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えええ、まだ書くの?
すいません。まだ書くんです。
だってステージのこと全然書けてないんだもの。書かないではいられないほど、「MARIA」カッコいいんだもん。
K3のDVD、何度も書いてるけど、千秋楽の収録だったんですよね。だからメンバーもお客も、ちょっとテンション(「緊張」という意味じゃないですよ、「気分の高さ」くらいの意味です)がちょっとフツウじゃなかったんだろうな。
前曲が大島(優)の名演でしょ。客席はあったまってたでしょ。
暗くなった舞台、月光のような青いライトが血のような赤に変わって、歌声が響く。
増田有華、梅田彩佳、河西智美の3人の顔とマイクを捧げ持つ手が浮かび上がる。マリア像のようで神々しくもある。MARIA MARIA MARIA/あなたの名を呼ばせて下さい
衣装はいわゆるゴシック調。どれも黒のドレスであるがデザインはそれぞれ異なっている。
センター増田。
トップはブラックサテンのハイカラー。肩がふくらんだいわゆるパフスリーブの長袖。前身ごろの左右、肩から縦にシルバーのモールが入っている。袖にはジュエリーのビーズが散りばめられ、胸には銀のクロス。
ボトムはレース地(?)のペチコートと、それを覆うドレープの入ったブラックサテンのスカートなのだが、左の丈が短いAKBお得意のアシンメトリーなカット。だから増田が左半身になってステップを踏むと、ペチコートの下から左足が見え隠れする。全体はすごく上品なスタイルなのに、端なくも見えるこの白い足とのコントラストがすっごく艶やかである。増田中学生だよなこの頃。
ショートヘアーにシルバーの縁取りがほどこされた黒い薔薇の髪飾りを右につけ、右手の中指にやはり黒い薔薇のリング。
増田はこの衣装を着て第1回じゃんけん大会に臨んだ。いわば「勝負服」ってわけだが、同時に彼女の「MARIA」に対する思い入れの深さがうかがわれる。
向かって左には梅田。
背中で編み上げたブラックサテンのキャミソール風トップスに、カラー、肩、大きく開いた袖を薔薇柄の黒いレースを縫い付けたドレス。胸元や首、腕がレース越しに見えてぐっとフェミニンな印象が強い。長めのスカートは足を隠しているが、二重三重に重なりあう裾には銀色の縁取りが施されており、豪華な花のようである。
頭の右につけた黒薔薇の髪飾りからはリボンが垂れ、左の薬指に黒薔薇のリング。髪はショートだったりロングだったり(後述)。
向かって右は河西。
増田と似たトップスだが銀のモールは無く、パフスリーブだが半袖。その代わり黒のグローブをしている。スカートは他の2人よりも短めで膝ぎりぎりの丈で、黒のストッキングが見える。背中には大きなダークシルバーのリボンが、蝶々結びをした和服の帯のように垂れ下がっている。
3人3様の衣装だが、共通するコンセプトをひとことで言えば「華やかな喪服」。
A3「涙売りの少女」の衣装も同じコンセプトのデザインだったけれど、「MARIA」の方がずっと豪華でイマジネーションを刺激しますね。
たとえばこんな風。
高貴な血筋を突然襲った悲劇。増田は当主を亡くした若い未亡人。梅田が亡き先代当主の若い後妻。河西が未亡人の妹。
新当主となった増田の息子はまだ年若く、後見人と目される叔父と梅田は秘かに通じあっている。増田を支える河西は、実は亡くなった当主と関係があってその子を孕んでいる、くらいの設定で三島風の芝居が書けそう。
ダンスも華やかだよね。
何といってもマイクスタンドからベースをはずしてしまったようなポール付きマイクを使った殺陣のようなコリオグラフィが圧巻。
舞台にポールをぶつけて「どん」というノイズが起きてしまうこともあったって言うから、ムズカシいダンスだったろう。リハではきっとポールでぶっちゃったこともあったろう。
一番の見せ場は3人がそろってポールを斜めに掲げるところ。仮に「ポールリフト」とでも呼ぼうか。K2の「Blue rose」で「マイクスタンドキック」に相当するケレン。
第1スタンザでは
のところね。後悔の涙/流すより早く
祈り捧げ
うーん、カッコいい!
欲を言えば、この時マイクポールの角度が3人揃っていればさらにカッコよかったんだけど、K3のDVDで見られる1回目のポールリフトの角度はちょっとバラバラ。
センターの増田。水平に対するマイクポールの角度は約53°。かなり高くポールを掲げている。
向かって左の梅田。ポールは約26°とずいぶん低い。
向かって右の河西は2人の中間で、約45°。 どれくらいの角度がカッコいいのかは好みの問題だろうけれど、僕的にはどうせならケレン味たっぷりに高くポールを掲げて欲しいなあ。
ということで、K3のDVD以外についても見てみましょう。
え? これってひょっとして泥沼?



