今年、令和6年は正月早々大変なことが立て続けに起きました。世界的に不穏な動き

の多いこの頃、更に多くの災害と困難が起きる可能性を思おうのは良い事でしょう。

平成 23年の大災害を経験した ハワイアンズ は自らの存在意義について微動だにする

ことはないでしょう。しかし、もっぱら自分の夢のためだけに ハワイアンズ の周辺

で活動してきたものとしては、改めて、考えてみたいと思いました。

 

ハワイアンズ は エンターテイメント、つまり、エンタメです。それなら日夜 テレビ 

で湯水のごとく消費されているあれなのかと問えば、そうではありません。例えば、

江戸時代の エンタメ は日本文化の背骨となる江戸文化を形成する一つです。それで

は、ハワイアンズ を含む、日本で行われるポリネシア の歌や踊りは何でしょう。

 

それに答えるには、どうして日本津々浦々どこへ行っても フラ や オリタヒチ の教室

が有るのか考えてみるのが良いと思います。

 

海幸彦と山幸彦のお話を持ち出すまでもなく、日本古来の伝承には太平洋の香りを強

く反映しているものが沢山あると言われています。日本人は様々な人たちが歩み寄り

合わさって成っていることはよく知られています。その中には太平洋に進出した人々

の祖先も含まれているに違いありません。ですから、ポリネシアの人々と日本に住む

私達の間に、然とは判じられない共通の意識があるとしてもおかしくはありません。

それが私達が ポリネシアの歌や踊りにある種の懐かしさを感じる理由だと思います。

で有るならば、これら ポリネシア の歌や踊りは既に日本の文化の一部になっていると

考えても良いでしょう。日本古来の風俗である温泉宿で ポリネシア の歌と踊りを楽し

む (スパ リゾート)ハワイアンズ が有る事自体がその証拠のようなものです。

 

では、国の文化とは何でしょう。それは、そこに住まう人々が、嬉しいとき、悲しい

とき、勇気を必要としているとき、慰めを必要としているときに、立ち帰ることがで

きるものです。ですから、分厚い文化を持つ国は災害や困難に負けない強い国なので

す。

 

未曾有の災害が起きたとき、ボランティア活動や義援金活動が大きく着目されます。

それらは、勿論、尊いものです。しかし、それらは本来は政府が行うべき仕事です。

現在のように五公五民に近しい税を集める政府なら、そして税制上の優遇を受けて居

られる国会の議員の方々、政府の方々なら当然行うべきものです。私達にはそれを等

しく「やって下さい」と要求することができます。では、私達の仕事は何でしょう。

それは本来の仕事を通して経済を維持し、文化を維持し、それによって困難に有る人

たちをいつでも暖かく包み込むことができるようにしておくことです。災害で経済や

文化の一部が損なわれているのですから、なおさら私達の日々の仕事は大事です。

 

ハワイアンズに戻りましょう。上に申し上げたように、ハワイアンズ の芸能面での力

は必ず必要とされます。とすれば、ハワイアンズを取り巻く人々は、私達もその一部

ですが、ハワイアンズの力を高めるべく、今までと同様、或いは以上に、応援する、

つまり、楽しんでいくのが良いのです。

 

このブログと YouTube チャンネル は、ですから、今まで以上に ウアケア さんを応援

して行きます。それが ハワイアンズ の応援になるのは当然ながら、ウアケアさんの更

に美しい踊りは、ご本人はつゆもお考えにならずとも、私達に幸いをもたらすと私は

考えるからです。

 

私には現場で ボランティア を行う体力もなく、十分な寄付を行う財力もなく、人々を

動かす影響力もありません。しかし、心を込めてやっていることが何らかの形で役に

立つと信じることができます。困難の中で人がいきていくためにはそれで十分です。

 

 

 

 

 

 

長い前置きにになりました。令和6年の1月8日に収録した ポリネシアン サンライト 

カーニバルの動画から触れていきます。

 

 

