題がどれだけ解けるか確認。

歯科医師

88B37


解説

1→2→3の順で上に骨折線が上がっていくと分かっていれば、口腔の症状だけなのか、複視が出るのか。

そうしたら、1が×だな。そうしたらあとはbかeかどっちかだから。

2は微妙だな。りじょうこうと言われると〇にしてしまいそうだな。

でも5は絶対〇だから、確実な知識を優先して、

aを答えにしろよ。

 

ちょっとここで覚えておけよ。りじょうこうと言われたら鼻みたいなイメージはあるのだが、るふぉー1型は、その「下部」だからな。鼻より下なのだぞ。りじょうこう外縁だったら、犬歯窩を通らないからな。1型は犬歯がある領域なのだ。口腔内の症状が出る所だから。

よって、答えは誤っているものだからa。

 

阿呆な奴だったら、こんなことやらなくていいから。阿呆は医師になれないからな。

 

賢い人+努力=医師になれるのだ。努力もなかったら、せいぜい立命館大学(中堅私立大)止まりで医師にはなれないのだ。

医師になるには立命館を卒業する100倍以上難しく苦しい試練だからな。毎日20時間以上も何年もかけて勉強できるのかという話が、こういう外科でも解剖が問われる内容になっているのだから。外科医でこれをやってる人には、当たり前の簡単な内容なのだが、これが常識になるためには、やっぱり丸暗記を何度繰り返しても解剖学は忘れるから、対応はない。対応がない極地を攻めてるのが、この試験だから、ドクターは動けなくなるし動いても誤診をするから、コア学習にして優しくしろと書いてるのだ。それには医学を本当に理解してる者が書かないといけなかったから、神が出てくるしかなかったのだ。

 

歯科医師

95D17

解説

こんな簡単な問題ないわ。知識しか聞いてないのに、知らなくてもあっさり解けるからな。

阿呆な奴は、問題文を読め。

すると「歯槽」と書いてあるから、まずるふぉー1の1が〇になるだろ。

次は、1に近いやつは2なのだから、aが正解になって、すぐ次の問題に進む問題だ。

 

阿呆な奴は正解しても復習して知識を足さないといけないのだぞ。

問題をさくっと解きたいだけなら、これだけを知っていたら解ける。

これが目の所にあるのか。せいぜいⅡ止まりだろ。眼窩の下がⅡなのだから。

 

 

これが目の所(Ⅲ型)にあるのか。

1型はりじょうこうの下→咬合異常

2型は眼窩の下(縁)→複視

3型は目の中→複視

※咬合異常は1~3の全部だから、歯科でこれが3型まで出題されるのだと覚えておけ!

 

さあああああああああんさ神経っていうのはな、

3つあるからさんさなのだが、

じょうがんかれつ

せいえんこうからんえんこうからでてくるのだ。

せいえんこうから出たのが上顎神経で、上しそうしんけいは上顎神経の枝なのだ。

歯の枝。知らない歯学部生はしねと言われるレベルだぞ。

 

歯というのは、コンコン打診をしたら、痛みがどの歯かわからないという現象があるときがある。

そういうのは、同じ枝から出ていてつながっているから、上顎神経(上歯槽神経)だからわからないのだぞ。臼歯部なんてどの歯かよくわからないことがある。素面のときでも6か7か舌で触れて判別できるのか?どの歯を磨いてるかわからんぞ。5~7になってきたら俺ならわからないときがある。そういう実体験と結び付けて、こういう基礎を1つ1つ時間をかけて覚えていくのだ。なぜなら、基礎は、絶対に忘れてはいけないことであり、こういうことから応用していろんな問題は暗記に頼らず解けるようになるからだ。

 

解くのは暗記でなくていいが、

出た問題に関しては、全部を復習して、何1つわからないことがあったらダメなのだぞ。

だから、大学の時間では足りないと書いているしコアにしろと書いている。どのみち臨床医なら合格しても足りていないのだから。

よって、自習が大事なのだ。

だから、ここで勉強法を教えているのだ。

 

とにかく、こんな雑魚

簡単なことでつまずいているようなら、今までの学習方法が間違えていたということだから

6年なら、もう最低なレベルだから、直前の模試とかで出そうな問題を復習していって、

5年なら、気づいて、修正して、過去問演習をして、そのたびにわからないことは大学の教科書をひいて、調べて、ノートに書いて足していかないと。書かないと歯学部生レベルの頭脳では、こんなレベルは頭に入らないからな。ヒグビーの記憶術もマスターしていないのだから。これは大学で1年のときに教えて練習させないとだめだぞ。記憶術は。こんなレベルの学問の世界だったら。

