(見れなかったらごめんなさい)
サッカーの三笘薫選手が、絶妙なフェイントをかけて、ゴールをゲットしているシーンの映像なんですが、ものすごいテクニックに驚きました。
そして、この映像を撮っているカメラマンも完全に騙されて、ボールをちゃんと追いかけられません。
これはほんとすごい!
これは、カメラマンを責められません。
(見れなかったらごめんなさい)
サッカーの三笘薫選手が、絶妙なフェイントをかけて、ゴールをゲットしているシーンの映像なんですが、ものすごいテクニックに驚きました。
そして、この映像を撮っているカメラマンも完全に騙されて、ボールをちゃんと追いかけられません。
これはほんとすごい!
これは、カメラマンを責められません。
日頃は、「ピアノ発表会の撮影」が主なんですが、時々、大掛かりなイベントの撮影にも行きます。
ここは、神奈川県最大級の音楽ホールである「横浜みなとみらい大ホール」です。(2020席)
「小ホール」のほうは、セミプロの人のピアノコンサートなどで時々行きますが、「大ホール」での仕事は初めてです。
今、SONYのカメラに関しても「超望遠レンズ」(とても高価です)を購入したため、1000人以上収容の大きなホールでの撮影も可能になりました。
ただし、こういう非常に大きなホールでの有料公演の場合、ホール側の規制があって、撮影は条件が厳しくなり、この写真のような、客先最後部にある「中継室」というガラス貼りの別室からしか撮影できません。
専用スペースがあるのはありがたいのですが「舞台まで遠い」「ひとつのアングルからしか撮影できない」ということで、写真のバリエーションが乏しくなってしまいます。また、間にガラスがあることで、いくら優秀な機材を使っても、どうしても画質が悪くなります。
なんで、「こういう部屋に隔離するのか?」というと、問題は「シャッター音」でして。撮影業者の中には、「大きなシャッター音を会場に響かせて、演奏を台無しにする」というのがいまだにいまして、迷惑だからなんです。
でも、うちもそうですが、舞台撮影の専門業者というのは、「無音撮影できるカメラ」に次々と切り替えているので、そういう最新機材を所有する業者に関しては、規制を緩めてほしいと思います。こちらも、「いい写真」が撮りたくて、非常に高価な機材をこつこつ増やしていますし。
ほんと舞台関係の写真機材はものすごくコストがかかりますので、この業界には簡単に参入できません。
コストがかかると言っても、お客様からそんな大きな金額はいただけませんので、かなり苦しい商売になります。音楽とかが好きな人じゃないとやっていけない業態です。
そういうわけで、主催者様からは「本番演奏のみ撮影してくれればいい」との指示でしたが、いい絵を撮りたいと考えて、「自由に動いてもいい」という「リハーサル」の時間を利用して、ステージに近づいていろいろ撮影させていただきました。本番と同じ衣装を着ていれば、写真としては「本番同様」の絵になります。
このように、大きなホールでも撮影可能ですから、ぜひご用命をお願いします。
この前、テレビドラマ「女神の教室」第二回の中で、「銭湯で、入れ墨を理由に入店を断わられて、店主といざこざになり、怪我をしたので損害賠償を請求した」という話がありました。
そこで、入れ墨入店禁止に関する持論を再度書きたいと思います。
私は、温泉マニアで、特にここ数年は「横浜市内の銭湯、全店入湯」など、公衆浴場に関して、かなり詳しい人間であると自負しているので、こういう意見を言う資格はあると思います。
まず、今の日本の現実の状況なのですが、
いわゆる「街の銭湯」、法律で言うところの「公衆浴場」では、「入れ墨の人入店お断り」というのはまずありません。
いっぽう、「スーパー銭湯」や「日帰り温泉施設」、これも一般的には「公衆浴場」と呼ばれますが法的には「その他の公衆浴場」と分類されるところは、「入れ墨お断り」(※小さな入れ墨については、シールを貼って隠すことで入店OKにしている場合も多い)としているところが多いです。
「公衆浴場」というのは、公的性の高いもので、そのため、自治体から補助金などを受け取って運営しています。「なんとか浴場組合」といった団体に所属し、料金も、「同一組合内ではすべて同じ500円」とかに統一されています。「誰でも入れるお風呂」ということで、入れ墨によって入店禁止にはしません。公衆浴場法にも入店禁止の条文はありません。