さて、サンライト カーニバル 前半 。最初に ショウ鑑賞の注意。猪塚さん。

 

 

ハワイアンズ の美しい舞花さん達はそれぞれにとびきりの笑顔をお持ちです。やあ美

しい、元気で何より、懐かしい、等などいろんな印象があります。猪塚さんの笑顔を

拝見すると、どうしても幸せそうな笑顔と思ってしまうのです。勿論、ご本人とは何

の関係もありません。ただ、そう感じてしまうのが面白いです。

 

さて、「ハノハノ ハワイ」です。

 

何度か書きましたが、演目の一部入れ替えがあった「ククナ II 」では、59期生と、そ

の世話をする関係上か、 58期生が アオテアロア のアクション ソング に移ったので、

この 「ハノハノ ハワイ 」は 57期生以上で演じられています。そのせいなのか、展

開が早く ダイナミック で、楽しめる演目になっています。

.

 

勿論、59期生や 58期生の中にも技術的に優れた方たちもおられるでしょうから、単純

に技術の問題ではないでしょう。何となく、上級生の踊りにはダイナミックな印象を

持ちます。ハワイアンズ の舞台での経験年数が要因なのでしょう。

 

アオテアロア の アクション ソング のところは今回は端折って、

 

「モーニング デュー」 です。すばらしい方々の演目で見応えを感じます。しかし、

このクラスでも、ソリストの方が加わると、具体的には、レイイリマさんや ワイナニ

 

 

さんが加わると、違って見えるのです。レイイリマさんの場合については既に議論し

ています。ワイナニさんの場合についても同様な印象をもっています。ハワイアンズ 

の舞台で、しかも上級クラスとして踊るという経験は一般のフラ スクール や オタヒチ

スクール での学習とは比べ物にならない価値が有るのでしょう。私はファンとして、

勝手気ままな論評をしています。しかし、このようなことを考えると、怖くて、うか

つに言えない気もします。

 

(1/19 今改めて読むと、この時の出演者を軽く観るような調子を感じますが、私はこ

の日のモーニングデュー は良い仕上がりだったと思っています。ただ、こんなに良い

と感じるのに、ソリストが加わると更に違って見えるのはどうしてかと考えていまし

た。それは、後でご紹介するトワイライト パーティー の コアリ で驚きを感じたこと

が尾を引いたのでしょう。まず、そもそもの話からです。既に舞台デビュー されて久

しい59期生の方々からして、私達の身近で踊りを拝見する機会があれば、これはと思

わされる技量をお持ちです。その上に、先輩方の踊りがあり、55, 54, 53期生ともなれ

ば非常に高い完成度をお持ちです。この舞台のように。そういうことは分かっている

つもりでも、上にあげた コアリ の演技では更に凄みを感じたので考えざるを得なかっ

たのです。ハワイアンズ の舞台は明るく楽しいです。観客としてみればです。舞花さ

んとしての立場を想像すれば、一年を舞台で踊るということの経験と蓄積というもの

が私達に想像できる以上に大きいものなのでしょう。だから、ソリストの方々の力と

いうものを、分かっていたつもりで、分かっていなかったのかと今更ながらに考えた

のでした。そのうえで、ファンとしての ブログ と チャンネル で ウアケアさんを論じ

ることが軽い気持ちでできるものではない、と身の引き締まる思いがしたのです。私

は ウアケア さんを一年以上に渡り継続的に応援してきて、本当に素晴らしい方だと

感じてきましたが、述べてきたようなこともあり、以下でご紹介する タネ イ ムア を

拝見して、更に、畏怖を感じざるを得ません。ですから、撮影技術を向上させること

は至上命題になったのです。)

 

 

ウアケアさんの踊る、楽しい「ナニ ワレ ナ ハラ」。ただ、歌の由来 を知れば、私達

日本人とポリネシア の人々との考え方の違いを考えます。日本であれば悲しみに同調

 

 

