大学受験対策のプロ

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大学受験生を教える講師のブログです。受験に失敗しないための耳より情報や、授業・家庭教師の動向をここで発信しています。

特に、化学や日本史を克服するにはどうすればいいのかを中心に、受験全般の話題も取り扱っています。

さて今回は、

 

今年の受験で

一人の生徒が合格するまでに

どういう導き方をしたのかを

ここでご紹介したいと思います。

 

彼は高2の夏から習い始めました。

当時の彼の第一志望は

国立なら横浜国立大学、

私立なら東京理科大や東京都市大あたりを

第一志望校に挙げていました。

いずれの大学も、とにかく建築学科に入る事が

彼にとっては最優先事項でした。

 

その当時(高2前半)の模試の偏差値は

国語が50前後、

数学が65、

英語も50前後といった感じでした。

(高2前半までは主要3科目のみの受験です)

 

当初の相談では

英語と化学について成績を

上げて欲しいとの要望でした。

特に英語について、親御さんも本人も

心配しているようでした。

 

最初に本人の到達度を確かめてみた時、

その生徒の化学の習熟度は

決して良い状態ではありませんでした。

 

そして、それより問題だったのは、

彼が得点源にしていた数学が、

私が探った感触では

かなり穴がある状態だったので

このまま行ったら数学も

成績が落ちると予想された事でした。

 

そこで私はまず、

彼が得意にしていた数学が

このまま武器として維持される事が

何より重要だと感じました。

 

なぜなら、例え弱点である英語が

この期間で少々改善されたとしても

それと引き換えに数学がダメになるなら

結局はどの科目も偏差値で55前後になり

彼が頼みとする武器が無くなってしまうので、

それは、本人の自信やモチベーションを

著しく奪ってしまう事にもなりかねない

という懸念があったからです。

 

そこで、まずは数学と化学を

しっかり教えていって

その二つが武器になるようにしました。

 

高2の夏の時点では、

次に受ける模試は

11月の進研模試だったので、

ここで数学と化学がある程度

成績が出るように

仕込んでいきました。

 

化学に関しては、

高2の夏休みの時点で

かなり取り戻す事が出来たので

その結果、11月の進研模試では

化学の偏差値は70以上、

数学も65以上を維持し、

1月の進研模試では数学も化学も

偏差値が70以上に到達しました。

 

順調に見える感じはしますが

このブログでもよく話している通り、

高2の偏差値は、高3の偏差値から比べると

10ぐらい高く出るので、



高2で偏差値が70以上ならば

高3ではそれらは偏差値が60以上

くらいに収まるという事が

予想できました。

 

ちなみに第1志望の横国や東京理科は

高3での偏差値が60以上なので

そういう意味では決して

安心出来る成績とは言えませんでしたが

それでも自分が初めにイメージした

成績の推移のレベルに

持っていくことが出来ました。

 

そこから高3の春にかけて、

数学と化学が、このままなら

順調に進みそうだと

目星が付いたところで

高2の3月頃から英語に着手しました。

 

英語は、本来であれば

真っ先に仕上げておかないといけない科目です。



 

英語を仕上げるのにも

大変時間がかかりますが、

時間がかかる一番の理由は、

重要単語や構文、イディオムを覚えるのに

とても時間がかかってしまうからです。

 

ところが彼は、コツコツ頑張るのが

とても得意だったので

重要単語やイディオム、構文は

かなりの量を身に付けていました。

 

それでも成績が悪かったのは

基本文法がボロボロだったらからです。

 

しかし基本文法だけならば

ギュッと凝縮した授業をすれば

比較的時間がかからなくて済むので

彼の場合は

数学や化学のメドが付く事を優先し、

英語を後回しにしたワケです。

 

こうして高2の終わりの段階で、

高3の「受験」という大きな荒波に

立ち向かう準備が何とか調いました。

 

そして高3の受験シーズンに

突入していきました。

 

続く。

 


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今回は、

学校の授業に付いていけなくなって

成績が落ちてしまった生徒が

真っ先に自覚すべき事について

お話をしたいと思います。

 

まず、学校に付いていけなくなって

時間が経てば経つほど

取り戻すのが大変困難になります。

 

なぜ取り戻すのが難しいのか。

 

