第121回山本会「年に一度の贅沢ワイン会」の概要 @ピアット・デル・ベオーネ | 内なる石のひびきに、熱き心がやどる

第121回山本会「年に一度の贅沢ワイン会」の概要 @ピアット・デル・ベオーネ

山本会も16年目に突入しました。

121回目は「年に一度の贅沢ワイン会」。今回は市場価格2万円以上のワインを持ち寄る文字通り贅沢な会でした。

皆さん、この時とばかりに即満席になるのですが、お金持ちですね!

料理は

小柱を浮かべたニンジンのババロア

こちらが相変わらず絶品のあきあみ海老とカレイのズッパ

牛肉ラグーとかぼちゃのカサレッチェ

メインは黒豚肩ロースのロースト カシスと赤ワインのソース

 

さあ、ワイン。シェフも加わるので合計13本のワインたちです。全部が2万円以上なので少なく見積もっても26万円分。

5万円や10万円のワインもあったので市場価格合計では50万円くらいでしょうか。何とも贅沢です。

 

1.Tokay Pinot Gris Selection de Grain Nobles 2000/Domaine Weinbach

私が甘口と言い忘れたので最初になってしまいましたが、このワイン、食前にも良いかもしれません!黄桃やカリンのような熟れた果実の香りがあり、とろっと濃厚でありながら酸がピシッとあってアイスワインのように純粋な果実感を感じます。貴腐100%らしいのですが、貴腐よりはアイスワインっぽい印象でした。

 

2.Domaine de Chevalier Blanc 2009

ヘーゼルナッツのような香りにハチミツが香る。ローストした樽の香りもあり、力強い味わいゆえにシャルドネかと思ってしまいました。

良年のボルドー。さすがな品格でした。

 

3.Corton-Charrmagne 2016/Joseph Drouhin

なんと現地で購入されたワイン。香ばしく妖艶な香りがあり、わずかにハーブを感じたのでついついこっちをソーヴィニヨン・ブランと思ってしまいました。ボディがあり、余韻もものすごく長い。素晴らしいワインでした。毎年、コルトン・シャルルマーニュとキスラー シャルドネをみんなで間違えてしまうのですが、今回はシェフがドンピシャで正解!さすがです。

 

4.Beaune Greves Vignede l'entant Sesus 1999/Bouchard Pere & fils

かなり熟成感があり、鰹節の出汁の香りがきれいに出ています。ピノ・ノワールとはわかりましたが、きれいに熟成するとボルドーも疑ってしまいますね。素晴らしいワインでした。同じヴィンテージの同じワインを2003年に飲んでましたが、全く別物ですね。当時のコメントは恥ずかしいですが、かなりスパイシーだった印象のようです。17年という月日が良い熟成を生んだ形ですね。

 

5.Syrah 2007/Tua Rita

この生産者はかなり飲んでますが、トスカーナでも最も熟成に向いているワインたちだと思っています。このシラーもポムロールを彷彿させるようなグリップがあり、エレガントな印象です。

 

6.Four Apostles 2008/Providence

これも出汁の香りがだいぶ出ています。酸化防止剤を使っていないだけあってやや酸化のニュアンスがありますが、独特の味わいです。この生産者ならではの味。醤油やたくあん、ジンジャーを感じる土っぽいワインです。

 

7.Historical XIXth Century Blend NV(2014)/ Ch.Palmer

私が持参したワイン。前回NVながら2013年を飲んだ時はもっと濃厚な印象だったのですが、シラーをブレンドしている割にインクやミントのシラーの香りはあるもののボディが軽く、酸がかなり立っています。謎でした。自分のだと全く思いませんでした。

 

8.Le Dome 2010/Ch.Teyssier

なんとパーカー100点のワイン!これで100点ワインは何本目でしょうか。5本目?絵の具のような香り、収斂性があるが酸がかなり高く、バランスが良い。さすがなワインです。

 

9.Terrace Select Cabernet Sauvignon 2012/A. Rafanelli Winery

恥ずかしながら知らなかったワイン。ソノマ(ドライクリーク)のカベルネ。カーボニック・マセレーションで造られたような香りがあるのですが、甘濃く、酸も高く、ビオっぽい味わい。クレヨンのような濃厚さ。こういうワイン、好きなんですよね~。

 

10.Ch.de Valandraud 1993

「de」が名前からはずれたのは2009年でしたっけ?ということで古いヴァランドロー。このヴィンテージでありながらまだピーマンのような青い香りがあり、でも濃厚な果実があり、現在のスタイルとは少し異なる印象。

 

11.Fay 1999/Stag's Leap Wine Cellars

え?カルピスさんってワインやってたの?って言われてしまいそうですが、私は以前はカリフォルニア=カルピスさんのイメージでした。

その当時のワインを2013年ぶりにお持ちいただきました。前回はきれいに熟成してバターっぽさが出ていましたが、今回はまた違った印象でシラーのように濃厚さがより強く感じられました。カリフォルニアの熟成は面白いです。

 

12.Clos de Vougeot 2006/Prieure Rock

昨年、当主のアンリ・フレデリック・ロックが56歳という若さで亡くなられてしまいましたが、そのこともあって現在、このワインは10万円の市場価格。一時期、彼のワインはそれほど好きではなかったですが、2006年、素晴らしい熟成とジューシーさ、なめらかさ。すごいワインでした。

なんという希少なワインをありがとうございます。

 

13.Barbaresco Asili Riserva 2011/Buruno Giacosa

最後にまたすごいのが。赤ラベルですか・・。これまた10万円以上では・・・。やはりこの年のバルバレスコは少し甘さもあり、でも芳醇でまるで極上のほうじ茶を飲んでいるかのような味わい。タンニンもしっかりあり、ボディもあるのでまだ熟成させるべきではあります。年始の〆に最高でした。