して、共にむせび泣くところでしょうね。ただ、それだけに、一層、踊りのあっけら

かんとした楽しさが強く印象に残ります。ポリネシアの人々は楽しさや幸福感に同調

して悲しみを耐えるのかも知れません。

 

次はハパ ハオレ ソング

 

楽しさという点では強烈に アメリカンな「ハパ ハオレ フラガール」。インナー が変

わったせいか、気兼ねなく回転しておられるのが爽快ですね。以前だと、少々、見る

のが憚れる気持ちはありました。

 

 

さて、「ハパ ハオレ フラガール」の最後の キメポーズ が終わるや「ショーミー ハウ

トゥドゥ ザ フラ」の突入(入場)です。慌てて カメラ の ズーム を引いたので、右側

 

 

が流れてしまいました。残念ながら撮影者にはゆっくりと見る暇はないのですが、

「ショーミー ハウトゥドゥ ザ フラ」はバックも賑やかで、ポリネシアン というより

は、アメリカン な豪華な舞台です。

 

 

ハパ ハオレ ソングの最後は シックな「ビヨンザリーフ」です。この歌を聴く度、男に

 

 

都合の良い曲だとおもいます。多分、ハパ ハオレ ソング のブーム自体が アメリカの

男性社会のものだからなのでしょう。この曲では男を待つ女の心情が歌われています

が、いろんな制約から、女性は待てないでしょう。「ビヨンザリーフ」 の項で述べた

様に、生粋の ハワイアン である「プア カーネーション」では男が女を待ちます。私は

それには納得できます。そもそも、男が女を思う心が文芸を発展させてきたのです。

これは男の身びいきかも知れません。

 

変な議論になりましたが、「ビヨンザリーフ」ではどうしても ウアケア さんから目を

離せません。もちろん、撮影では極端にならぬよう気をつけています。

 

 

前半の最後は体験コーナーの曲 「エ レイ カ レイレイ」の デモ です。衣装と日本語の

 

 

歌詞の可愛らしさにごまかされるのですが、この曲の大元 は気をつけないといけませ

ん。確かに「パーティーの曲」ではあるのですが。

 

 

場面はサンライト カーニバル 後半 に移ります。

 

後半は下田さんの体験コーナーの締めくくりから始まります。上で述べたように、私

 

 

は子供に エ レイ カ レイレイ で良いのかと、思ってしまいます。エテネタヒチアンズ

が知らないはずはありませんから、確信犯的なところが有るのかも知れません。親御

さんの中には ネット で調べた方もおられるでしょう。面白いと思われるのでしょうか

ね。いや、私も面白がっている一人かも知れません。

 

演目は ファイヤーナイフ ダンス から始まります。LAGI さんです。前回も LAGI さんで

 

 

した。今回も同じく良い演技をされたとおもいます。映像的には ファイヤーナイフ を

見つめる眼が印象深いです。

 

タヒチの部の嚆矢の「トゥエ」。演者は緑川さんと鈴木さん。最初は緑川さんです。

緑川さんは常に パワフル です。ウアケア さんが細心の踊りを披露するときでも緑川

さんは パワフルに飛ばす嫌いはありますが、タヒチ では真骨頂を発揮します。下の

シーンは、これから雄叫びを挙げて踊り始めようとする直前です。まだ スポット は

 

 

当たっていませんから、暗い トーン になっています。でも、ご注意ください。息を胸

いっぱい吸い込んで、雄叫びを上げようとしています。そして、「緩」の踊りをパワ

フル に踊りはじめます。

 

「急」の踊りを スピーディー に舞う鈴木さんです。お顔はあくまで涼し気です。しか
し、待っているだけでは良い シーン を撮るチャンスを逃してしまいますから、撮影者
は先を取らなければなりません。

 

 

「トゥエ」の後に「イノ」。そして次は「イアオラナ」。

 

 

 

「イアオラナ」から「アウエ テ ネへネ」。そして 、下の決めポーズ の シーン。この

何でもなさそうなところでの ウアケア さんの バランスの取れた力強い ポーズ に私は

 

