古民家の事務所は冬は極寒です。

 

さて、今日はトラブル事例を挙げてみます。

昨今、オンラインゲームをする方が増え、夜中の騒音等のトラブルが増えているようです。

弊社は住宅地の中にあり、ご近所で実際にあった事例を少し書いてみます。

 

ある三階建ての一戸建てに入居者さんが入りました。

弊社は関わりがないので属性等はわかりませんが、近所づきあいが密なゾーンなのでご近所さんからのお話しから推測すると20代~30代の社会人の男子数名で一戸建てをシェアしているもようでした。

 

私達は夜間滞在していないので、リアルタイムで聞いているわけではないからわかりませんが、週末などの休みの日中に「うおーー!!ぎゃー!!うぎゃー」とか"ドスンドスン""バタバタ"という大きな音や奇声(に聞こえる大きな叫び声)が聞こえてきて、ご近所の方が言っていた「大声でうなり声や奇声やどすんどすんという音がする」というのはこれか・・・これを静かな夜中にされたら、それはお隣さんやご近所さんはお嫌だろうなぁ・・と思っていました。

 

都心部の一戸建ては隣との隙間が50センチくらいしかなく、木造住宅のお隣の大きな物音は聞こえてしまいます。

大きな物音や足音は、鉄筋コンクリートのマンションでも防音室でもないかぎり、上下左右のお部屋には聞こえてしまうと思うので、どんな建物であってもやはり近隣への配慮ある暮らしは必要かと思います。

 

ちょうど懇意にしている不動産管理会社の社長さんがこんなお話しを聞いたばかりでした。

それは、「管理物件でオンラインゲームで夜中に騒がれ、下のお部屋の住人から激しく苦情がきたため当人に話をすると"そんなことしていない"と。保護者に連絡すると"そんなことをうちの子がするわけない"ということで、話は平行線に。結局苦情を伝えてきた階下の人に騒音を録音してもらい証拠を何日か押さえてもらって直談判し、退去してもらった」という話を聞いたばかりだったので、これも今ならではのトラブル事例と言えるのでしょうね。

 

その社長さんも「人はみかけにはよらない。会ったときにはおとなしい真面目そうな子だったのに、ゲームでそんなに人が変わって騒ぐとは想像もできなかった。しかも正直に話してくれれば注意もできるけど、自分はやっていない、親もそんなことをうちの子がするわけがないと言われ、ほんとに困りはて、弁護士に相談した事例だった」と話してくれたし、私達にとっても学ばされた事例でした。

 

私達は、空室に入居者さんを入れる際、必ず会ってどんな人が入るのかを自分の目と勘で観るようにしているのですが、オンラインゲームで人が変わるように夢中になることまでは正直わからないのも事実なので、今後注意しないといけないなぁと思っていました。

 

先日、弊社で募集をかけている空室に申込が入り書類の調整をしている中で、オーナー様が「このあたりは夜間とても静かで高齢者も多く住んでいるので、うちの目の前の物件で夜中ゲームで騒いだ人がいたためご近所さんが警察に通報してお巡りさんが何人も来る事例があった。なので、夜中ゲーム等をする方は住みにくいだろうし、静かに住んでくださる方を希望したいので、夜遅く帰ってきてゲームをする方なら断りたい」と言われ、当人に確認したところオンラインゲームをするので静かに暮らせるか自信がないということでお話しは流れたのでした。

 

それでも、事前にそのことを把握できて、ご本人にとっても窮屈な暮らしにならずに済み、オーナーさんやご近所の方々にとってもよかったし、事前にキャンセルになってよかったと思うのでした。

 

時代ならではのトラブルもあるし、オンラインならではのトラブルというのもあるものだなぁと実感する事例でした。