 

歯科医師

91D42

 

1・5でbだな。すぐ終わるな。こんなもの。

 

ちなみに、

開口障害というのは、咬合異常とは違うからな。

グラグラ揺れるから咬合異常なのだ。だから、1~3型は全部で咬合異常がでるのだ。

一方、開口障害というのは、3横指入らないこと(30mmくらいか?)。

それは何でかというと開口しないのだから、顎関節か開口筋がおかしいと思って、付着部どこだったっけ?と考えて、

開口筋は4つあるが

 

開口筋

外側翼突筋(下頭)

顎二腹筋 前腹:下顎骨ニ腹筋窩、後腹:側頭骨乳様突起

顎舌骨筋 下顎骨内面の顎舌骨筋線

オトガイ舌骨筋 下顎骨オトガイ棘 → 舌骨・舌背

 

開口というと大体は、下顎の内側からその下に引くわけだ。

今回の設問では、外側翼突筋が下顎骨の関節突起についてるわけだから、下顎頚部骨折では開口障害が起きる。

 

 

ちなみに咀嚼筋は (起始 → 停止)

咬筋 頬骨弓 → 下顎枝・下顎角の外面

側頭筋 側頭骨の側頭面全域,側頭筋膜 の内面 → 下顎骨の筋突起,下顎枝

内側翼突筋 蝶形骨の翼状突起後面の翼突窩 → 下顎骨内面の翼突筋粗面

外側翼突筋 上頭:蝶形骨大翼の側面下面→関節包、円板と関節突起頸部(閉口筋),下頭:翼状突起の外側板 → 下顎頭頸部(下顎骨の関節突起)(開口筋)

 

全部、閉口筋ではあるのだが、外側翼突筋だけは、上頭と下頭に分かれているように、下頭:下顎 骨の前方に牽引(開口)という開口筋としてもとりあげられるから注意だ。

 

全部下顎神経支配。あとは名前を見れば分かる。それっぽい名前が来ているから。

 

 

じゃあ、開口筋は何か分かるか。

さっき講義したのだが。

恥ずかしい問題を出してやろう。

 

第21回 歯科衛生士国家試験
午後 問題2

開口筋はどれか。

咬筋
b 側頭筋
c 顎舌骨筋
d 内側翼突筋

 

 

解説

abdが閉口筋。cが開口筋。

よって、答えはc。

 

 

こんな衛生士なんか恥ずかしい資格を取得したらダメだぞ。

そんな志が低いようでは成長がないし、

もっと発展しなければならない。

 

衛生士の仕事なんて

医師・歯科医師ができる仕事なのだから、

医師・歯科医師になって、必要だったらやればいいし、

歯科なんて、衛生士はいらないのだぞ。

一人でやる仕事だという想定がある。

歯学部でそう習ったからな。

右手でタービンを持ち、左手でバキュームを持って、一人でやる治療なのだぞ。

 

論点に戻るが

 

開口筋は
・顎二腹筋
・顎舌骨筋

は、有名だが、

これに加えて

・オトガイ舌骨筋

外側翼突筋

ということは、覚えておけ。

 

外側翼突筋は、上頭は閉口運動のみ。下頭が開口運動をする。

 

この外側翼突筋は要マークだ。

 

 

歯科的には、咬筋>側頭筋>内側翼突筋という機能の大きさの順で、

外側翼突筋なんかに注目しないのだが、

この影に隠れて、ややこしさを持っている外側翼突筋は、試験では狙われやすく、貴様らが間違えやすい所だから、要マークなのだぞ。普通、咬筋・側頭筋なんかでは間違えないし、内側翼突筋でも間違える奴はいないはずなのだが、外側翼突筋になるともろくなる。

 

実は、解剖学に時間がかけていられないほど試験科目は多い。

そこで、効率的に得点を上げる学習を迫られるが、

解剖学のときに、必ず注目しなければいけないのは、

コツ、筋、血管、神経

これら4つに注目し、

過去問題の解剖学で出た所を覚えていくのだ。

これが、一番得点の上がる学習方法だ。

卒試もこれで解剖学は合格できるから。

 

咬筋が頬骨から出てるのは、当たり前の話だよな。

だから、頬骨骨折は口外的に大事な論点だから、よく講義してきたのだ。

 

だが、

頬骨骨折は、

開口障害を

起こす

歯科的に重大な疾患。

 

頬骨骨折は筋突起を押しつぶしてしまうからだ。

 

俺は赤字とか普段はマークしないのだがな。

なぜなら、そこ以外読まなくなったり注意しなくなって、

ほかのことを聞かれたらこたえられなくなるからだ。

医師の学習とは、何でも知らないといけないから、

赤字をつけられるところなんて何1つないのだ。

軽視してたら研究でも使えなくなるということもあるからだ。

 