 

惚れ惚れとしてしまいます。

 

そんなことを考えていると、既にソリストが居られます。ソリストは マーラエさん。

王者(キャプテンですから)の出現です。

 

まず、近づいて、

 

 

次に引いて、

 

 

ソリスト と舞花さんたちの連動した動きを観て、

 

再び近づいて、

 

 

ソリストのポーズを伺い、

 

再度引いて、

 

 

舞花さん達のなぎ倒しを撮る。

 

最後に、近づいて、マハナ の撮影の始まりです。

 

 

今回は今までの反省の上で、ズーム を調整してみました。勿論、ズーム を事さらに

いじったとは見えないようにしないといけないとは思います。

 

マーラエさんは何時も丹精な舞をされます。キャプテン という ポジションがどの様に

踊りに絡んでくるか興味がありました。どうやら、王者の舞となって行くのではない

かと思われます。前キャプテンの ラウレア さんの踊りも王者の舞であったとおもいま

す。しかし、ラウレアさんの意表を突くその踊りに対し、マーラエさんの踊りはあく

 

 

までも端正です。良い感じの王者の踊りを拝見しました。

 

 

サムネイルは、ハパ ハオレ フラガール で(向かって)左翼の舞花さん達が右翼の舞花

さん達との合流に駆け出す前に小さくステップしたところです。ふわっとした浮上感

があって面白いと思います。

 

 

 

トワイライト パーティー です。

 

旅する女の子 マカナ ちゃんが日本の ハワイ、つまり ハワイアンズ を目指して ココ姉

さんが機長の飛行機で ハワイを出発し、ポリネシアの島々を巡っていくという設定

 

 

です。マカナちゃんは猪塚さん、 チーフパーサー(CP)は 下田さん、パーサーを助け

る本日の旅人は マーラエさんです。

 

まず、マカナ ちゃんの旅支度から始まり、

 

 

最初の曲「ダイナマイト」

 

BTS のこの曲に ポリネシアン がハマりすぎて怖いです。今回の パーティー を構想し

た人はこれがやりたかったのではないかと思います。

 

 

自称 新米パーサー は虎の巻を見ながら パーティー を進めていきます。しかし、下田

さんは天然の愛嬌があってよろしいですね。

 

 

前半のお話タイムでは マーラエさんが グアム に四人で行った話が出ました。何でも、

ポリネシアン ショウ を色々と見比べてこられたようです。さすがです。

 

で、その後は恐怖の ウォーター スライダー について熱い激白。

 

さて、出発に先立って「ハワイが一番」

 

 

途中で三人娘が「ドライブ行こう」

 

 

マウイ島の「コアリ」で一休み。

 

 

この踊りを鑑賞したのは二回目です。前回は楽しいハワイアンだと思いました。今回

少し驚いたのは踊りが随分と ダイナミック なことです。凄みを感じたという方が近い

かも知れません。それ程の経験が有るわけではありませんが、プロフェッショナルの

演技には凄みを感じる時があります。本当に目の前の演技だからでしょうか。ビーチ 

ステージ の舞台上だったら感じなかったのかも知れません。舞台経験の蓄積の凄みと

言えばよいのでしょうか。ウアケアさんが トワイライト パーティー で踊られるときに

も感ずることがあります。トワイライト パーティー は良い経験を与えてくれます。

 

次は「あのマタリキ」、マタリキ とは マオリ語で、日本で言う「昴(すばる)」或い

は「プレアデス星団」のことです。アオテアロア では新年を表す星(団)であるそう

です。日本語でいうと「あの昴を見よ」という感じでしょうか。しかし、ポイ ダンス 

を同じフロア上のこんなに近い位置で拝見できるのも得難い経験です。

 

さて、CPさんが強調していた ポイ 後ろ回し(適当名称)です。右手のポイを背後に

 

 

もっていって、

 