それは、先送りにすると

取り戻すのにかかる時間が

雪だるま式に膨らんでいくからです。

 

例えば高2の4月の時点で

だいぶ遅れているとすると、

多くの高校は数学であれば数ⅡBを

進めていると思いますが、

数ⅡBは後半から桁違いに

難易度が上がっていきます。

 

そこに付いていくためには

現時点で遅れた分を

早く取り戻さなくてはなりません。

 

一旦遅れた人は

遅れを取り戻すためには

まず数ⅠAの復習から

始めなくてはならないでしょう。

 

その復習が終わるまでは

学校で新たに習っている内容は

ちゃんと理解出来ないまま

やり過ごしてしまうので

全く身に付かない事になります。

 

この時、何が大きな問題かというと、

学校で習う時間が、全て無駄な時間として

垂れ流されていくという事です。

 

1日の勉強時間を考えてみると、

学校で習う時間は7~8時間くらいです。

家に帰って出来る勉強時間は

多くても3~4時間でしょう。

 

つまり、

生徒にとって圧倒的に多い時間は

学校で習う時間なのです。

にもかかわらず、この「学校の時間」を

垂れ流す時間にしてしまうならば

この圧倒的な時間で学ぶはずだった

勉強内容の分と、

過去に出来ないままやり過ごした分の

両方を取り戻すために、

学校よりも圧倒的に少ない

自宅での3~4時間の勉強時間を

充てがうしか無いのです。

 

この意味が分かりますか?

 

単純に考えても、

学校で7~8時間で身に付けてきた事を

家での3~4時間で取り戻すとなれば

そこにかかる時間は2倍になりますよね。

 

しかしそれだけではないのです。

学校からは課題が出るので

それをこなす時間も差し引くと

家で自分のために勉強出来る時間は

さらに少ない事でしょう。

 

部活で放課後の時間が潰れる生徒なら

勉強時間はもっと少ないでしょう。

 

となると、

もはや、取り戻すのに

どれだけの時間を要することか。

 

つまり、遅れを取り戻すのを

先送りにすればするほど

取り戻すのが困難になっていくのです。

 

これについてはコチラで

詳しく説明してあります。



 

つまり、現時点で遅れているのであれば

もう1分1秒の猶予もないという事です。

 

少なくとも、その分を取り戻すなら

遥かに凝縮された少ない時間で

遅れを取り戻せない限り

追い付く事は不可能になります。

 

だからこそ、私の授業のように

普通の学校の10倍以上の濃密さで

教えるような授業を受けない限り

まず取り戻すのは難しいと思います。

 

実際これまでも

都内の有名校や関西の有名校の生徒も

私のオンライン授業を受ける事で

遅れを取り戻していった生徒達が

沢山います。

 

しかし、私の授業は実際には

週1で習うなら2時間、

週2で習うなら4時間しか習えません。

 

いくら私の授業が濃密であっても

一般の進学校だって

月~金の毎日を

それなりに速いスピードで

授業を進めていくのですから

追い付かせるには、

かなりの時間がかかります。

 

取り戻すのに必要な時間は、

付いていけなくなってから

時間が経てば経つほど

多くなってしまいます。

 

受験を念頭に考えるなら、

数学だけでなく

例えば理系であれば化学も

高2の終わりから高3になったら

難易度が桁違いに上がるので

そこを想定して高2のうちから

早めに仕上げていってないと

まず高3の受験本番までに

間に合う事はないでしょう。

 

それについてはコチラです



 

こうして、先では今よりも

遥かに厳しい状況が

待ち受けているのに、

現時点で遅れた状態でやり過ごす

というのは完全に致命傷なのです。

 

遅れれば遅れるほど

取り戻すのに必要な時間は

雪だるま式に膨らんでいき、

ある時に

取り戻す事が不可能な時期が

やってくるんです。

その時は、目指せる大学の選択肢と

引き換えになります。

 

そのタイミングは

大抵の場合、皆さんが気付かぬうちに

静かにやって来ます。

多くの生徒や親御さんは

高3の模擬試験で現実に直面して

その事に気づくのですが

実際には、その半年か1年前には

もう勝負は決まっています。

 

私の場合は、

目標の大学に合格するために

どれだけの勉強をしないといけないのかが

分かっているので、

逆算して考えれば、いつまでに

どれくらいの到達度でないと

間に合わないのかが分かります。

 

