ニートになった。
いつからニートになったんだろう。
ニートになっても、僕は何も変わらない。
「草」
昔々あるところに、人里はなれた場所にたたずむ村がありました。
そこで人々は、毎日ひっそりと畑仕事に精を出し生活の糧をえていました。
村の中央には大きな木があり、その木の周りにはどんな病気でも治すと言われている草が生えていました。
どんな病気でも治すその草ですが、効き目は一度だけ。
医者のいない村の人々はその草を本当にやばくなったときに使うことにしています。
ある日の事、草の噂を聞きつけた近くの小国の王様の使いが、草を売ってほしいと村の長老のもとをおとずれました。村の長老は尋ねました。
「王様は一体どんなご病気をわずらっておられるのです?」
使いは言いました。
「王様はうつ病をわずらっておられます。毎日リストカットをされるのでお供の者を常に監視においている状態です。不景気風のふくご時世、そのような場所に人件費をかける訳にはいかないのです。」
長老は気まぐれな人だったので、草を売らないことに決めました。
王様は後日かかりつけの医師の手によってうつ病が治り、その後も国は平和をたもたれたというお話。