こんにちわ。

佐賀市で「ICT教育×eスポーツ×遊び場」を運営しているDigitalStudyです。

子供向けプログラミング+パソコン教室や大人向けパソコン教室など各種デジタル教育の教室を運営しています。

 

私、実は元ゲーセン店長でして、20年ほどゲームセンター業界に従事していました。

 

その時のノウハウの集大成が今に繋がっているんですが、ゲームセンターで働くメリットとして「論理的思考が強くなる」という部分があります。

 

これはプログラミング教室のうたい文句の一つでもありますが、ゲーセンを退職してボウリング、アイススケート、マルシェ、カフェ、バッティグセンターなど様々な業務に携わる中で、「あ、私って他の人より突出してる所があったんだ」とゲーセンを辞めてからわかった事が多々ありました。

 

ゲーセンの中にいると当たり前だと思ってましたが、外に出たら明らかに異常なんだなと気づきました。

 

 

 

 

  人の話を鵜呑みにしない

クレーンゲームでは毎日のごとく「取れる取れない」のクレーム対応が発生するんですが、おおまか「5000円は使った」と言ってブチ切れる人はたいがい嘘ついてます。

 

というのも、毎日個別の機械の売上をチェックしてまして、明らかに5000円入ってない。

ヘタをすると500円も入ってないのに言って来られる方が当たり前のようにいます。

 

普通に考えれば1プレイ1分として、5000円使うには50分は最低でもそこに滞在しており、最低でも4回は両替に行くはずです。

スタッフが基本、コーナーを巡回して両替の回数をチェックしてまして、かつ防犯カメラで誰がどこでどれくらい滞在してお金を使っているのか?というのを常時見る仕事ですので、平均滞在時間が10~20分程度のコーナーに50分もドツボにはまってたらほぼ気づきます。

 

本当に5000円使って取れてないなら、こちらから逆にアシストの指示を出して取らせる方向の対応をしてます。

経験あるかもしれませんが、ドツボにはまっている時にスタッフから「調子はどうですか?」と声をかけられるのは、ちゃんと見ているからです。

 

 

また、何かしら機械が故障した際はお客様に状況をお伺いするんですが、こちらもまた、勘違い、誤解、よくわかってないという事で余計な情報やフワっとした表現、誇張などが入り混じってカオスを極めます。

 

というのも、そもそもお客様は「ゲームや機械に詳しくない」という事が前提で、かつそこに「説明するのが苦手」な人もいるわけですから、しょうがない事なんですよね。

 

ですので我々はお客様が答えやすいように、答えを誘導するように質問をしていくわけです。

しかし、この誘導、答えありきで誘導するとお客様がそこに引っ張られて全然結果が違う事になる事もあります。

 

ですので、基本お客様には「はい、いいえ」の二択で回答しやすいように質問を構成するわけです。

 

 

  クレーンゲームに100円を入れたけど動かない

お客様からの言葉はこれのみです。

 

ここから原因を特定していく作業に入るのですが、まず最初の質問は「100円をどこに入れましたか?」です。

 

一部のクレーンゲームは左右にプレイできるブースがあり、左のゲームをプレイするには左側にお金を入れるという機構になっており、稀に右でプレイする為に左側にお金を入れてしまっているパターンがあります。

 

「んな事ぁあるかい!!それくらいわかるわ!!」と突っ込まれそうですが、本当に結構な頻度で発生します。

お客様もわかってないわけではなく、フワっとした意識でよく見もせずにお金を入れてしまう傾向があり、知らないわけではなくて無意識に反対側にお金を入れてしまうケースがあるんですね。

 

 

その次に、「入れた100円は返却口に戻ってきましたか?」です。

 

入れた100円玉が機械の内部に落ちずに毎回返却口に戻って来る現象、経験ありませんか?