「その他の公衆浴場」については、公益性よりも、個人の楽しみで行く性格が強く、「同一料金」といった規制もなく、自由に経営しています。ですから、「入れ墨の人は怖い」という苦情があれば、「入れ墨禁止」とするのは、経営者の自由です。
ちょっと前に閣議決定で、「入れ墨禁止はよくない」という決め事がありましたが、これは、入れ墨をしている率が高い「外国人観光客」に対する配慮であり、いわば「利益重視」の発想であり、「入れ墨が怖い」と感じる日本人客のことは無視したもので、良い決定ではないと思います。
ただ、「差別だ!」と主張する人も多く、「利益」と「差別撤廃」の両方の観点から、「入れ墨でもOK」とする、スーパー銭湯や日帰り温泉施設がちょっとずつ現れているようです。
ここで、「公衆浴場」である「街の銭湯」の経営を考えたいと思います。かなり苦しい経営をしているところが多いです。コロナ禍でいっそう苦しくなり、閉店したところも多いです。そういう、苦しい銭湯のことを考えると、「スーパー銭湯」などが「入れ墨OK」にするのはよくありません。
現状、入れ墨を入れている人は、街の銭湯しか行けません。こういう人が多数、街の銭湯に行くから、なんとか経営が維持できているというところも多いのです。もし、スーパー銭湯が入れ墨OKにして、893さんたちがスーパー銭湯のほうに流れると、街の銭湯の経営は客が減って成り立たなくなってしまうでしょう。
私の意見は、「街の古くからある銭湯を守るためには、スーパー銭湯は、入れ墨禁止のままで良い」という結論です。
なお、今まで、多数の、「入れ墨客のいる銭湯」に入ってきましたが、入れ墨客で、暴れたり、態度が悪くて他の客に迷惑をかけている、という人は皆無です。地元の堅気の人間に迷惑をかけてはいけない、という仁義を守っていると思います。
むしろ、大学生のグループなんかのほうが迷惑だったりします。
アカデミー賞主要5部門を受賞した1975年の名作「カッコーの巣の上で」。
公開当時劇場で見た作品です。それを47年ぶりにブルーレイで見直しました。
75年当時、精神病院の実態を映像で見るのは初めてだったため、大きなショックを受けました。
それよりも前の1959年にオードリー・ヘップバーン主演の「尼僧物語」という映画の中でも、精神病院の詳細な描写が描かれていたのですが、尼僧物語は見ていませんでした。
「カッコーの巣の上で」では、最終的に主人公は、ロボトミー手術を強制的に受けさせられて、廃人になってしまいます。これは本当に衝撃だったのですが、今みたいにネットで検索とかできない時代ですから、「ロボトミー手術とはどういうものなのか?」とかよくわからず見ていました。また、作中でも、突然、この手術が出てきますので、わかりにくかったです。
さて、ブルーレイで見直してみて。ここに「映像特典」として「未公開シーン集」というのがついていました。これが意外とたくさんありまして。「実際はたくさん撮ってるのに、カットしたんだな」とよくわかりました。
この作品の原作は、主人公はマクマーフィではなく、チーフのほうなんですが、カットされた場面の中に「チーフ」が出ているものが多く、映画製作時も、チーフは大事な役だったのだとわかりました。興行的にはマクマーフィを主人公にして中心にするほうがいいと判断して、カットしたのでしょう。
そして、カットした場面の中に重要なものを見つけました。
「逆らうと、ロボトミー手術をされて、ああいうふうになってしまうぞ」という説明のシーンがあったのです。セリフとしてはっきりと「ロボトミー」というのが出てきます。
このシーンがカットされてなければ、ラストでマクマーフィがロボトミー手術を受けるのも理解できたはずです。なんで、こんなに大事なシーンをカットしたのか、疑問です。
自分も昔「ビデオ制作」の仕事をしていたので、編集の難しさ・楽しさを知っていますが、「カッコーの巣の上で」も、非常に編集が大事だったと、あらためて思わされました。
編集といえば、映画を公開させるために編集するのはもちろん、映画をテレビ方法する際にも、昔はよく編集していました。