だが、歯科論点としては、

今回は絶対につけたほうがいい所だったのだ。

それだけ阿呆な奴は、ここを読んで勉強しろ。

 

偏差値50もないのに明海とか松本といったFラン歯学部に行った奴らは

大した所に合格できない脳みそなのだから

救われる道はここしかないと思っておけ。

 

あともう1つチェックすべき

開口障害を起こす骨折は

顎関節の機能が壊れている場合だな。

そうしたら下顎頚部骨折を習ったよな。

ここが割れていたら、開けようと思っても、開かないことは、頭で図をイメージして開口運動させてみたら、分かるよな。

そのイメージを普段の学習から本試験の際も大切にしろと書いているのだ。

 

よって、

開口障害を起こす骨折

1.頬骨骨折(顎関節を押しつぶしてしまうため)

2.下顎頚部骨折(外側翼突筋下頭)

 

よって、答えは1・5のb

 

答えb

 

 

歯科医師

92D42

 

 

 

解説

cだけだな。

 

よって、答えはc

 

講義した通りだ。

一瞬で解けるだろ。俺の講義だったら。

これがすごい先生の講義なのだ。

阿呆を賢くしてやれるのだ。

 

他の選択肢は色々理由があるが、

大事なものからおさえておけ。

現場だと正常に思考が働かない可能性もあるから、あがりしょうだったら、年に1回だから、

だから合格の130%くらいの実力で臨まないといけないのだぞ。

 

そうしたら、どうやって学習していけばいいかというと

何回も繰り返したらいいのか?そんな分量ではないのだ。時間がないから、ちんたらやっていたら破綻するのだ。

だから、考えるという作業で回答できれば、

思考して導けるようになるためには、

どこの基礎が必要かと分かって

そのコアを学習していけば

8割得点するための学習量は

3割くらいの学習量にまで減らせるのだ。

それらの分量なら繰り返せるし

理論によって統合されている一塊の知識総体だから

そうするといつまでも持っていけるのだ。

臨床医として50年できる教育を今しているのだ。

しかも、俺は未来を終末まで長期に見る力があるから

そこまで分かって永遠に通用する教育をしているのだ。

 

 

歯科医師

96D22

 

 

解説

これもめちゃくちゃ簡単なのだぞ。サービス問題だと思え。

るフォー2は、頬骨だ。目の下の線は、頬骨の縫合部までいくから。

るフォー型骨折では、縫合部がもろいから、コツの縫合部に注目するのだが、そうしたら上顎骨と頬骨は縫合してるだろ。それも眼窩の下で縫合してるから、外圧がガーンと顔面にかかってくると、ここがぼきっと割れるのだ。

頬骨上顎縫合部があるから

 

ルフォー型骨折

Ⅱ型なら、頬骨神経に触れるのではないのか。

 

頬骨神経は、上顎神経から出る枝だが、頬部の知覚を担当している。

よって、bが〇で正解。

 

ちなみに、上の眼窩下こうから出ている神経は上唇の知覚を支配している眼窩か神経。同じく上顎神経の枝なのだが、上顎神経が、眼窩かこうを通った後は眼窩か神経というのだ。下がんけんや上顎の口腔前庭も支配している。

 

頬骨骨折は、上の講義で教えた通り、開口障害があって、咬合異常はないという2つの特徴だったな。

頬骨が骨折するわけだから、

開口障害は起きるが、咬合に異常はないな。噛めなかったり(下顎頚部骨折)、ぱこぱこ上顎が動いたり(上顎コツ又は下顎骨体部骨折)しないだろ。だが、少し難しい。あってもおかしくなさそうだ。

確かに、頬骨が潰れると筋突起を押しつぶすから、開口障害は起きる。顎関節に影響はないからcは×。

 

よって、答えはb

 

 

歯科医師

89B38

 

解説

c。問題文を読んでいたら即答でcになる。

 

ルフォー型骨折は1→Ⅱ→Ⅲの順で上に上がっていくからな。

そうすると問題文の骨折線は、眼窩内側と書いてあるからⅢなのだ。

問題文に間違えた書き込みをしている馬鹿がいるが、こういう間違えた書き込みありで、予備校は問題集を売ってくるから、DESの解説なんて読んだらダメなのだが、歯科医師国家試験の予備校の担当者の質は本当に悪い。本当に劣悪すぎて、普通は、その科目の大学名誉教授とか大学教授が教えないといけない内容なのに、その辺の町歯医者が来て教えているからな。その辺のデンタルクリニックのオッサンが教えているか、もしくは、大学院に入ったばかりの1~2年生がバイトで書いているからな。

