お笑い界は危機的状況にある、と私は思う。
最近、より一層面白くないなと感じる人しか見かけなくなった。
現在の主流は、「キャラクター」による面白さしかなく、そのほかの要素は全く重要とされていない。
なぜこんなことになってしまったのだろう?悪い方向へ突き進んでしまっている。
結局、テレビとお笑いは相性が悪いのかもしれない・・・このままでは、発想や技術のある芸人がメディアの波にのまれ、キャラクター作りを強要され、消費されて消えていくだろう。
それを防ぐには・・・見る側が面白いことを自分の感覚で把握しなければならない。キャラクターが面白ければ面白いと感じるのは、基本的に面白いのがなぜか?というのを考えていないからだ。
世間一般的に、暗い人は面白くなく、明るい人が面白いと画一された認識に染まりつつある。それは間違っていると思う。暗さの中にも面白さはある。松本人志の「大日本人」はまさにそういう映画だった。ヒーローは明るいだけではない。暗さも抱えている。
人間はひとりひとり異なっていて、一つの方程式では判断なんてできないくらい、いろんな人がいる。それぞれに長所も欠点もあり、それが人間ではなかろうか?
このような現状では、テレビでこれ以上ネタ番組はしない方がよいかもしれない。「笑い」という貴重な文化が、衰退していくだけだからだ。