中小企業診断士試験14回目の挑戦 -10ページ目

中小企業診断士試験14回目の挑戦

2023年は227点、13点足りず不合格。
2024年196点に後退
2025年も不合格192点に後退
2026年一次試験の11回目の合格に挑む。

4月10日(月)晴れ入院15日目

 

〇嘘つきおばあさん

隣の病室にはかなりご高齢のご婦人が二人入院されている。

 

明け方近く病室から抜け出した一人のご婦人が看護士さんと会話しているのが廊下から聞こえてくる。

 

ご婦人「帰りたい」

 

看護士さん「先生が退院しても良いって言ったら帰れるよ」

 

ご婦人「先生がさっき退院しても良いって言った」

 

看護士さん「あれ?先生まだ来てないと思うけど」

 

夜明け前の病院で不毛な会話は15分~20分も続く。

 

〇作業を分担する意味

問題理解、処理計画、確認と作業を分ける意味は

それぞれの作業のクオリティを高めるためである。

 

これまでは取りあえず計算を開始していけるところまで行く、

という手法の為、クオリティが上がりにくく、

繰り返し練習すれど本番では威力を発揮しない、という事を繰り返してきた。

 

実戦で使える技術を身につける。

 

 

4月5日(水)曇り入院10日目

 

〇点滴祭りと血管と仕事

 

今日は朝から自分以外の同室の御三方が抗癌剤の点滴である。

1クール目、3クール目、或いは薬の種類の違い、と違いはあれど点滴である。

看護士さんはエプロンやフェイスマスクで抗癌剤から厳重に防御して点滴の準備をする。

一人の患者に一人の担当の看護士さんが付き、初めての薬の使用の際には15分おきに

バイタルチェックをするので病室はお祭り騒ぎになる。

 

これはもう親に感謝以外の何物でもないが、自分の腕の血管は点滴を打つためにあるような

血管で、看護士さんは楽々と針を刺す。

今回入院して初めて知ったが、男性でも腕の血管が見つけにくい人がいる。

 

看護士さんがブスリブスリと何度も針を刺しなおした挙句、

「ごめん駄目や、上手な人と代わるわ」

と血管探索に長けた看護士さんと交代し、更にしばらくブスリブスリと刺されている。

気の毒な事この上ない。

 

抗癌剤投与後はトイレを使った際には2回流すように指導される。

1回では残留の抗癌剤が揮発して有害になるそうだ。

抗癌剤のモノによっては、本来無色透明の抗癌剤に赤色の着色をして

目立たせている。

今日は血管の見え難い人が抗癌剤が漏れ出し塗り薬を出されていた。

事程左様に危険な抗癌剤に毎日のように接している看護士さんに

改めて敬意を抱かずにはいられない。

 

〇仕事

昨日お客から問い合わせがあり、その説明の為のレジュメを、

点滴祭りを尻目に、午前中いっぱいかけて作成した。

 

勉強に向かう時とは別の脳を使うようで暫く使わなかった集中力が出て

体内のアドレナリンが活性化された気がする。

 

午後からスムースに勉強に入れた。

「問題理解」を意識的に行う事を継続的に行っている。

問題を読み始める時に「問題を理解する」と意識できるようになってきた。

そもそもが優秀ではないのに理解と処理をパラレルにやっていてはどちらの能力も高まらないのだ。

 

 

 

 

 

4月4日(火)晴れ入院9日目

 

〇闘病と空腹

シャックリも殆ど出なくなり、個体差はあるとはいえ、

多くの人が抗癌剤投与後3日目、4日目にはあると言われた吐き気も

吐き気止めを服用している効果なのか軽い車酔い程度しか感じなかった。

吐き気止めの効能も日進月歩で向上しているのだろう。

 

病院食だけで8日間を過ごして、強烈な空腹感に襲われ始めた。

アルコールを全く摂取していないせいか、それともアルコールより遥かに刺激の強い

薬物を摂取しているせいか、内臓が活発に活動しているようだ。

まったく食欲は落ちない。うっかりスマホでラーメン大食いの映像を見たりすると

これまで感じたことの無い恋しさをラーメンに感じる。

 

その気になれば売店でカップ麺の購入は可能だが、

さすがに自制心が働きそれには踏み切れない。

 

共用の食堂が感染症防止の為使用不能である事も幸いしている。

おっさんが夜な夜な使用禁止の食堂の暗闇でこっそりカップ麺をすすって

看護士さんに注意される姿はいただけない。

 

