正直な話、私は関西で生まれ育った人間ですので、東京の芸人さんはあまり知らないのですが(すいません…。)、最初にこの方たちを見た時に感じた事は、こういうコンビでも人気がでるんやという驚きでした。
ただし、これは悪い意味ではありません。どちらかというといい意味でです。
私は面白いと思います。特徴としては、発想に優れた方たちで、技術やキャラクター的には強烈なものはもっていないと思います。そんなにテンションを上げてまくしたてるわけでもなく、見事なしゃべくりを披露しているわけでもないのですが、なぜか話にのめりこまされていきます。
この方たちの最大の武器は私は、「独特の世界を作り出せる」事だと思います。簡単にいうと、設定だけで面白そうだと聞いている人に期待感を持たせられるという事です。
そうお客さんに思わせる事ができれば、言い方は悪いですが、あえてお客さんに聞いてもらいやすくする必要はなくなります。内容さえ面白ければ、聞いてくれるはずです。
思うに、仮に彼らが大阪で活動していたとすれば…今のポジションにはいないでしょう。彼らが人気を得ているのを見ると、関西の方には反感を買うかもしれませんが、お笑いに対する理解は東京の方が優れているかもしれないと感じてしまいます。
ただ、今のままで彼らがM—1グランプリで優勝できるかと言われれば、う—んと思わざるをえません。それは、総合力という観点からすればです。ただ、「新時代の漫才」といわれている事に異存はありません。これから先、おそらく世間の声と自分たちのスタイルの狭間で揺れ動く時がくると思いますが、その壁を乗り越えた時に、一体どんな漫才を見せてくれるのかという楽しみを抱かせてくれるには十分な才能を感じさせるコンビです。