 

だから、問題は買ったらいいが、俺は、解説なんて読んだことないし、

読むのは、これだ。

これは、うちのスタッフの女医が読んでいる。

1000ページを超えるが良著だ。

 

口腔は、勉強しなくていい。

 

なぜかというと

全部考えたらわかるからだ。

 

解剖学は、これしかない。

1950年の本だが、

間違えてないということが一番重要なのだぞ。

 

目新しいイラストで飾るチャラい本なんて、絶対ろくでもないからな。

内容もそうだからな。

こういう各大学の教授の色んな審査を70年通して

未だ最高峰だと

解剖学の極地だといわれている本がいい本なのだ。

 

1・2・3買うのだが、

1・2だけでもいいかなと思う。

 

1はコツ・筋で

2は、神経・脈管系だ。

 

3は臓器。

臓器なんてわかるだろ?

 

とにかく1・2の優先順位で3も当然買うのだが、優先は1→2の順だ。

 

大学で読む本は、

実は、これらだけだ。

 

これ以外、読まなくていいし、

これらを何度も読めばいい。

 

どうせ大学6年あって、暇なのだから、

1年の間に、これらを全部読んで、

過去問も全部やって

模擬試験も全部やってみろ。

1年生の3月までに。

 

そうしたら、2年生からは

過去問の演習だけになって

あと、わからないことは、これらの本で調べて

何度やってもできなかったことは

ノートに解くためのポイントを書いていったらいい。

 

歯科なんて1冊も本はいらないからな。

なぜなら、全部考えたら分かるからだ。医学なのだから。

医学の一分野で、歯と口腔だけだったら、

全部分かるから。

 

神経とかコツとか筋とか

全部分かるから。

 

歯科医師の国家試験の解説なんて、くそなのだから、

全部読まずに、上で紹介した本で分からなかった論点は引くのだぞ。

そして、自分なりに、何でそうなるのかを論理的に考えて

論理で解けるようにするのだ。そういう訓練を1年か編入して3年か知らんが

3年くらいからは絶対にやっていけよ。

 

歯科の本は

間違えたことがよく書いてあるから、読むなよ。

誤解して進むことになるからな。

 

歯科医師

90B44

 

解説

開口障害が起きる骨折のパターンは

頬骨骨折と

下顎頚部骨折

だったから、

問題文を読むと

eに頬骨が書いてあるから

eが答え。

 

答えe

 

 

雑な解説だと思うかもしれないが、

こうやって解いていかないと

本試験は間に合わないからな。

 

歯科医師

95D31

 

解説

さっきと解き方は同じでeが答えだ。

 

解き方なのだが、

問題文の中の各キーワードに色んな論点があるだろ。

選択肢の各キーワードにも色んな論点があるだろ。

その両者からピタッと一致するものがあるのだ。

ずっと試験問題をやっていると

読んだ瞬間に

一瞬で一致するようになるのだ。

それだけトレーニングをしているからなのだ。

それを熟練しているというのだ。

そうなると早く解けるだけでなく正答率も高くなるのだ。

 

だが、いきなりは頭には入らん。

シナプスがきちんと形成されて固定されるまでに

少なくとも6か月くらいはかかるから

1日20時間勉強していても

それで5年やって

やっとノーマルな医師のレベルなのだぞ。

学問に王道はない。

 

歯科医師

86C36

 

解説

これも、

顎コツ骨折・開口障害・咬合異常

こういうキーワードを見たら、ここの講義を思い出して

何の骨折かと思って

・開口障害あり+咬合異常あり→下顎頚部骨折→開口訓練必要
・開口障害あり+咬合異常なし→頬骨弓骨折→開口訓練不要
・開口障害なし+咬合異常あり→上顎又は下顎骨体部骨折
・開口障害なし+咬合異常なし→歯槽骨骨折

このチャートの通りだから、

頬骨弓骨折ということになるので、

この場合はcだと教わったことを思い出し

cを答えにするのだ。

 

答えc

 

このように、問題はパズルになっているのだ。

問題文に「何々病の治療は?」と書いてないのだ。

症状から診断をつけて、その診断名に相応した治療法を選択肢から選ばないといけないのだ。

これが、俺が受験生の頃「全問題パズルだ」と思っていた意味なのだ。

だが、面白いから、ずっとやってたのだが、体力がつづかないのだ。

解ける学力になったら、ナンクロより面白いし、これで仕事になるわけだし、

将来を幸福にしてくれる仕事だから。

 