ジュース自販機などでも発生する現象で、これの原因は100円の読み取り部品の故障か、100円玉そのものが変形、一部欠損しているパターンです。

 

両替機に千円札を入れても押し戻されるなんて現象も、ほとんどは千円札自体の折れ曲がりが原因です。

 

 

こういった感じで、一つずつ可能性を除去する為に質問を深堀していく作業になります。

 

 

 

  悪意ある嘘のほが楽。勘違いが一番対応が難しい

ゲーセンあるあるで一番面倒な対応と言われているのが両替機のトラブルです。

 

これで一番多いのが、「500円玉を入れたら10円が出て来た」というパターンです。

 

まず最初の前提として、両替機の機械の構造上10円玉が排出される事は絶対にあり得ません。

 

お金を管理する際に大量の100円玉を計数機という機械を使って数えるのですが、まずここで10円玉は機械的に弾かれます。

この「弾く」という機構は目視やセンサーではなく、「形」です。

 

10円玉は100円玉より大きい形状をしており、100円玉に機構を合わせると100%詰まります。

小さな穴に大きな物を詰め込んでも入らないように、機構を通過できないんです。

 

また、両替機に100円玉を補充した後、同じように「形」「質量」を検知して100円玉は排出される為、10円玉が混じると100%詰まります。

 

ゲーセンの社員は全員この仕組みを理解していますので、このトラブルが発生した際に「またか…」となるわけです。

 

 

 

では、現実として目の前に10円があるのはなぜか?

 

 

目の前に10円玉があるから「10円が出て来た」という事をおっしゃられるわけですが、これが発生する可能性としては主に2パターンあります。

 

 

①自分の前に両替した人がたまたま10円を取り出し口に置いて、次の人が両替して取り出し口内で混ざった。

②500円を財布から取り出したつもりが10円を取り出してしまい、そのまま500円投入口に投入。

 もちろん両替されずにそのまま取り出し口に返却された。

 

 

このパターンです。

①も「んなわけあるかい!!何のために10円を置くんだ!!」となるんですが、ゲーセンって何度も財布からお金を出し入れする機会が非常に多くて、なんの気兼ねなしに財布の中の100円を取り出す時に10円玉も一緒に取ってしまって、手に持ち歩いちゃうケースが多いんです。

 

そのままの手で両替機を扱って10円を置いていっちゃうパターンですね。

 

私の担当したお店には両替機に防犯カメラを設置して、お客様のお金の出し入れを全て記録してたんですが、記録を調べると見事に前の方が10円玉を置いていってるんです。

 

 

②に関しても500円と10円を間違うはずがないと思うんですが、そもそも財布の中の小銭がいくらが何枚でいくらが何枚って、ほとんどの方が覚えてないんです。

 

で、上記と同じくカメラの記録を遡ると、一切ノールックで財布から10円を取り出し、硬貨を確認する事無くノールックで500円投入口に10円玉をダイブさせるわけです。

 

この状況だと、財布の中を確認してもらっても、元々小銭の構成を覚えてないわけですから、判別のしようがなくなるという形になります。

 

 

 

 

①②どちらにせよ、お客様に騙す悪意はないわけではありますが、「それはお客様の勘違いです」で回答してもほとんどの人が「俺が嘘ついとる言うんかお前は!?」という揉め事に発展するわけですね。

 

ですので、多少面倒でもお客様を一切否定せず、中のお金を全部取り出して、誤差がないかの確認を行い、誤差がない事で機械の不備がない事を証明するわけですね。

 

お客様の勘違いではあるけども、この作業で30分近く時間が取られるので、「あぁ…またか…」と我々は思うわけです。

全く意味がない作業に30分取られるのもやるせないですね。

 

 

  論理的思考がないとゲーセンはやってけない

上記のような事が日常茶飯事に発生し、一歩対応を間違えれば大クレームに発展しがちな業種だからこそ、論理的思考が求められるという事になります。

なので、他の業種に携わった際でも「元ゲーセン店員」はアルバイトでも「予測する能力」「察する能力」「人に説明する力」が総じて高いと思います。

 

そこにテレアポほどではないにしろ、日常的にクレーム対応に晒される業種でもありますので、「胆力」が異常に強いです。

 

コンビニ等で輩に絡まれてブチ切れる店員や、土下座させられている店員が晒されていたりしますが、何をどうやったらそういう結果になるのかね?と不思議でなりません。

 

