内なる石のひびきに、熱き心がやどる -367ページ目

第121回山本会「年に一度の贅沢ワイン会」の概要 @ピアット・デル・ベオーネ

山本会も16年目に突入しました。

121回目は「年に一度の贅沢ワイン会」。今回は市場価格2万円以上のワインを持ち寄る文字通り贅沢な会でした。

皆さん、この時とばかりに即満席になるのですが、お金持ちですね!

料理は

小柱を浮かべたニンジンのババロア

こちらが相変わらず絶品のあきあみ海老とカレイのズッパ

牛肉ラグーとかぼちゃのカサレッチェ

メインは黒豚肩ロースのロースト カシスと赤ワインのソース

 

さあ、ワイン。シェフも加わるので合計13本のワインたちです。全部が2万円以上なので少なく見積もっても26万円分。

5万円や10万円のワインもあったので市場価格合計では50万円くらいでしょうか。何とも贅沢です。

 

1.Tokay Pinot Gris Selection de Grain Nobles 2000/Domaine Weinbach

私が甘口と言い忘れたので最初になってしまいましたが、このワイン、食前にも良いかもしれません!黄桃やカリンのような熟れた果実の香りがあり、とろっと濃厚でありながら酸がピシッとあってアイスワインのように純粋な果実感を感じます。貴腐100%らしいのですが、貴腐よりはアイスワインっぽい印象でした。

 

2.Domaine de Chevalier Blanc 2009

ヘーゼルナッツのような香りにハチミツが香る。ローストした樽の香りもあり、力強い味わいゆえにシャルドネかと思ってしまいました。

良年のボルドー。さすがな品格でした。

 

3.Corton-Charrmagne 2016/Joseph Drouhin

なんと現地で購入されたワイン。香ばしく妖艶な香りがあり、わずかにハーブを感じたのでついついこっちをソーヴィニヨン・ブランと思ってしまいました。ボディがあり、余韻もものすごく長い。素晴らしいワインでした。毎年、コルトン・シャルルマーニュとキスラー シャルドネをみんなで間違えてしまうのですが、今回はシェフがドンピシャで正解!さすがです。

 

4.Beaune Greves Vignede l'entant Sesus 1999/Bouchard Pere & fils

かなり熟成感があり、鰹節の出汁の香りがきれいに出ています。ピノ・ノワールとはわかりましたが、きれいに熟成するとボルドーも疑ってしまいますね。素晴らしいワインでした。同じヴィンテージの同じワインを2003年に飲んでましたが、全く別物ですね。当時のコメントは恥ずかしいですが、かなりスパイシーだった印象のようです。17年という月日が良い熟成を生んだ形ですね。

 

5.Syrah 2007/Tua Rita

この生産者はかなり飲んでますが、トスカーナでも最も熟成に向いているワインたちだと思っています。このシラーもポムロールを彷彿させるようなグリップがあり、エレガントな印象です。

 

6.Four Apostles 2008/Providence

これも出汁の香りがだいぶ出ています。酸化防止剤を使っていないだけあってやや酸化のニュアンスがありますが、独特の味わいです。この生産者ならではの味。醤油やたくあん、ジンジャーを感じる土っぽいワインです。

 

7.Historical XIXth Century Blend NV(2014)/ Ch.Palmer

私が持参したワイン。前回NVながら2013年を飲んだ時はもっと濃厚な印象だったのですが、シラーをブレンドしている割にインクやミントのシラーの香りはあるもののボディが軽く、酸がかなり立っています。謎でした。自分のだと全く思いませんでした。

 

8.Le Dome 2010/Ch.Teyssier

なんとパーカー100点のワイン!これで100点ワインは何本目でしょうか。5本目?絵の具のような香り、収斂性があるが酸がかなり高く、バランスが良い。さすがなワインです。

 

