【4月18日 病理検査結果】
今日は先週木曜に発症した急性前立腺炎の経過受診と4月3日の手術で切除した腫瘍の病理検査結果を聞きに行く日だ。

本来はいちばん緊張がマックスになる日だが私は思いの外落ち着いていた。

理由のひとつはここ連日の前立腺炎により病理結果のことより頻尿が早く治まってほしいというメンタルだったため病理結果を良い悪い想定してこの先はどうなるのか?まで頭が回らずに済んでいたこと。
2つ目は3月14日の術前CT検査MRI検査でがんのおよその深さは確認できていたことがあった

S総合病院の検査治療過程だと私はTURBTを受ける前の時点で腫瘍は5センチあったが近隣臓器への転移は確認されず筋肉層への浸潤も造影剤使用のMRI画像で粘膜下層と筋肉層を分ける黒い線がはっきり見えていて医師からも「筋層までの浸潤はない」と話を受けていた。
そのため病理結果は腫瘍の顔つきといわれる異型度が悪くなければ予後に期待できる。
逆を返せば異型度が悪ければ腫瘍も大きかったので以降の治療に影響はかなりでるともいえる。

【通院して結果を聞く】
前立腺炎が快方したとはいえまだ日が経ってない。そのため頻尿ではあるがトイレペースは1時間1回程度に落ち着いている。
先週の通院では待合室にいるときもトイレへ20分〜30分おきに行っていたがやっと峠を越してきたようだ。

9時半に同行の嫁を助手席に乗せてS総合病院に向かいわずか15分で到着。

まずは前立腺炎の数値を測るため血液検査と採尿をすませる。

そこからは待合室で嫁と1時間以上待った。

そして中待合に呼ばれ診察室へ。

最初は急性前立腺炎の検査結果からで数値的にはだいぶ改善しているとのこと。
まずはホッとした。

このあと今日いちばん大事な膀胱腫瘍の病理検査結果の説明を聞いた。



結果はT1 G2
筋層非浸潤性膀胱癌

がんは粘膜下層まで入っているがその下の筋肉層までは達していない。
がんの顔つきは3段階の2で中間。
そういう結果だった。
Gが異型度を基本に病理医が判定する数値=グレードになるが膀胱がんガイドラインによるとG3になると筋層浸潤リスクが高くなり上皮内癌(CIS)を併発していたり再発、多発、3センチ以上の腫瘍などが複数あるといくら筋層非浸潤性がんだったとしても膀胱全摘になる場合もある。

私の場合は深さがT1で大きさ5センチなのでG3でもよさそうだが初発であること、一部腺癌ありとなっていたが尿路上皮の腫瘍は単発で乳頭状だったことから異型度は悪くなかったと予想できる。
なお、腺癌については先生に確認し、「切除はできているのと治療方法は尿路上皮がんと同じだからそこまで気にしすぎないでよいです」と説明を受けた。

この結果にたどり着くまで1ヶ月半を要したがやっと落ち着いて日々を過ごせると思った。

【今後は膀胱温存を前提に治療】
・5月に再度1週間入院、切除した腫瘍面に取り残しがないかの2nd TURBT手術(内視鏡にて)

・6月以後は(予想だが)通院にて週1回×8週連続での膀胱内抗がん剤注入治療

膀胱がんは再発しやすいのが特徴だけど3ヶ月検診で見つかれば早期のうちに切除できるので私の今後は【がんとのお付き合い】
『再発に怯える闘い』じゃなくて『再発したってまた切ってもらえばいっか』と思ったほうがよさそうだ。

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