土下座を要求されたら即警察を呼びますし、輩に絡まれたら退去を通告し、出て行かないなら警察を呼ぶまでです。

あんまりあっさり警察を呼ぶのでクレーマーも絡みにくいと思っているようでした。

 

クレーム慣れをしていない若者がよく起こす現象で、私は「ホワイトアウト」と勝手に名付けてますが、全く予想もしないクレームをいきなりブチ込まれて、頭が真っ白になって言葉が出なくなってしまい、体が硬直した状態になります。

言葉がうまく出ないので、さらに追い打ちで「なんか答えろや!!お前わかっとんのか!?」と被せられる事で、よりホワイトアウトが悪化して時間だけが経過していく姿を、よくツイッター等のクレーマー晒しで見かけます。

 

一度これに合うと、対接客がトラウマになってしまい、人生に大きな傷をつけてしまいます。

 

  ゲーセンに限らず論理的思考を養うと、こういった事に役に立つ

 

クレーマー対応などはゲーセンに限った話ではありません。

カスハラ対応はどの業種に行っても関わってくることですし、なんならお客様がいない工場などでは先輩や上司、後輩などもそれにあたるかもしれません。

 

論理的思考、論理的思考ってよく言うけど、それが一体何で、どこに具体的に役に立つのか?という一例として今回ゲーセンの話を混ぜ込みました。

 

 

 

 

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こんにちわ。

佐賀市で「ICT教育×eスポーツ×遊び場」を運営しているDigitalStudyです。

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最近保護者の方から「学校でICT教育が始まったんですよね」という質問をよく頂きますが、根本的に勘違いしているパターンが多いです。

 

もちろん学校で「ICTを学ぶ教育」も行ってますが、よくニュース等で話題に上がるのは、「ICTを使った教育」がよくピックアップされます。

 

こんな記事ですね。

 

 

 

 

で、この記事の内容は「子供の特性に合わせて学び方を調整しましょう」という話があって、その調整の方法としてICTを活用する事で、A君は算数、B君は国語…。

 

個別の授業が同じ時間で一斉に行えて、かつ個別の弱点をデータ化して対応した課題をクリアさせるという仕組みになってます。

 

特に近年発達障がいから派生する学習障害などの解決案として有力候補の取り組みですね。

 

今までは成績の悪い子は「努力が足りない」「怠けている」といった評価しかされませんでしたが、こういった客観的データを元にディスレクシアなどの障がいがわかるようになって来て、それに対応させやすいという点がICTの強みです。

 

 

 

 

パソコン教室での教育については、これとは全く違っており、そもそものこの仕組みを作る為の勉強をしている。

というニュアンスでしょうか。

 

どのようなテストを行う事で学習障害を判定し、その結果に応じてどのような課題をクリアさせる事で、能力を向上さるのか?という仕組みを作る勉強がICT教育における「論理的思考を養う」という部分になります。

 

 

どれだけ学校でタブレットを使って算数を解いたとしても、ICTの基礎の基礎も理解できません。

学校でやっているICT教育は2種類ある。

という事を知って頂ければと思います。

こんにちわ。

佐賀市で「ICT教育×eスポーツ×遊び場」を運営しているDigitalStudyです。

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先日ニュースでICTを使うほど学力が落ちるというニュースがあり、ヤフコメにも色んな意見が出て議論になってます。

 

 

 

 

ICTがいいか悪いかは置いておいて、ICTを推進していくにあたり大きく2つの課題があると私は考えます。

ヤフコメにあったコメントを基に今回記事を書いていきますね。

 

 

  ICTを取り入れて慣れなければならない苦痛

 

 

    

小学校2年生の親です。

毎日宿題をタブレットから先生に送信しています。 

明らかに紙で解いた方が早いのに、先生がスキャンして送ってきた問題にわざわざタブレットに手書きで記入しなければなりません。文字を拡大して書く必要もあり、かなり時間がかかります。

 普通に、紙で出た宿題を家でやって次の日持って行くでいいのにと、毎日思っています。

 