「2時間」の映画を「民放の正味90分のテレビ放送の枠」の中に入れるには、30分の分、編集でカットしないといけません。
そして、その編集を、映画のことをよくわかっていないスタッフがやると、ひどいことになりました。
「一番大事な名場面がカットされていた」
「謎解きの重要な要素がカットされていた」
「最後のほうで、伏線回収があるのだが、そもそもの伏線の部分がカットされていた」
なんてことがいっぱいあったのです。
ビデオソフトがなかった時代、水曜ロードショーみたいなテレビの映画番組は貴重でしたが、「ちゃんと映画を見たことにならない」というジレンマもあり、「やっぱり劇場に行かないとだめだな」と思ったものです。
なお、昔の映画がDVDになったものを借りて見ることがあります。この前も「ダーティハリー」を見たのですが、「日本語吹き替え」の音声があるものの、時々、日本語が消えて、英語になってしまう場面が多数ありました。
最初、「不良品か?」と思ったのですが、そうではなく。ビデオソフトの日本語吹き替え部分が実は新しく作成したものではなく、「テレビ公開時に吹き替えしたもの」を再利用していたのです。テレビ放送では30分程度カットされたものを放送しますから、カット部分には当然、「吹き替え」はありません。このため、カットした部分は原語に戻ってしまうという仕組みでした。
これを知った上で、日本語吹き替え音声で見ると、「あ、こんな面白い場面をテレビはカットしていたのか?」というのがよくわかって面白いものでした。
「編集」
とにかく、大事です。
落語が好きなので、よく寄席に行きます。
この正月は、わが地元の「桂歌丸」さんのお弟子さんの歌春さんから、「2日に横浜にぎわい座に出演するからお越しください」というお誘いを受け、行ってきました。2900円です。
大入り満席で、最後の一席の切符が取れたんですが、やはり、最後まで残る席なので、「見にくい」「椅子が痛い」「姿勢がつらい」という席でして、長時間の鑑賞はきつい席だったので、にぎわい座の2時間の舞台がちょうど限界でした。
顔付けはなかなか豪華でした。
その中で、今成長中の「二つ目の落語家さん」に期待していたのですが・・・・・・・
この人の出番なのに、なぜか、前座さんが舞台に上がり、「実は、電車が遅れており・・・」との説明があり、つまり、二つ目さんは遅刻しているとのこと。
その二つ目さんがやってくるまでの時間を、前座さんがつながなければいけない、というわけでして。
う~ん、それだったら、そのあとの「粋曲」の小菊さんに、順番を代わってもらう手でもよかったはずですが、そうはせず、前座さんの下手な落語を聞かされて・・・・
この前座さんも、「時間つなぎ」だから、どういうネタがいいのかわからないままやってたわけで、可哀想です。
そのあと、遅刻してきた「二つ目」さんが高座に上がります。
観客としては、「まず最初に 平身低頭で最大限の謝罪がある」と思ってましたが、意外なことに、普通にするっと落語になりまして。
電車の遅れだから、本人の責任ではなく、そのへんの説明があれば、こっちも責める気はないんですが、真っ先に謝罪すべきなのに、それがない、というのは、ちょっとひっかかるわけです。それも、立川談志クラスの大物なら許されますが、二つ目で、それはまずいでしょ。そして、遅刻してますから、持ち時間はあとわずかしかなく、3分程度で話を切り上げて、それでおしまいです。
そのあとに出演した古今亭志ん輔さんも、「最初に謝らない」ことを憤慨してましたが同感です。
そして、その後、この二つ目さんのツイッターをずっと見てたんですが、本日(1/6)に到るまで、他の高座の話はあるのに、この件は一切触れておらず。
落語好きとしては二つ目の人は応援したいんですが、こういう最低限の礼儀を知らないのはどうかな? と感じました。
客は安くもないお金を払って見に来てるんですからねえ。。。。。
コロナになってから、好きな「温泉旅行」ができなくなり、「それじゃ、近場の銭湯に入りに行こう」と始めた、銭湯巡り。
とりあえずの目標を「横浜市内全湯制覇」と決めて、あちこち回り続けて・・・・・・ ようやく、本日、22/12/30 最終湯である港北区綱島にある「富士乃湯」さんに入浴し、無事、完遂いたしました!