こんな形で肩口に浮き上がらせて、掴みます。

 

 

ナイス! いとも易々と。

 

 

最後に、高速 ポイ 回し(適当名称)。大変そうですね、新妻さんの表情が固まってい

ます。サンライト カーニバル でも高速 ポイ 回しは出てきますが、無表情の舞花さん

 

 

がおられる一方で、お顔をプーッとふくらませる方も散見します。高速 ポイ 回しは肩

の筋肉を鍛えるのに良さそうです。私は言われてもやりませんが。

 

次はイースター島、ポリネシアでは ラパ ヌイ。タヒチ語では Rapa とは石の板とか

オールの水を掻く平たい部分などの意味が有るので、大きな台地 という意味でしょう

か。現在はチリ領の絶海の孤島です。近くに火山はないし、風に乗って砂が飛んでく

ることもありませんので慢性的にミネラル不足の島です。そのため、それまでにあっ

た森林を伐採した後には樹木が育たず、従って航海用の カヌーを作ることができず、

文明が衰退してしまった過去があります。

 

ポリネシアでは、交易の手段である カヌー は非常に大切です。航海用のカヌーには必

ず名前が付けられ、進水に先立って祈りが捧げられます。また、カヌー造り職人は一

般人の中で高い地位を持ちます。ハヴァイ(ライアテア島)から アオテアロア に植民

した伝承の中でも7隻のカヌーの名前 アオテア、クラハウポ、タイヌイ、テ アラワ、

マタアトゥア、タキティム、トコマル が残されています。

 

マオリ語では カヌー を Waka と言い、これをキーワードに持つ歌が アオテアロア に

は沢山あります。グランド ステージ 旧シリーズ にあった ハカ(ニュージーランドの

ラグビーチーム オールブラックスが試合の前にやるあれです)は「 Te Waka 」

(カヌー)でした。

 

ラパ ヌイ の前が アオテアロア だったので、つい横道にそれて カヌー の話に随分と深
入りしてしまいました。ただ、ラパ ヌイ にとっては カヌー の(不)存在が決定的で

あったということです。

 

ラパ ヌイ の曲は「カ レテ カ ラタ(Ka Rete Ka Rata)」です。この曲はハワイアンズ

の歴史に出てきます。Rete は タヒチ語にも マオリ語にもありませんが、Rataは タヒ

チ語では「よく知られた」、マオリ語では「よく知られた、半神、伝説」などの意味

があります。ネット に ラパ ヌイ語の辞書があるので調べると、Rete も Rata も出てき

ませんでした。昼ショウ もしくは夜 ショウ に再度出てきたらどうやって歌詞を調べた

ら良いのでしょう。私が関わっている間にはありませんように。

 

さて、前回は白と黒でしたが、今回は白い衣装のご三方です。

 

 

この演目の間に ポラロイド での記念撮影タイムがあります。

 

さて、後半のお話タイム。

 

マカナちゃんによる記念アルバム(腕に抱えて居られるものです)展示があって、

 

 

次に、マーラエさんの ハワイアンズお薦め ポイント。

 

マーラエさんのお薦めは、日本風の露天風呂の横の、お蕎麦屋さん「与一」の前の、

駄菓子屋さんだそうです。いかに駄菓子が良いかの熱弁を繰り広げる マーラエさんに

対して、聞いているCPさんとマカナちゃんの表情の変化が面白いです。

 

 

そして

 

 

そして

 

 

お話より、両側のお二人の表情の変化を見ている方が、マーラエ キャプテンの一面が

伺われて、面白かったりします。

 

さて、ハワイアンズに到着して「浪漫飛行」です。

 

 

早変わりの後の客席での阿部さん。

 

 

そして、グッド・バイ。

 

 

普段のキャプテンが想像できるような トワイライト パーティー でした。

 

サムネイルは後半のお話タイムの シーン です。

 

 

 

 

シバオラ ショウです。

 

 

