デイブレイクおかもの『なんかなし書いてんもう』 -40ページ目

デイブレイクおかもの『なんかなし書いてんもう』

福岡県福岡市博多区中洲に在るbar Day-Breakの店主「おかも」が
お気に入りの酒、音楽、映画、たまに日常の出来事なんかを紹介していきます

古都 古都('80)


昭和29年、京都
佐田千重子(山口百恵)は京呉服問屋のひとり娘として何不自由なく美しく育った
千重子は中学生のとき、父母から実子でないことを知らされた事を幼馴染の真一(北詰友樹)にだけ打ち明けた


父の太吉郎(實川延若)は問屋の主人でありながら名人気質で凝った地味な仕事で返品が多かつた
千重子はそんな父の着物が好きだった


ある日、千重子は友だちの正子(泉じゅん)と、清滝川沿いの北山杉の村に行くと、自分とそっくりな村の娘に出会い驚いた
暫くして、祇園祭に賑わう宵山の晩「御旅所」にお詣りに行った千重子は、そこでお詣りをしている瓜二つの娘(山口百恵)と再会する
苗子と名乗るその娘と千重子は双児の姉妹だった


ふたりの父は北山杉の職人で、生活苦で千重子のほうを捨てたが、間もなく杉から落ちて死に、母もつづいて病死した
孤児になった苗子は北山杉の持ち主の世話になり、今もそこで働いている
苗子は、環境の違う姉の幸福を壊さない心づかいで、雑踏の中に姿をかくした


8月の末、苗子と再会した千重子は、決心して、ふたりの事を父母に打ち明けた
父母は温かく苗子を家に迎えてもいいと言う
千重子は織問屋の息子、秀男(石田信之)にも本当のことを話し、妹のために帯を織ってほしいと頼む
秀男は千重子との約束の帯を苗子に届け、そして結婚を申し込んだ
苗子は、そんな秀男の申し出に、自分の中に千重子の面影を求めていることを読みとった


一方千重子は、自分を愛する真一の兄である竜助(沖雅也)が、父に廃嫡を承知させて求婚してきた意志に惹かれて、申し出を承知した…


原作は川端康成、監督は『犬神家の一族』の市川崑


川端康成(伊豆の踊子)で始まり、川端康成で終わる…
どうも!福岡市博多区中洲に在る
bar Day-Break(バー デイブレイク) の店主『おかも』です(^_^)


別々に生きて来た双子の姉妹の出会い、愛、親と子のつながりを描いた作品で、三浦友和との結婚、引退を表明した山口百恵の最後の主演作品です


この作品にも三浦友和は出演しているのですが、百恵ちゃんの引退記念作品という事で、共演シーンはほとんどありませんでした


★★★(5つが最高)


古都 / 川端康成(新潮文庫)


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天使を誘惑 天使を誘惑('79)


上杉浩平(三浦友和)は親友の松田(火野正平)が勤めるクレジット専門店の同僚、佐野恵子(山口百恵)と同棲している


翻訳の下請けをしている浩平の稼ぐ金だけでは暮せないので、店を辞めてしまった彼女は、今、フルーツパーラーのウエイトレスをしている
恵子は浩平のことだけを思い、決して自分を強く主張しない、そんな女だった


ある日、松田は結婚をするので司会をしてくれと、浩平に頼みに来た
当日、浩平と恵子は会場で恵子の元上司、岩淵(津川雅彦)と出会い、彼が恵子にちょっかいをだしたことから、乱闘となり、式はメチャクチャになってしまった


そしてまたある日、見知らぬ男がふらりとふたりのアパートにやって来た
実は浩平の父(大友柳太朗)で、暫くの間そこに居る事になった
父によると、浩平は家出をしたままだが、別に今まで咎めたこともなく、それどころか、父自身もかなりだらしない生活をしているようだった
恵子は、そんな父に浩平の生き方に共通するものを感じるのと同時に、ふたりがお互いのことについて何も知らないことを思い知らされた
実際、浩平も恵子も自分の家のことや過去について語ることはなかった
ふと襲ってくる不安、もろく崩れてしまいそうになる感情はそんなことに起因しているのかもしれない


そんなある日、妊娠した恵子は、浩平にそのことを告げず、ひとりで中絶する…


原作は高橋三千綱、監督は「もっとしなやかにもっとしたたかに 」の藤田敏八


比企理恵もチョイ役で出てます…
どうも!福岡市博多区中洲に在る
bar Day-Break(バー デイブレイク) の店主『おかも』です(^_^)


同棲について、結婚について、当時の愛のかたちを描いた百恵・友和コンビの第11作目です
ストーリーの展開やカメラワークがいかにも藤田作品という感じでしたが
エンディングがいまいちかな~?