 

例えばこのご意見ですね。

何にせよ新しい事を始める場合、それを覚える為の理解であったり努力が必要で、それは苦痛を伴います。

今はICTを義務教育に馴染ませる時期であり、一番苦痛が発生する時期でもあると思います。

 

 

紙で書いた方が早い。

 

これは間違いです。

このブログも何百文字と書いてますが、手で書くよりタイピングした方が圧倒的に早いです。

修正もコピペもできて、それが本当なら小説家は全員手書きです。

 

「早い」と思っているのは「PCを起動するまでの時間と慣れない手つきで入力するから」という部分だと思いますが、起動時間は今やスマホで常時起動状態。

慣れない手つきは時間が解決します。

タイピングは手書きの5倍のスピードで文字を入力できると言われてますが、慣れてない時期に「遅いから」という理由で辞めさせますか?

 

また、生徒30人として30人分のプリントを印刷して各自に手渡しで渡し、回収して30枚のプリントを一つずつ採点して入力する手間と、PDFで一斉送信して、データで回収して画像分析で自動で採点を行い、その結果をデータベースで記録して子供の記録を作っていく。

 

それがワンタッチでできる利便性をどう考えるのか?

 

 

    

勉強ができる生徒ほど、タブレットは使わない。

紙のほうがやりやすいし、楽しいという。

タブレットを使っておもしろいと言ってるのはあまり勉強が得意ではない人たち。

で、それで学力上がるかっていうと、そうでもない。

楽しんで終わり。深い学力をつけるなら、タブレットばかり使わないほうがいいですよ。

後で後悔します。

ちょっと調べるだけなら便利だけど値段をそれだけっていうのはだめだね

 

勉強ができる生徒ほどタブレットを使わないという統計データがどこにあるのかは知りませんが、この方の周りの方の体感上での話なんでしょう。

 

紙の方が楽しいという意見があり、タブレットを使うと面白いという意見。

 

両方一緒だと思いました。

では、学力中間層の方はタブレットを使って面白いか面白いか?の意見はどうなのか?

 

学力が低い子がタブレットを面白がるのは、学力が低いがゆえに娯楽等に流されやすいという部分ではないでしょうか?

 

ちょっと調べるのに便利とありますが、学術データや論文、統計データなどの深く濃い情報もネットに大量にあります。

恐らく濃い情報を探し切れない方のご意見なんだと思います。

 

 

 

反論しやすいコメントをピックアップしてますが、ICTに否定的な方はICTが苦手な方というのが私の意見です。

なので、何かしらICTを推し進めていく中での苦痛や失敗に堪えられないので、昔のままがいいという所に定着してしまいます。

 

これがデジタルアレルギーの一歩手前の状態だと私は警鐘を鳴らします。

デジタルアレルギーは子どもたちの未来を蝕む!?

 

 

毎日300円の商品を購入していて月9000円支払ってます。

月まとめ契約をすると8000円になりますが、一括払いです。

 

毎日購入しているなら圧倒的に月まとめ契約がお得に決まっているのに、毎日単品で購入してしまう層が一定数いるという話があります。

 

自己投資の為にお金を払い、時間と労力を使って自分を高めるという考え方もわかってはいるけどできない。

 

そこがICT推進における最大の課題かと思います。

 

 

 

  ICTで〇〇が低下!!それってダメな事?

 

 

人間が進化するにあたって得たもの、失ったものがあると思います。

4足歩行から2足歩行になり、人間は4足歩行の動物より走る速度が一気に低下しました。

 

科学の力で空調が発達し、人間は動物に比べて体毛を失いました。

 

こちらの進化に関する記事をご紹介しますが、進化とは能力が向上するだけでなく退化もしていくという面白い記事です。

 

 

ICTの発達により今後予測されるのは「知識・記憶」の退化だと私は予測します。

 

子供が18年間をかけて蓄積していく「常識」ですが、こちらを全て情報データとして構築し、コピーが可能になり、それを体感できる装置が生まれたら…。

 

ICTで検索して情報を引っ張り出せばいいだけです。

 