シバオラ ショウ の内容は固定しているので、説明するよりはその迫力をご覧になって

頂くのがなによりです。

 

が、それで終わってはなんですので、最後の紹介のシーンです。まずアフィさん、

 

 

ムアさん、

 

 

LAGI さん、

 

 

ジンさん

 

 

以上でした。

 

サムネイル は ハイライト の4人組ファイヤーナイフ です。

 

 

 

いよいよ、ポリネシアン グランド ステージ です。

 

 

 

 

グランド ステージ 前半、幻想的な「リジェンド オブ ザ レイン」で幕が開きます。観

 

 

る側とすれば、もう少し続いていも良いように思いますが、薄布を頭上に掲げて走り

回って演ずる側からすれば相当に大変な演目かも知れません。自分で真似してみれば

すぐ分かります。上腕の関節の柔らかな舞花さんたちだからこそですね。

 

そして「ナ アラ アローハ」、カヒコ です。撮影する側から言えば、カヒコは難しいで

 

 

 

す。幾度かアプローチを変えて試みてみましたが、写真として撮るならいざ知らず、

連続的な動画として撮るならば、変化の少ないカヒコに対してはカメラは全体をゆっ

たりと動かし、踊りや歌詞について考えながら観て頂くのが良いのかも知れません。

 

 

そして、「トゥアヒネ」です。

 

「ナ アラ アローハ」 は理知的な カヒコ で照明もそれに合わせて明るくなるので他と
は区別して冒頭に出し、「リジェンド オブ ザ レイン」から「トゥアヒネ」に繋ぐ方
が説得力のある流れになると思います。

 

それはさておいて、「トゥアヒネ」は舞台の大きな印象的な演目なので、その魅力が

現れるように撮りたいと常々考えています。しかし、経験の少ない悲しさ、正解はす

ぐには思いつきません。方向性としてはカメラはゆっくりと、静かに、大きく動かし

ていくべきかと思います。今回は少しまともになりましたが、それでも視野の設定を

もう少し工夫して、もう少し我慢して撮りたいと思います。

 

 

猪塚さんの 「トゥアヒネ 」は幸せそうです。

 

「トゥアヒネ」 の悲しい物語から、最初はその演じ方に一定の方向性が必要かと思っ

ていたのですが、様々な方々の踊りを拝見すると、其々に異なる演じ方であって良い

かも知れません。数少ない経験からでも、ラウレアさん、レイイリマさん、渡辺さん

のトゥアヒネを拝見し、猪塚さんの トゥアヒネも二回目です。皆さんの表現は異なり

ます。前回拝見した時には、猪塚さんのトゥアヒネは幸せすぎるのではとは思いまし

た。しかし、幸せそうな舞が、逆に悲劇性を暗示するようにも見えるし、悲劇の娘が

虹になることで永久の幸せを手に入れたとも考えられるかも知れません。観覧する立

場であれば、その トゥアヒネ をそのままに受け入れれば良いのでしょう。

 

ただ、偉そうですが、苦言を申し上げれば、猪塚さんはお顔がやや動き過ぎる気がし

ます。周りの水の精との対比で考えれば、もう少し抑えた表現が好ましい様に思いま

す。

 

(1/15  首から上を顔と呼ぶことにしましょう。顔は物理的には体長の7分の1を占め

ているに過ぎませんが、人が発する視覚的な情報の重要な部分を占めています。です

から、感覚的な情報の大きさも踏まえて顔が体で占める割合を考えると、例えハンド

モーション の伝える視覚的情報も多いとはいえ、少なくとも4割は超えているでしょ

う。そうすると、踊りの中で顔を過度に動かすと、体の半分近くが不必要に動くこと

になり、体全体の一体感が失われることになります。その結果、踊りの大きさと表現

力が損なわれます。日本舞踊では顔は不必要には動かさないし、社交ダンスでも、顔

をフラフラと動かすのは嫌われます。)

 

 

 

次は「カ ビューティー アオ マノア」です。

 

