営業支援をしていると、「とにかく(他より)良い。」ので売って欲しいと依頼されます。


食べ物なら、「(他より)美味しい。」


商品なら、「(他より)性能が良い。」とか「(他より)扱い易い。」


個人の能力なら、「何でもできる。」とか「経験、知識が豊富。」


もちろん、そういった自信がなければ採用してもらうことはできません。


「まずい。」「性能が悪い。」「扱いが面倒。」「できない。」「分からない。」なんて言って、売れているなんて聞いたことがありません。


他より、というのは、必ず比べるものがある、ということです。


では、何と比べて何が良いのですか。


それは、(対象の)お客様にとって、どう良いのですか。


お客様の立場で聞いて、納得できる具体的な内容ではないことが多いのです。


他よりの「他」は、相手が知っている、そう感じているものでなければ伝わりません。


(対象の)お客様にとっては、お客様のことを知らなければ、自己満足に終ってしまいます。


それぞれに、具体的に説明できるように、相手(同業他社、お客様)を徹底研究、具体的に書き出して下さい。


そして、お客様になって、納得できるものになっているか、実際に口にして確認してみて下さい。


これが、中小、大手有名企業に関わらず、意外にできない企業様が多いのが残念です。




商品、サービスのアプローチブックを作成します。お気軽にご相談下さい。
中国で日本製が売れない、というニュースが出ている。


事の発端は、尖閣列島の問題にあるのは事実だが、それだけで片付けてはいけない。


例えば、自動車。


トヨタ、ニッサンでなければならない、理由がないのだ。


GMがある。BMWもある。現代もある。ましてや国産車もある。


日本車でなければならない理由がない。


それを、日本人は、日本車が性能、品質だから、一番売れなければならないと思い込んでいる。


それは、テレビを初めとした家電製品でも同様である。


これが、日本製品が売れなくなった大きな理由だ。


性能が一番良い、とは誰が決めたのだろう。


それは、日本人だ。


品質が世界一と言っているのは誰だろう。


これまた、日本人だ。


世界中の国の人が言っているのではないはずだ。


かつては、「MADE IN JAPAN」は、高い品質を誇っていたかもしれない。


しかし、それは、「そのコストでその(必要な)品質が」他の国には作れない時代のことだ。


日本車で言えば、同じコストで、パワーウィンドゥ、カーエアコン、パワステアリング、静音性、燃費が、他の国では実現できない圧倒的な差があった。


今は、差があるにせよそんなに大差ではない。


だから、わざわざ日本製品を選ばなくても良いのだ。


それを、日本贔屓で日本人自身が日本製品を見ていることに、根本の原因があることを自覚しなければならない。


海外だけでなく、日本国内でも「それ(海外製も大差がない)に気付いた日本人によって」日本人にも売れなくなっている。


もう日本製だから、は通用しない。
景況が厳しい現在、景況が良いときよりも長時間、仕事をしている人が多いでしょう。


中には、仕事と私生活を、明確に分けたい、仕事に私生活を奪われたくないと思う人もいることでしょう。


しかし、私が見てきた「できる人」は、四六時中、仕事のことを考えている人が多いです。


それは、決して、職場に長時間、在社しているという意味ではありません。


夜には、結構、飲みに行っています。


コミュニケーションをスムーズにするため、人脈を広げるため、情報を収集するため、


飲みに行っています。


ただし、多くは、その時の会話や情報を仕事に取り入れています。


飲み会なのに、と思われる人は、飲みに行くのを友達だけに限定した方が良いかもしれません。


できる人は、四六時中、業績を上げることにつなげています。


学生時代に一番勉強をしてきた、という人は、天才を除けば、失礼ですが「できない人」です。


正確に言えば、「やらない人」です。


そんな姿勢の人が、業績を上げ続けることができるはずがありません。


では、四六時中、何を考えるたら良いのでしょう。


まずは、世の中のこれからの流れです。


どうしたら、もっと良くできるか。


業績の良い業界、会社、そこで働く人は、何をしているのでしょうか。


それを自社、自分の仕事に取り入れられないか。


会社を出たら、自社を振り返っても良い考えが出るわけありません。


悪い結果は、その根拠は数値で判断することです。


数値が見ることができない社外で考えると、ネガティブなこと、悪い方向ばかりが出てきます。


それは、社内で行えば良いことです。


社外に出たら、四六時中、これからやるべきことだけを考えることです。


寝る前も、明日、まず何をやるか、を決めて就寝しよう。





自社の問題点の抽出の仕方が分からない経営者様、経営幹部様は、お気軽にお問合せ下さい。
一般に業績が厳しくなると、あれとこれと新しいことをやりたがるのが常です。


では、業績が良かった頃のことは止めているのでしょうか。


多くの会社は、それも続けています。


業績が良かったのは、それをやっていたから、と止められないのです。


すると、多くの会社の社員、とくに営業は徒労感を感じ、ただこなすだけで効果を上げることまで気がまわりません。


そんな時こそ止める決断が必要です。


本当に効果があることを徹底して行うことです。


では、本当に効果があることを決めるにはどうしたら良いのでしょうか。


それは、過去の伝票からそのキッカケを分析し、その理由を調べることです。


そして、一番多いキッカケを増やす策を実行することに徹底することです。


そのためには、今までやってきたことを思い切って止めることが必要です。


何をやって何を止めるか、わからない方は、ご相談下さい。


決断できるように、経営者様と一緒になって分析いたします。



iPhoneからの投稿
中小企業経営者様、経営幹部様、タイトルの意味が分かりますか。


これは、社長の意識と社員の意識のギャップを表わしています。


社長=会社


とくに、創業社長様に多いことですが、「会社は社長そのもの」「会社は自分のもの」という意識が強いのです。


会社≠社長


一方、社員(とくに中途の社員)にとって会社の業績を上げるために、とは思っても、社長のために、とは思わないのは当然です。


だから、社員は、社長のひと言、ひと言を他人事のように聞いています(大げさに表現していますが)。


ある会社の社長は、「会社の金は創業した社長のもの」「自分がどんな車に乗ろうが社員には関係がない」なんて言葉を聞いたことがあります。


社員からの「社長がどんな生活しようが関心がない」は、その裏腹でしょう。


会社のために、という気持ちを社員が持たなければ業績を上げられません。


会社=会社を構成する全員のもの


この意識を培養することが、非常に重要です。


ソフトバンクの孫会長、楽天の三木谷会長兼社長、ファーストリテリングの柳井会長兼社長は、皆さん、厳しい経営者で知られています。


ここまで大きくした創業社長だから、当たり前かもしれませんが、孫会長のために、三木谷会長のために、柳井会長のために、という社員は、カリスマ性を感じている古参社員の一部しかいないでしょう。


しかし、この3社、創業時の社員はほとんど残っていないと耳にします。


頻繁に幹部社員が辞めていっています。


それぞれが、各会長、社長の判断によるものでしょうが、残った社員には、会社のためと写っていると想像されます。


今の社員は、ソフトバンクの(成長)ために、楽天の(成長)ために、ファーストリテリングの(成長)ために、という気持ちしかないでしょう。



社長≠会社 会社=会社構成員


この意識作りが、業績を上げ続けるための重要なキーワードです。




社員のモチベーションアップ、人材教育について、お気軽に相談下さい。