昨日のニュースです。
民意が問われる事件です。
どんだけ日本の愛護法が遅れているか。
おそらく、今犬を飼っている人は
他人事でしょうけど
ペットショップから犬飼った人も
どうやって犬が製造されているか
知ってますか?
アメリカでは
地区によって、家に何匹まで飼っていいか?
それもきちんと決められています。
市によっては、一家に3匹まで!とかね。
そして、こういう多頭崩壊した場合は、
まず、逮捕です。そして罰金
警察とアニマルシェルターが連携して
崩壊のエビデンス(証拠品)として
シェルターがすぐに犬たちを保護します。
「即、民間ボランティア」ではありません。
というのも、感染症の疑いがあるからですよ。
それと、飼い主を起訴して有罪にするための
証拠物件として、扱うんです。
シェルター=犬を殺すところって
未だに怯えてる人が多いんだけど
まずは衛生、そして犬たちの健康状態
そこからです。民間保護団体と連携するのは・・・
助けることばかりに先走る傾向にある日本は
ちょっと危険だと思います。
近親交配による遺伝子疾患や
感染症・・・それらの検査なくして
すぐにすべてを去勢して里親探し・・・・
日本はまず、犬猫を助けることが第一。
これも浅はかな図式です。
「助ける」こと=生きさせる、死なせない
この次元よりもっと上の良識を持つべきです。
それらの知識も遅れてます。
アメリカではこういう多頭崩壊を
ホーダーと呼びます。
「溜め込む人」という意味ですね。
物を捨てられない人と同じ扱いです。
これは動物を救済してるつもりでも、
実は虐待しているわけで
当事者はそれに気が付かない
いわゆる、病気です。
「最後まで責任をもって飼う」という
当たり前の良識が壊れてしまっている人が
こうなります。
殺さないだけが動物愛護ではなく
生き物を飼う人への常識、良識、支援、教育
こういうことにもっと力を入れるべきで
重い罰則も絶対に必要だと私は思います。
生ぬるい日本の動物愛護法には
反吐がでます。
ちょうど、この前私がコラムで
これと似たようなことを書きました。
支援や相談窓口,
自助、互助、共助、公助と
地方包括活性化という名ばかりの
「助けあい」という美しい響きの言葉は
助けるばかりで、助ける側の苦悩や
不満に耳を傾けているでしょうか?
164匹もの命が増えたのは
どうしてでしょうか?
互助、共助が名ばかりで
結局無関心に終わったからではないしょうか?
『犬は個人の所有物だから・・・』というのは
手を下せなかったという互助や共助の立場側の
言い訳に過ぎません。
虐待を野放しにしているのと
変りません。
これが「子供」だったら?
「家庭内の問題ですから・・・・」と
うやむやな行政の責任が問われ、
悲惨な事件が起きれば
行政の人たちが謝罪・・・
こういうのずっと
繰り返されているではないですか。
周りが気づいてあげれたら・・・・
もっと行政が真剣に対応していたら・・・・・
と、結局は責任転嫁でなすりつけ・・・
「助けましょう!」という声ばかりで
これでは「助ける側」だけに責任や、大きな負担が掛かります。
一番の悪が咎められれるべきでしょう!
164匹は手厚く保護され、新たな飼い主が見つかったり
明るい未来があるかもしれません。
ないかもしれません。
でも、それらが、保護団体や行政にどれほどの
手間や労力を強いるでしょうか?
必死に助けても、こういう多頭崩壊が
後を絶たないのという現実に
メスを入れるには、
罰則、強制力を持った
動物愛護法というちゃんとした
法律を作るべきで、
保健所や公の立場に
執行力を与えるべきです。
麻薬取締、通称「マトリ」は、
厚生労働省の職員です。
警官とは違いますが、
刑事訴訟法190条が規定する
「特別司法警察職員」としての権限をもっています。
法律によって、犯罪を捜査する権限が特別に与えられています。
環境省にも、動物愛護法を取り締まる
特別職員をおくべきだと私は思う!
いわゆるアニマルポリス
(小泉さんよ・・
ゴミ袋にありがとうのポエムはええから・・・・)
私も過去最高で128匹の犬の世話をしました。
もちろん、犬の預かりをする施設での話です。
施設のキャパは130匹
ギリギリの数でした。
ケージフリー(ケージにいれない状態で)の犬たちを
怪我させず、汚さず、預かるってことが
どれほど大変か・・・
もちろん、私一人ではできません。
スタッフ6~7名います。
24時間体勢ですよ。もちろん。
164匹になる前に、何も誰も「飼い主への責任追及」を
しなかったというお粗末な現実。
保健所が何度か尋ねたということだけど
苦情がなければ見て見ぬふり。
「ちゃんとしてくださいね!」
という生ぬるいメッセージを伝えただけだから
こうなるんです。
アメリカだったら?
まず、近所がアニマルコントロールに通報。
それを受けてアニマルコントロールの
インスペクションが入ります。
立ち入り検査です。
そして飼い主に期間をあたえます。
自分で里親をみつけるか、処分するか・・・
そして期日がくれば、シェルターが犬たちを
保護します。全部です。
そして警察が飼い主を連行、逮捕です。
先に飼い主を逮捕すると犬たちが困りますからね。
コロナ禍に於いても、
保健所の任務範囲が大きすぎる!
アメリカでは保険局は保険局です。
動物はアニマルコントロールという別の機関で
管理されます。
犬、猫、コロナ、病気、中毒、クラスター追跡・・・
なにもかも、保健所・・・
そして、保護された犬(猫)は、
「可哀想」で救われます。
救った保護団体、ボランティア、獣医さん、
多くの方の労力や時間、または
お金を寄付で救われる命には
未来があります。
ただ、犬猫ばかりを見るんではなく
こういう状況を招いた人間側に
しっかりと罪の認識を持たせて頂きたい!
164匹もいたけど、あっという間に
片付いた!!よかったよかった!!
保健所さん、ボランティアさん、獣医さん、
ありがとうございました!!!!
で、済ませてはならん!
アメリカでは逮捕、そしてリストに名前が残ります。
データーベースで、前科が残りますから
もし、ホーダーが、また、シェルターから
犬を引き出そうとしたら?
「あんたには、犬猫引き渡さん!」と
拒否されます。
が、別名や友人の名を借りて
ま、また、引きだすことは可能なんだけど・・(笑
犬猫、動物愛護・・・
響きは美しいんですけど、
現実はもっとドロドロとしています。
↓
私の著書、
読んでくださいませ。
じゃ