先週 YT にUPした、ハワイアンズで収録した4つの ショウ の動画について、サムネイ

ル原画とともに簡単な紹介やコメントをします。

 

全ての動画は以下の「ハワイアンズの舞う花たち」チャンネルの動画のページから観

ることができます。

 

 

 

ポリネシアン サンライト カーニバル です。ソロ は レイイリマ万由子さん。

 

 

 

猪塚さんによる ショウ 鑑賞の注意の後、

 

 

ハノハノ ハワイ が始まりました。この曲では ウリウリ から響く爽やかで心地よい鈴

 

 

のような音が嬉しいです。もっとも、以前あった シャカシャカ ダンス がなくなった
せいで余計感じるのか、とてもエネルギッシュな曲であるように思います。しかし、
次の曲で使われる ポイ や ウリウリ を振り回す練習をしていると相当に体が鍛えられ
るでしょうね。キャプテン・クックが訪れた際の絵には男がウリウリを振って踊って
いた様にあります。小石を入れていたら重かったでしょう。

 

アオテアロア の タヒ ネイ タル キノ と パーマイ です。前者はアクション ソング と呼

ばれる手と足を動かしながら歌う「歌」です。本来は、集団生活の中で、自分の手足

 

 

を動かしながら皆で歌うことで、集団生活に早く溶け込んで学習の効果を上げるのが

目的のものです。だから、観ていてもあまり面白くないのは宿命みたいなものです。

マオリ の子どもたちに マオリ語を正しく使ってもらえるように学校で行われます。次

の パーマイ も アクション ソング の範疇に入るものですが、紐を繋いだ ポイ を振り回

すので、観ていて面白いですね。ニュージーランド ではかなり盛んに行われている様

です。

 

アオテアロア とは ニュージーランド を指す ポリネシア名です。タヒチを中心とした

ポリネシアでは、ライアテア島から見て西側を テ アオテア(明るいところ)、東側を 

テ アオウリ(暗いところ)と呼んでいました。ただし、フアヒネ島は ライアテア島の

すぐ東側にありますが、テ アオテア に含まれていたようです。「テ」は冠詞で、「ア

オ」は「〜の」という意味で、「テア」と「ウリ」が「明」と「暗」を表します。

「アオテアロア」とは「アオテア  ロア」で白くたなびく大きな雲を表しているのだそ

うです。実際、ニュージーランド は ライアテア島から見て西側にありますので、古来

より、テ アオテア に含まれていました。ちなみに、ライアテア島は古い時代の ポリネ

シア の政治と宗教の中心地でありました。

 

蛇足ですが、このマオリ の演目には新人の 59期生が全員入るのですが、出演予定者の

6名のなかで国生、松本、八田、安藤さんの4名しか居ませんので、 中部、木村さん

はお休みです。新人の方々はまだ顔と名前が一致しません。向かって左から、松本、

国生、安藤、八田さんではないかと思います。もともと、女性の顔の見分けは不得意

なのですが、ハワイアンズのチーム名簿の写真を見ても対応が難しいです。新人さん

達は舞台上で緊張しているので表情がこわばって、写真と印象が異なるためだと思い

ます。

 

モーニングデュー です。

 

 

鑑賞している分には、白い爽やかな衣装に、ロマンティックな曲調にたいへん楽しめ

るはずなのですが、女性ボーカルには相当に厳しいようです。ですから、今まで衣装

と ボーカル ばかりに神経が行っていたのですが、改めて鑑賞すると、踊りも、簡単で

はありますが、味わい深いですね。その中で面白いことに気が付きました。前から、

レイイリマ さんの舞は大きく感じられていたのです。それは腕のアクションが大きい

からだろうと考えていたのですが、どうも手から指先の使い方に有るのではないかと

思い始めました。

 

レイイリマさんの踊りのワンシーンです。

 

 

なんの変哲もありませんね。ウアケアさんのような細心の指先の動きもありません。

手だけ見ていてはどうもだめなようで、指先、手のひら、下腕、上腕の繋がりが一体

となって作る曲線が大きく撓むところに所作の大きさが感じられるのかと思います。

その意味では、指先を大きく曲げたり、手首を大きく曲げたりしては、この曲線が折

れ曲がり、結果として動きの大きさが出なくなるのでしょう。私の仮説です。

 

次は ナニ ワレ ナ ハラ の元気な踊りです。横並びで プイリ を叩き合うところ。良く

 

 

見ると、左手のプイリは差し出すだけで、右手のプイリを振っています。以前はそう

でも無かったと思います。しかし、皆が プイリ を振ると互いに空振りになってしまう

ことがあります。それで、変更があったのでしょう。実際、前回はウアケアさんが空

振りをやって居られたのが動画に残っています。

 

さて、楽しい ハパ ハオレ フラガール。ハパ ハオレ ソングの項をご覧下さい。

 

 