医師免許を取得したら、何も困ることがないほど

人生はチョロくなるからな。

人々からはモテモテになるし、人生は楽しくなるぞ。

 

医師になるまでは

何もバイトをせずに学問にうちこむことだ。

これが仕事だと思えよ。

医師は一生これで仕事をしていくのだからな。

 

面白いことを教えてやるが

俺は受験生の頃、

勉強にファミレスをよく利用していたのだが、

ファミレスに一回行くと40時間くらい連続でいたからな。

さすがに店を変えないと恥ずかしいから

別のファミレスに行ったら

また30時間くらい勉強して

また元のファミレスに戻って

家に帰ると2週間経ってたとか

そういうことがよくあったし、

これが医学生の通常の受験勉強だぞ。

 

 

解説

問題文を読むと顔面部を衝突したということだな。

それで、症状は、

開口障害と眼窩か神経麻痺

すると

開口障害を起こすものは、メジャーなものは2つあって

下顎頚部骨折と頬骨弓骨折だから、

そのうち、眼窩か神経麻痺を起こすものは、下顎頚部ではなく、頬骨弓骨折だから(部位から考えても分かるよな)

頬骨弓骨折の治療法は、

整復・固定だから、

その文言が入っている1・2のaが答えになる。

 

答えa

 

 

回答のプロセスとしては

前半でここを使って

--

・開口障害あり+咬合異常あり→下顎頚部骨折→開口訓練必要
・開口障害あり+咬合異常なし→頬骨弓骨折→開口訓練不要
・開口障害なし+咬合異常あり→上顎又は下顎骨体部骨折(※下顎骨体部骨折は骨折線によって時に開口障害あり)
・開口障害なし+咬合異常なし→歯槽骨骨折

--

後半でここを使った。

--

(2)頬骨弓骨折の治療ガイド

 ①整復…メスで小さく皮膚切開し、鈎(又は骨ノミ)を使って整復
 ②固定…帽子(フェルト製帽子)

 ③抗菌薬+消炎鎮痛剤の投与

※最近は、メスで切開してから、プレートで固定する人もいる。こんな小さい所でも手技が上手いドクターは吸収性のプレートを使ってやっていた。

--

 

じゃあ、眼窩か神経がどういう神経かも上の講義で復習しろ。

眼窩下こうから出ている神経は上唇の知覚を支配している眼窩か神経。上顎神経の枝なのだが、上顎神経が、眼窩かこうを通った後は眼窩か神経というのだ。下がんけんや上顎の口腔前庭も支配している。

 

解説

本当に、この問題集(鉄人)の会社は劣悪な会社で

問題集に写真も掲載しないのだ。

解説も間違えたことをよく書いているし

写真もないのに解けるわけないのに解けると思ってるのが馬鹿だし間違いに気づいてないのだぞ。

画像も見ないで何が歯医者だ。画像を見ないと違法で逮捕されるから、

受験のときも診断の仕事だと思って癖にしておけよ。

世間知らずな奴がやっているとこんな変なことになる。

この問題は、近年だから、手に入りやすいから、下にはりなおす。

解説

そうするとX線写真、これはわーたーず法という耳鼻科でもやる撮影法だが

左側頬骨弓に骨折があることが確認できる。

そうなると頬骨弓骨折の治療は観血処置なのでeが答え。

 

↓で復習しておけよ。

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(2)頬骨弓骨折の治療ガイド

 ①整復…メスで小さく皮膚切開し、鈎(又は骨ノミ)を使って整復
 ②固定…帽子(フェルト製帽子)

 ③抗菌薬+消炎鎮痛剤の投与

※最近は、メスで切開してから、プレートで固定する人もいる。こんな小さい所でも手技が上手いドクターは吸収性のプレートを使ってやっていた。

(3)下顎骨体部骨折の治療ガイド

割と何でもできる。
骨体部が大きいので、プレートも使える。

 ①整復
 ②固定…第一選択はプレート+スクリューが人気。骨縫合もあり(プレートの方が治りが早いため顎間固定を早く外せるメリットあり)。線副子による顎間固定もある。
 ※小児・高齢者の場合は、前回の講義の通り、歯の萌出を阻害しないため、または骨体部が脆弱であるため、プレートを使わず、床副子(無歯顎や乳歯顎に対して、顎間固定や排唾管固定、栄養管固定などを行いたい場合に使用するレジン床)+囲繞結紮の適応となる。
 (床副子はあて木みたいなもので、囲繞結紮は包帯か糸でぐるぐるあて木を巻くイメージ)
 ③抗菌薬+消炎鎮痛剤の投与
 ※+下歯槽神経麻痺が起きていれば、神経再生薬メチコバール(ビタミンB12)を用いる。
 ④骨折線上に8(智歯)があれば、感染を疑うため、8番を抜歯する。
 