9.Terrace Select Cabernet Sauvignon 2012/A. Rafanelli Winery

恥ずかしながら知らなかったワイン。ソノマ(ドライクリーク)のカベルネ。カーボニック・マセレーションで造られたような香りがあるのですが、甘濃く、酸も高く、ビオっぽい味わい。クレヨンのような濃厚さ。こういうワイン、好きなんですよね~。

 

10.Ch.de Valandraud 1993

「de」が名前からはずれたのは2009年でしたっけ?ということで古いヴァランドロー。このヴィンテージでありながらまだピーマンのような青い香りがあり、でも濃厚な果実があり、現在のスタイルとは少し異なる印象。

 

11.Fay 1999/Stag's Leap Wine Cellars

え?カルピスさんってワインやってたの?って言われてしまいそうですが、私は以前はカリフォルニア=カルピスさんのイメージでした。

その当時のワインを2013年ぶりにお持ちいただきました。前回はきれいに熟成してバターっぽさが出ていましたが、今回はまた違った印象でシラーのように濃厚さがより強く感じられました。カリフォルニアの熟成は面白いです。

 

12.Clos de Vougeot 2006/Prieure Rock

昨年、当主のアンリ・フレデリック・ロックが56歳という若さで亡くなられてしまいましたが、そのこともあって現在、このワインは10万円の市場価格。一時期、彼のワインはそれほど好きではなかったですが、2006年、素晴らしい熟成とジューシーさ、なめらかさ。すごいワインでした。

なんという希少なワインをありがとうございます。

 

13.Barbaresco Asili Riserva 2011/Buruno Giacosa

最後にまたすごいのが。赤ラベルですか・・。これまた10万円以上では・・・。やはりこの年のバルバレスコは少し甘さもあり、でも芳醇でまるで極上のほうじ茶を飲んでいるかのような味わい。タンニンもしっかりあり、ボディもあるのでまだ熟成させるべきではあります。年始の〆に最高でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全国の松屋でジョージア料理シュクメルリを食べる

昨年末、一部の松屋の店舗でジョージア料理を食べれるということをジョージアの臨時大使ティムラズ・レジャバ氏がTwitterでつぶやいたことで空前のヒットとなり、今年から期間限定で全国展開となりました。この大使とは昨年お会いしましたが日本語ペラペラで色々話せました。

まさかこんなに有名になられるとは・・・

一昨年ジョージアを訪れましたがハチャプリやヒンカリはたくさん食べましたがシュクメルリは食べませんでした。

懐かしいというわけではないけどこちらを。

ジョージア料理でもごはんとみそ汁っていうのが松屋っぽくていいですね。

わたし、松屋初めてですけどね。

 

ニンニクの効いたチキンのクリームシチューでした。

結構なボリュームでおいしいです。これはルカツィテリと合わせたいですね。

上質な焼きトンでワインを持ち込ませていただく @路地 新宿三丁目

焼鳥屋さんはどこにでもあるのに焼きトン屋さんはいまだにその比率からすると少ない。

焼鳥に高級店はあるのに焼きトンに高級店はほぼない。

と思っていましたが、焼きトンの名店がありました。

白金豚の焼きトン屋さんです。なるほど、と思いましたが、焼きトンなのでそんなに高いわけではありません。

そしてうれしいのはワインを持ち込みできることです。ちょっと持ち込みを前提でお店を探していましたのでいきなり持ち込んで申し訳ありませんが、良いお店を見つけました。

まずはビールで準備運動です。

薄暗い部屋はまた雰囲気もあります。とても焼きトンのお店とは思えません。

白金豚で色々な部位を楽しめます。

そしてワインを。

ジョゼフ・ロティのマルサネ ロゼ。なんと2012年。訳アリらしいですが、ロゼの熟成、面白いです。

この造り手ならではでしょうけどボディがあり、果実味がしっかりしているので熟成してその個性がさらに開いた印象です。

市場では見かけないですが見つけたら買うべきですし、若いヴィンテージを買って置いておくのもありです。

赤はシャトー・カナデルを。

焼きトンの濃さに合わせるワインとして。バンドールは良いですね。

こちらもほどよく熟成。今が飲み頃ですね。

 