すぐに、ショウミー ハウトゥ ドゥザフラ が始まる、忙しいところです。普通に撮影

していると、突入してくる舞花さんたちの先頭がどなたであったかはわかりません。

昔、舞台向かって右手から撮影していた折には、先頭を撮影しろというリクエスト を

 

 

頂いたことがあります。右手からは、先頭の舞花さん(大概は箕川さんか笛木さん)

が簡単に見えたので、不思議なリクエストだと思っていたのですが、真ん中付近で

観て、納得できました。前の踊りの キメポーズ のときには先頭は目の前を通り過ぎ

ています。

 

毎回お待ちかねの ビヨンザリーフ。レイイリマさんとは対象的な ウアケア さんの指先

から切々とした情感が伝わります。こんなことを申し上げると大変失礼なのですが、

私には ウアケアさんしか見えていません。いや、もちろん、見えていないと画面が設

 

 

定できないのですが、本当に感じているのは ウアケアさんの踊りだけです。しかし、

意識して観る対象を選んでいるわけではなく、心が捕まってしまったので仕方があり

ません。ウアケアさんは本当に素晴らしい踊りをされると思います。ただ、 100%で

 

 

はありません。何かしら観客には伝わりきれないものが有るように感じます。観客と

の向き合い方なのでしょうか。本当にもったいないと思います。

 

簡単に書きましたが、これはなかなか難しい問題です。旧職では、仕事柄、大衆の前

で講演をしなければならなかったのですが、あと講義は仕事だったのですが、聴衆の

気持ちを掴むことは、できたときもありましたが、大抵は上手くできませんでした。

仕方ないとは言えないのです。知人には、これが真に巧みな方々が居ました。私の場

合には育ってきた境遇とか研究のやり方とかで、聞く人を納得させるのがどうも下手

です。書く方でも同じで、数十年の研究生活を通して、一度も自分の名前で科研費を

もらった事がないという前人未到の記録みたいなものがあります。一応、きちんとし

た職位にあり、きちんとした論文誌に載せてましたから思いあたる原因としては、自

分の仕事が評価されなかろうと、自分が面白ければ良いと思っていたことが有るかも

知れません。でも、流石に、これは面白いという結果だと、ちゃんと話せた記憶があ

りますから、何を伝えたいのかという気持ちの有り様かも知れません。

 

(1/2 もちろん、伝えたいことが明確であれば伝わるという簡単な話ではありません。

ただ、努力する方向を考える上で大きな助けになると思います。)

 

閑話休題

 

ファイヤーナイフ ダンス。演者は LAGI 中谷さん。何だか気の乗らない表情で登場。

 

 

ところがどうして、始めから一気呵成に飛ばして、見事な ファイヤーナイフダンスで

 

 

した。最後は「どうだ」というキメ。演目動画の方でもう少し詳しく述べましょう。

 

トゥエ です。演者は前回と同じく マーラエさんと鈴木さんです。それぞれの踊りの傾

 

 

向がまだ頭の中に残っていたので、わりとまともに撮影できました。これも演目動画

の方で詳しく書きましょう。

 

タヒチの部。まずは「イノ」

 

 

その後、「イアオラナ」、「アウエ テ ネへネへ」と続き、マハナの始まりです。

 

 

これも ソロ動画の方で議論したいと思いますが、レイイリマさん、良い感じでご登場

 

 

です。もうはっきりとしたご自分の マハナ を作り上げられたように思います。今回は

イイの使い方が記憶に残りました。その影響も有るのでしょうか。

 

さて、サムネイル。これは アウエ テ ネへネへ の後半で舞花さん達が衣装も新たに、

ズンズンと入場してこられるところです。何時も面白いと思う シーン です。

 

 

ポリネシアン トワイライト パーティ。新シリーズ「Happyで楽しい旅 (Happy Joyful 

Journey)」の始まりです。

 

 

簡単に曲目と流れだけを追っていきましょう。まず旅する女の子 マカナ ちゃんが登場

 

 

して、旅支度を始めます。最初、内側の各テーブルにはいろんなものが乗っていて、

私のテーブルには ココ姉さんがあったので、なかなか贅沢なお土産だなと思っていた

ら、ちがいました、マカナちゃんに持っていかれてしまいました。さて、ハワイから

飛行機が出発して、日本のハワイが目的地。途中で ポリネシア の島々に停まります。

 

まず「ダイナマイト」です。BTS の歌をポリネシアのスタイルで踊ります。面白いで

す。もっとも、何時もの通り、最初は BTS の曲だとはわかりませんでした。

 

 

次は「ハワイが一番」。下田さんの軽快な踊りが良かったです。

 

 

大好きな人とのドライブの曲「 Holoholo Ka'a 」

 

 

「 Koali 」です。ハワイアン らしい衣装です。

 

 

アウテアロアに停まって、「 Tera Matariki 」

 

 

その合間に写真サービス。

 

 

そして ラパヌイ、イースター島。「 Ka rete ka rata 」です。

 

 