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ここまでの知識が頭に入っていたら

解ける問題なのだ。

 

 

解説

これも、写真がないからおかしいのだが、

左側上頬部に陥没と疼痛ということで、頬骨骨折と示唆されているが

頬骨部軸位X線写真と書いてあっても見たら何もないときもあるからな。

 

そういうので写真がないとダメだが

さっきと同じ解き方でeが答えになる。

 

この問題集を使うと阿呆になるからやめるな。

国家試験問題は別の所からとってくるから。

 

次は、頬骨弓骨折は、どうやってやるか教えてやるわ。

 

歯科医師

103D6

 

 

解説

手術するときは、目立たない所から切開線を入れて器具を挿入するのだぞ。

そして、この部位は顔面神経を傷つけないように気をつける所だぞ。

俺が写真に解説を書いていってやる。

 

いつも標準でやっている治療だが、

頬骨弓骨折のときは、Gilliesの側頭アプローチ標準的治療だ。

側頭筋前頭部の毛を剃毛して、頬骨に平行になるようにして2~3センチの切開線を入れる。

そこから垂直に器具を入れるが、使う器具は、鈎またはエレバトリウム(整復器具)だが、今回は写真BのLoweエレベーターを整復器具として使った訳だな。

別に何でもいい。テコの原理を使って陥没した頬骨骨片を押し戻せるなら何を使ってもいい。

 

そういうわけで、今回の切開線は

Gilliesの側頭アプローチだからイだな。

 

ただ、これは、口腔内からやる方法もあるのだぞ。

口腔内アプローチは危ないから、歯科だといつも外・外・外からアプローチするよな。

医科の出身者は口腔内のことは全然知らないから、目立たないように口腔内からアプローチしようとするが

歯科口腔外科だと侵襲を避けるため外からと習うのだ。

 

そうしたら復習になるが、この問題も解けるよな。

 

解説

切開線は目立たないように、こういう所に隠して入れるのだぞ。

次に、神経を傷つけてはいけないから、近い所に設置する。

ここから一番近いのは、

前頭鼻骨縫合だからdが答えだが

cはGilliesの側頭アプローチだから×だともう分かるよな。さっき教えた通りだ。

 

歯科医師

101C17

 

 

解説

まず、写真から骨折線を読み取れよ。

こんな小さい写真じゃ俺らでも答えづらいから(分かるが自信はない)

これを見ろ。原寸大で。

 

これでやっとハッキリ言える。

そこで、下顎骨体部骨折&両側下顎頭骨折だ。

つまり、咬合も異常だし、開口障害も起きるといえばいいのだが、

この症例では、3点割れてる。

両側の下顎頭が骨折しているから外側翼突筋の機能は働かない。そうしたら、開口・閉口両方の機能が低下する。

そして、下顎骨片は後方に引かれることになる。その部位の骨の支えがなくなるため、力学的に考えて後方に偏移するとともに、開口も起きるよな。よって、ecが〇になる。

俺は、この問題を解いたときに、写真を見て開口しているという理由でも解けるなと当時思ったがな。明らかに嚙み合ってないからな。

 

次は解剖学だけで解ける問題だ。

 

歯科医師

101C29

解説

口腔外科では解剖学が大事だと教えている問題だ。

起始・停止を筋の名前につける。

起始から停止部に筋は引かれるから

そこから推論して

コツがどう偏移するかを読み当てるのだ。

 

そうなるとX線写真で、

起始部が、この下顎小骨片の部位であるオトガイや顎になっている筋を選択肢から探せば

探すまでもなく

 

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開口筋

外側翼突筋(下頭)

顎二腹筋 前腹:下顎骨ニ腹筋窩、後腹:側頭骨乳様突起

顎舌骨筋 下顎骨内面の顎舌骨筋線

オトガイ舌骨筋 下顎骨オトガイ棘 → 舌骨・舌背

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こう講義したわけだから、

すぐに、ここからぱぱぱぱっと答えてほしいものだ。

 

よって、

答えはae

 

歯科医師

101C49

解説

やったらダメなことは、過去問を小さな写真で解くことだ。

小さかったらないのと一緒だからな。予備校とかは小さい写真で売っているがな。

読影が診断の勉強なのだから、診断するのが嫌な奴は医師にならなくていいぞ。

 