「常識がない人=検索ができない人」に今もすでになりつつあります。

 

名刺の渡し方がわからなければ、Googleで「名刺 渡し方」と打ち込めば、一般常識的な名刺の渡し方が大量に出てきます

学校で学ぶ必要なく1分でこれを引っ張り出せるのが今の世の中です。

 

一番身近なもので電話番号ですね。

携帯が普及してから人類は人の電話番号を覚えなくなりました。

昭和の時代は10個くらいは友達の家の番号を覚えていたと思います。

 

では電話番号を覚えなくなったので「記憶力が低下した!!」となるでしょうか?

 

 

退化の部分は別の方法で対策を取る事も可能です。

というより退化するとわかっているなら、その対策もワンセットにしてそうならないよう両輪で動かしていくことが最善策だと考えます。

 

 

 

  結局コントロールできてない事が問題

典型的なパターンのコメントがありましたので抜粋します。

 

    

iPadの悪影響を実感している。

中学入学後、ipadを持ち帰るようになってから、1学期末の視力検査で一年前の1.2から0.1に低下、また何度注意しても、深夜までipad使い放題で、朝起きられず、欠席も何度かあり。 

成績も見事な右肩下がり。

成績を見ると、確実に、思考力や記憶力が低下していると思う。

早く、iPad回収してもらいたい。

実験台にされている。

これ以上、学校に通わせてもいいことがない。

ここまで、頭や体に悪いことを続けられて、通わせる意味がないと思っている。

 

正直この話が本当だとして、逆にすげぇなと思います。

視力が1.2から0.1に低下するまでiPadの使用を制限せず、目の運動や対策も何もせずに放置してたんでしょうか?

深夜までiPadを使用するなら22時でWi-Fiを切る、ないしペアレンタルコントロールで使用制限をかければいいだけの話ではないでしょうか?

 

我が家も子供のスマホは21時で全ロックする仕組みにしてます。

 

わからないならお金を払えばやってくれる所もあります。

 

ICT端末は子供にとって中毒になる可能性も秘めているのは間違いありません。

問題はICT端末ではなくコントロールです。

 

 

 

  我が佐賀県でもこの問題は必ず出る

 

こちらに面白い記事があります。

 

 

タブレット学習にありがちの「一方的な学習」において、「受身での教育」が学力に影響を与えるというのは私も同感です。

特にデジタル学習はその性質により「バカでもわかるくらいわかりやすくできる」という利点がデメリットになります。

 

画像、動画、音声と使ってあらゆる角度で説明ができますし、VRがもっと身近になれば、人の体験、記憶を全く同じ状況を再現して体験する事もできるようになるでしょう。

 

しかしながらそれは受身での体験となり知見できても血と肉となった知識になるとは言い難いです。

 

なので「ICTを使用すると学力が下がる」という意見については概ね私も同意です。

ですから、そうならないようコントロールしながら上手に活用するというのが今後の課題です。

 

佐賀県もGIGAスクール構想が始まってから最先端で県としての取り組みを進めていますが、ここら辺の話はあまり議論を聞きません。

 

ですので、最先端であるがゆえに色んな問題や失敗が発生し、「苦痛」が発生するでしょう。

 

我々もみなさんと一緒にその苦痛を感じながら、上手にICTを活用できていけば…と思います。

最近こんなニュースが流れました。

 

 

 

 

 

記事だけで発表の全容がわからないので切り抜きの情報だけですが、この内容だけだとミスリードになるので反論というか突っ込んで行きたいと思います。

 

 

  学力が下がる理由

 

 

記事の内容では子供たちがスマホで動画漬けになって学力が下がるとありますが、まず具体的に動画漬けって何時間ですか?

1時間?5時間?

 

では昔の子供たちはテレビ漬けだったんですが、テレビが原因で学力下がってますか?

 

今の子供たちはTVモニタで動画を見てますが、それはどうなんでしょか?

 

 

 

  パンを食べると学力が下がる?