さて到着して、米米クラブの「浪漫飛行」。仕掛けはお楽しみ。

 

 

最初としては非常に楽しかったです。これからも何回か トワイライト パーティ に参加

することが有るでしょうが、その時に次はどう感じるかはお楽しみです。

 

曲の中では「浪漫飛行」が一番面白かったですね。そして、今の日本ではこの様な楽

しい曲が作られないのが残念ですね。もっとも、知らないだけという可能性は大きい

です。しかし、この曲はどんどん良くなっていく当時の日本の雰囲気をよく伝えてい

ます。

 

サムネイル は「本日の旅人」ということで選ばれた舞花さん(岡村さん)が自分の旅

について語り、ハワイアンズの楽しみについて語っているところです。マカナ ちゃん

は良かったですね。

 

 

 

シバオラ ショウ。

 

 

仕掛けは何時も同じなのですが、毎回、ワクワクする感じがあって良いです。

 

 

これも、何時もの大技ですが、おお凄い!

 

 

何度観ても凄いなと思います。面白いと思ったのは、観客の反応が良くなってきてい

ることです。始まるときにも観客の拍手がありました。気のせいか、初めて訪問した

ときには(私も含め)ご老人ばかりだなという印象だったのですが、気が付けば若い

お客さんの割合が増えてきています。ハワイアンズがどの様な集客戦略を取っている

のかわかりませんが、良い傾向だと思います。若い、勢いの有る観衆が居てこそ舞台

も良くなっていくものです。

 

段々とサムネイルにする シーン が無くなってきました。

 

 

 

 

ポリネシアン グランド ステージです。ソロ は ウアケアさん。

 

 

まず、幻想的な「リジェンド オブ ザ レイン」

 

 

考えたら、この曲の考察はやって来ませんでした。歌詞の中心部分はこうです。適当

訳を付けます。

 There is a legend told
 Of all the rain in old Hawaii 懐かしき日のハワイ、ある雨の伝説があります。
 A stranger came one day    ある日、一人の旅人が来ました
 And by the Hilo Bay      そして、ヒロ湾の傍らで
 He found a maid with      一人の女の子を見つけました
 A loving charms        愛したくなるほどの魅力
 Her magic was the love     その娘の不思議は愛
 That in the sky above Hawaii  それはハワイの空に
 No clouds appeared at all   雲が無くなってしまうもの
 And rain forgot to fall    雨は降るのを忘れてしまうもの
 As long as she was in his arms その娘が彼の腕の中に有る限りは

このまま トゥアヒネ に入ったほうが良かった気がします。或いは、ナ アラ アロハ
から始まるとか。

ナ アラ アロハ です。

 

 

そして、大きな空をイメージした トゥアヒネ。

 

 

カ ビューティ アオ マノア。マノア の雨の恵み。

 

 

ハワイアン ララバイ。雨が降れば、暖かな太陽の光がさし、虹が出る。

 

 

いつも ウアケアさんを探します。

 

 

そして、虹の彼方に。幻想的に始まります。

 

 

今回は割とまともに撮影できたので、演目動画にしましたので、そこでもう少しコメ

ントしましょう。

 

さて後半、アオテアロア の二曲で始まります。眼の前にウアケアさんがいらっしゃい

ます。

 

 

サモア の ノヌ パオア。

 

 

本当に元気の出る曲です。今の サモア には元気が必要です。歌われているように、

ノヌ は サモア の特産品ですが、ノヌ は赤道付近ならどこでもできる果物ですから、

ノヌ栽培には競争があります。サモア が伸びていくためには創意と工夫が必要です。

そして、サモアの中で最初にできたと言われている伝説の島嶼は米国領、米国領サモ

アになっています。いつも、つい、感傷的になってしまいます。

 

ファイヤーナイフ ダンス。演者は アフィーさんです。

 

 

何時ものように、重厚な演技に感心します。演目動画の説明のところで少しコメント

します。

 

 

さて、タヒチの部、オテア テ ライ。

 

 

華麗な色が満ち溢れた後、シックな リマタラ です。良いです。

 

 

一旦落ち着いた気が アヌアヌアで再び高揚します。藤川さんがいい感じで先頭を務め

 

 

ます。そして、さあ次。期待感が先走って、左端の藤川さんを忘れてしまいました。

 

 

ウアケアさん登場。

 

 

本日の ウアケアさん、良い感じに気分が乗っていらしたようで、本当に小気味よく踊

りが進んでいき、あっと言う間に フィナーレ です。

 

 

タネ イ ムア については ソロ 動画の説明のところでもう少し コメントしましょう。

 

前回、11月 20日の タネ イ ムア も良かったですが、今回は勢いがありました。気が付

いたらフィナーレ です。本当に凄い方ですね、ウアケアさんは。もう本当に、これか

らどうなっていかれるのか、何が起きても不思議ではない気がしています。この素人

カメラマンたるピエロはどこまで追いかけていけるのか。現実味が増しました。