無歯顎になると、歯を支える歯槽骨もいらないし、刺激もなくなって、どんどんどんどん顎コツが吸収されていって、こんなふうになるのだ。20~40代の所見と全然違う。

ものすごく顎コツが薄くなっている。こんなのにプレートを打ち込んだら、昔は顎コツが割れるだろうと忌避していたものだったが、合併症の恐れもなく全身症状が安定しているなら、できればプレートという選択が推奨されているが、何でも答えになる。線副子以外はな。無歯顎だからワイヤーは使えない。

 

a 顎間固定は無歯顎だから非観血的に行うのは難しい。

b いいと思うぞ。床副子+いにょうけっさつは可能だな。だが、プレート+という条件ありだから、今回はこれだけだとほかの選択肢に負ける。

c これもいい。金属線を使ってコツ縫合を行う。だが、eには負ける。

d このやり方は実はあるのだ。手術できないときは、全部床義歯を装着させてチンキャップで固定する方法も考えられるのだ。

だが、手術が可能である設問文だからプレート第一選択ということで、あとは全部×になってしまう。相対的にな。

e 〇最近の流行りだ。

 

今回、外科でこういう処置が〇×だと書かれたが、俺は、×だなんて書いてないし、全部できるから全部〇なのだぞ。

今回は設問に「最も」適切なのはと書いてあるから、最もだとeになるのだ。他も全部〇だということを忘れるな。

 

歯科医師

102C44

 

解説

オトガイ部を強打して

開口障害と書いてあるから、

下顎頭が介達骨折したのかなと推理して

(なぜなら、頬骨弓骨折や一部の下顎骨体部骨折も開口障害があるが、受傷部位が違う)

そこで、写真Aを見ると偏移がない。おかしい。普通は咬合の異常があると上の講義で習ったと。異常なしかと。それはあとで説明する。

いったんここは置いておいて次に

写真Bを見ると

右側下顎頭だな。

骨折して、転移している。

そこで、下顎頭の手術方法を探すと

aの開口訓練が答えだが、

こういう場所は手術しづらいから、保存的治療になることが多い。

なぜ、aが大事かというと顎関節強直症になってしまうからなのだ。

なめてたらダメなのだ。この部位は、

eもある。d以外は可能性はあるぞ。

だから、こういうテストは、自分でガイドラインを作っていって、決まった答えだけを機械的に答えていきたいわけだが、それを崩そうとする問題を出題してくる。

そのガイドラインは正しいのだが、一部の例外を出してくる問題が最近は多いのだ。

だから、昔の良問を使っていたのだ。

最近の過去問題を見ていると一般とはいえないので、昔の問題を使ったのだが、これほど難しい試験をやっているのだ。

必ず、これが一般だと思ってはいけないのだぞ。問題を正解しようと思って、インプットしていったら最近の国試は、全部崩れていくのだぞ。何を答えにしていいかわからないほど矛盾だらけになってしまうのだ。例外ばかり暗記していくことになるから、学問としては最低のレベルになってくるのだ。

そういう例も見せたということでな。

この問題は正解できる必要はないぞ。インチキなのだから。普通は、線というのを選べばいいから、eでいいと思うぞ。なぜなら、この固定の方法が、この症例の治療としてあるからだ。あるのだが、

今回は、「症状なし」なのだ。

症状がないなら、保存治療で、放置しますという治療になっているのだ。筋突起は放置が多く、放置が治療法として選択させられることが頻出だが、色んな医師の考え方がある。

今回これを思いついたドクターは、症状なしなら、このまま治癒を待って、開口訓練だけにしたのだ。

これは難問だぞ。だって、考え方が俺らと違うのだからな。

こういう奴に作問が依頼された場合は、間違えてしまうから、それは間違えることが正解なのだぞ。そこが大事だと分かってないとどんどんおかしなまやかし医術を吹き込まれて、何が理論かわからなくなるからな。

仕組みを考えれば分かるが、歯科医師は人数過多で国家がコントロールして、50パーセントを落としている「相対評価」の試験だからな。

相対評価とは何かというと基準点をクリアしたら足切りクリアというだけで、そこからは点数が上の奴から採用方式で合格枠の人数だけ合格にしていくのだ。

だから、60点をとっても合格できるわけではないのだ。

だから、これはこれで地獄の試験になっている。

そんな仕組みだから、満点は考えるなよ。とれたほうがおかしいと思えよ。俺でも満点はとれてない。全然とれない。いつの年度を受けても数問は間違えているからな。何回も受けたが1回も満点をとったことがないのだ。

それくらい変な問題が出るからな。だから、7~8割でOKと思って、そのラインを目指して基礎を徹底的にやっていくのだぞ。こんなおかしい問題は復習もいらないし、やったらどんどん点数が下がっていくからな。