 

 

今の子供たちはほとんどといっていいほどYOUTUBEなどを見てます。

どのような基準で統計を取ったのかわかりませんが、パンを食べている子どもの数と変わらないと思います。

 

恐らく動画の視聴時間と学力の関係性での統計だと思いますが、勉強もせずに動画ばっかりだったら、それは学力が下がると思います。

 

ただ、それはICTが原因だからではなくサッカーばかりやってても学力は下がります。

 

スマホが身近だからやり玉に上がりますが、それはICTが悪いんじゃなくて動画漬けになる環境が悪いんじゃないでしょうか?

 

 

 

  新聞を20分読むと学力が上がる?

 

 

逆にこの提案も20分読んだ子どもの学力統計を取っているんでしょか?

 

確かに新聞は読むべきです。

一方的な個人に合わせた情報より、興味がない情報に触れることは大事です。

 

が、動画漬けになっている子供がその環境化で新聞を読むことが解決策なんですかね?

 

それより動画漬けにならないように保護者が適切な視聴時間にコントロールする事じゃないんでしょうか?

 

 

 

  スマホを触るとバカになる

 

 

そんな風潮に持ってくための意図的な記事に感じます。

 

後半の自分で答えを見つける力については全く同意ですが、その答えはICTを使うことで養えます。

 

 

 

 

  包丁は人を殺す道具です

 

 

そんなレベルの話に感じた今日このごろでした。

こんにちわ。

佐賀市で「ICT教育×eスポーツ×遊び場」を運営しているDigitalStudyです。

子供向けプログラミング+パソコン教室や大人向けパソコン教室など各種デジタル教育の教室を運営しています。

 

今話題のeスポーツで、佐賀では12月に佐賀アリーナにてeスポーツ国体が実施されます。

佐賀初の全国規模eスポーツ大会という事で、佐賀県eスポーツ協会が先陣を切って頑張っておられます。

 

そんな中ですが、eスポーツって何?

どこでeスポーツを体験できるの?

 

というお話が良く出ます。

 

YoutubeやWEBを通してeスポーツを楽しんだり聞いたりはできますが、実際に体験するとなると話は別ですよね。

今回はeスポーツ施設やeスポーツを体験できる場所をまとめてみました。

そその前に、eスポーツって何?という所から説明してきます。

 

 

  eスポーツって何?

 

eスポーツとは簡単に言うと「真剣にゲームで勝負する」という事です。

本当に真剣です。

毎日ゲームを訓練して勝負をしますので、負けたら本当に悔しくて涙が出ます。

eスポーツ選手で負けてヘラヘラしてる人はあまりいません。

 

テニスやバスケと同じく、勝つために毎日トレーニングしています。

入力の練習や反射速度を上げる為の練習。

ゲームのシステムを数学的に分析して記録し、その通りに動く練習であったり、対戦相手の思考パターンや戦略パターンを読む練習であったり…。

 

遊びじゃないのですし、めちゃくちゃ頭を使うので苦痛を伴う事もあります。

ずっと座りっぱなしになるので筋力トレーニングもかかせないですし、集中してモニターを見るので視力が下がりやすくなる為、目の運動をして視力低下を抑えたり…。

 

運動系スポーツは筋力強化等がメインになりますが、eスポーツは数学的なアプローチで脳力強化のトレーニングが多いと思います。

 

 

スポーツですので勝ち負けにこだわりますし、公式大会では賞金が出る事もあります。

海外の大会では億単位の賞金が出る事も多いです。

 

ゴルフの大会などと座組的にはほとんど変わらないです。

 

 

 

 

「たかがゲームでしょ」

 

 

 

と思うのは自由ですが、世界的な潮流としてオリンピックの種目にも採択されるようになったeスポーツを、たかがゲームでくくってしまうのはもう時代遅れとしかいいようがないです。

 

サッカーも遊びでやれば遊びですが、真剣にやればスポーツです。

ただそれだけです。

 

それでは紹介していきます。

 

  Digital Study

 

まずは当施設からですね。

 

