財務省が発表した2月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易黒字額は前年同月比で7.7%増の9796億円。

内閣府と財務省が発表した1―3月期の法人企業景気予測調査によると、大企業全産業の景況判断指数は前期比0.2ポイント悪化のプラス6.2となり、2期連続で悪化。

東京外国為替市場で円相場は狭い範囲でもみ合い。14時時点では20日の17時時点に比べ24銭円高・ドル安の1ドル=117円49―52銭前後。

香港株式市場のハンセン指数は大幅続伸。前引けは前日比237.70ポイント(1.21%)高の1万9754.11。

中国株式市場の、上海総合指数は続伸して始まった。上昇率は一時1%を超え、3080台後半と心理的な節目である3100に接近。

上海外為市場では人民元が米ドルに対し上昇。一時1ドル=7.7296元と2005年7月の切り上げ後の最高値を更新し、初めて7.72元台を付けた。中国人民銀行が18日に利上げを実施して、元買いの動きが強まっている。

午前の債券相場は小反落。先物中心限月の6月物は20日の終値比2銭安の134円78銭。
現物債は小動き。中短期債では、新発2年物国債である254回3月債の利回りは業者間市場で20日比0.005%高い0.790%、新発5年物国債である63回3月債は20日と同じ1.135%。
超長期債はしっかり。新発20年物国債である93回3月債は20日比0.010%低い2.020%。
新発10年物国債である285回3月債は20日比横ばいの1.560%。
一般債は午前の業者間市場では、新発の政府保証債と公募地方債、5年物利付金融債の取引は成立せず。
22日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸。前引けは20日終値比292円27銭(1.70%)高の1万7455円47銭。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆4041億円、売買高が10億9822万株。
午前の東京外国為替市場で円相場はもみ合い。10時時点では20日の17時時点に比べて27銭の円高・ドル安の1ドル=117円46―49銭前後で推移。
日経平均先物6月物は続伸。20日終値比260円高の1万7400円。売買高は3万8402枚と20日午前に比べ1万枚強減少。
シンガポール取引所(SGX)の日経平均先物6月物は20日の清算値と比べ260円高い1万7410円。
日経平均オプション4月物は日経平均株価の上昇を受け、コールが買われた。権利行使価格1万8000円コールの売買高が5000枚超。
東京金融先物取引所の円金利先物は中心限月の9月物が前営業日に比べ横ばいで始まった後、小幅安で推移している。9時30分時点で前日の清算値比0.010安の99.230で推移。
円―円スワップ金利は前営業日に比べ上昇。ブローカー経由の金利気配は、2年物が前営業日に比べ0.00375%高い0.90875―0.94875%、5年物が同0.01250%高い1.26125―1.30125%、10年物が同0.01125%高い1.70500―1.74500%で推移。
CB・Q平均は6営業日ぶりに反発。前場終値は20日終値比2円53銭高の730円5銭。値付き率は41.0%、売買高は概算で8億7300万円。
22日のシンガポール取引所(SGX)の日経平均先物6月物は20日と比べ320円高の1万7470円で寄り付いた。
東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸して始まった。上げ幅は寄り付きから200円を超え、その後に1万7400円台半ばまで上昇している。
寄り付き前の大口注文は買いが6780万株、売りが2870万株で差し引き3910万株の買い越し。
午前の東京外国為替市場で円相場は3営業日ぶり反発して始まった。
9時時点で20日の17時時点に比べて34銭の円高・ドル安の1ドル=117円39―42銭前後で推移。

21日のロンドン株式相場は続伸。
FTSE百種総合株価指数は前日終値に比べ36.5ポイント高の6256.8。
米株式相場は大幅に3日続伸。
ダウ工業株30種平均は前日比159ドル42セント高の1万2447ドル52セント、ナスダック総合株価指数は同47.71ポイント高の2455.92。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は午後4時までの通常取引で16億3000万株。
米連邦準備理事会(FRB)は、FOMCで市場予想通り金利の据え置きを決定したと発表。声明文では景気や住宅市場の認識を下方修正する一方、物価上昇圧力への警戒感を強めた。
ニューヨーク外国為替市場で円相場は反落。前日比30銭円安・ドル高の1ドル=117円50―60銭。
円は対ユーロで大幅反落。前日比1円15銭円安・ユーロ高の1ユーロ=157円30―40銭で取引。
ユーロは対ドルで続伸。1ユーロ=1.33ドル台前半から1.33ドル台後半。
米国債先物は続伸した。10年債先物6月物終値は前日比17/64高の109ちょうど、Tボンド6月物終値は同8/32高の11231/32。
推定売買高は10年債先物は112万2085枚、Tボンドは42万1629枚。
ニューヨーク債券相場は続伸。長期金利の指標である表面利率4.625%の10年物国債利回りは前日比0.01%低い4.54%10年債利回りは一時4.51%
2年物国債利回りは大幅続伸。FOMC後の声明を受け利下げ観測が高まった。終値は前日比0.07%低い4.53%で終えた。2年債利回りが10年債利回りを上回る逆転現象「逆イールド」は昨年8月上旬以来、約7カ月ぶりに解消。
米財務省証券(TB)3カ月物金利は前日比0.02%低い4.89―4.91%。

