Power of all 大なるままに -6ページ目

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ユニフォームが完成した。



超カッコいい(^.^)



両肩のワッペンと、赤と白のバランスがバッチリで、ようやく私がメジャーリーガーになるときがきた。



ワッペンにはウイリーする天ちゃんのモチーフと、チームのオーナーである山口鉄也氏の背番号47がデザインされている。




ウイリーズというチーム名前は、私が命名したのだが、そもそもの由来は私達が高校2年になろうとしていた2000年の2月に遡る。




その日、天気は快晴だったものの、冬特有の霜がグラウンドを覆いつくし、球場での練習が出来なくなった私達は、学校から程近い根岸の森林公園へとトレーニングに出かけた。



グラウンド使用が不可能な時は、この森林公園か



[港の見える丘公園]



へと走り込むのが通例となっていた。急な坂がある丘公園に行くのと比べて、森林公園ははるかに近く、明らかな妥協メニューだった。1つ上の主将が森林公園行きのメニューを発表すると、私達は主将や先輩にバレないように握手をしたり、小躍りして喜びを分かち合っていた。



この日もいつものようにチンタラチンタラ森林公園へ走り、そこで簡単な筋トレやダッシュなどをしたあと、上級生は順次学校へと戻っていったのだが、私達下級生には主将から集合がかかり、主将を中心に半円になって話を聞いていた。



主将はいつになく真剣な眼差しで、



・この一年間、私達下級生がよく頑張ってきたという総括


・もうじき新入生が入ってくるが、先輩になる自覚を持って努力してほしいという戒め


・最後の夏を迎える上級生のサポートを今まで以上に協力してほしいというお願い




主将はこの3つについてを、実に理論整然とした口調で語った。





「このデブチンの一体どこにこんな才能があったんだろう。」




私達は主将の話に引き込まれ、ツラい一年を思い出しながら涙ぐんでいるものもいた。




皆が青春を感じていたその時、主将の遥か後方をチャリでのんびりチリリンと走っていた部長の天ちゃん先生が、いきなりウイリーしてひっくり返ったのである。



[何の障害もない平らな道で突然のウイリー]



という劇的な奇跡を目の当たりにし、私達は吹き出しそうになった。しかし主将は尚も熱い語りを繰り広げているため、皆は必死に笑いをこらえ、下を向いたり、咳込んで誤魔化したりしてその場を凌いだ。天ちゃんを背にして話をしているので主将はその事には気づいていなかった。














年が明けると、あのウイリーから10年目の冬を迎える事になる。




SMAPの言葉を借りて、


「あの頃の未来に僕らは立っているのかな?」



と質問してみれば、殆どの人間が思うような自分になれていないだろうし、変わっていった部分も多々あるのだろうと思う。



しかし仲間で集まって酒を飲めば、かならず天ちゃんのウイリーの話で爆笑となるこの関係は、いつまでも変わることはないのだと、私は確信している。













チームの結成に伴い、山口オーナーにはヘルメットやバットなどの道具一式を揃えて頂いた。





「一億…か。」










現実離れした数字に皆ため息をつきながらも、次は遠征用のバスをおねだりしようと、私達は考えている。

打倒・有馬。

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自分への誕生日&一足早いクリスマスプレゼントとして、テレビを買う事にした。


今までは可愛らしい小さなブラウン管で覗いていた映像を、これからは大きな画面で観る事ができるのだと思うと、結構嬉しい。



普通のテレビ番組を観る分には小さくても問題無いけど、スポーツとか映画は今までより迫力を増すだろうし、デカイ画面は絶対にいい。


川崎の電器店を見て回って、サイズと機能、価格のバランスの兼ね合いを調べ、価格ドットコムなどの情報を駆使し、最終的には東芝のレグザを購入。




「ともだち~では~♪いられないこ~とも~♪」



本当は、永ちゃんのCMしているブラビアにしようとしたんだけど、総合的に福山雅治の方が条件にマッチした。




永ちゃん、ごめんなさい。

m(__)m








うちの近所の家々には、クリスマスのライトアップをしている所もあり、これから街中は、クリスマスイルミネーションで綺麗に染まっていくのだろう。


この時期になると、テレビからは山下達郎のクリスマスイブや、ワムのラストクリスマス、あるいはB'zのいつかのメリークリスマスが垂れ流しとなるのが恒例だが、私の頭の中には



「ロマンティックあげ~るよ~♪ロマンティックあげ~るよ~♪本当の勇気見せてくれたら~♪」



と、なぜかドラゴンボールのエンディングテーマがリピートされてしまう。
あの歌は本当に胸キュンだと思う。




次の日曜、いよいよ待ちに待った永ちゃんの武道館ライヴに、ゴリラ、ヤンマー、慶太の4人で参戦してくる。


この日の為に、ライヴでやると予測される歌は全部歌えるようにした。永ちゃんの過去の映像はYouTubeで全てチェック。訳の解らない永ちゃん独特の喋り方と振り付けも、ちゃんとマスターしたし、ゴリラとのメールのやりとりは、内容に関係無く徹底して永ちゃん口調のみ。