グラスは大ぶりのものをご用意くださってクーラーや2本目にはそのタイミングで新しいグラスをお出し頂いて素晴らしいサーヴィスをして頂きました。

こういうお店は通いたくなります。

ガメラーが愛するクリュ・ボージョレの飲み比べ

最近はガメラーという言葉があるようですが、私は2003年前後からの生粋のガメイ好き。

(っていうほど飲んでませんが)

というのも1964年のモルゴンを飲んだ時の感動が忘れられないからです。

ガメイは熟成に不向きというのは大きな間違いだとあの時思いました。

どうしても日本はボージョレ・ヌーヴォーの印象が強いのでそれも決して悪いことではありませんが、ガメイ=マセラシオン・カルボニックのキャンディ香の印象があります。

 

クリュ・ボージョレでもその手法は行われる場合が多いですが、セミ・カーボニック・マセレーションを使用するケースが多くなります。

そしてクリュ・ボージョレはその村ごとの個性と力強い果実味があり、ヌーヴォーとは別物ですし、上質のブルゴーニュに匹敵する力を持っています。

ちょっと前に飲んで「これがボージョレ??」と思うほど秀逸だったのはジャン・フォワラールのモルゴン・コート・ド・ピィ。

ジャンの息子らしい、アレックス・フォワヤールのブルイィと別の生産者のフルーリーを飲み比べました。

 

どっちも素晴らしい!ポンシアゴのフルーリーは少しブルーベリーの香りが強く、少しグリップを感じますが非常にきれいで瑞々しい果実味があります。

そしてフォヤラール親子はやっぱりすごい。モルゴン・コート・ド・ピィはコート・ド・ピィが特別な立地というのもあり、これは最上級だと思いますが、ブルイィも凝縮感がありながらするする飲めてしまう果実味。酸も高く、ブラインドで飲んだらブルゴーニュの村名と答えてしまいそうなレベルです。

 

これがどちらも品質の半額程度で買えるわけです。もっとクリュ・ボージョレに注目すべきですね。

貝に特化した和食のお店のランチが超お得 @貝作 溜池山王

以前から行ってみたかったお店、貝作さん。

夜は3万円近くする接待向きな高級店です。

さぞかし並んでいるのかと思えば全く人気がありません。

そして入り口が2つあってまず困惑します。

普通に正面の入り口に入ると「お1人だとカウンターでいかがでしょう?」と左にある少し小さい入り口を案内されます。

入るとカウンター6席ほどの小さなお部屋があります。

カウンターには水槽が置かれていて貝がたくさんいます。

サーヴィスは和服の女性が気品良く行ってくださいます。

そして名物の貝料理、かき揚げ丼を頂きます。

この内容で1200円なんです!(税別)

カウンターといえども他にお客さんはいないので貸切状態です。というか貝以外は人間は私だけです。

このかき揚げ丼、かき揚げが固くて箸で崩しにくいなあ、と思いながら少し食べて鰹出汁を投入です。

 

そしたらかき揚げが適度な柔らかさになり、出汁の旨みが出てかなりおいしいです。

それにかなり大きめの浅利のお吸い物も素晴らしくおいしい。

 

いやー、満足満足!と思って箸を置いたらその瞬間に襖が開けられ、食後の淹れたてのコーヒーが出てきます。

どっかにカメラがついているのかと思わず探してしまいました。

 

カウンターは独りぼっちですが、個室は予約でいっぱいのようで次々にお客さんが入っていく物音がしていました。

接待やビジネスランチに使われることが多いと思いますが、このお店の佇まいといい、和服といい、外国人が行けばかなり喜んでくれるお店でしょうねえ!!

 

1200円で贅沢なランチでした。