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挑戦ページのお知らせ2点

まずは、挑戦ページ更新しました。


軸外し放物面鏡 の製作です。


微細トレランスでの3D加工後、手磨きで鏡と腕を磨いております。


サークルさんのブログ



2点目


@nifty デイリーポータルZ  さんからメールがございました。


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「当サイトでは、日替わりの情報サイトとして


興味深い出来事やホームページを毎日紹介しております。


今回、貴ホームページをリンクとご紹介させていただきたく


メールを差し上げました。」

リンクさせていただきたいページ:

驚きのリアルさ!ピンクのビニール傘を切削加工でビームサーベル化

サークルアンドスクエア


2010年7月16日午前11時~7月17日午前11時のあいだトップページ
に掲載させていただき、その後はバックナンバーのページに掲載さ
せていただく予定です。


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要はビームサーベル傘をポータルサイトのトップページに載っけてくれるらしいです。


まぁ、なんなと作ってみるもんだなーと。


デイリーポータルZ  はwikipediaにもページがあるほどのポータルサイトです。


7/16 AM11:00が楽しみでございます。(小)



微細ステンレス製量産型ザク、再生産決定



先日、とても楽しい来客がございました。


いつも、ウチがマシニング加工で使用しております


エンドミル(回転工具)製造メーカーの営業さんからお電話がございまして、


お客さんを一人連れてウチに行きたいとの事でした。


展示会前に微細加工用の(メチャ高けぇ)エンドミルをご提供いただいた経緯もありまして、


もちろん喜んでお受けをいたしました。


「お連れのお客さん」とだけ聞いていましたが、


なんとそのエンドミルメーカーの取締役さんだったのです。


(ご迷惑が掛かるといけませんのでメーカー名は伏せときます)


「ええ?なんでこんな零細細々系町工場に


わざわざ上場メーカーの取締役さんが?」との問いかけには、


「面白そうな会社だから案内されてきました」との事。


エンドミルの商品開発も担当してるらしく、


実際自分でもサンプル作りをされるそうで、


ウチの展示会用のサンプルも見ていただいては、


ありがたい事に「面白い」と感想をいただき、


その後は、メーカー取締役様のエンドミル商品開発ご持参されたサンプルの話と、


最新設備の微細精密加工機の話に、今度はこちらが興味津々。


このメーカーさんはホントすごいぞ。


下請任せでは無く自社で機械を持って、


自分のところでエンドミルをテストしてサンプル作りしている。


(ご迷惑が掛かるといけませんのでメーカー名は伏せときます)


めっちゃ楽しい会話で、あっという間に2時間ほどが過ぎ、


大阪回りもコレが最後とお伺いしまして、


また日頃の感謝を込めてまして、お土産に「何かいりませんか?」と。



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それでご所望になったのが↑コレですわ。(と、コレを入れるケースと。)


ザクヘッド微細加工SUSバージョン


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たまたま転がっていましたエンドミルケースと比べてもこの小ささなんです。


最新のレンズ加工の経験に基づく加工データに作り換えていまして、


一日に2~3個しか生産できなくなり、量産性も低下いたしました。


量産出来ない量産型ザクなのです。(HPのサンプルより美品です。)


明日、ご送付いたしますので。(小)







インクス流!

試作業界の風雲児と言われたのかどうなのか知りませんが、


昨年の2月に突然倒産したインクス創始者山田眞次郎氏の著作、


インクス流(定価1600+税:アマゾンの中古本1円~)という本がございます。




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人のサクセスストーリーほど、後付け的でお手盛り風で、


役に立たないなものはございません。


もちろん私の性格上、この本を手に入れたのは、


この、インクスという急成長企業が倒産してからです。


内容は、たまたま勤めていた会社からの海外派遣先で、


光造型を見て「これはすごい」と思い、大手の会社を辞め、


独立後、形状確認の試作の為の光造形機を導入し、


その後は、自社製の金型CAD-CAMシステムを構築し、


職人を必要としないITに基づく金型の自動化工場まで作ってしまい、


一部の金型関係者の世の中を「あっ」と言わせたと言う内容ですが、


その後「あっ」と言う間に民事再生法を申請し、


「あっ?」と世の中を驚かせた事までは、


残念ながらこの本には当然ながら書いておりません。



この人のこの本を読んですごいと思ったのは、


文章の組み立てから比喩までとても旨い。


ただ、内容が薄っぺらなのです。(光造形も含めて普通の事しか書いてない)


お話しもうまく講演依頼の多かった人物らしいですし、


いわゆる良い毛並みと高学歴ですから、


技術よりは人との付き合い(コネクション)で急成長をしたようです。



ただ、年々増えてゆく新卒採用者が、機械のある工場とは程遠いタイプ、


ものづくりを理解していない高学歴だけが取柄の、


役に立たないぶら下がり社員が急増していた事も、


講演依頼や人付き合いやらが忙しく、どうやらご存知無かったようです。


※結論※(何が言いたいか…)


ものづくり屋は人付き合いだけでは成長後のビジョンが無くなる。


かと言って、ものづくり屋は物を作っているだけでは仕事が無くなる。


残念ながら、両方が無いウチは大変の2乗でございます。(小)