なので間に合ううちに

合格出来るペースに追い付くように

授業の回数を提案したりしますが、

習う側が覚悟して決断して貰えないならば

やはり間に合わなかったりもします。

 

よくあるのが、

受験が近づくと本人も親御さんも

腹をくくって

「必要な授業はいくらでもやって下さい!」

と言われるのですが、

受験が近づいてきて腹をくくっても

もう手遅れなのです。

 

なぜならば、ギリギリになって学んでも

学んだ事がテストの点数に変わるには

少し時間がかかるからです。

 

成果というのは、大抵の場合

習ったあと数ヶ月後になってから

点数に表れ始めます。

 

なので、受験が近づいてきて

なりふり構わず習っても

それではもう遅すぎるんです。

 

同じ時間、同じ金額を費やすのなら

まずは遅れを取り戻すところに

圧倒的に時間とお金を費やすのが

一番効果的です。

 

これについても詳しくはコチラ



 

受験で成功した生徒達は

みんな、受験が近づいてくる頃には

私の授業の数は減っていきます。

 

最後は習ってきた事を本人が

総復習する時間に充てたり

目標大学の過去問を演習する時間に

充てたりするからです。

 

多くの人たちは

受験が遠い今の段階では

じっくり様子を見ようとして

受験が近づくとなりふり構わず

になるのですが、

むしろ逆であるべきなのです。

 

遅れを取り戻すところが

「なりふり構わず」の習う時期であり

本番が近づいてきた頃は、

むしろ私の手から離れていく時期

であるべきなのです。

 

つまり、成績が落ちた生徒が

まず自覚すべき事は、

遅れを取り戻そうと思うなら

1分1秒でも先送りすべきではない

ということ。

 

そして一番頑張るべきタイミングは

まさに、遅れを取り戻そうとする

その最初のタイミングである、

ということです。

 

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前に私大の合格発表を

ここでご紹介しましたが、

国立大学の発表も

生徒から報告を受けたので

今回は合格した全ての大学を

ここでご報告します。

 

生徒A

東京理科大学工学部

東京理科大学創域理工学部

法政大学デザイン工学部

東京都市大学建築デザイン学部

芝浦工業大学建築学部

埼玉大学工学部(国立)

 

生徒B

慶応義塾大学理工学部

 

生徒C

日本女子大学理学部

東京女子大学現代教養学部

 

生徒D

鹿児島大学水産学部(国立)

 

どの生徒も、いろんな事情を抱えながらも

一生懸命頑張ってくれました。

 

第一志望に入った生徒もいれば

残念ながら第一志望には

届かなかった生徒もいます。

 

しかし、大切な事は

目の前の受験に対して

自分が出来る精一杯の力を出し切った事

ではないかと私は思います。

 

この生徒達の受験を

どういう風に導いてきたのか

詳しい話は今後のブログで

ご紹介していきたいと思います。

 

私は受験勉強をする意味が

何なのかと問われたら、

自分の能力を磨くためのノウハウを

身に付ける機会だと答えます。

 

社会に出ていったら

目標や夢が出来た時、

いろんなスキルが必要になったり

目の前に大きな試練が立ちはだかったり

苦しい状況に置かれたりするでしょう。

 

それらを乗り越えて行くために

最初に訪れる試練が

この「受験」だと思うのです。

 

ともすれば「良い大学に入る事」そのものが

ゴールになったりしがちですが、

良い大学に入ることは、あくまで

その先の道の可能性を広げるための

手段の一つでしかなくて、

良い大学に入れば必ず良い人生になる

とは限りません。

 

しかし、

この1年間教えてきた高3生達は

どの生徒も

受験勉強を通して大きく成長していきました。

 

この受験で培ったノウハウが、

これから先に待ち受ける、

更に大きな試練にも

へこたれずに立ち向かえるだけの

土台になったのは間違いないです。

 

この一年、私の事を信じて

頑張って付いて来てくれた生徒達に

心から感謝したいと思います。

 

受験勉強を頑張る意味については

コチラをどうぞ

 

 

 

 

年度の変わり目になり

前年度から引き続きの生徒が2名、

そして今は新たにお問合せが

時々来ている状況です。

 

目下、授業の枠が半分は埋まりました。

残りの半分はまだ空いています。

 

対象は、新高1~高3です。

特に条件はないですが、

あえて言えば、やる気がある生徒です。

目標大学に合格したくて

本気で頑張りたい、何とか成績を上げて

第一志望に合格できるように

間に合わせて欲しい!