綱島地区は「元温泉場」ということなのか、銭湯が意外とたくさん残ってまして、この富士乃湯さんもたくさんのお客さんでにぎわってました。湯船の隣には巨大な横長の水槽があり、大きな錦鯉がゆっくり泳いでました。なお、「富士乃湯」という名前ですが、定番の富士山の背景画はありませんでした。(お客さんの伝統彫刻もなかったです)
コロナ禍の大不況により、計画実行中に不幸にも閉店し、そこに行けなかったりもしたんですが、とにかく、現在、入浴できる銭湯54軒は全部行きました。
ささいなチャレンジですが、達成すると、それなりに大きな満足感があり、すごくいい気分です。
銭湯といっても、各店舗ごとにいろいろな個性があって、なかなか面白かったです。
実はすでに「川崎市」のチャレンジを始めており、川崎でも10湯以上入っております。でも、川崎は人口比にすると、横浜よりも銭湯の数が多く、川崎を制覇するには何年かかるでしょうか? 老後の楽しみでゆっくりやっていきたいと思います。
ここ数年、カメラ関係の機材の高騰が続き、非常に苦しかったところに、この「物価高の嵐」で、もう、耐えきれない状況になってしまいました。
ステージ撮影部門開業以来、ずっと同じ撮影料金でやってきましたが、そろそろ無理です。
お客様に対してはとても申し訳ありませんが、料金を改訂させていただくことにしました。
「基本撮影料金37000円」を8%上げさせていただき、「新料金40000円」にさせていただきます。(税込み)
2023/1/1受付分からの価格改訂です。なにとぞ、ご了承下さい。
日本人なので「初詣」には行きたい人間ですが。。。。
「コロナ」の今、人混みは避けたいです。
寒い中、行列を作って待つのも、風をひきそうで怖いし。
そこで、以前から、こんな裏技を使っています。
12月の30日とか31日に神社に行く。
年末ぎりぎりになると、どこの神社仏閣も、初詣用の準備が整ってきれいになっています。
でも、当然ながら初詣客はいないわけで、すごい空いています。
そこで、悠々と参拝するのです。
気持ち的には、「今年もお世話になりました。来年もどうぞよろしく」という感じで手を合わせます。
これなら、混雑とは完全におさらばで、感染の危険もありません。
今度の初詣は、なんの制限もないので、昔みたいにものすごい人出になると思います。初詣クラスターがすごいことになりそうです。
なので、この方法、お勧めです。
この前、ピアノ発表会の撮影をした時に、その場にいた「生徒さんのお父さん」(かなり高級なカメラを持っていたので、写真マニアだと思います)から、「プロとアマの撮影方法の違いって、なんですか?」と質問されました。
この時、すごく忙しかったので、「ご返事はブログに書きますので、あとで読んで下さい」と答えてしまいました。なので、この場に記載させていただきます。
いろいろあるんですが、大きな点をひとつだけ書かせていただきます。
これは、私が若い頃に、「音楽発表会専門の写真事務所」で修行していた頃に、そこの経営者に厳しく言われたことです。
この業種のカメラマンって、経験を積むほどに、「この曲を演奏する際は、1分経過した時に、すごくかっこいい指使いになるから、その時にシャッターを押そう」なんてことがわかってきます。だから、「曲の最初は撮影せずに待機している」なんてことがあるんですが、これ、絶対にだめなんです。
本当のプロは、演奏者のかっこうが悪くても、顔がこっちを向いてなくても、とにかく、演奏が始まったら、なんでもかんでも撮るんです。
これ、どうしてか? というと、素人の発表会の場合、緊張で演奏ができなくなってしまうケースが時々あるからなんです。
椅子に座って、鍵盤に手を触れて、音を一個出しただけで、「あ、だめだ、やっぱり、無理だ」とあきらめて、演奏をやめて舞台袖に引き上げてしまう生徒さんがいます。このあと、先生や親御さんが必死に「がんばろうよ!」と説得しても、結局、ピアノに戻らずに、その生徒さんの発表は、「最初の一音だけ」で終わることがあるんです。
この時に、「演奏開始後、かっこいい姿勢になるまで、撮影するのは待機する」なんていう撮影方法だったら、「演奏写真は1枚も残っていない」ということになってしまいます。これは悲しいことです。
