野球場へ行こう!
小学生の頃、誰に教わったでもなく三角ベースというのに夢中になっていた。
投手が下から放りあげる山なりのボールを手の平で打つ。
ボールが外野を転がる間に一塁へ、その次に二塁ではなく三塁の位置へ走る。
塁といっても、もちろんベースではなく、それに見立てたマンホールだったり、板や石だったり。
よく考えられていたのか偶然なのか一塁から三塁へは距離が4割増なのでアウトになりやすく簡単には点が入らない。
さて、このゲームが野球を簡略化して子供の遊びになったと考える人は多かろう。
逆に、こんな子供の遊びを研ぎ澄ました結果、野球になったとは考えられないだろうか。
野球の起源については専門の学者がいて調べられているらしいが、どうもイギリス発祥のタウンボールという球技がアメリカで野球へと変わっていったらしい。
タウンボールは三角ベースとは違うだろうが、きっと子供も遊んでいたものだろう。
それが3万人も観客を集めるような興行スポーツとなって実際、私も休日には球場へ行くようになった。
きっと次の休日も私は三角ベースの感触を思い出しながらスタジアムへ行くだろう。