最初の場面は舞台(向かって)右からの登場のサムネイルのシーン。

 

 

そして、舞台左からの登場です。

 

 

で、この視野設定でフリーズして ズーム が遅れました。実はこの時、視野に舞花さん

が三人しか見えなかったので、何か間違えたのかと思ってしまったのです。しばらく

経ってから、今日は出演者が少なくて三人になったのだと理解できて、ようやく体が

動かせるようになりました。

 

次が「ハワイアン ララバイ」です。この様な静かな曲での ウアケアさんは本当に魅力

的です。何時も同じことを書いているのですが、ウアケア さんの魅力の一つにはその

姿勢の良さがあります。例えば、この シーン。

 

 

重心の上に体幹が真っ直ぐに乗り、その上にお顔をまっすぐに乗せておられます。も

う、一つの様式美と言って良いと思います。指先の繊細な動かし方と言い、姿勢の良

さと言い、お顔の真っ直ぐなおき方と言い、これほど合わせて持って居られることに

どうにも納得がいきません。確かめるすべはありませんが、ウアケアさんの踊りの基

本に日本舞踊が有るのではないかと思っています。上の シーン、ウアケア さんは和服

を着て、広げた扇を差し出していらしていると想像してもおかしくはないでしょう。

 

ウアケアさんの所作の一つ一つに惚れ惚れとしているうちに「ハワイアン ララバイ」

が終わって、「虹の彼方に」です。

 

この舞台は大きい上に、華やかでもあります。しかし、この様な大きな舞台を前列か

ら適切に捉えるのは難しいです。「トゥアヒネ」の場合と同じ様に、カメラはゆっく

りと、静かに、大きく動かしていくのが良いかと思います。この方向性で努力は行っ

 

 

いるのですが、「静かに」と「大きく」とはなかなか両立し難いのです。カメラは動

かさなければ視野もふらつきませんが、大きく振っていると、カメラの視野の基線が

傾きやすくなります。この点を改善するために少し練習をしてきた結果から言えば、

カメラを体の一部と感じられるようにならなければならない様です。これには時間が

必要です。やきもきしますね。

 

前半最後に体験コーナーがあり、その踊りのデモンストレーションで前半終了です。

 

 

 

 

 

グランド ステージ 後半 の動画は体験コーナーについての笛木さんのまとめから。

 

前回の動画でもそうだったのですが、笛木さんの「体験コーナーまとめ」は良い感じ

です。特に、終わってからの微笑みが魅力的です。下にあげたのが今回のそのシーン 

です。ニコッと微笑んで、クルリと向きを変えます。

 

 

 

 

 

アオテアロア の「カランガ」です。この曲は アクション ソング の中では珍しく動作

が大きくて面白いです。だから、ウアケア さんの粋な踊りも楽しく拝見できます。

 

 

アクション ソング の次は ポイ を使った「パパキ」です。前列の舞花さん達が紐の短

 

 

い ポイ を使い、後列の方々が紐の長い ポイ を使います。紐の長い ポイ は振り回すも

のですが、紐の短い ポイ は叩いて音を出すものです。そして、この歌の説明に有る様

に、「パパキ」は叩いて音を出す ポイ を使う曲です。しかし、ビーチ ステージ の様

に開いた空間ですと、前列の観覧席に居てもポイを叩く音はほとんど聞こえません。

それで、現在の舞台構成になったのかもしれません。

 

ちなみに、「パパキ」で聞こえる雄叫びのかなりは緑川さんが出して居られます。や

はり、パワフル な方です。

 

 

サモア の「ノヌ パオア」。「ノヌ」はサモア特産の果物。つまりノヌ パワーです。

 

 