その問題点だけを気づかせておいてやるし、対策も全部を合わせようと思うな。正式な医学じゃないからな。だって、治療法があるのに、こいつが勝手に作ってる理論だからな。教授か何かが偉いのか、こいつが言ったらそうなると錯覚しているだけで、こいつの妄想に付き合う必要はないからな。

俺は、こんな状態で放置するわけにはいかないから、俺ならeのキルシュルナーこうせんでこれをやるぞ。それからa開口訓練をする。それなのに、1つで出して、症状ないから、非観血処置が患者にとってベネフィットなのだという方法は、こいつがそう思っているだけで、こいつは医師でもないし、医学を本当に知らないのだ。構造が異常であれば、その時症状がなくても、後でどうなるかは予測できないから、危険を避けるために、スタンダードな治療をやっておかないといけないのに、答えでこんなイレギュラーなしてきたら、怒ってやらないといけないから、ここでディスっておいた。

 

他にも外科のたくさんあるのだが、この試験の業界は、「どこまでやったらこれでいいというゴールがない」ので、皆を合格させようとすると延々と続く講義になってしまうのだ。

だから、紙幅も都合があるし、長々書くほどレベルが低い教科書になってしまうから、端的に要領を書いて、それでどんどん点数が上がる短さというのも作品の評価だから。

 

つまり、ここで教えていることは、馬鹿にはなるなよ。最近の問題には馬鹿な問題が多いから、間違えている問題もあるし、変則・変則の答えで構築した医師は、スタンダードな場面で使えないからな。

だから、俺は、医学を知らん歯科の解説なんて読むなと教えているし、ちゃんと正しい研修医用の教科書を読んで、自分で考えて、その教科書から教わったガイドライン通りで、点数を7~8割のラインで稼いでいけよ。最近の歯科医師の試験はインチキ問題が多いから、9割とれてる方が若干レベルが低くなっているからな。88%くらいが一番賢い奴だからな。本当だからな。だから、学力が高くなるほど(基礎からの応用力が高くなるほど)9割台はミスるようになっているから。本当だぞ。本当の医学のマスターほど、9割からは逆に点数がとれなくなっているから、88%が100点だと思っておけよ。何が大事かというと一番大事なのは、禁忌肢を踏まないことなのだ。次は必修問題で、これこそ100%を目指すテストなのだ。これは100点がとれるし、学力が高い人ほどどんどん点数がのびるから学習してもいいが、学習しなくても勝手にそこが上がっていって、もう100点になるので、必修は一切勉強するな(笑)看護師の勉強じゃないんだから、臨床をずっとやってると勝手に底が上がってくるから、どうせ6年の10月くらいで100点になるのに6月で100点にしていたら、そこからの学習時間でロスが出てくるから、効率よく時間を学力向上にあてるには、もう基礎の臨床ばかり。臨床問題で正典を引いて基礎ばかり繰り返して7割を目指すこと。7割超えたら8割は超えなくていいから。医師だと8割をこえたいが歯科医師だと変な問題なので8割はいかないほうが賢明だ。

医師なら本気の医学なので85%を目指すのが今の適正水準だし、歯科医なら7割を目指して、78%が限界くらいに思っておいて、75%もとれたらおんのじだ。後は全部100点だと思っておかないとダメなのだぞ。なぜなら、出題が間違えているのだからな。俺はこんなことをしなくても国語の文章読解を入れるとか、医師国家試験の試験範囲をそのまま3割とか目指す合格者数に合わせて調整して増やしていくほうがいいと思うぞ。もう医師国家試験から出したらいいのだ。ここまで基礎を裏切るインチキな問題。このケースだけ正しいという問題でもなく、いつでも間違っているとまでもいわないが、この作問者だけが正しいと思っている問題を出すくらいなら、それが正しいと錯覚する馬鹿な受験生が多いから、洗脳されないように、医師国家試験から出題していったらいいのだ。

 

紙幅にも都合があるから、俺がここまで書いてきた講義をしっかりと身につけて

基礎の復習をしっかりとやっていくこと。

すると6年の6月くらいにはマックスくらいの実力になると思うので、あとはキープしていくだけで、辛いと思うが、変な問題には走るなよ。相手の戦略は(基礎の)崩しが目的だから、それで覚えていったらどんどん基礎が崩されていって、合格者がどんどん少なくなっていくからな。それが相手の目的なのだぞ。そういう辛い試験を目指しているのだから文句をいうなというノリで、昔は受験問題まで回収して表に出していなかったくらいブラックな試験だからな。6年も1つの目標に向かって頑張って勉強してきた歯学部生が毎年5割おとされている試験が正常だと思うなよ。出題者・実施側が正しいことをやってないから、そうなっているのだからな。