「山本、今回のライヴで盛り上がるために、池畑に曲全部マスターしといてほしいのこれワカル?山本、チケット受け取りに船橋まで車飛ばしたんだケド、帰りの湾岸でシャバイ軽自動車かなんかにあおられたの。こっちがベイブリッジからMM21見て浸ってる時に、なぜかクラクション。いつもだったらブレーキ踏んで相手にプレッシャーかけるくらいの事はするよ。ケドさ、山本こう思ったわけ。[今強い風吹いたら、お前は車と一緒に、横浜の海にとまらないHa~Haだよ。無理しなくていいよ。人生長いよ。]ってネ。山本、このゆとり大事。これ、正解。」




後は明日テレビ届くから、この前買ったライヴDVD観て最後の追い込みをかければ完璧。ライヴ前日にはプレミアムモルツで身体を清めて、翌日に備えたいと思っている。











来年、気づけば27歳になるという現実。

















ないなぁ~(-_-)

トレジャー・ハンター

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11月22日、私は26歳の誕生日を迎えた。






学生時代にバイトをしている時に、



「お兄さんは何歳なの?」


と訊かれ、



「19歳です。」


と、ハキハキと答えていた事が遠い昔のように感じたこの日、私はマイケル・ジャクソンの映画を観に行った。



マイケルが最後にやろうとしていたツアー準備のドキュメンタリーで、彼のカッコ良さが際立った素晴らしい映画だった。





上映が始まる30分前、携帯をいじっていた私は、誕生日記念に購入したマイルチャンピオンシップ(G1)の二枚の馬券が、両方共に的中しているというミラクルに遭遇した。しかも二枚ともに☆万馬券☆というまさかのサプライズ。




「あ、当たってる\(゜ロ\)(/ロ゜)/」





私は、その場でフォー!!と奇声を発しながら、軽快にムーンウォークをしたい衝動を必死に抑えながら、先刻まで食べるかどうか迷っていたハーゲンダッツのアイスを、VIPにトリプルで食べる事にした。





「ありがとうマイネルファルケ(;_;)」





私は至福の面持ちで映画を鑑賞した。














昨日、ウイリーズ初の練習試合を行った。



まだ試合用のユニフォームが出来ていないため、各々が所持していたユニフォームを持参してのゲームだったが、私と同じく皆一様にリストバンドやスパイクなど、こだわりのStyleをしていた。座間の片田舎まで車で向かうと、そこはとある中学のグランドで、ナイターの証明設備が眩しい光を放っていた。



試合が始まると、久々の実戦を迎えた皆の動きはやはり固く、打線は湿りっぱなしとなった。四番に座った私は初回のチャンスを凡打で潰し、先発の新婚ホータはホームランを浴びるという体たらく。野島が二本ヒットを打っただけで、それ以外のメンバーは、一本もヒットを打てずに完敗だった。久しぶりの実戦で、打席に入った私の脚は緊張で震えていた。











気軽に始めた草野球だが、負ければやはり悔しい。試合後のファミレスでは、反省会となった。



「ホータの出来が良くなれば、充分勝負になる。継投の野島と渉は良かったわけだし。後は四番次第だな。」



自身も無様に4打席凡退の醜態を晒したゴリラが、なぜか上から目線で喋りだした。





「四番、雰囲気がありますねって相手のキャッチャーが言ってたからよ。」




野島が私に激励の言葉をかける。




「四番は不動だからな。」



キャプテンの竜が、私に声をかける。




年内に伊豆での強化合宿を計画し、解散となった。





「結果出したいな。」



来月に控えた矢沢永吉のライヴ参戦に備え、


[とまらないHa~Ha]


を、ボリューム全開で聴きながら反省をしつつ走っていると、私の横をゴリラの車が猛スピードで走り抜けた。いつものように、私に対するアピールだと思い眺めていると、その後ろを知らないワンボックス車が追走している。



どうやらゴリラは煽られているらしく、お互いに激しく車線変更を繰り返し、抜きつ抜かれつのカーチェイスを繰り広げている。




「まじバカだよなぁ(^.^)」



私はゴリラを援護するべく一気に加速してワンボックスを追走し、ワンボックスの前に出ようとしたが、最終的にゴリラがワンボックスを突き放したために追走をやめて帰路についた。








一夜明けた今朝、実戦の感覚を取り戻すために数多く打席に入りたくなった私は、ナイポジ君にメールをいれ、ナイポジ君のチームの助っ人が必要な時は声をかけてくれるように頼んだところ、早速今日、昼過ぎに保土ヶ谷球場に来てくれと頼まれた。



アップをする間もなく始まった試合の二回裏、ランナーを1人置いて私に打席が回ってきた。初球を見逃して二球目を振り抜くと、打球はレフトの頭上を越えるツーベースとなった。三打席目にもジャスってレフト前に運び、私は完全に自信を取り戻した。




「のーってくれ♪Ha~Ha♪ロックンロールナイト♪Ha~Ha♪(´Д`)」



心の中で、私は矢沢タオルを天に向かって放り上げた。












11月初旬…パチで激勝




11月22日…万馬券ゲット




11月25日…給料日




12月1日…ボーナス












二本のヒットに浮かれる最高のゴールドラッシュは、年末ジャンボの的中で締め括りたいと思っている。