私は生まれも育ちも関西で、阪神とガンバが大好きなこてこての関西人だと思っています。
そんな私が、芸人を始めて思った事は、笑いの環境は関西の方が勝っていると言われますが、そうかな?という事でした。
それを顕著に感じたのが、第一回のM—1グランプリでした。
少し古い話なので、覚えておられるかどうかわかりませんが、あの時、おぎやはぎさんが観客の採点で大阪8点という数値をたたき出し、最下位だった事を覚えているでしょうか?確かにあの時のネタはおぎやはぎさんも後に、失敗だったと語っておられましたが、審査員の採点では、彼らより点数の低かったコンビは何組も存在していました。
正直な話、私もそれを見ていて「これはひどいな」と感じたのを覚えています。
私も関西の人間なんで、気持ちは分かるんですが(笑)、結局関西人というのは東京に対してライバル意識を持っています。だから、阪神・巨人戦は盛り上がるし、関西人は東京に行っても関西弁を捨てないのだろうと思います。そして、基本的に関西の方が面白いと思っているので、東京の芸人なんか面白くないに決まっていると決め付けてしまう傾向があります。
それが如実に現れたのがこの出来事だと思います。
また、関西人は割とわかりやすい人種ですので、敵・味方をはっきりさせたがります。お笑いの世界では、吉本=面白い、それ以外=面白くないという構図です。
関西では吉本所属かどうかで笑いの量がかわります。残念ながら、これは事実です。おぎやはぎさんの後に、ますだおかださんがしたはずですが、つかみで「松竹芸能のますだおかだです。」と言ったのは、この構図が存在しているからです。
これがなくならない限り、M—1で観客の採点はいれるべきではないと私は思います。多分、永遠になおらないとは思いますが(笑)
そういう意味では、東京の方が受け皿は広いかなと感じます。