劇団伽羅倶梨スタジオ公演 vol.36
「アレック髙杉」観て来ました☆
そういえば Osaka Metro のサインはまだ交通局のマークだったな。
初めてここへ来たのは2014年の秋。木津川を背にして立つ板金工場や木材加工、倉庫などに並んで そのスタジオはあった。
一階で受付を済ませて階段を上がると、そこは いわゆる劇場ではなく、普段は稽古にも使われるというスタジオに既にセットが組まれていた。
その時は旅館の一室、今回は研究室のドアが並ぶ企業のフロア。その床面と同じ高さに桟敷席、そこから雛壇に椅子の客席。またトイレはセットの傍に。初めは驚いたが、もう慣れたものだ。そこにも劇中・架空の会社などの広告が貼ってあり楽しい。
今回は、2015年の秋公演「プラシーボ!」に登場した博士「アレック髙杉」の話。プラシーボ!では引退後と現役復帰が描かれていたので、時を遡ってアレックが研究に没頭しているところから始まった。
ラボは3室あり、それぞれ薬効を調べているようだがアレックはそれと並行してロボット研究しているようで、AL440というコードネームから義男と呼ばれるロボットが助手となっていた。
義男はアップデートを重ねている途中でAIもまだ発展途上。ラボの人達との関わりの中で特に感情の側面が未完成であることが露呈した義男。本来の助手・青野の提案で、アレックは義男に友達となるロボットを作ることに。それがAL445好子ちゃん、設計には秋葉原のあのグループを参考にしたそうで合コンに引く手数多の可愛らしさ。
KARAKURIワールドと呼ばれる特有の魅力の一つは自作のセットの転換。3室ならんでいたラボのドア前の空間から、怪しげな器具が並ぶアレックのラボ内、そして合コンが行われる居酒屋へと、暗転中に、また掃除のオバちゃんが歌いながら切り変える仕様。
そこからは Dr. スランプのようなドタバタがあり、しばらく2体のロボットが主役のように展開するが、アレックがこの研究に邁進するにつれ煩わしくなった人付き合いに焦点が絞られ…話の核心は近日、発売されるDVDで。
今までに見せてもらった8作品、それぞれ趣向を異にしながら、いずれも標榜する「ハートフル・コメディ」への期待に応えていて大満足。また魅力的なキャストにも出会えて次作が楽しみ。今度も川畑七海さんがキャスティングされると良いな。