〇問題理解

遅々として勉強が捗らない。

今は事例Ⅳにおいて問題理解と処理作業を分けて実施する事を心がけているが

これがかなり難しい。

これまで取りあえず解き始める、というスタイルでやってきたが、これが如何に

無謀であったかが解って来た。

正解すればOK、不正解なら、やっちまった、次回気を付けよう、これでは進歩がない。

問題理解セクションと処理計画、処理実施を分けるマネジメント能力を高めることで

問題理解の能力も高まるのだと思う。受験機関で口酸っぱく言われてきたことがようやく解って来た。

4月9日(日)晴れ入院14日目

 

〇入院して4日目くらいに、夜な夜な「ぶんぶんぶん蜂が飛ぶ♬」や

「ろーんどん橋渡れ♪」の電子音が病棟に流れては消える事に気付いた。

おそらく何かのアラームだとは思うがナースコールとは明らかに違う。

 

看護士さんに訊いた。

答えはお年寄りの徘徊センサーだった。

複数種類あるのは、病棟のエリア別に分けられているかららしい。

ナースコールと区別されているのは、徘徊の場合ベッドから離れて、

さまよっている可能性が高いからである。

 

看護士さんはアラームを待っているのが仕事ではない。

常に何かの作業をしていて、その時にアラームが鳴りだすのである。

いわば自分の仕事を妨害してくるお年寄りに優しく接しているナースの皆さんは

まさに天使だ。

 

〇手順の安定

手順を意識せずにできる事は即ち作業に集中できることで、

作業に集中できることはエラーの発生確率を下げる。

これを意識して練習する事で作業の能力を高め、エラーの

発生確率を下げる。

4月3日(月)晴れ 入院8日目

 

〇病棟

シャックリの出る頻度が下がり、軽い車酔いのような気持ちの悪さも無くなった。

朝6時半に採血されたせいか、予約してあった9時からの入浴の際、少しめまいがした。

副作用の貧血かと思ったが、看護士さんに伝えると血液の検査結果をパソコンで照会して

「貧血ではないようですね」とあっさり言われた。本来140前後の血圧が今日も110台だったので何かの薬の何らかの影響が出ているとは思うのだが。

 

看護士さんによれば悪性リンパ腫の患者さんは月曜日に入院してくることが多いそうだ。

治療開始後数日間の連続した経過観察が必要となるので、月曜日が都合が良いという事になる。

 

昨日まで隣のベッドにいた人は大腸癌の患者さんで本来は外科病棟にいる筈が、外科のベッドが混んでいて血液内科の病棟に来ていたとの事で、外科の病棟が空いたので外科の病棟に移って行った。

一週間のお付き合いだった。

 

今いる病棟は4人部屋で、これまで二人で使っていたのが、今日一人が出ていき、3人の患者さんが入って来た。

80歳になるのにピンクのスマホケースに入れたスマホを使うご老人、

「今まで病気らしい病気はしたことがないのになんでこんな事になるかな」と嘆いておられた。

聞けば「10年前に大腸癌やったきりだ」と。

 

50代前半で、大学病院から3クール目の治療のタイミングで移ってこられた人。

以前に聞いた事があるが、大学病院は緊急を要する患者さん優先になるらしく症状が比較的安定した人は入れないらしい。この人は回復に伴い転院してきたと思われる。

 

後のお一人についてはまだ良く知らない。

 

この病棟にいる4人共が悪性リンパ腫を患っている。

まだ出会ってそれほど時間もたっていないのに少なからず共感するところがある。

諺にある「同病相憐れむ」というやつだ。

今風に言えば「癌友」か。

 

〇線形計画法

極力窓際に設えられた机に向かい勉強を心がけているが元々無い集中力が更に鈍り、7割がたはぼんやりしている。これは薬の影響ではないだろう。気が付くと遠くを走る高速道路を眺めていたり、スマホに手が伸びたりする。

それでも今日は苦手としていた線形計画法が3歩くらいステップアップした気がする。

試験の際、自分をマネジメントする能力、というのも自覚できるようになってきた。

集中力が無くで時間がかかっているのもあるが、マネジメントを意識しながら問題を解くとやはりかなりのエネルギーを要するのだ。意識的に鍛えていく必要がある。

集中力も高めよう。先ずは勉強中は一切触らないというルールにしよう。検索には面倒でもパソコンを使う。