サークルさんのブログ -88ページ目

鬼怒川温泉の廃虚から考える町工場の今後

土曜日は朝からいつもの高安山へ。
 
今回は近鉄電車を乗り継ぎ信貴山口駅からのスタート。
 
いつもの開運橋までの往復で約2時間。
 
1400カロリーちょっとの消費です。


スポーツドリンク3リットルと半分凍らせた水を1リットルのすべてを消費しまして、


 
 
画像はヘトヘトの状態で河内山本駅で乗り換えを待っておりますところです。 
 
大量に汗として水分が出た状態でその分の水分を補いますとそれで大丈夫かと言いますと、 
 
身体はかなりしんどいです。 
 

さて、その日のネットニュースで読んだ鬼怒川温泉廃墟の現実の記事。
  
廃墟と呼ばれている宿は、 
 
バブル景気の前後に建てられて、
 
団体旅行で儲けていたらしい。
 
ところが世の中の好みが変化して、
 
団体旅行よりも個人旅行。
 
部屋も寝るだけの部屋ではなく、
 
よりラグジュアリー感あふれる部屋が好まれるようになる。
 
団体で大挙宿泊される時期に、
 
そんなラグジュアリー感溢れる部屋でカップルとか家族とかの少人数を相手にしても儲かる道理が無い。
 
時代の変化に対応しなかった。
 
これは明らかに経営方針のミスです。
  
『いつかまた、団体客で儲かる時代がもう一度来るに違いない』
 
その時が来る事も無く建物は寂れやがて倒産廃業を迎えたその姿が、
 
鬼怒川温泉の廃虚群という事になるのだろう。
 
さて、これを自分達ものづくり屋に置き換えて考えてみると…。
 
なんて事を考ながら山道を歩く訳です。
 
『何でも来い!』のキャパが大きい立派なものづくり屋さんと、
 
ウチのような『これしか出来ません』の小さなものづくり屋。
 
なんて事を考えていると、
 
星野リゾートのような大資本のより細部までマニュアル化しているものづくり屋さんもある訳でして、
 
まあ、自分のやり方で朽ち果てるまで頑張るしかないのだと。

 
自分も頑張ります♪
 


やっと気付きましたか!?

この話を理解出来ないとサイコパスだそうです。


***以下転載***


小さいころ新聞に折り込まれた広告を見ると近所に出来た電気屋さんの開店セールのチラシが入っていた。


そのチラシには「開店記念、ホットプレートで作った焼きそばを無料配布」の文字が!

  

焼きそばが大好きだった俺は、


タダで焼きそばか食べられるのか!


とワクワクしながら弟と一緒に電気屋の前まで行ったが、


電気屋の近くまで来た時に目にした光景は、










閑散とした客、

誰一人としていない店頭で一生懸命呼び込みをしながら焼きそばを小さなホットプレートで焼きつづける電気店主夫婦・・・
 

子供の目にもあまりにも寂しい雰囲気だったので
 
「焼きそば下さい」

店の前まで行く勇気が湧かず弟と一緒に遠巻きに電気屋を見て、
 
そのままそそくさと帰宅した。





それから月日は経ち電気屋は無くなった。

 

***転載終了***

 

これ、過去に2ちゃんねるで流行ったコピペ。


電気屋と焼きそばと兄弟の『切ない話』です。

 

誰にも食べられる事の無い可愛そうな焼きそばとそれを焼き続けるお店の奥さん。

 

声を枯らして呼び掛ける店主。

 

ホンマに切ない話です。

 


でも、よく考えてみれば当たり前の話。

 

経営なんてそんなもん。

 

特に営業的なテコ入れなんてほとんどが空振りでも不思議ではありません。

 

つまり、電気屋店主の見込み算段が甘かったと言う事。

 

その証拠に数年後に閉店している。

 


あれ?

 

俺ってサイコパス??

 

 

 

 





食い詰めていても笑顔でガッツポーズする不思議

朝、たまたま見たWebのページで、

 

蝶ネクタイしたわかりやすい主催者さんと一緒に

 

ガッツポーズを取っている参加者何十人の画像が載ってまして、

 

何だか暗澹たる気持ちになった私でございます。

 

 

 

えっ?やっぱ説明が必要ですか。

 

では、ご説明を。

  

お金儲けに前向きな蝶ネクタイが何やらの前向きなセミナーやらイベントやらを主催する。

  

食い詰めてケツに火が付いたボーダーライナー達が前向きに集まりセミナーやらイベントやらに参加する。 

 

結果として、

 

前向きな食い詰め者全員は養分にされているにも関わらず

 

何やら達成感で”ガッツポーズ!”

 

蝶ネクタイは食い詰め者からの

 

搾取に成功して”ガッツポーズ!”

 

食い詰め者はさらに事業資金を削られ、

 

蝶ネクタイはさらに資産を増やす。 

 

ご理解いただけましたか?

 

 

 

 

以前もお話ししたかもしれませんが、

  

なぜポジティブ全開な”前向き♪”に見える人の集団に儲かっていない人が多いのか?

  

答えは単純♪

 

儲けなきゃいけない人がポジティブに集まっているだけだから。

 

あっ、言葉の入れ替えだけみたいですか?

 

上手く伝わるかどうかなんですが、

 

最初っから儲かっていない人が束になっただけって事です。

 

だからポジティブ志向なのに儲からない…とはちょっと違うと思います。

   

なぜ、そう言い切る事が出来るのか?

 

それは…

 

今までそんな例をたくさん見てきたからです。

 

まだまだそんな悲劇が繰り返されているのだなぁ…と。

  

ただ、今日ちょっと思ったのは、

  

「この蝶ネクタイも実は食い詰めているのでは?」

 

食い詰めているから蝶ネクタイで奇をてらっているのかも?

 

何やっても儲けるってホンマに厳しいですね。