久しぶりに書き込みました…。また興味ある方は読んでみてください。ぼちぼちとになりますが…。
さて、先日我が大阪では今年も上方漫才大賞が発表されました。(といってもかなり前ですが)今年は、見事大木こだま・ひびき師匠が2回目の受賞となりました。「チッチキチー」が流行しているというのが受賞理由だそうです。
ちなみに、最初に受賞された時は「往生しまっせ」が流行った時でした。(大阪だけですかね??)
こう書くと、まるでギャグをメインにした芸人さんなんだろうかと思われがちですが、もちろんそうではありません。
「チッチキチー」を知ってても漫才を見た事がないと言う方は是非ご覧下さい。一言でいうと、味のある漫才…言い換えれば、こだま・ひびき師匠しか面白く出来ない漫才をされています。
私は漫才は4つの要素のバランスだと言ってきましたが、(発想・構成・技術・キャラクター)これを師匠方に当てはめてみると、技術とキャラクターが特化しています。
ネタの構成はいつも同じです。突拍子もなく、どんどん話題を変えていくこだま師匠の話に、着いていけないひびき師匠…たまに話題に乗っかろうとすると、相手にしてもらえない…簡単に言うとそんなパターンです。
それでも、毎回笑ってしまいます。お二人の話術(間のとり方、微妙な心地の良いテンポ)、そしてこだま師匠の強烈な個性…この融合で、面白い漫才に仕上がります。
いつも思うのですが、同じネタを別のコンビがしても、全く笑えないだろうなと思います。2人で作り上げた芸術だと私は言いたいです。こんな事は、まだまだ若手の芸人に出来る事ではありません。流石だと思います。
私も含めて、若い人たちは旧態以前の物は、古い・時代にそぐわないと排除しがちです。ですが、古くから残る伝統や習慣といった類いの物は、残るだけの理由を持っているから、伝えられているのであって、安易に排除する前によく吟味するべきだと、芸人時代に私が師匠たちの漫才を見て感じた事を思い出します。確かに、テンポも速いわけでもなく、発想が優れているわけでもなく、ぱっとみたら、古いと思われるかもしれません。ですが、時代に乗った若手芸人さんたちには出来ない笑いを作り出せる師匠たちは、やっぱり凄いと思いますし、簡単に古いと捨ててしまうのは私はもったいないと思います。みなさんにも是非楽しんでいただきたいと願います。