我が街・京都のスポーツコンプレックス!
信州で暮らしていた頃は、そこにプロのスポーツ・チームはなく、地元・京都のサッカー・チームもJリーグへは遅れての参入となった。
だから自分にとってスポーツ観戦はTVでのもの、あるいは遠出してのものだった。また大阪や神戸ときには名古屋へ出掛けるのは楽しいが、気軽にできるものではなかった。
やがて京都パープルサンガが名を京都サンガ F.C. と改め、入れ替え戦でJ1昇格を果たした頃からは京都市西京極総合運動公園へ通うようになった。
その数年後、男子プロ・バスケットボールbjリーグのチームができ、メイン会場が公園内の京都市体育館になると秋から冬そして春にかけても西京極へ通うようになった。命名権を得たチーム名を冠してハンナリーズアリーナとなり、改装されてシンプルながら京町家風の外観が良くなった。二階はベンチ席からセパレートに、一階も長辺のメイン、バックともフカフカの跳ね上げ式に、とても座り心地よくなった。短辺のいわゆるゴール裏は仮設の雛壇にパイプ椅子、ここは改善が待たれる。吊り下げ式4面ビジョンがグッとバスケットボール・アリーナ感を出す。
京都ハンナリーズは10年目を迎え着実に強くなってきたが観客動員に悩まされている。素晴らしいアリーナで素晴らしい試合を見せてくれるのだから行かない手はない。
公園内にある野球場は、主に昭和の間プロ野球の準本拠地とされたり、現在に至るまでは大学・高校野球の公式戦が開催されている。近年、女子プロ野球リーグができてからは、その母体が命名権を得て「わかさスタジアム京都」と改称しNPBの公式戦開催が復活した。
特に今年は阪急ブレーブスの復刻としてユニフォームとマスコットが当時のものになりブレービーとは久しぶりの再会となった。
西京極へ通うようになった頃(2009年12月)から野球場が改修されたものの基が古い(1932年開場!)のでドームはもちろん屋外型の ほっともっとフィールド神戸と較べても見劣りする。
両翼は100mとプロ仕様であるが中堅は117mと5mほど浅い。地方球場の多くがそうであるが内野芝がなくクレイで覆われている。維持費に比例すると思われる観客動員に対して試合頻度が高く(プロ野球ではなく大学/高校野球が中心で)内野芝では耐えられないのであろう。
スコアボードやメンバー表は立派な映像装置となったが即時リプレイや球速などのスタッツには対応しておらず、また誤表示も多かった。
フェンスは低くドームのような過剰なネットもなく観やすい点は嬉しい。ただファウル域が広いのは古い野球場の特徴でもありダグアウトから両翼にかけて客席をせり出す改修ができれば素晴らしいのにな。
この図の中央部、特別, S, A, B, バリュー指定だけがセパレート席で、他はベンチ席。特筆すべきはグラウンドレベルシート。
手前から打者、走塁コーチ、ボールボーイが一直線上に並んでおりボールボーイの前のファウル域に仮ブルペンがある。この試合ではスタンド下の本ブルペンが使用された。それに平行する壁に長窓が付いておりココがグラウンドレベルシート。バックストップにいわゆる本部席がこのような形でついている球場は多いが、ブルペンを覗く席がある球場を他に知らない。
この日の試合はバファローズの先発・田嶋がマリーンズ・ドミンゲスに2ランを被弾したものの後続の投手が零封し、わずか3安打で勝った。一本は若月の投手強襲内野安打で、外野へのヒットはいずれも吉田正尚の先制2ランと勝ち越し適時打だった。
好天の日曜デーゲームで席はよく埋まっていたが観客は16,159人。2万人規模のスタジアムなので、こんなものか。プロの本拠地とするには3万人規模にしなければならないらしいが、我が街のスタジアムなら大規模な拡張などせず、NPBの試合開催をもう少し増やしてほしい。
劇団伽羅倶梨スタジオ公演 vol.36
「アレック髙杉」観て来ました☆
そういえば Osaka Metro のサインはまだ交通局のマークだったな。
