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スタジアムが呼んでいる。

プロ野球はチームや選手のファンになるだけでなく球場やユニフォームを楽しむスポーツでもある。

野球のように攻守交替が明確だと大きさが異なる球場でもゲームが成り立つ。

サッカーなどでも前半と後半で自陣と敵陣が入れ替わるが、前半は狭いフィールドだったのに後半は広いということは、さすがにない。

それだけ球場に個性が認められており(もちろん規定はあるが)好みが分かれる。


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一番すきな球場はスカイマークスタジアム。

内野にも天然芝が敷かれていてフェンスが低くファウルエリアを狭くして増席している。

まるで阪神甲子園球場に、あてつけているような特徴だ。

まだ行ったことはないがマツダスタジアムが、スカイマークの上を行くクォリティだという。

オリックス戦なら当日券でも買えるし初めての人には快適な観戦になると思う。

駐車場も多いからグラブを持って家族で行くのも良かろう。


さて公認野球規則によると今後プロ野球チームが新設、改修する場合は両翼99.058m以上、中堅121.918m以上でなければならない。端数はフィートによる規定をメートルに換算したため。

だからドームを中心に両翼100m/中堅122mの球場が多い。

ドーム球場の中でも「同期」なのにナゴヤは観やすいのに京セラ(大阪)は観にくい、と差がある。

大阪は下段席の真上に上段席の床つまり庇がかかって視野が狭い。

だいたい外野フェンスのすぐ上がスタンドではなくレストラン席というのがアホ。

しかもツライチでフェンスと下段スタンドと上段スタンドが揃えてあるものだから、せっかくフェンスの上まで飛んだホームランがスタンド前のラバーに当たってフィールドに転がる興ざめ。

雨の日でも開催される、というのが野球場として唯一の存在意義だ。


ナゴヤは外野フェンスの上が下段スタンド、そこから上に行くに連れフィールドから遠ざかってレストラン席。

さらに遠ざかって上段席という構造…普通そうするやろ。

しかも下段席と上段席の間4F部分にはスウィート席があって少数だが一般販売もされている。

オススメは二人がけのテーブル席「プライムツイン」は弁当つき(ちょっと高価だけど)。

過去に私も二人で観に行った…相手は同い歳のオッサンだが。

どのチームのファン?

京都うまれ京都そだち。おらが街にNPBチームはない。

Jリーグならサンガ、bjリーグならハンナリーズ、GPBLならアストドリームスのファンだと胸を張る。

ナショナリズムだの何だの言うなかれ。観に行けるチームが即ち好きなチームなのだ。

初めて観に行ったチームが阪急ブレーブスだったので好きなチームの一つである。

ただ球団が身売りされる88年にかけては優勝から遠ざかり周りが阪神タイガースの日本一に沸いたり、つまらない思いをしたものだ。


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そこに「10.19」の衝撃。詳細は本にもなっているので省くが、知っている選手など、ほとんどいなかった近鉄バファローズをあんなに応援したのは初めてだった。

規定時間を過ぎて引き分けのため大目標(優勝)を達成できなかった試合。

サッカー好きならドーハの悲劇を連想するだろうが私は昭和最後となった、このシーズンの最終戦を思い浮かべる。

たぶんバファローズが優勝しても地元(近鉄沿線)のチームが勝って嬉しいな、ぐらいにしか思わなかっただろう。

なのに優勝を、あんな形で逃したナインをテレビで観て泣いてしまった。

翌年から私は名前が変わった2チームを含むパ・リーグに注視するようになった。

だから今、どのチームが好きかと訊かれても、パ・リーグが好きですと答える。

プロ野球みに行ったことある?

 

初めてプロ野球を観に行ったのは小学4年生の時、阪急西宮球場だった。

それまで遠出する時は両親に連れられるままで自分からは、どこへ行きたいとも言わなかった。

それが祖母の家へ行くため乗った阪急電車の駅のホームで野球選手のポスターを見つけたとき父に言ってみた「あれ観に行きたい」。

テレビでよく見ていた阪神や巨人のユニフォームではない。

ブレーブスの背番号7、いまやオモロい解説のオッサンとして知られる福本豊だ。

 

駅のポスターは、阪急ブレーブスのもの、ファミリーランドのもの、宝塚歌劇団のものなどが順に貼られていた。

遊園地はともかく宝塚歌劇を観に連れて行ってもらっていたら、たぶん違う人生を歩んでいただろうな。

現役引退後の福本豊が奥様と宝塚歌劇を観に通っているという話を聞いた。

必然ではあるが私にとっては感慨深い。

 

のちに厚遇すぎると悪名高くなった大阪市職員の福利厚生のチケットをいただいて両親と阪急電車に乗って京都から大阪へ、さらに西へと向かった。

西宮北口駅を出ると、そこには本当に野球場があった。いや、あって当然なのだが。

いまや西宮北口駅を出ると高層マンションや進学塾ばかりで、そこに野球場があったとは思えない。

当時は、その大きさに感動したが今となっては資料で見る限りひどい狭さだ(中堅118.9m/両翼91.4m)。

通路を抜けると目の前に広がる人工芝。これも今となっては人工芝は好きではないが、その美しさに圧倒された。

 

センターに、その脚の速い男はいた。

ブーマーと並ぶと、とても小柄で足も短い。

 

マスコットのブレービーは思いの外、大きかった。

島野修さんのご冥福をお祈りいたします。

 

初めて目にするものが多すぎて試合の内容はよく覚えていない。

ただ今でも休みの日に野球場へ行きたくなるのは、この日の光景を求めて、だと思う。