落語が好きなので、よく寄席に行きます。
この正月は、わが地元の「桂歌丸」さんのお弟子さんの歌春さんから、「2日に横浜にぎわい座に出演するからお越しください」というお誘いを受け、行ってきました。2900円です。
大入り満席で、最後の一席の切符が取れたんですが、やはり、最後まで残る席なので、「見にくい」「椅子が痛い」「姿勢がつらい」という席でして、長時間の鑑賞はきつい席だったので、にぎわい座の2時間の舞台がちょうど限界でした。
顔付けはなかなか豪華でした。
その中で、今成長中の「二つ目の落語家さん」に期待していたのですが・・・・・・・
この人の出番なのに、なぜか、前座さんが舞台に上がり、「実は、電車が遅れており・・・」との説明があり、つまり、二つ目さんは遅刻しているとのこと。
その二つ目さんがやってくるまでの時間を、前座さんがつながなければいけない、というわけでして。
う~ん、それだったら、そのあとの「粋曲」の小菊さんに、順番を代わってもらう手でもよかったはずですが、そうはせず、前座さんの下手な落語を聞かされて・・・・
この前座さんも、「時間つなぎ」だから、どういうネタがいいのかわからないままやってたわけで、可哀想です。
そのあと、遅刻してきた「二つ目」さんが高座に上がります。
観客としては、「まず最初に 平身低頭で最大限の謝罪がある」と思ってましたが、意外なことに、普通にするっと落語になりまして。
電車の遅れだから、本人の責任ではなく、そのへんの説明があれば、こっちも責める気はないんですが、真っ先に謝罪すべきなのに、それがない、というのは、ちょっとひっかかるわけです。それも、立川談志クラスの大物なら許されますが、二つ目で、それはまずいでしょ。そして、遅刻してますから、持ち時間はあとわずかしかなく、3分程度で話を切り上げて、それでおしまいです。
そのあとに出演した古今亭志ん輔さんも、「最初に謝らない」ことを憤慨してましたが同感です。
そして、その後、この二つ目さんのツイッターをずっと見てたんですが、本日(1/6)に到るまで、他の高座の話はあるのに、この件は一切触れておらず。
落語好きとしては二つ目の人は応援したいんですが、こういう最低限の礼儀を知らないのはどうかな? と感じました。
客は安くもないお金を払って見に来てるんですからねえ。。。。。