当施設はeスポーツを中心とした複合施設で、ゲーミングPCが8台あります。

ネットカフェのように時間制料金でPCを使ってゲームができますが、定期的にeスポーツ体験イベントや、ゲーム大会、ゲーム交流会、eスポーツ教室などを開催しています。

 

基本的にライトユーザーと言われるeスポーツに触れた事がない人へのアプローチがメインです。

また、地元の人たちがいかにeスポーツに触れる事ができるか?という事に焦点をおいて運営しています。

 

小学生向けのフォートナイト大会等、ゲームが好きな子供たちが輝ける場所を作るという目的もあります。

 

私たちが子どもの頃は「ゲームが上手い」は褒められることもなく「ゲームばかりのバカ」というくくりでした。

 

Digital Studyはeスポーツやゲームを入り口として、情報を学ぶ。

デジタルを学ぶというコンセプトがあり、eスポーツだけでなくプログラミング教室などデジタルに関わる多岐に渡る教室を運営しています。

 

 

 

 

  eスタジアム佐賀

モラージュ佐賀内にあるeスポーツ施設で、佐賀初のeスポーツ施設です。

母体は南海電気鉄道株式会社で電鉄系ですね。

 

こちらも佐賀県でのeスポーツ普及の為に様々な活動をされており、主にモラージュ内でeスポーツイベントを実施されたり、各所で実施されるeスポーツイベントに参画されておられます。

 

近年では福祉事業としてeスポーツと福祉を掛け合わせた事業も行っており、様々な角度からeスポーツをアピールされておられます。

 

こちらも通常運営時はネットカフェのように時間料金でハイスペックゲーミングPCでゲームを遊んだり、イベント会場としてスペースをレンタルされたりもしています。

 

メーカー公式のゲームグッズの販売もされておられます。

 

 

 

 

 

  佐賀県eスポーツ協会

 

佐賀県全域においてeスポーツ活動を取りまとめておられる組織です。

母体は佐賀新聞社で様々なeスポーツ事業を行っている企業が参画しています。

 

ほとんどの佐賀県でのeスポーツイベントに関わっておられて、eスポーツ国体も協会が主導しています。

 

 

 

 

  JESU

 

佐賀県ではないですが、全国各地の地方eスポーツ協会をとりまとめる日本のeスポーツ協会の総本山です。

SEGAやバンダイナムコ、コナミなどのゲームパブリッシャーをはじめ、NTTや小学館、テレビ朝日や電通など名だたる様々な業種の大手企業が正会員として参画しています。

 

法律の仕組み上の関係でプロゲーマーライセンスの発行なども行っています。

 

eスポーツ国体SAGAでもこちらのJESUが主導で動いています。

 

 

 

 

 

  日産サティオ佐賀

車メーカーだけあってグランツーリスモというソニーのレーシングゲームの大会等を運営されておられます。

2024年では7月7日から今シーズンの大会がスタートするそうです。

車が好きならぜひ大会に参加して見て下さい。

 

 

https://satiosaga-esport.com/

 

 

 

  佐賀学園ゲームクリエイター部

 

ゲームを作る部活動ですが、eスポーツの大会に参加したりとeスポーツ部としての機能もあります。

このeスポーツ部に入りたいという目的で佐賀学園に入学される方もおられるそうで、当時の部員数が30名近くあるそうです。

30人はさすがにすごいですね。

 

 

 

 

 

  ALBA E-sports

 

佐賀市鍋島を拠点として活動しているプロゲーミングチームです。

フォートナイトのアジアチャンピオンがいたり、世界大会で5位の選手がいたりと世界的に有名な選手が所属しています。

 

eスポーツを知らない人にとっては、まさか鍋島に世界的なプロゲーマーがいるなんて…と思うかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

  鍋島Canモア~NEXT事業所

 

 

  放課後等デイサービスEden

 

 

 

2つ連続ですが、共に放課後デイサービスにeスポーツを導入されておられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだ探しきれてない佐賀市のeスポーツ関連施設があるかもしれませんが、現在ではここまでしか調べきれませんでした。

他にもこんな所があるよ~!!

 

という方いらっしゃいましたらコメントで教えて下さい!!