Stabat Mater(スターバト・マーテル) 2 古典派時代の悲しみの聖母 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

昨日はルネサンスからバロックあたりまでの作曲家による「スターバト・マーテル」を並べてみました。今日はそれに続いて古典派の作曲家による「スターバト・マーテル」を聴いてみました。

 

まず冒頭に掲載しましたのはハイドンの「スターバト・マーテル」。

1767年、ハイドン35歳の時の作品です。ハイドンはこの前年にエステルハージ家の楽団の副楽長から楽長に昇格しています。

 

ハイドンの作品の中では地味な存在だと思いますがこうして聴くとなかなか聴き応えのある音楽です。これはもっと演奏されても良いのでは、と思わせられるほど魅力的な曲だと思いました。

 

次は、ボッケリーニの「スターバト・マーテル」。

 

現在ではハイドン、モーツァルトの陰に隠れあまり知られていない作曲家ですが生前はかなり人気があった人のようです。
「ルイジ・ボッケリーニ(Ridolfo Luigi Boccherini, 1743年2月19日 - 1805年5月28日)は、イタリア・ルッカ生まれの作曲家、チェロ奏者。
同時代のハイドン、モーツァルトに比して現在では作曲家としては隠れた存在であるが、存命中はチェロ演奏家として名高く、チェロ協奏曲、チェロソナタに加え、弦楽四重奏曲を90曲以上、弦楽四重奏にチェロを1本加えた弦楽五重奏曲を100曲以上作曲し、自身で演奏も行った。その中でも弦楽五重奏曲ホ長調G275の第3楽章は「ボッケリーニのメヌエット」として有名である。

その作風はハイドンに似ていながら優美で時に憂いを含むものであり、ヴァイオリニストのジュゼッペ・プッポからはハイドン夫人(Signora Haydn)と呼ばれた。」(Wikipedia ルイジ・ボッケリーニ より)

 

ソプラノのソロと器楽アンサンブルというシンプルな曲ですがとても美しい旋律が心に沁みます。イタリア人の「聖母」への思いが凝縮されたような音楽、だと思いました。

 

シューベルトの「スターバト・マーテル」は以前に記事投稿しています。

 

上記の記事の中で

「シューベルトは「スターバト・マーテル」を2曲作曲しています。18歳の時に書かれたト短調とその約1年後に完成したヘ短調。今日聴いたのはそのヘ短調の方です。」と書きました。

今日は、そのもう1曲の方、ト短調 D175を。

 

D383と比べると短い曲ですが、これもなかなか聴き応えのある曲になっていますね。

 

そして次はロッシーニ。

 

ロッシーニの「スターバト・マーテル」についてはもう何度もご紹介しています。

 

 

 

 

 

今日はまた違う演奏で。

 

 

それでは今日はこの辺で。

続きは…、何時かな(笑)

 

 

 

 

Stabat Mater

パトリシア・ロザリオ (ソプラノ)
キャサリン・ロビン (メゾ・ソプラノ)
アンソニー・ロルフ=ジョンソン (テノール)
コルネリウス・ハウプトマン (バス)
イングリッシュ・コンサート合唱団、イングリッシュ・コンサート
トレヴァー・ピノック(指揮)

 

 

ボッケリーニ:スターバト・マーテル、 (2CD) [Import] (STABAT MATER: SYMPHONIES)

アニエス・メロン (ソプラノ)
Ensemble 415

 

 

Schubert: Sacred & Secular Cho

ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮バイエルン放送合唱団 & バイエルン放送交響楽団

 

 

ヴェルディ:レクイエム&ロッシーニ:スターバト・マーテル

オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団によるヴェルディ「レクイエム」は、1965年に珍しくニューヨークのマンハッタン・センターで収録されました。アマーラ、フォレスター、タッカー、ロンドンなど、当時の北米を代表する名歌手を揃え、ニュージャージー州のプリンストンにあるライダー大学の学生で構成されるウェストミンスター合唱団を起用して、ヴェルディが作品に託した熱いドラマを見事に描き出しています。オーマンディ唯一の録音としても貴重です。■1965年録音のロッシーニ「スターバト・マーテル」は、1977年に47歳で早世したアメリカの名指揮者トーマス・シッパーズがコロンビアに残した最大の録音遺産の一つ。大編成のオケと合唱団を起用したスケールの大きなアンサンブルを見事に統御する手腕が聴きものです。

 

 

 

 

 

 

そえだ信「赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録」9月25日発売

予約受付中!

 

 

 

赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録1 (MFブックス)

不作による飢餓、害獣の大繁殖。大ピンチの領地を救うのは、赤ちゃん!?

ルートルフ・ベルシュマンは生後6か月で突然大人並みの意識に目覚め、別世界の『記憶』に何かを告げられるのを感じる。焦らず周りの状況認識と言語習得から始めると、間もなく自分が男爵家の次男であり、領地が困窮していることを知る。領民たちが冬を越せないほどの深刻さに、自分が大人になるまでじっとしていられないと感じたルートルフは、兄のウォルフに自身の正体を明かし、ふたりで領地救済に乗り出そうと決意する。
「ぼく、のこと、ひみちゅ」
ふたりは別世界の『記憶』と『加護』という不思議な力を頼りに、領地に襲い来る問題への対処法を考えていくが……。
秘密を共有した兄弟コンビは無事に男爵領を救うことができるのか?
頭脳派0歳児の活躍とかわいらしさに目が離せない、本格異世界ファンタジー。