
今回の記事はがん治療をサポートする家族側の発信です。
私は自分の膀胱がんの治療では病院、主治医と良好な関係ができており3年半やってきましたので気づくことができませんでしたが病院の方針や医師の発言ひとつでここまで変わるものなのか?と痛感したのであえて記事にしました。
【7月16日】
父の肺がん治療に向けてのB総合病院初診日でした。
B総合病院は父の自宅からいちばん近いとされるがん治療実績もある病院です。治療実績はホームページで私が確認しており術後抗がん剤治療に移行した後、通いになるなら近いほうがよいと思い私と妻、妹と協議し父も了解した結果そこに紹介状を書いてもらいました。
B総合病院への紹介状を出してもらうまでは
7月3日に地元のH病院で肺がん告知を受ける
7月10日に体力測定も済ませて手術に耐えうる体力はありとH病院主治医が判断。
6月に行った肺の影の組織検査結果やCT画像も入った紹介状発行
そのため7月16日の初診は手術を決断した父と付き添いの母の2人に任せて私たち子どもは結果報告を待つ形にしてそれぞれ仕事日にしていました。
念のためB総合病院の手術曜日をホームページでチェックしておき、手術日程の話が出たら◯曜日と◯曜日なら子どもたちも手術に付き添えるようにするからその曜日に設定できそうならお願いしといて。と私は両親に頼んでおきました。
【16日夜、初診の報告を聞いてびっくり】
7月16日に仕事を終えた私は両親に電話しました。
すると浮かない返事が…
内容は以下のとおりです
・医師から「子どもたちは仕事で来れないとのことだが親の命がかかった治療にあたって仕事どころじゃないでしょう」と言われた
→地元のH病院の担当医師は切除手術で取れると言われたから子どもたちの次の役目は手術日の立ち合いと考えたのだが間違えなのだろうか?
H病院の告知の日は仕事の調整したり半休を取り全員集結して告知を受けました。
そんな私たち家族みんなで父の手術選択を決めたのだから手術前提の初診と思ったこの日子どもたちは仕事に行き付き添いは母のみでもよいかと思ったのですが…
・父に軽い難聴があり医師が最初に話した言葉がよく聞き取れず。すかさず同席の母が「主人は耳が遠いのでもう少し大きい声でご説明くださいますか?」と聞くと医師は
『こういう病院では大きい声だと待合室の患者さんに迷惑がかかります。前もって録音テープを用意するなどできなかったのでしょうか?』と返答。
→録音が禁止されている病院もあると思うしその発言が病院としてのルールならば【難聴の患者様は録音機器をあらかじめご持参ください】と事前に周知しておくべきと思いました。
・がんについては即手術できる大きさではない。手術が不可能っはないが手術する場合のリスクもあります。
手術して後もがんは再発することもあるし転移しているのが見つかる場合もあります。
ステージも2Bではなく3じゃないでしょうか。
→地元のH病院呼吸器内科の医師は手術で取れます。と言われたのになんで手術できない選択肢が提示されたのか?
紹介状先のH病院で見立てたステージ2Bは標準治療では手術可のはずだが呼吸器外科専門のこちらの病院では画像所見から2Bより3に近いと考えたのだろうか?
または、がん専門病院だけに手術の難易度や手術後の体力低下も懸念しているのか?
・仮に手術で切除できてもその後は抗がん剤治療があるので家族のサポートが必須です
→ごもっとも。子どもたちはみんな仕事もあるので抗がん剤治療に入ったらシフト調整して病院に付き添ったり訪問看護、訪問介護などのサービスを入れることもちゃんと考えています。
面と向かってこの医師と話したらどうなのだろう?と思いました。
そこで不満をぶつけても患者側は弱い立場ですからね。結局「私が嫌ならよそに行ってください」で終わりかな。
私の妻には帰宅後親からの話を伝え、妹にもLINEで伝えました。
【子どもから両親にはB総合病院での治療をやめるように提案】
子どもたちの見解は
・この医師だと治療過程で信頼関係を築くの困難
・事実も言ってるのだろうが言葉の選び方に問題あり。父さん母さんはもちろん子ども含めた家族もメンタルやられそう。
【状況一転!父がB総合病院の再診意思を示す】
16日B総合病院初診の終わりがけに担当医からは父と付き添いの母に「再度家族とよく話し合ってから次週また来てください」と言われている。
私は話を聞いて「この先生に任せるのは無理!明日にでも治療お断りの連絡してほしい」という結論に至り父に伝えました。
ところが事態は急転し、翌17日に父から私に電話があり「色々迷ったがまずは再診に行く」と話を受けました。
子どもたちはまるではしごを外された気分になり「なぜ?なんで??」となりました。
父の考えとしては
・一度紹介状を書いてもらった地元H病院の担当医に対してまた再発行を頼むのは申し訳ない。
・H病院の組織検査やCT検査諸々では手術可と言われたがB総合病院では手術ができないかも?となったのは明らかに見解が違う。がん治療を専門にしているB総合病院の医師の見立てのほうがあたっているかもしれない。
・手術で切除になるか抗がん剤、放射線で縮小を目指すのかは分からないにせよ肺がんの原因はずっとタバコを吸ってきた自分自身の責任だから現実を受け入れて手術がダメなら痛みを最小限にして治療を受けたい。
というものでした
今回の担当医は決して威圧的な態度ではなかったと。手術ができないとも言ってない。手術をすると痛みがあり体力削られるので手術以外にも選択肢があることを提示されただけだと。
同席しなかった子ども側の落ち度も認めますがやや不満、不安が残る次回再診になりました。
父の再診を希望して私が考えたことは
◎担当医との関係と言っても基本的には付きっきりの関係性ではなく医師の側から父は何十人受け持つ患者の1人に過ぎない。ならば担当医の人間性より手術、治療の腕を信じてもよいのかもしれない。
◎B総合病院は子どもたちでリサーチした中、父の自宅からいちばん近くて肺がん治療ができる、手術件数も毎年50人前後の実績がある場所を選んだ。自宅から近いというのは通院に移行した時にかなりのメリットがあり行き帰りの所要時間短縮に加えて抗がん剤治療などはすぐに副作用が出る場合もあるので早く帰宅して横になれるのもメリットだ。これは私自身のBCG治療の時がまさに近くてよかったので今回もそのほうがよいのかもしれない。
◎次回再診では子どもも同席してしっかり担当医の話を聞いてから判断すればよい。
父の再診を後押しするためにこのような考えも持つことにして妹、妻とも共有し、今週改めて父と母と私と義娘にあたる妻の4人がB総合病院を受診することになりました。
今回の件での学び
医師と家族の関係性も大事ですし家族のほうも患者本人と他全員の意識のすり合わせも大事ですね。
今度の再診は気持ちをフラットにしてB総合病院の担当医の説明をしっかりと聞いてその先生に任せられるのかどうかを判断したいです。