劇中出てくるお酒;サントリー角、キリンラガー


★★☆(5つが最高)


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ココ

ホワイト・ラブ ホワイト・ラブ('79)


スペイン語の会話学院に通う上村忍(山口百恵)は、その学院の臨時講師、山野辺健(三浦友和)と親しくなった
忍には父がなく、肉親は美容院を営む母(岩崎加根子)と、結婚した姉(永島暎子)がいる
健はスペイン駐在の経験のある元商社マンで、脱サラ講師
スタイリストとスペイン語にどんな関係があるのかという健の問いかけに暗い表情をみせる忍
一方、健も商社を辞めた理由を語ろうとしない


そんなふたりが急速に接近していった
実は、忍がスペイン語を始めたのは、家族を捨てて愛人とともに蒸発その後死んだと聞かされていた父、圭介(小林桂樹)がスペインで生きていると知ったからである
そして、父が余命いくばくもないと聞いて、忍はスペインに向かった


美しいスペインの風景も忍には悲しく見える
そんな忍の前に、小さい子供を連れた日本人女性が通りすぎて行く
その女は、健の部屋で見た写真に写っていた多恵子(范文雀)だった
スペイン滞在中に健と多恵子の間には何があったのか…


監督は小谷承靖


原作は一般公募らしい…
どうも!福岡市博多区中洲に在る
bar Day-Break(バー デイブレイク) の店主『おかも』です(^_^)


スペイン語を習うスタイリストの女と、スペイン語講師との愛を描いた、百恵、友和共演10作記念作品で、後半はスペインロケで物語は進んでいきます
他にも若き日の田中邦衛、岩木滉一、大林宣彦監督らが脇を固めてます


時代が時代だけに、雨の中オープンカーで飲酒運転をするという、今では考えられないシーンもあります(^_^;)


劇中出てくるお酒:サントリー・オールド、ジャック・ダニエル


★★★(5つが最高)


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炎の舞 炎の舞('78)


水産学校を卒業した拓治(三浦友和)は、山の奥に住む平家の落人村の娘、きよの(山口百恵)と古い因習を破って結ばれた
しかし、ふたりの新婚生活は、戦争の為に中断をよぎなくされた
戦局は激しくなり、拓治も負傷して送還されてきた
右足の損傷により、生命の危険にさらされた拓治は、きよのの看護で奇蹟的に回復した


水入らずで闘病生活をするふたりに笑顔が戻ってきた
拓治は昔ながらの体力を取り戻し、ふたりは狂ったように愛を確かめあっていた
そんな時、またしても拓治に赤紙が舞いこんだ


拓治を送りだす日が来た
愛蔵の能面をつけて舞うきよのの姿は、きよのの執念の叫びであった

拓治は出征した
きよのは拓治の思い出を抱いて、凍てついた山道にお百度を踏んだ
疲労から倒れたきよのは、こんこんと眠りつづけた…


監督は「青春グラフィティ スニーカーぶるーす」の河崎義祐


能勢慶子が妹役…
どうも!福岡市博多区中洲に在る
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百恵・友和のコンビによる文芸シリーズ第9作目で
大東亜戦争を背景に、愛に生きそして殉じた平家の落人の末裔の娘と海の男を描いた作品です
きよのの拓治に対する凄まじい程の愛は、狂気さえ感じました


★★★(5つが最高)


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ふりむけば愛 ふりむけば愛('78)


石黒杏子(山口百恵)は、変化に乏しい毎日を送るピアノ調律師だった
もっと自由な新しい女に生まれ変わるために、サンフランシスコにやってきた杏子は、そこで田丸哲夫(三浦友和)に出逢った


再会を約束して別れるふたりだったが、当日哲也は現れず、代わりにやってきたのは友人の松下(名倉良)だった
自分の浮かれ気分が滑稽に思えてならなかった彼女は、松下には自殺するためにサンフランシスコに来たのだと嘘をついて早々と別れた


その夜ひとりホテルにいると、哲夫が自殺を思いとどまらせようと飛んできた
哲夫の優しさに杏子の心も和んだ
杏子を元気づけるために開いたパーティーの晩、ふたりは結ばれる
帰国が迫った彼女は、哲夫に結婚を申し込むのだった
しかし放浪の身の彼は、彼女に嘘をつくしかなかった


東京での再会を約束して日本に戻る杏子
しかし、約束の日哲夫は現れなかった
絶望に包まれた毎日を送っていた彼女は、或る日交通事故にあう
運転していたのは、青年実業家の大河内修(森次晃嗣)だった


修は杏子を見舞ううちにいつしか魅かれ、結婚を申し込むのだった
しかし、修の申し出を受ける前に哲夫の気持を確めておきたかった杏子は再びサンフランシスコに渡ったのだが、彼女が見たのは自分の部屋でヒッピー娘といる哲夫だった
ひきとめる哲夫の言葉に耳も貸さず部屋を出た杏子は修と結婚しようと決心した


彼女を追って東京にやってきた哲夫に、杏子の態度は冷たかった
杏子はせつない愛の願いを無残にも踏みにじった哲夫を許せなかった
しかし哲夫は、ハネムーンに出かけた杏子を追って、再びサンフランシスコに飛んだ
ヒッピーの溜り場に迷い込んだ修と杏子のふたり、哲夫の歌が聞こえる
杏子の胸は騒いだ…


脚本は「ダブル・クラッチ」のジェームス三木、監督は「瞳の中の訪問者」の大林宣彦


結婚相手はウルトラセブン…
どうも!福岡市博多区中洲に在る
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百恵、友和コンビ初のオリジナル作品で、サンフランシスコの青空をバックに、傷つきながらも見失った愛を探し求める若いふたりの物語です


内容的にはダスティン・ホフマンの『卒業』に近い感じですが
カメラワークやカット割りがいかにも大林監督といった感じで、懐かしかったです
三浦友和が歌う、小椋佳作詞作曲の主題歌も良い感じでした(^_^)


★★★(5つが最高)


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