ワインじゃないお前は酢 -160ページ目

多種合流

久しぶりに、昼も食わんと仕事をしてみると、反動で夜はがっつく。

腹はもたれるわけで科学的根拠なしに不健康がわかる。


そんな時に限って、背脂たっぷりのラーメンが食べたくなる。

ラーメン二郎には行ったことが無いけれど、昨日の晩に友人へ電話をすると「ラーメン二郎が美味い。行きたい。」と聞いて、少し憧れる。


昼抜きで腹の虫がせがむ様に音を立てていたら、さぞかし腹具合の悪そうなものだが、そんな時のビールとラーメンは美味いわな。


昨晩はラーメン二郎が何処にあるかよくわからないもので、駒方どじょうの近くにある、喜多方ラーメンを食べに行く。

店に入ると元気の良い挨拶。店員さんに促されて少し奥の席に座る。他にお客さんは一人、二人といったところ。

しばらく気づくことが無かったが、席を案内した店員の女の子は中国人で名札を見るまで日本人と思うほど日本語が上手かった。教育として日本語を学んでいるので型にはまったきれいな日本語だった。

「レモンハイはありますか」と問えば、「レモンハイは御座いません。ウーロンハイとビールはご用意しております」と返ってくる。一瞬だけ、ラーメンらしくなかった。


チャーシュー麺を頼んでしばらく、机に置かれたラーメン丼を見て驚く。

麺がチャーシューの行列で見えない。言葉には出さないが、間違いなく嬉しくてにやけた。

頼んだごはんとあわせて食べる、すする。

普段、自炊なので久しぶりの外食で美味さが増量。


食べ終えて、汗を拭いていると白人の背が高い一人の女性が入店。

これから箸に挑戦してラーメンをすするのかと会計を済ませて思う。


食べている途中に入ってきた男二人が会計を終えて外へ出ようとしたところ、ヒンディ語で会話。

あんたらインド人だったのかと振り向く。注文は中国の女の子に負けないぐらい美味いし、だるそうにしゃべる感じがいかにも日本のサラリーマンだった。しかし、インド人だろう。よく観ると浅黒い顔に彫りが深い、鼻が高い。


ラーメン屋で色んな人種と出会う珍しい日だった。

帰り道は日本人としか出会わなかった。

坂ゆけば息あらす

上野、鶯谷、日暮里の坂。
神田の坂、湯島の坂。
ロードバイクを手にしたばかりの頃、フラットな場所を速度を上げて巡行することが楽しみで走ったが、最近は長くて面倒くさい坂を相手に鼻息あらく、通行人に「ダッセー」と言われながら走ることが楽しくて仕様がない。

おそらくは通行人のいう通り、自分が登坂する姿はがっついて格好悪いのだが、下りをぶっ飛ばすように走る快感はやった人にしか理解出来ない気持ち良さ。

よく、友人に「危ないから気を付けて」と注意される。実にその通りで坂でファイナルギアまでシフトして漕ぐ速度は原動機を使った乗り物速さにまで到達をする。転ぶと只では済まない。

しかし。
今の世の中、「あれは駄目、これも危ないから駄目」と規制だらけの世で、心拍数が上がる合法はよほど金を出さないと買えない。
刺激を求めることを多くの人は「変」と思うが、少しの危険と少しの挑戦心で生きた心地がしているから何物にも代えがたい。

速く、速く、速く、ひたすらに漕いでも何も残らない。健康的ではあるが無駄な時間。
笑われても止められないから、初めて趣味を見付けたのだと思う。

ホタルイカ豊漁

ホタルイカとの出会いはここ最近。バーで食べた。

オーセンティックバーのくせに、出てきたつまみはゆでホタルイカ。

「酢味噌でお召し上がりください。」とマッカランの入ったグラスの横へ置かれる。


少し気分はえらそうに、「うむ苦しゅうない」と口へ運ぶ。

すごく美味くて、お代わりをした。ついでに日本酒も飲みたいが無かった。

富山の出身で取れたてのところを陸路はるばるその日の内に関東某所のバーまで届けたとのこと。

日本人は食べ物のことになると恨み辛みが激しくなると聞くが、美味いとは言えども遠路はるばる食材を運ぶ執念からしてあながち聞いていたことは嘘ではないだろうと思った。


今日のニュース。

今年のホタルイカ漁は豊漁とのこと。

俺は食欲の塊だから、ニュースを読んで「また食べたいなあ」と思うだけだったが、写真を見ると名前に「ホタル」と冠されるだけはあって、漁師が引いている網は青く光っている。とても綺麗だ。

この景色と、味を目当てに足を運ぶ旅行者は少なからずのようで、とても羨ましい。


すこし前にいっぺん富山、石川と旅行へ出たが人当たりは良いし、ご飯が美味かった。

今は気候も穏やかだろうし、さぞ良さそう。