~本日の予定~
※07年地価公示
※ECB(欧州中央銀行)理事会
※1―3月期の法人企業景気予測調査
※ジャスダック上場=大日光・エンジニアリング

『ヘッジファンドの重要性は、既存の金融システムに非常に高い流動性を創造する点である。』
                        前FRB議長  アラン・グリーンスパン

ディノザウルスの最も重要な武器の一つとしてデリバティブがある。
世界のデリバティブの取引残高は、21京円≪1京(ケイ)=1兆の1万倍≫をこえている。なんと、世界GDPの約6倍の規模だ!

ヘッジファンドは今や、絵画や美術品から賃金業、不動産まで何でもする。しかし、あくまでも戦場は金融マーケットだ。
金融取引市場の本質は、「不確実性」だ。
明日のことは誰にも分からない。それが金融ビジネスの本質であり、一般投資家の最も知りたい所だと思う。
しかし、明日のことを予想し続けてどういう結果が出るだろうか?
もちろん、投資をする上で、根拠に基づいたある程度の推測は必要だろうが、その予測に沿って売買することは、あまりにも危険だ。
私達の武器の一つであるデリバティブは、その不確実な事柄に対処するための重要な手段だ。
ここで、ハッキリさせておきたいことは、
『予測や予知が出来ないことと、将来を見積もりすることはまったく違う』ということだ。
この将来の見積もりによって、徹底的なリスク管理を行っているのだ。
ここでいうリスク管理とは、「いくらになったら損切りをしよう」だとか「いくらで利食いして逃げよう」など、そんな単純な事ではないので勘違いしないように。
ではデリバティブな中でも最もポピュラーと言えるオプション取引を例にして少しだけ説明する。
オプション取引を一言で言うと、『原資産(株・通貨・金、原油、穀物・債権など)をあらかじめ決められた価格で決められた数量を、あらかじめ決められた期限までに買うまたは売る権利』のことだ。
詳しいオプション取引の仕組みについては、各々学んでもらいたいところだが、ここで一つ比較をする。
株式取引の場合、注文の種類は、買うか売るかの2通りだ。当然、今後値上がりが予測されれば買い、
値下がりが予測されれば売る。別の角度から見れば、上がるか、下がるかの2通りしか対応できる注文方法しかないことになる。
一方、オプション取引の場合は、こういう注文方法もある。例えば、価格が大きく変動したら儲け(ストラドル)、
価格が小さく変動したら儲け(ショートストラングル)などの売買手法がある。あくまでも代表的な2つを紹介しただけだが、もともとコールのロングとショート、プットのロングとショートという風に基本の注文方法だけでも4通りあることから、どれだけの組み合わせがあるか分かるだろう。さらに現物株式を保有しながら同時にオプション取引をすることにより、より多くの組み合わせを作ることが出来る。もちろん株式に限らず、通貨、商品、債権でも同じことだ。どれだけ、売買の方法が広がり、有利かということが理解できると思う。
まずは、最低限の武器として、身につける必要は大いにあるだろう。
常に、様々なパターン、シナリオを想定し、それに対するリスク管理をすることが勝つための第一条件だ。