プロの場合、「生徒さん全員をなるべく公平に撮る」という使命がありますから、上記のようなケースでは、「最初のワンタッチだけ」でも、記録に残しておかないといけません。ですから、かっこうなど気にせず、とにかく「演奏が始まったら、パパパと撮る」ようにしています。
極端な話、その生徒さんが舞台袖でぐずっている様子がわかる場合は、ピアノの前の座る前の、舞台上に姿が現れた時点でバシャバシャ撮り始めて、最悪、「ピアノに一切触れずに戻ってしまった」という場合でも、その生徒さんが「舞台に上った」という証拠写真を残します。
このように「子供さんがぐずる」というケースだけでなく、「高齢者の生徒さんが舞台に上がった途端に、緊張感で、心臓に負担がかかり、急性心筋梗塞で救急車」なんて場合もありますから、とにかく、どんな生徒さんの場合でも、「姿が見えたら、すぐに何枚か撮る」というのは、プロ写真屋としては必須なのです。
生徒さん側の事情だけでなく、カメラマン側の機材の故障が突然起きて撮影不能になる場合もあります。それも考えて、「考えるな! とにかく撮れ!」ということを肝に銘じています。(「燃えよドラゴン」のブルース・リーみたいなもんです)
これは、修行時代にきつく教わったことです。当初、「そんなことないでしょ?」とか思っていたんですが、経験を重ねてくると、実際に、そういうのを何回か経験するわけでして、その時になって、「こういう時のためだったのか~」と感心した次第です。
こういうことは、場数の少ない、素人さんは考えつかないことだと思います。このように、プロは「一見、無駄に思えるような撮影」も実際にはやっています。
ネットの「暮らしのマーケ*ト」とかで、非常に安い撮影料で撮ってくれる、?のつくプロカメラマンは、こういうことは考えていないと思います。
「学校写真」とか「婚礼写真」が長かったせいか、「集合写真」に関してはけっこう強いこだわりがあり、常に「きちんとした、いいものを撮りたい」と思っています。
最低限として、「全員の顔がちゃんと出ているものを撮る」という決まりがあるのですが、時々、これを「お客様側から否定されてしまう」ことがあるのです。
「すごい参加人数の集合写真」を、ちゃんとしたひな壇とか階段とかの施設がないところで、短時間で撮ってくれと言われた場合などに、そういうことが起きます。
こっちとしては「全員の顔をとにかくちゃんと出るように」と思って、背の低い人を前にしたりして、あれこれ苦労して並べているのに、「そんなの適当でいいんだよ。ちゃちゃっとすぐに撮ってくれ」とか言い出す主催者がいるのです。
主催者がそう思っていても、参加者の立場で考えれば、「自分が写っていない集合写真」というのは非常に悲しいものです。
「ちゃんとしたプロカメラマンが来ていた」のに、顔が隠れた写真を撮られたら、その人はがっかりすると思います。
なので、「適当でいいんだよ!」と主催者が言っても「そういうわけにはいきません」と、ちゃんとしようと努力します。
でも、それが主催者には気に入らないことになる場合は少なくなく・・・・・・・
翌年以降、お声がかからなくなります。
こういうのって、商売としてはいけないことかもしれませんが、うちの場合、個人事務所ですから、他の社員に迷惑をかけることもありません。「嫌われたならしょうがない」と諦めます。そういう、わがままを通してもいいんじゃないかと思っております。
融通が利かなくてすいませんが、ご了承下さい。
それから、「プロなんだから、どんなことにも対応してくれるだろ」とか思ってる人がいますが、プロだからこそ、「できないことはできない」とはっきりお答えしてしまいます。
なので、「@@ホールで、***のイベントをやって、120人で集合写真を撮って欲しい」なんて依頼があった場合に、そのホールで、過去にそういう写真を撮ろうとして「無理だった」経験がある場合は、申込みの受付時点で「それは無理です」とか回答してしまいます。
「プロのくせにひどい」とか思われるかもしれませんが、プロゆえに「無責任になんでもできると答えてしまう」ことはしませんので、ご了解下さい。
そういう意味で、カメラマンのほうから決めている「出入り禁止会場」というのは何箇所かあります。