受験を前にして、成績が上がらなくて

とっても困っている!!

そういう生徒を募集しています。

 

生徒の成績は全く気にしません。

むしろ、やる気があるかどうかが大事です。

 

頑張りたい生徒をサポートするのが

私の望みです。


よくあるパターンで、

親御さんは受験のことが心配で

子供さんを私に習わせたいと

思っているんだけど、

子供さんは私の事を知らないので

全然興味を持ってないから

習う気がない、というのが

今までにも沢山ありましたが、

それならば、

一度オンライン画面越しで

子供さん本人とお話をしてみても

全然構いません。


本人が受験に対して真剣さがあるなら

私がする受験の話を聞けば

習ってみたいと思ってくれると思います。


過去にもそういう形で

何人もの生徒が

習ってくれるようになりました。

 

授業の時間枠としては

月~金の18:00~20:00の枠が

まだ空いていますが、

その枠もお問合せ中の枠があります。

 

細かいシステムについては

お問合せ頂いた上でご説明しますが、

 

例えば水曜の18:00~20:00の枠を

取って頂いた場合は、

週1の授業で月に4回受講すると

月額¥30,000になります。

 

1枠をお取りになられる場合は

大抵の場合は1科目教えるのが

精一杯になります。

 

2枠取って頂けると

2科目以上教える事が可能になります。

 

ただ、これは生徒の力量によって

大きく変わってくるので、

過去には1枠のみで3科目習った生徒もいますし

2枠で4科目習った生徒もいました。

 

なので、実際には教えてみないと

分からない部分です。

 

私の授業の特徴は、

生徒によって教え方もスピードも

大きく変わるという事です。

 

つまり、生徒に合った教え方で

授業をするのが私の授業の大きな特徴です。

 

そしてもう1つの特徴は

難しい内容ほど、分かり易く教えられます。

それが私の授業の良さかなと

自分では思っています。

 

大まかにはこちらをご参照下さい

 

 

合格大学の情報も

大まかに生徒達から報告して貰ったので

近々生徒の合格した大学も

全て発表していこうと思います。

 

そして合格していった生徒達が

どういう形で受験勉強を

取り組んでいったのか、

どうやって合格するレベルまで

上がっていったのか、

そういった事も今後、ここで

発信していきたいと思います。

 

ではお楽しみに。

前回お話をしたのは

なぜ第一志望に受からないかというと

受験の事情を分かっていないために

本番までに志望校のレベルに

辿り着かずに終わってしまうから、

という事をお話しました。

 

そんな中で、私から習う生徒達は

第一志望に到達する生徒が

多いのはなぜか、という事を

今回はお話しようと思います。

 

まず、大前提として

私が生徒達のために出来る事は

その生徒が持っている力量を

100%引き出してあげる事です。

 

その力量を超えるレベルには

私だって出来ません。

つまり、本人の力量を超える大学には

私も合格させてあげる事は

出来ません。

 

ただ、多くの受験生を見ていると

本来自分が持っている力量の

半分かそれ以下の力しか

発揮出来ないせいで、

元々本人が思っていた

第一志望よりも

ずっと低い大学に

進学するハメになっている生徒が

かなり多いように見受けられます。

 

彼らは、受験対策としては

ピントがずれた対策をしているから

そういう結果になるのです。

 

難関大に入ろうと思ったら

現役高校生は浪人生に

対抗しなくてはならないので、

最短かつ最速ルートで習熟していかないと

浪人生と対等に闘えるレベルには

まず辿り着きません。

 

なので、受験事情をよく知る先生に

導いて貰う事が

何より重要になります。


そうやって、本人の100%の力で

受験に挑めるようにしないと

第一志望のレベルには

到達しないでしょう。

 

そしてもう1つ、

押さえておくべき事は、

そもそも多くの高校生は

学び方が下手な生徒が多い

という事です。

 

なので、学力を上げるのに

学び方の悪さが大きな妨げになっています。

 