20日のフランクフルト株式相場は続伸。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前日比28.88ポイント高(0.43%上昇)の6700.29。
ロンドン株式相場は続伸。FTSE百種総合株価指数は前日終値に比べ30.9ポイント高の6220.3。
米株式相場は続伸。ダウ工業株30種平均は前日比61ドル93セント高の1万2288ドル10セント。
ナスダック総合株価指数は同13.80ポイント高の2408.21。
ニューヨーク外国為替市場で円相場は反発。前日比30銭円高・ドル安の1ドル=117円20―30銭。
ニューヨーク金先物相場は4日続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比4.7ドル高の1トロイオンス659.0ドル。
米国債先物は反発した。10年債先物6月物終値は前日比9/64高の10847/64、Tボンド6月物終値は同7/32高の11223/32。
推定売買高は10年債先物は87万2717枚、Tボンドは29万2292枚。
ニューヨーク債券相場は小幅に上昇。長期金利の指標である表面利率4.625%の10年物国債利回りは五営業日ぶりに低下し、終値は前日比0.01%低い(価格は高い)4.55%。
2年物国債は五営業日ぶりに反発。利回りは前日比0.03%低い4.60%。
米財務省証券(TB)3カ月物金利は前日比0.02%高い4.91―4.93%。
東京株式市場は幅広い銘柄に買いが入り、日経平均株価は続伸。前日比176円10銭(1.04%)高の1万7185円65銭。
東京外国為替市場で、円相場は続落。
12時時点では前日17時時点に比べ61銭円安・ドル高の117円77―80銭前後。
日経平均先物6月物は続伸。前場終値は前日比130円高の1万7130円.
シンガポール取引所(SGX)の日経平均先物6月物は前日の清算値に比べ145円高い1万7125円.
日経平均オプション4月物は、日経平均株価の上昇を受けて、プットの売りが目立った。権利行使価格1万6000円プットの売買高が6000枚超。
短期金融市場で、日銀が資金供給目的で実施した国債現先買いオペ(6000億円、期間3月23日―4月18日)の落札金利が2002年11月の同オペ導入以来の最高を更新。
平均落札金利も0.655%と同0.058%上昇。
レポ市場で23日スタートの翌日物は0.68―0.69%程度。
東京金融先物取引所の円金利先物相場は小幅続落。中心限月の9月物は前日の清算値より0.005安い99.230。
円―円スワップ金利は2年物が前日に比べ0.00625%高い0.91000―0.95000%、5年物は同0.005%高い1.26000―1.30000%、10年物は同0.00125%高い1.70625―1.74625%。
20日午後の債券相場は小動き。先物中心限月である6月物は19日の終値に比べ1銭高い134円73銭。

19日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落。前週末比85銭円安・ドル高の1ドル=117円50―60銭。
円は対ユーロで反落。前週末比90銭円安・ユーロ高の1ユーロ=156円30―40銭。
対オーストラリア(豪)ドルでは、一豪ドル=92円台後半から94円前後。
米株式相場は反発。ダウ工業株30種平均は前週末比115ドル76セント高の1万2226ドル17セント。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約14億6000万株、ナスダック市場は約17億株。
米国債先物は下げた。10年債先物6月物終値は前週末比11/64安の10819/32、Tボンド6月物終値は同10/32安の11216/32。
推定売買高は10年債先物は65万2885枚、Tボンドは21万888枚。
ニューヨーク債券相場は続落。長期金利の指標となる表面利率4.625%の10年物国債利回りは前週末比0.02%高い(価格は安い)4.56%。
10年債の最高利回りは4.57%、最低利回りは4.55%。
2年物国債の利回りは前日比0.04%高い4.63%。
米財務省証券(TB)3カ月物金利は0.01%高い4.89―4.91%。

~本日の予定~
・米連邦公開市場委員会
・福井日銀総裁会見
・3月の日銀金融経済月報
・北城経済同友会代表幹事会見
・2月の米住宅着工件数
・2月の全国コンビニエンスストア売上高
・ジャスダック上場=シスウェーブ、コムチュア
・東証マザーズ上場=フリービット

19日の香港株式市場でハンセン指数は大幅に反発。大引けは前週末比313.24ポイント(1.65%)高の1万9266.74。
シンガポール株式相場は大幅に反発。ST指数の終値は前週末比44.64ポイント(1.45%)高の3113.39。
上海株式相場は急反発。上海総合指数は前週末比83.961ポイント(2.86%)高の3014.442。
米株式相場は大幅反発。ダウ工業株30種平均は一時、前週末比120ドルを超す上げとなった。正午(日本時間20日午前1時)現在、前週末比115ドル52セント高の1万2225ドル93セント。
フランクフルト株式相場は反発。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前週末比91.54ポイント高(1.39%上昇)の6671.41。
ロンドン株式相場は反発。FTSE100種総合株価指数は前週末終値に比べ58.8ポイント高の6189.4。
ロンドン外国為替市場の円相場は反落。1ドル=117円50―60銭と前週末終値比80銭の円安。