初めてここへ来たのは2014年の秋。木津川を背にして立つ板金工場や木材加工、倉庫などに並んで そのスタジオはあった。
一階で受付を済ませて階段を上がると、そこは いわゆる劇場ではなく、普段は稽古にも使われるというスタジオに既にセットが組まれていた。
その時は旅館の一室、今回は研究室のドアが並ぶ企業のフロア。その床面と同じ高さに桟敷席、そこから雛壇に椅子の客席。またトイレはセットの傍に。初めは驚いたが、もう慣れたものだ。そこにも劇中・架空の会社などの広告が貼ってあり楽しい。
今回は、2015年の秋公演「プラシーボ!」に登場した博士「アレック髙杉」の話。プラシーボ!では引退後と現役復帰が描かれていたので、時を遡ってアレックが研究に没頭しているところから始まった。
ラボは3室あり、それぞれ薬効を調べているようだがアレックはそれと並行してロボット研究しているようで、AL440というコードネームから義男と呼ばれるロボットが助手となっていた。
義男はアップデートを重ねている途中でAIもまだ発展途上。ラボの人達との関わりの中で特に感情の側面が未完成であることが露呈した義男。本来の助手・青野の提案で、アレックは義男に友達となるロボットを作ることに。それがAL445好子ちゃん、設計には秋葉原のあのグループを参考にしたそうで合コンに引く手数多の可愛らしさ。
KARAKURIワールドと呼ばれる特有の魅力の一つは自作のセットの転換。3室ならんでいたラボのドア前の空間から、怪しげな器具が並ぶアレックのラボ内、そして合コンが行われる居酒屋へと、暗転中に、また掃除のオバちゃんが歌いながら切り変える仕様。
そこからは Dr. スランプのようなドタバタがあり、しばらく2体のロボットが主役のように展開するが、アレックがこの研究に邁進するにつれ煩わしくなった人付き合いに焦点が絞られ…話の核心は近日、発売されるDVDで。
今までに見せてもらった8作品、それぞれ趣向を異にしながら、いずれも標榜する「ハートフル・コメディ」への期待に応えていて大満足。また魅力的なキャストにも出会えて次作が楽しみ。今度も川畑七海さんがキャスティングされると良いな。
噺家が落語と芝居をしてみる会
南森町駅・大阪天満宮駅から繁昌亭を左に見ながら、天神橋筋商店街を南へ数分。大正末期に建てられ、その後、所有者みずから改修したというレトロな佇まいのフジハラビル。朝ドラ「ウェルかめ」のロケ地にもなったらしい。
デザイン事務所や装飾品店などが入居する、そのビルの地階がギャラリーになっていて今回は、そこが落語会とお芝居の会場。狭い客席に誘導するのは、この日の演者である下園千晴さん。真ん中の柱を避けて高座が設けられ、演者が立てば頭が付く天井。舞台袖はなく奥のドアを開けての登場。
米朝一門の噺家お三人と澤井里依さんが一席ずつ落語を、そこに演出の井之上チャルさん、小出優子さん、下園千晴さんを加えたお芝居を上演。
噺家さんは古典を中心に(團治郎さんの「動物園」は比較的古い創作とのこと)、澤井さんは創作の「ぜんざい公社」を披露。澤井さんは役者さんで構成された落語の一門で「焼酎亭いちじく」としても活躍。情景描写が愛らしく登場人物の個性が際立つ。
オカモト國ヒコ作「テノヒラサイズの吸血鬼」は落語との繋がりを演出してのことか、背景の書き割りもなくセットと呼べるものも椅子ひとつ。ストーリーは人間の弱さ、自分勝手さ、を嫌悪感ではなく笑いを撒き散らしながら疾走する展開。
二日目は小出優子さんが高座デビューも札止めで見られず残念、次回に期待。ちょうばさんの「地獄八景亡者戯」は江戸落語では「地獄めぐり」とされ最近、亡くなった有名人や、もうすぐ…の人を取り上げたりとブラックな一席。
弥太郎さんの「ちりとてちん」は朝ドラのタイトルにもなった古典の一つであり私が初めてじっくり聞いた演目。べかこ時代の南光さんが演じたものが近鉄特急の車内の音楽サービスで流れていた。