それは例えるなら、

学習スピードにわざわざ

ブレーキを掛けて

勉強しているようなモノです。

 

そんなやり方では

第一志望に辿り着くワケがありません。

 

例えば

映像授業などを受けて

受験対策がキチンと出来てる

と思っていても、

習い方が悪くて身に付いてなかったり、

映像授業を進めるペースは

本人が決められるので

全然間に合わないペースで進めて

結局仕上がらずに

受験に失敗したりするのです。

 

これについての詳しい話はコチラ↓

 

しかし、私が生徒を教える場合

まずは第一志望に受かるために

どういうロードマップで行けば

そのレベルに到達できるのか、

それを考えて、受験本番から

逆算して計画を進めていきます。

 

さらに、習い方、復習の仕方に

問題がある場合は、

まずそこから修正していくのです。

 

この2つの条件が満たされて初めて

現役高校生が第一志望に

到達出来る可能性が出てくるのです。

 

また、受験に失敗する生徒達の多くに

よく見られる現象は、

 

学校の定期テストはよく出来るのに

模擬試験になった途端に

全然出来ないという現象です。

 

これが、一番受験で失敗する

典型パターンです。

 

受験対策が上手くいってる生徒は、

校内テストの順位は大した事がなくても

模試では確実に良い成績を出します。

 

そしてこれまで教えてきた

受験で結果を残した生徒達は

皆、自分の高校の中のテストでは

そこまで飛び抜けなくても

模試になると周りよりも出来て、

高3の終わり頃の模試になると、

相対的に周りの成績が下がっていき

自分の成績だけが上がっていくので

順位もごぼう抜きになっていきます。

 

以前、私が教えた生徒の親御さんから

こんな風に言われた事があります。

 

「先生のおっしゃる通り、

最後はクラスの周りの人達は皆

成績がどんどん落ちて行って、

逆にうちの子だけが上がっていきました」と。

 

この子は、地元の公立進学校の

理系のトップクラスに

在籍していた生徒でした。

 

この事からも、

現実的には、いかに多くの生徒達が

受験とはピントがズレた勉強をしているか、

ということが分かります。

 

その事を書いたブログがコチラ↓

 

高校のテストは高校が考えたテストです。

模擬試験は大学受験の問題を

念頭において作られた試験です。

 

高校のテストが出来ても

模擬試験が解けないのならば

受験には通用しません。

 

ところが、多くの高校生が

校内テストや校内順位ばかりを気にして

模試の成績を後回しにする傾向にあります。

 

それは恐らく、学校内の方が

彼らには分かり易い世界だからでしょう。

 

しかし、

皆さんはそもそも何のために

進学校に通っているのでしょうか?

 

学校内の定期テストで

高得点を取るために学校に

行っているのですか?


学校内のトップクラスに

入るために

学校に通っているのですか?

 

私は、

進学校に通う生徒の恐らく100%が

大学に入るために通っていると

思っていますが、

それは私の思い込みでしょうか。

 

大学に入りたいのなら

定期テストが出来るかどうかではなく

模擬試験が出来るかどうかが

一番の判断基準です。

 

定期テストの延長線上に

模擬試験があるのではないですか?

とおっしゃる方もいます。

 

でもそれは違います。

 

特に、難関大を目指すのであれば

定期テストと模擬試験は別物です。

 

模擬試験が解ける生徒は

定期テストも解けますが

定期テストが出来るだけでは

模擬試験は解けないのです。

 

つまり、定期テストしか出来ない生徒は

受験で失敗するか、

或いは、もう一度受験用の対策を

改めてやり直さなくてはならないので、

結局二度手間になるのです。

 

そんな回り道をしていては

まず難関大レベルには到達しません。

 

なぜなら、最初に申し上げた通り

現役高校生は最短かつ最速で

学力を上げていかないと

難関大レベルに辿り着かないくらい

そもそも時間が足りないからです。

 

つまり、私から習う生徒は、

受験に対応した適切な勉強をし、

それを本番に間に合うペースで進めていくから

第一志望に到達するのです。

 

逆に、多くの受験に失敗する生徒達は

受験ではなく学校基準の勉強をして

受験からはピントのずれた対策をするから

第一志望に合格出来ないのです。