Te Vaka の非常に元気の出る曲で、サモア の応援歌になっています。上の シーン は曲

のフィナーレです。皆で雄叫びをあげながら、後方の方たちは片足立ちになります。

余計なことですが、この片足立ちがなかなか揃いません。三回に二回はどなたかが両

足を付いてしまいます。それはそうでしょう。パッと片足立ちになるのは大変です。

この回は珍しく、全員が(ほぼ)成功です。継続して動画を撮影していると、こんな

ことに注意が行ってしまいます。

 

 

そして、サモア の勇壮な ファイヤーナイフ ダンス です。演者は アフィさん。

 

 

アフィ さんは重厚な演技をされる方で、比較的に撮影しやすいはずなのですが、前回

は少々失敗して ピンぼけ が出てしまいました。今回は、多少ボケたところはあります

が、概ね良かったと思います。

 

今回は アフィ さんの調子が良かったです。ダブル の ファイヤーナイフ で交互に放り

 

 

上げるところは美しい絵になりました。写真では分かりづらいですが、それぞれの

ファイヤーナイフ は回転していて、幻想的な光景です。

 

 

 

法螺貝と共に、タヒチ の部の始まりです。
 

 

夜の篝火を意識した、懐かしさを覚える薄明かりの中で「オテア テ ライ」の開始。

 

初めに リーダー達が入場します。

 

 

ついで、舞踏隊員達が入場してそれぞれのリーダーに続きます。この時の真ん中の列

が舞踏の要です。その リーダー が全体を率いる隊長のようになり、常に パワフル な

舞花さんがその役割を務めます。今回は、やはり、緑川さんです。

 

 

ひとしきり絢爛豪華な群舞が続いた後、シックな「リマタラ」に替わります。

 

 

シックな曲で熱気を抑えた後、

 

「アヌアヌア」です。藤川さんが トップ で登場。

 

 

藤川さんは チームで二番目に小さい方ですが、だからこそ、舞台の前方で演じる勢い

が良いですね。

 

ちなみに、一番小さい方は中々に パワフル です。どなたでしょう?

 

さて、舞台前方で踊りを披露し、

 

 

円陣を組んで力をためて、

 

 

 

美の神 タネ を呼び起こすかのように雄叫びをあげます。

 

 

雄叫びに応えるかのように、ウアケアさん登場です。

 

 

踊りの気迫が満ちみちています。

 

 

精神が集中された、良い表情で攻めて来られます。

 

 

攻めて、

 

 

タヒチ ドラムの カリッ という音と共に イイ が弾けます。(1/16 これは イイ が弾け

る シーン の次の ターン で、片方づつ イイ を回すところでした。訂正します。)

 

 

そして、バレリーナ ターン、三周目

 

 

後半の キメポーズ(大見得)、良い表情ですね。

 

 

フィナーレ に向けて

 

 

粘って、

 

 

決めます

 

 

良かったです。体のキレも、表情も良かったです。

 

最近の ウアケア さんは演ずるごとに良くなっていかれるように見えます。そして、

今回は、気持ちが集中されたような表情が特に良かったと思います。

 

私は、ウアケアさんが観客と気持ちを合わせて燃え上がる タネ イ ムア を踊られるの

を夢見てきました。もう、それがいつ実現しても不思議ではない気持ちです。

 

それが、私におかしなことを思わせたのでしょうか。

 

(1/15  以下は別に深刻なことではありません。ウアケアさんの調子が良さそうで、

駈ける姿から大空に登っていくような印象を抱いた、というだけの話です。何時もの

様に一人で感動しているくらいにお取り下さい。)

 

奥舞台に駆け上がっていく、何ということも無い シーン です。ですが、その軽やかな

 

 

ステップが、ふと、大空に駆け上がっていかれるような気持ちにさせたのです。

 

勿論、世界中から ウアケア さんの踊りを観に人が集まってくるという目標まではまだ

先があります。でも、観客と心を合わせて踊られるようになれば、それもそれ程先の

話ではありません。ですから、ウアケアさんが世界に羽ばたいて行かれる、予知夢の

ようなものかと私には思われるのでした。

 

夢のような話です。ですが、何でも最初は夢のような話なのです。